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無料ワープロが
チャーセット・コンバーターにもなる by Akira Kato
August 13, 2003
ここで紹介する無料の日本語ワープロは JWPce というものです。下のリンクをクリックするとダウンロードできます。 http://www.physics.ucla.edu/~grosenth/c_download134.html とにかく無料ですから、多くのことは望めませんが、非常に使いやすいワープロだと思います。比較するほどたくさんのワープロを使ったことがないので、 客観的な評価はできないと思いますが、これから説明するように、チャーセット・コンバーターとしても使えるのでとても便利です。 このプログラムは次に示すシステムで使うことができます。
私は現在北米向けの Windows XP システムを使っています。つまり、初めて使った時には、 日本語のフォントがついていませんから日本語のページは全く読めませんでした。日本語フォントをインストールするところから始めて、 こつこつと日本語でシステムが使えるようにしてきたわけです。 このサイトを作ったのも、多分同じように北米向けのシステムを使っている人がかなり居るのではないかと思い、 トラブった時の参考にでもなればと思って、私自身が問題にぶつかるたびにページを作ってきたわけです。 目下トラブっているのがこのエンコーデング変換です。無料で使えるチャーセット・コンバーターがあまりないのです。 あっても試用期間が設定されていたりして、1ヶ月もたてば使えなくなるというようなわけです。 なぜチャーセット・コンバーターが必要かというと、日本語ページを英語に自動翻訳するとき、 現在のほとんどの自動翻訳サイトがShift_JISでエンコーディングされた文章だけしか受け付けないからです。 今、私はマイクロソフトのノートパッドを使ってこの文章を書いています。ところが、このパッドはShift_JISでファイルを保存してくれません。 従って自動翻訳する場合にはどうしても UTF-8 から Shift_JIS に変換しなければなりません。 将来的にはユニコードに統一されるのではないかと思いますが、今のところ、日本語の文章は圧倒的にShift_JISを使って書かれているようです。 エンコーデングについて知りたい場合、次のリンクをクリックしてください。新しいウィンドーが開きます。このーページへ戻るには新しいウィンドーを閉じてください。 というわけで、このページでは JWPce を使って、どのようにUTF-8 から Shift_JIS に変換するのかを説明したいと思います。 難しいことではありません。とても簡単なことなので、一度やってみればすぐに慣れるでしょう。
上のページを自動翻訳するためにUTF-8 から Shift_JIS に変換します。エンコーディングを調べてみれば、 上に示すように unicode(UTF-8) となっています。
全頁を自動翻訳するのは無駄なので、上に示すように VIEW プルダウンメニューの中から Source をクリックし、ソースコードを画面に表示して、本文だけを抜き取ります。それをクリップボードへコピーしてからワープロへペーストします。
上に示すように本文だけをハイライトにしてクリックボードへコピーします。次に日本語ワープロ (JWPce) を起動して、 そのスクリーン上へクリップボードから抜き取った文章をペーストします。
JWPceは自動的にエンコーデングを判別してスクリーン上へ、クリックボードから文章を取り込みます。 この文章をShift_JISで保存するだけです。 この変換は保存するときにJWPceが自動的にやってくれます。
File プルダウンメニューの中から上に示すように Save As をクリックします。
選択ボックスが現れます。プルダウンメニューの中から望みのエンコデングを選択します。 この場合は Shift_JIS を選択します。
上に示すように .SJS という拡張子でファイルが保存されます。この拡張子を無理やり .HTM に変えます。
ウォーニングボックスが開きますが、拡張子を変えることで問題になるようなことは起こりませんので、安心して Yes をクリックしてください。
上のファイルをダブルクリックすると変換したウェブページを見ることができます。エンコーディングを調べてみると、ちゃんと変換されています。 これで、このページは問題なく自動翻訳サイトで受け付けてもらえます。 しかし、自動翻訳といっても、今のところ、 翻訳されたものをそのままサイトに載せることはできません。なぜなら、ほとんど読むに耐えないような結果が返って来るからです。 初めから翻訳のし直しをする羽目になります。 「それなら、初めから自動翻訳などしなければいいのに?」 多分、そんな風に言われるかもしれません。それでも、翻訳する気になります。なぜか?初めから翻訳しようとして、 真っ白な空白のページに向かうのが苦痛だからです。それに、笑い出したくなるような翻訳結果に出くわすのがなんとも面白いのです。 それで、面倒なのも承知でこうして変換して自動翻訳に回してみる訳です。 自動翻訳についてはこのページ (機械翻訳って役に立つ?) を見てください。
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