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我が身の臭さ我知らず 自分の欠点は自分ではなかなか気づかないものだ。 また次のようにも言います。 「息の臭さは主知らず」
Everyone’s dunghill smells well to himself.
フランス革命時代の公衆便所のようです。落書きの中に1760という年号が見えます。
10年ほど前になりますが、バンクーバーから車で2,3時間のところへ皆でピクニックに出かけたことがあります。公園の公衆便所がまさにこのようなものでした。
ちょうどこんなふうにして用をたしたことがあって、この絵を見て思わず笑ってしまいました。蓋までそばにあるところまでそっくりです。とにかく匂いはすごかったです。
しかも夏だったですから。
禍を転じて福となす 禍に見舞われてもくじけることなくその禍を逆に活用して、幸せに変えてしまうと言うこと。
Make the best of a bad bargain.
渡る世間に鬼はなし 世の中には鬼のような人ばかりいるわけではなく、困っている時には助けてくれる心のやさしい、情け深い人もいる。 この正反対の諺に次のものがあります。 「人を見たら泥棒と思え」
Man is man everywhere.
鰐の空涙 見せ掛けの、偽りの涙のたとえ。 鰐は偽善の象徴とされ、涙を流しながら生き物を食べると言う伝説から生まれた諺。 Crocodile’s tears 上の英語から日本語に訳されたものです。
笑う門には福来る いつも楽しそうに、ニコニコしている人の家には、おのずと幸せがやってくる。つらさ悲しさにくじけずに明るく暮らしなさい。そうすればいつか必ず幸せが訪れます、 と言うこと。 これをもじった川柳に次のようなものがあります。 「笑う門素通りはせぬ福の神」
Fortune comes in by a merry gate.
割れ鍋に綴じ蓋 世の中にはうまくしたもので、どんな人にもそれぞれぴったり合う相手があるということ。また、似た者同士が一緒になれば調和がとれてうまく行くと言うこと。 壊れた鍋にはそれにうまく合う修繕した蓋があるの意味から。 この諺をもじった川柳に次のようなものがあります。 「破れ鍋の蓋は出雲で探される」
Every Jack has his Gill.
Jack and Gill 上の詩が、有名な“Mother Goose”の中に出てきます。
マザーグースってなに? イギリスやアメリカの子供たちの間で古くから伝承されてきた童謡を指します。 子守唄、物語、数え唄、なぞなぞ、早口言葉など、さまざまな唄を含み、その数は1000とも2000とも言われています。 子供が最初に出会う絵本が、マザーグースなのです。 “Mother Goose” begins as a 1729 English translation of the name of Charles Perrault’s tale-teller in Contes de Ma Mere Loye (1697). The popularity of these tales as translated evidently led John Newbery to name his collection of songs Mother Goose’s Melody about 1765. The nursery rhymes then spread to North America, as Iona and Peter Opie’s Oxford Dictionary of Nursery Rhymes (1951: 37-42) shows. フランスのペローの童話集が1729年にイギリスで出版されたとき、その副題が “Mother Goose’s Tales” というものでした。『赤ずきん』や『シンデレラ』などを載せたペローの童話集はイギリスでも人気を博したのでしょう。 イギリスの出版業者ジョン・ニューベリーは、このタイトルを拝借して自分が編集した童謡集に “Mother Goose’s Melody” と名付け、1765年頃に出版しました。 これ以降、伝承童謡集に “Mother Goose” というタイトルが付けられるようになりました。 なお、アメリカでは “Mother Goose Rhymes”、イギリスでは “Nursery Rhymes” の呼称が多いと言われていますが、必ずしもそうとは言いきれないようです。
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