「向田邦子を旅する」を読んで…
猫を愛し、食に情熱を傾け、旅をし、スタイルのある上質な暮らしを楽しむ生活の名人。
それが一口に申し上げれば向田さんだと思いますわ。
そのおしゃれな暮らしぶりは今見てもとても新鮮で衝撃を受けるのでござ~♪~ます。
若い頃のポートレートも女優さんみたいに美しいのですわよね。
向田邦子さんの素顔に触れられる本だと思います。
お気に入りの食べ物や食器、洋服なんかが紹介されていますわ。
定番メニュー、来ていたお洋服、エルメスのシャツなども。。。
彼女のスタイルは本当に洗練されていて
小説やエッセイの文体もステキでござ~♪~ます。
さらに、向田さんの生き方も、とってもステキだったんですよね。
事故に合わなければ、もっともっと向田作品を読めたのにと思うのでござ~♪~ます。
それを思うと、本当に惜しい人を亡くしたと思いますわ。
この本は、文字通り向田邦子さんを「旅する」本でござ~♪~ますわ。
向田さんの素敵な私生活を垣間見ることが出来ます。
また、この当時、向田さんはアフリカを旅行していたのですけれど、
向田さんが書いた手紙、届いた手紙などが紹介されています。
また向田作品に出演された俳優さんたちの話などが興味深く語られています。
「とんぼの本」よりも私はこちらの方がおすすめでござ~♪~ます。
版も大きくて、見やすいし、カラーが多く、
日々の生活を楽しみたい、もっとゆとりのある
生活がしたい、と思う人に是非お勧めでござ~♪~ますわ。
もうこの世を去って随分経つというのに、
残された文章や映像作品同様に
向田さんの印象は、色褪せることがないのですよね。
それは向田さんがそれだけ「本物」を志向していたからだと思うのでござ~♪~ますわ。
向田さんの描く「本物」の世界は、このような「本物」の生活から生まれたものでござ~♪~ます。
この本は、向田さんの作品を愛してきた人々には、新たな発見へのガイドブックとなるでしょう。
また、これから彼女の作品に触れる人々にとっては良き道案内人となる本でござ~♪~ます。
あなたもぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
向田邦子の略歴
1929年11月28日に生まれる。
1981年8月22日に航空機事故で亡くなる。
テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家。
父の仕事の関係で、日本全国を転々としながら育つ。
現在の鹿児島市立山下小学校(当時の鹿児島高等師範学校付属尋常小学校)に在学した。
高松高女にも1学期間在籍した。
鹿児島市は年少時代の僅か数年を過ごしただけであるにも関わらず、家族や近所の人々との間に様々なエピソードがあり、その後の進路に多大な影響を与えた。
エッセイ代表作『父の詫び状』のモチーフは鹿児島時代の家族団欒であると言われる。
事故死前に雑誌の企画で鹿児島を訪問、その紀行短編エッセー中で自分の後世に多大な影響を与えた第2の故郷とまで称しているほどのお気に入りだった。
都立目黒高女、実践女子専門学校(現・実践女子大学)国文科卒業。
1952年に雄鶏社に入社し、雑誌『映画ストーリー』の編集に従事するかたわら市川三郎のもとで脚本を学ぶ。
1960年に同社を退社後、脚本家となり、20年間で1000本以上の作品を手がけた。
主な作品に『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』(以上TBS製作)『阿修羅のごとく』『あ・うん』(以上NHK東京製作)『だいこんの花』『七人の孫』などがある。
小説家としても活動し、1980年、短篇の連作『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』で第83回直木賞を受賞した。
エッセイにも定評がありエッセイ集『父の詫び状』、『夜中の薔薇』などがある。
1978年著述活動のかたわら、女性が気軽に寄れるお店を作ろうと、妹と東京都港区赤坂で小料理屋「ままや」を開店し、好評を博した。
「ままや」は邦子の死後も妹の和子によって営業が続けられたが1998年に閉店した。
1981年8月22日、エッセイ集の取材旅行中の台湾苗栗県三義で遠東航空機墜落事故で急逝。
遺品はかごしま近代文学館に寄贈され常設展示されている。
寄贈を決めた時の母親の言葉は「鹿児島に嫁入りさせよう」だった。
想い出が詰まった街であり、それが本人の遺志にかなうと判断したのであろう。
1983年、向田の功績を記念して優れた脚本に対して与えられる「向田邦子賞」が創設された。
他界後20年以上を経た今もなお、その作品のみならず、自分の好きなものと徹底して向き合うライフスタイルが注目を浴びている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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こんにちは。ジューンです。
わたしは有名人がやっているお店って
これまで一度も行ったことが無いのですけれど、
映画やテレビに出てくるお店には
結構行っていますわ。
ちょっと意外だったのは、
『ティファニーで朝食を』と言う映画がありましたよね。
原題はBreakfast at Tiffany'sです。
これはアメリカの小説家トルーマン・カポーティによる
中編小説です。1958年に出版されました。
ニューヨークを舞台に、自由奔放に生きる女性のお話です。
1961年にオードリー・ヘプバーン主演で
パラマウント映画によって映画化されました。
わたしは初め「ティファニー」と呼ぶレストランが
あるものだと思い込んでしまったのです。
でも、ニューヨーク五番街にある「ティファニー」は
宝石店です。
実際にはレストランはありません。
。。。で、どうして『ティファニーで朝食を』
と言う題名になったのか?
それはヒロインが
「ティファニーで朝食を食べるご身分」
と言った例えから付けた題名だったのです。
でも、いっそのこと、そういう名前のレストランを作れば
繁盛すると思うのですが。。。。うふふふふ。。。
『ティファニーで朝食を』の紹介ページは
次のリンクをクイックして見てくださいね。
■ 『ティファニーで朝食を (ムーンリバー)』
ところで、デンマンさんが小百合さんの記事をまとめて
次のサイトを立ち上げました。
時間があったら下のリンクをクリックして覗いてみてくださいね。
■ 『夢とロマンを持って前向きに生きる小百合さんの物語』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
ところで、この箱の中ねぇ、
デンマンさんからいただいた
ティファニーの贈り物なのですわよ。
何だと思いますか?
特製の7分のおばさんパンツだったのですわ。
うふふふふ。。。
わたしも、ちょっとズッコケましたわ。
では、またお目にかかりますわね。