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エマニエル夫人
2008年2月5日

『エマニエル夫人』

制作年:1974年
制作国:フランス

出演:

○ Sylvia Kristel (シルビア・クリステル)
  1952年9月28日生まれ
○ Alain Cuny (アラン・キュニー)
  1913年7月12日生まれ
○ Marika Green (マリカ・グリーン)
○ Daniel Sarky (ダニエル・サーキイ)
○ Jeanne Colletin (ジャンヌ・コレティン)

 

解説

夫の赴任地バンコクでさまざまな性体験を重ねる若妻エマニエルの自由奔放な性生活を描く。
製作はミシェル・ショケ、監督は写真家出身のジュスト・ジャカン。
エマニエル・アルサンの同名小説をジャン・ルイ・リシャールが脚本化、
撮影はリシャール・スズキ、音楽・主題歌はピエール・バシュレが各々担当。
出演はモデル出身でこの作品が本格的なデビュー作になったシルビア・クリステル。

 

あらすじ
(ネタバレ注意!)

秋の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエル(シルビア・クリステル)は薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りる。
朝の陽ざしがカーテンを通してふりそそいでいる。
エマニエルは今日、タイのバンコクへ旅立つことになっている。
外交官である夫のジャン(ダニエル・サーキイ)は一足先にバンコクへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっていたのだ。
飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合う。
バンコクは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町である。
エマニエルが加わることになったフランス人の集まりは、とりわけサロン的ムードが濃く男も女も自由に交際している。

ある日の昼下がり、バンコクの庭園でパーティが催される。
ここに集うのは気ままな独身の男女、外交官、芸術家といった人たちである。
エマニエルは、ここでさまざまな男女と出会い、やがて彼らによって大きく変わっていくことになる。

マリー・ルイズ(ジャンヌ・コレティン)は、カモシカのような肢体を持つ奔放な少女で、彼女はパーティのあとエマニエルの屋敷を訪ねてくる。
性への好奇心が旺盛で、エマニエルにあけすけな質問をして顔を赤らめさせる。
しかも、驚いた事にマリーはエマニエルの前でオナニーを始める。

アリアンヌ夫人(クリスティーヌ・ボワソン)は性的に充たされない有閉マダムでレズ趣味がある。
エマニエルをスマッシュに誘ったとき、彼女を抱きしめ、それから時々更衣室で彼女を誘惑するようになった。
ビー(マリカ・グリーン)は、たくみなフランス語を話すアメリカ人の美女で、エマニエルは姉を慕うように魅かれ、やがて深く愛するようになってゆく。

さらにエマニエルは老紳士マリオ(アラン・キュニー)とめぐり逢う。
彼は社交界でも特異な存在である。
それはひとえに彼のもっている不思議な性の哲学のため。
女は誰でも彼の哲学の洗礼を受けることになっていた。
まさに、英語の man about town です。
社交界の有閑紳士、通人、遊び人、粋な人、と言ったところ。。。

老紳士マリオの性哲学

“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。
単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。
それも時や場所を選ばずに。
それを私は反文明のセックスと呼び、
そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである。"

これが彼の性哲学です。
エマニエルはマリオにとってそうした哲学を実践するにまたとない素材なのです。

ある一夜、エマニエルはマリオとデートすることになります。
食事のあと、彼はエマニエルに己れの主張を説きながら、さまざまな場所でさまざまな男たちと性関係を持たせる。
アヘンの巣窟で輪姦させ、キック・ボクシングの勝者に彼女の肉体を提供した。
こうした一夜の、恥辱としかいいようのない体験のあと、エマニエルの表情は不思議にさわやかだった。
マリオのいう性の自由の世界に魅せられつつあったのかも知れない。

 

レビュー by デンマン

『エマニエル夫人』は間違いなく1970年代を象徴する画期的な映画ですよね。
1970年代に青春を過ごした人ならば、おそらく、男女を問わずにこの映画の洗礼を受けているのではないか?
この映画を見なかった人も、この映画の批評や評判や噂を聞いて、この映画の題名を知っているはずです。
それ程、この映画は当時話題になったものです。

また、この映画の主題歌が有名になりましたよね。
どこへ行ってもテレビやラジオから聞こえてきたものです。
喫茶店に入っても、ショッピングセンターに行ってもバックグラウンドミュージックとして流れていたものです。
あの曲を少しだけ聴いただけでも、すぐに『エマニエル夫人』のテーマソングだと言うのが分かるのですよね。
そんな特徴のある曲です。

1970年代には「まったり」と言う言葉は全国的には知られていなかったけれど、正に、愛人同士が“まったり”と愛撫し合っているような
どことなく物憂い、甘ったるい、ちょっぴり退廃的なモノを感じさせるメロディーですよね。

『エマニエル夫人』は、現在でもソフトコアな官能映画の代表作として色あせない魅力があります。
「エマニエル」という言葉には、「官能」や「背徳」といった意味すら含められるようになっています。
様々な映画やその手のフィルムに「エマニエル」という言葉が含まれる作品がありますが、本家本元の「エマニエル夫人」シリーズには詩的イメージも含めて、かなう作品はなかなか存在しません。

夫を愛し貞淑な夫人として処女のように性に対して潔癖なエマニエル夫人。
やがて、社交界で紹介されたマリオという老紳士により、夫以外の男性との様々な交わりを体験します。
初めは殻に閉じこもっていたエマニエル夫人ですが、社交界のマダム達による女性同士の性の手ほどきを受け、さらに、マリオに導かれてタイの現地の男達とも体験を重ねてゆきます。
その過程で、固さを持った「未熟な女性」から、柔らかく魅力的で妖艶な「熟女」に変貌していくエマニエル夫人。

一流ファッション誌から抜け出てきたような女優の美しさ。
ちなみにシルビア・クリステルはモデル出身です。
ロマンチックでエキゾチックな風景。
そのような魅惑的な情景をバックに繰り広げられる優雅な女優の動きが過激なシーンを上手く和らげている感じがします。
でも、その柔らかさと美しさが逆に濃厚なラブシーンをかもし出しているのかもしれません。

まだ『エマニエル夫人』を見たことがない人は次のYouTubeの動画を見てください。
映画のオープニングとエンディングがミックスされたものです。
日本でも大ヒットを記録したソフトコア・ポルノ映画のサウンドトラックも聞くことができます。
3分45秒ですが、ブロードバンドでないと初めて視聴する時には、20分ぐらいかかってダウンロードしなければなりません。
静止画像と動画の間で曲がブツ切れに聞こえてきます。
ひとたびダウンロードすれば、REPLAYボタンをクリックして平常の画像とサウンドトラックを楽しめます。

 

サウンドトラックは、Pierre Bachelet(ピエール・バシュレ)によるものです。
DVDで一度見るだけの値打ちのある映画です。

 

 

『エマニエル夫人』 DVD

 

『エマニエル夫人』 本

 


上の『エマニエル夫人』の記事が、この掲示板に掲載された時に投稿されたコメントを次に示します。
この掲示板は次のURLにありましたが悪徳プロバイダー (wing2.jp) により削除されてしまいました。

http://wing2.jp/~barclay/treetv/tree.php

なぜ削除されることになったのか?興味のある人は次の記事を読んでください。

■ 『レンゲ物語と悪徳プロバイダー (2007年12月27日)』

では、オリジナルの掲示板よりコメントを2つコピペします。

[46] エマニエル夫人 (1974年)
Name: 耳年増 E-MAIL
Date: 2005/03/28 19:59

女性のヌードが綺麗だ、と初めて思った学生時代のドキドキが今でも思い出されてきます。
白いテニスウェアと壁が印象的でした。
女性と女性もあるの?え、ほんとに?もういろんな事が意外で、そのことに驚きと興奮を覚えて、ストーリーなど今だに分かりません。

フランスの裕福な有閑マダムの性のアバンチュールと言った感じでしょうか?
映像と音楽で魅せられた、というような映画でした。筋はほとんど意味がなかったような。。。

女性のためのおしゃれなポルノということで、「O嬢の物語」などとともに、ポルノの枠を広めた功績はすごいかも。
女性のためっていう宣伝もわかる気がする。

 

[48] Re:エマニエル夫人 (1974年)
Name: ささにしき E-MAIL
Date: 2005/03/28 20:09

藤椅子に優雅に、そして大胆に腰掛けたエマニエル夫人のエキゾチックなポスター。
そのエマニエル夫人を賛美しているかの様な、甘く切ないメロディー。
ストーリーはといえば、エマニエル夫人のセックにいそしむシーンばかりが記憶に残る。
フランスのおしゃれな雰囲気で包んだ、前衛的なロマンポルノだったのか!?

 


メチャ面白い、

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『エマニエル夫人』と直接関係ありませんが、

エマニエル・ブームを調べていたら、

たまたま“ミッチー・ブーム”と言うものに出くわしましたわ。

すごかったらしいですわよね。

わたしの生まれるずっと前ですし、

日本の事ですから、全く知りませんでしたけれど。。。

面白いのは、そのブームの中で

股上が極端に短い新作パンティー

「スキャンティー(scanty)」が

誕生したのですって。

ショーツよりさらに布地の面積の小さい下着のことです。

これが女性下着ブームの火つけ役となったとか。。。

スキャンティーは履き込みが浅いため

商品によっては、お尻の割れ目が見えたらしいですわよ。

うふふふふ。。。

現在では、冷え症防止という健康上の理由や

パンツ、タイトスカートに下着のラインが

映らないようにというオシャレの観点から、

深くお尻を包みこむデザインの方が良い

と言われているのですよね。

やっぱり、おばさんパンツが見直されているのですわよ。

これ、今、わたしが穿いているものです。

うふふふふ。。。

やっぱり、冷えないし冬にはこれに限りますわよね。

ところで、デンマンさんが小百合さんの記事をまとめましたわ。

ぜひ、次のリンクをクリックして覗いてみてくださいね。

■ 『夢とロマンを持って前向きに生きる小百合さんの物語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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