『チャタレイ夫人の恋人』(Lady Chatterley's Lover)は1981年制作のイギリス・フランスの合作映画。
イギリスの作家D・H・ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』の2度目の映画化。
1955年にフランスで一度映画化されてるが、イギリス本国での映像化は初めてで、それまで英語で映像化されることは無かった。
スタッフ
監督:ジュスト・ジャカン
原作:D・H・ローレンス
脚本:クリストファー・ウィッキング、ジュスト・ジャカン、マルク・ベーム
撮影:ロベール・フレース
音楽:スタンリー・マイヤーズ、リチャード・ハーヴェイ
キャスト
シルヴィア・クリステル: コンスタンス・チャタレイ
シェーン・ブライアント: クリフォード・チャタレイ
ニコラス・クレイ: オリヴァー・メラーズ
あらすじ
炭坑の村を領地に持つ男爵の妻となったコンスタンス・チャタレイ(コニー)だったが、蜜月もわずかなままに、夫のクリフォード・チャタレイ男爵は戦場に向かわなくてはならなかった。
帰還した男爵は命は取り留めたが半身不随になり、2人の間に性の関係も望めなくなってしまう。
もともと労働者階級に理解がなく、村人との接触を絶っていたクリフォードだったが、さらに自己のプライドを守るため、コニーに対しても一線を引くようになる。
クリフォードは跡継ぎのため、コニーに恋人を持つよう勧める。
その男性の条件は、同じ階級で、跡継ぎができたらすぐに身を引くことができる人物であることだった。
コニーは、自分はチャタレイ家を存続させるためにある物でしかないと嘆く。
そんな彼女が恋に落ちたのは労働者階級出身で、妻に裏切られ、かつて軍で将校にまで上り詰めたが上流中流階級の周りになじめず、退役してチャタレイの領地で森番をしている男、オリバー・メラーズであった。
『チャタレイ夫人の恋人』
Lady Chatterley's Lover
1981年制作
『レディ・チャタレイ』
パスカル・フェラン監督
2006年制作
■ 20世紀最高の性愛文学「チャタレイ夫人の恋人」完全映画化!
■ 第32回(2006年度)セザール賞 最多5部門受賞!
■ フランスの女流監督パスカル・フェランが美しく官能的な愛を描き出す!
■ DVD収録の本編は劇場公開時より30分長いヘア無修正完全版を収録!
【ストーリー】
1921年第一次世界大戦直後のイギリス中部の村。
戦争で下半身不随となったクリフォード・チャタレー卿と暮らす妻のコンスタンスは、夫と体の触れ合いも心の結びつきもなく息のつまる生活を送っていた。
そんな中彼女は、チャタレー卿に雇われている森の猟番パーキンと出会う。
一見、無骨ではあるが気高く孤独な心を持つ彼に自分の孤独を重ね合わせたコンスタンスは猟番の小屋に通うようになり、いつしか2人の乾いた心と身体は互いを強く求めあうようになる。
それはコンスタンスにとって官能の喜びへの緩慢な目覚めであった。
『チャタレイ夫人の恋人』
本