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そもそも、
エンコーディングって何? by Akira Kato
June 8, 2003
簡単に言うと、文字をコンピューター画面に表示するためにコード化することです。しかしコード化するのにも、いろいろな方法があるわけで、 暗号を作るのと同じように、ひと通りではありません。そんなわけで、受け手と送り手が違うコード表でファイルを見ると、いわゆる『文字化け』します。 つまり送り手が使ったコード表と違うコード表で、受け手がメイルを読もうとしたり、ページを見ようとすると、まったく読めないわけです。 そんなわけでコード化をしっかりとした基準にもとづいてやろうじゃないかと、 日本の場合だとJISなどが先頭にたってプロジェクトをすすめているわけです。それでも、日本語をコード化するだけでも、Shift-JIS, EUC, UTF-8, Windows-1252 など、たくさんあります。できれば一つにしたほうがすべての人にとって都合が良いわけですが、 言語は日本語だけではありませんから、ここに問題の根源があります。
ユニコードという大変便利なコードがあって、これだと、だいたいすべての言語をコード化することができるようです。将来的には、 おそらくユニコードに統一されるのではないでしょうか? 要は、あなたと、あなたにメールを送る人は同じエンコーディング(表)を持っていなければならないわけです。そんなわけで、例えば、 古いブラウザーを使っていると、最近よく使われるようになったエンコーディングで作られたウェブページが見られなかったり、 メールが読めなかったりします。原因はそのブラウザーに最近使われているエンコーディング(表)が付いていないためです。 同じエンコーディング(表)があれば、それですべてがうまくゆくかというと、それだけでは駄目です。普通日本に住んでいれば問題はありませんが、 例えば、アメリカやカナダでコンピューターを現地の店で買うと、まず日本語のフォントがハードデスクに入っていません。 買った時に一緒に付いているシステムスタート用のCDからフォントを入れようとすると、なんと、日本語のフォントは含まれていないのです。 そんなわけで、海外でシステムを買う時には、くれぐれも、日本語のフォントを確認する必要があります。これは私がつい最近、 実際に経験したことです。 エンコーディング(表)があってもそれが画面に表示されるわけではありません。そのコードにもとづいてフォントが画面に顔を出します。 それでわたしたちは文字を見ることができます。 例えば、同じ“Kato”でもフォントの種類によって、次のように、さまざまな顔を画面に出します。
これらは、ほんの一部ですが、もし、あなたのブラウザーに上の表に示したフォントが付いていない場合には、代りに基本フォントか パーセンテージ・サインや正方形が表示されているかもしれません。
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