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愛は希薄になって
いませんわ。 セックスで埋め合わせても いませんわ。 by デンマン & レンゲ
2006年3月6日
女の夢
久々にレンゲさんから意味のある返信をもらって、すばらしい「クリスマスプレゼント」をもらった気分ですよ。 僕は子供の頃から精神障害者とは触れ合っているんですよ。 その一人に“菊ちゃん”という女性がいました。
もう亡くなりましたよ。 この人は本当に精神年齢が7歳なんですよ。 僕の母親は、とても人に信頼され好かれる人なんですよ。 とにかく、人から馬鹿にされることが多い人だから、僕のお袋のように、まともな「女性」として扱い仕事を教えてくれる人に何か感じるのもがあったんでしょうね。 僕の家が近所のかみさんたちの溜まり場のようになっていて、時々集まっては「井戸端会議」をするわけですよ。 ある時、5人ぐらいのかみさんの一人が、こういうことを言ってからかったんですよ。 かみさんたちは爆笑でした。 つまり、僕が何が言いたいかというと、 7歳の「女性」でも、お嫁さんになることは「夢」なんですよね。 その時は笑い話でしたが、7歳の「女性」でも「女の夢」を持っていた、ということを今から思い出すと考え深いですよ。 「いや、レンゲさん、デンマンは結構心の暖かい人なんですよ」ということが言いたかったんでしょうね。
デンマンさんは、上のエピソードを持ち出して心の温かい人だと言う事をアピールしたいんでしょうけれど、あたしにはやっぱり心の冷たい人ですわ。
僕はレンゲさんに対しては菊ちゃん以上に優しく接しているつもりですけれど。。。 いいえ、優しくありませんわ。 そうやって、根拠もなく僕をまた、こき下ろすんですか? こき下ろしたのはデンマンさんですわ。 僕はレンゲさんをこき下ろしたりしませんよ。 あたし、一昨日、ひどいことを言われたのですけれど、ついつい藤田さん母娘の無理心中に気が奪われて見過ごしてしまいましたわ。 僕がそんなにひどい事を言いましたか? タイトルにデカデカと書いたではありませんか? タイトルに? そうですわ。“愛が希薄になっている。それをセックスで埋め合わせているのではないの?” こういうタイトルをつけたんですよね? そうですよ。それがどうかしましたか? 一昨日の記事の中では、デンマンさんはこの事に一言も触れませんでしたわ。 触れて欲しかったんですか? 触れるも何も、あたしと洋ちゃんの愛は希薄になってません。だから、薄れた愛をセックスで埋め合わせているわけでもありません。 確かにレンゲさんはそう思い込もうとしているのかもしれません。 思い込もうとしているわけじゃなくて、実際そうなんですってばああああああ。。。。 分かりましたよ。そんなに大きな声で叫ばなくても聞こえますよ。でもね。。。 何ですの? はっきりおっしゃってくださいな。 この話をするには、またちょっと長めのエピソードを持ち出さねばならないんですよ。 また長い引用をするのですか? 長い引用を読むのはイヤですか? あたしがイヤだと言ってもデンマンさんはどうせ書きますわ。 そうですか。。。分かっているのなら書きやすいですよ。 レンゲさんは『おもいでの夏』という映画を見たことがありますか?古い映画ですよ。1971年にロバート・マリガン監督が作ったものですよ。 題名だけは知っていますが、まだ見たことはありません。どんな内容なんですの? 舞台は1942年のニューイングランドです。15才の少年がジェニファー・オニールが演じる人妻に恋をする物語ですよ。レンゲさんは16才で桜の花びらを散らしたわけだけれど、この少年は15歳で散らしたわけです。男だから、散らしたと言うより“筆おろし”をしてもらったと言う方がいいでしょうね。 デンマンさんは、いくつのときに筆おろしをなさったんですの? 19歳でした。 どなたと? だから由香さんとですよ。すでにレンゲさんには話しましたよ。由香さんに関心のある人は次のリンクをクリックして読んでみてください。 ■ 『レンゲさんがすばらしい人とめぐり合えるように!』 それで、その映画は? 人妻役を演じたジェニファー・オニールがなんとも美しかったですよ。 話はずいぶん昔のことなんですよ。太平洋戦争で南方の戦線に従軍した夫が日本軍と戦って戦死してしまうんです。その公報が届き悲嘆にくれるその日に人妻は自分に憧れている少年を受け入れるんです。つまり、まだウブではあるけれども、この人妻を成熟した女の理想としてとしてあこがれ、性的関心に疼(うず)いている少年を優しく大人の性愛の世界へ導くのですよ。詳しいことは次のリンクをクリックして読んでください。 ■ 『おもいでの夏(Summer of '42)』 デンマンさんは、そのような映画がお好きなんですの? たまにはいいですね。今でも、ワクワクして見ることが出来ますよ。 それで、どのようなところが見所なんですの? もちろん、“筆おろし”のシーンが最高のクライマックスですよ。近頃の安っぽいセックス・シーンと比べると気品があって実にすばらしい名場面だと思います。マリガン監督の手腕がこのシーンに良く現れていると思いましたね。 ちょっとだけ、そのさわりのところを教えてくださいな。 やっぱり、知りたいですか? デンマンさん、じらさないでくださいよ。んも~~ 分かりましたよ。ちょっとだけねェ。。。浜辺に建つこじんまりとした家。ほの暗い部屋。見つめる少年。服を脱ぐ人妻。。。この人妻のしぐさには決していやらしさがないんですよ。とにかくジェニファー・オニールが演じているんですからね。清楚な印象の中にもグッとひきつける性的魅力があふれていますよ。印象的だったのは、この人妻の身に着けたパンティーでした。これが人妻の性格だとか雰囲気にぴったりとフィットした代物(しろもの)でした。 この写真がそれですか? ジェニファーがはいていた実物のモノではないですよ。似たようなものを探して貼り付けました。 おばさんパンツですわァ。デンマンさんは、このようなモノがお好きなんですの? 好きだと言うよりも、あの映画の中では、このような白い“おばさんパンツ”じゃないと雰囲気をぶち壊してしまうような気がしましたよ。僕が良く引き合いに出すレンゲさんの中に住んでいるサディストがはいている黒いビキニ・タイプのパンティーでは人妻の清楚な感じが出ないですよ。そう思いませんか? つまり、デンマンさんは、あたしがはくような黒いパンツはお嫌いなんですのね?ダサいおばさんパンツの方がお好きなんですのね? 僕は、何もレンゲさんのはくパンティーの事を言っているんじゃありませんよォ~。勘違いしないでくださいね。 分かりましたわ。それで、こうまでクドクドとパンツの事を持ち出してきて、一体何がおっしゃりたいのですの? 実は、へへへ。。。僕にも同じような経験があるんですよォ~。 映画の中の15歳の少年のような。。。?由香さんとですか? いいや、上で紹介した菊ちゃんとですよ。 でも、。。。菊ちゃんと言う人は知能のおくれた。。。 そうですよ。。。。レンゲさん、そういう凶悪な囚人を見るような、いや~~な目つきをしないでくださいよね。僕は菊ちゃんと一線を越えたわけではありませんよ。人間の尊厳を認め合う。これは僕のお袋が菊ちゃんと付き合うことで、実際に身をもって僕に教えてくれた事ですからね。僕は“7歳の女性”の尊厳を傷つけたりはしませんでした。でも、傷つけそうにはなりました。 どのようなことがあったのですか? 僕は自分の部屋でこっそりと輸入品の“Playboy”を眺めていたんですよ。 デンマンさんがいくつの頃のお話なんですの? 中学1年か2年生の頃ですよ。僕の知り合いが引っ越すので欲しければやるけど持って行くか?と言ったので、もうワクワクしながら、10冊ほど持ち帰ってきたんですよ。当時は検閲があって“毛”は見せてはならなかった。だから、黒いインクであの部分が丸く塗りつぶされていたんですよ。僕はどうにかして、あのインクを取り除くことができないものかと、いろいろなもので試してみましたよ。 デンマンさんは研究熱心なんですのねェ~。 レンゲさん、半分呆れていますねェ~~?へへへ。。。とにかく、性に目覚めた頃で、好奇心が旺盛でしたからね。いろいろなもので試したけれど、どうにもインクを取り除くことが出来ないんですよ。僕は、どうしたらいいものか?。。。そう思いながら気に入ったページの(黒いインク以外に)一糸もまとわぬ女性の写真を眺めていたんですよ。 それで。。。 無我夢中だったんでしょうね。菊ちゃんが僕の部屋に入って来たことも僕は分からなかった。お袋だと思って、一瞬、びっくりして僕は肝をつぶしましたよ。お袋は買い物に出かけた、と言うんですよ。菊ちゃんは余りハッキリと言葉が話せないんですよね。僕の名前もハッキリとは言えない。アキラではなく“アキィ~ヤ”と言うんですよ。 その菊ちゃんの表情はどうなんですの?知能が遅れていることが分かりますの? いや、普通の人と変わらないですよ。だから、いやなセールスマンが来たりすると、お袋は菊ちゃんだけを残して隠れてしまう事がありましたよ。初めての人は菊ちゃんを見ても知能が遅れているとは思わないから、まともな大人に向かうような話し方をしますよ。菊ちゃんもそのような話し方をされると、うれしいんですよね。それで、天気の事から始まって、世間話をし始めるのだけれど、とにかく、僕の名前がまともに言えないほどだから、10分もすると、この人は知能が遅れているというのが分かるんですよね。そう言う時のセールスマンの表情の変わり方を見る事はいつ見ても飽きないものでしたよ。へへへ。。。。 デンマンさんは、いやな趣味をお持ちですのね? セールスマンの知能が分かって面白いですよ。中には、菊ちゃんの知能が遅れているのが分からない奴が居て、早々に品物の説明をする愚か者が居るんですよ。菊ちゃんは何を言われているのか分からないけれど、一生懸命相槌を打つ。セールスマンも売りたくって仕方ないから、一生懸命に説明する。。。この様子を眺めているのは、どんな漫才を聞くよりも面白かったですよ。。。へへへ。。。 分かりましたわ。それで、菊ちゃんとどのようなことが。。。? そうですよね。へへへ。。。その話をしようとしたんですよね。僕は、ハッと思って菊ちゃんをじっくりと見ましたよ。インクを取り除かなくても、そこに実物の健康で成人した見ごたえのある女性の体を持った菊ちゃんが居るではないか!。。。“灯台下(もと)暗し!” そう思ったわけなんですよ。 それはデンマンさん、いけない事ですわ。 僕だって、いけない事だとは分かっていましたよ。でも、好奇心がムラムラと湧き上がってきてしまった。それで、“Playboy”のページを菊ちゃんに示して、いろいろと説明したんですよ。“どう、菊ちゃん、きれいな女の人が写っているでしょう。菊ちゃんだって、このようにきれいなんだよ。だから、菊ちゃんも裸になって見せてくれない?” 菊ちゃんは僕になついていて、僕の言う事なら、たいていの事は、“あい、。。。あい、。。。”と言って、聞いてくれるんですよ。むしろ、喜んで僕の言う事に従うんですよ。 それで、裸になったんですの? ところが、この時ばかりは、僕が何と説得しても、首を縦には振りませんでしたよ。あとで考えてみれば、お母さんからしっかりとした“家庭教育”を受けていたんでしょうね。菊ちゃんのお母さんはしっかりした人でしたから。。。菊ちゃんを特殊学校にはやらなかったけれど、必要最低限の教育はしていたようです。つまり、自分の体の中で見せてはならないモノは見せてはダメ。触れさせてはいけない所は触れさせてはいけない。そういう女として守らなければならない事はしっかりと教えていたんですよね。あとで僕は反省したんだけれど、しみじみとそう思いましたよ。 それで、デンマンさんはどうなさったんですの? 僕だって、そう思い立ったらぜひとも菊ちゃんの“桜の花”を見てみたい。もう何が何でも見てみたくなったわけですよ。 それで、。。。? 僕は精一杯説得したんですよ。僕が余りにも一生懸命になっているので、菊ちゃんも本当に困ってしまったようでしたよ。“ね、。。ねっ。。。菊ちゃん、いいよね?だから、脱ごうねェ。” 僕は本当に一生懸命になって説得している。お願いしているわけですよ。菊ちゃんにだって、僕の熱意が通じている。それで、菊ちゃんは、すっかり困ってしまっている。しかし、埒(らち)があかないんですよ。 それで、どうなさったんですか? 菊ちゃんは一向に脱ごうとしない。僕は、イライラしてきて菊ちゃんのスカートのすそをたくし上げたんです。そして見たのが上の写真のような“おばさんパンティー”だったんですよ。でも、まさに上の写真のようにフィットした見ごたえのあるもので、思わず僕は生唾をごくりと飲み込みました。心臓が口元まで飛び上がってきたような息苦しさを感じて、目がくらくらしてきましたよ。でも、菊ちゃんだって、大変な思いをしていたんですよね。“もう、それ以上は止めてくれ、。。。あたしは死んでしまう。。。。” そういう感じで、オロオロしているんですよ。泣き顔になって、しゃくりあげているんですよね。体を震わせて、声を殺して泣いているんですよ。僕はバケツの水を頭から浴びせられたようにハッとなりました。やはり、良心があったんですよね。してはいけないことを無理やり菊ちゃんにやっていた。“悪かったよな。。。” 僕は謝りましたよ。 それでどうなったんですの? 僕だって、菊ちゃんと一線を越えようなんて思っても居なかった。ただ、菊ちゃんの“桜の花”を見たくなった。しかし、菊ちゃんが“家庭教育”を受けていた事までは僕は知らない。7歳の「女性」だから、僕になついている菊ちゃんに頼めば見せてくれると思った。中学生の浅はかな頭だったんですよね。“女の操”を初めて感じさせられましたよ。 菊ちゃんは、その後どうしたんですの? 僕は、菊ちゃんという人を改めて見直しましたよ。しかも、そのあとで、僕の部屋にお盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて入って来たんですよ。時々、お袋に言われて、僕の部屋にそうやっておやつを持ってきてくれたんです。でも、その日は買い物に行ってお袋は居ませんでしたからね。菊ちゃんが自発的におやつを用意してくれたんですよ。僕は本当に菊ちゃんにすまない事をしてしまったと思ったのだけれど、菊ちゃんが根に持たないで、そうやっておやつを用意してくれたことに感激しましたね。“菊ちゃん、一緒に食べようね” “あい” そう言って、菊ちゃんとお茶を飲みながら八橋を食べた思い出がありますよ。 菊ちゃんは字がほとんど読めないんですよ。読めるのはせいぜい平仮名ぐらいでしょうか。だから、買い物も一人では出来ないんですよ。計算が出来ませんからね。本当にオツムは7つぐらいなんですよ。 それで。。。? 菊ちゃんのお母さんだって、何とか菊ちゃんを自立させたいと思う気持ちがあるんでしょうね。だから、買い物にも慣れさせようとして肉屋さんや八百屋さんへ買い物に出すんですよ。でもね、メモ書きを持たせるんですよ。なるべくつり銭の面倒がないようにきっちりと商品代だけのお金が買い物籠に入れてあるんです。 デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか? つまり、菊ちゃんは自発的に物事を考えるような事が極めて苦手なんですよ。お母さんが言った事を守って生活する習慣が出来ている。だからね、僕と気まずい事があったあとで誰からも言われなくても、お盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて僕の部屋に持ってきてくれた。。。分かりますか?。。。僕は本当に感動しましたよ。 菊ちゃんがデンマンさんに感じていた愛だと。。。? そう言いたい所ですが、これだけでは不十分ですよね? まだ他にあたしに話す事があるのですか? このあとで、僕は『風とともに去りぬ』と言うあの名画をビデオで見たんですよ。 菊ちゃんと一緒にですか? そうですよ。僕は英語の勉強のつもりでこのビデオを借りてきたんですよ。もちろん吹き替えなしで字幕ですよ。だから、字の読めない菊ちゃんには全く面白くはないはずなんですよ。もちろん英語が分かるはずもないですからね。 それで。。。? この写真の名場面ですよ。僕はこの場面を何度も何度も繰り返してリプレーしたわけです。どのような事を言っているのか?このラブシーンもすばらしいけれど、この時のせりふに僕は妙に心惹かれるモノを感じたわけですよ。だから、英語の勉強もかねて何度も見たわけです。僕は菊ちゃんがそばに居るのも忘れるくらいに一生懸命に聴き取ろうとして見ているわけですよ。菊ちゃんはそのうちつまらなくなって部屋から出てゆくだろうと思っていたわけです。 それで、出て行ったのですか? ところが僕と一緒になって一生懸命になって見ているんですよ。言っている事は何も分からないはずなんですよ。でも、僕と一緒になって一生懸命に、。。。僕と同じぐらい熱中して見ているんですよ。“菊ちゃん分かるの?” 僕がそう聞いたら、ニヤニヤってして、うなづくんですよ。しかも分かっているような表情を浮かべているんですよ。分かりっこないだろうに。。。僕はそう思っている。でも、どうなんだろうか?僕は、またムラムラっと。。。好奇心が頭をもたげてきたんですよ。 少年の頃のデンマンさんって、本当に好奇心が旺盛だったんですのね? 今だって旺盛ですよ。だから、僕はレンゲさんと。。。 なんですの。。。? イヤ、この話をするとまた長くなるから、菊ちゃんの話だけにしておきましょうね。 言い出しておいて止めにしてしまうんですの? だから、横道にそれると、またこの記事が長くなるでしょう?あとでゆっくりとレンゲさんに話しますよ。 分かりましたわ。それで菊ちゃんにどうしようとしたわけなんですの? 僕は、別にエッチな事をしようとした訳ではありませんよ。 だから、どうなさったのですか? 僕は菊ちゃんに尋ねたんですよ。“菊ちゃんは僕のお嫁さんになりたいんだよね?” そしたら? 7つの女の子が大好きなお人形さんでも買ってもらえると思うように、にっこりして“あい”って返事をするんですよ。僕は言いました。“菊ちゃん、この映画の中の女の人もね、この男の人のお嫁さんになりたいんだよ。分かる?” そしたら、菊ちゃん、うなづくんですよ。 それで。。。? 僕は半信半疑ですよね。だから言ったんですよ。“じゃあ、この映画のようにキスしようか? ねっ?” マジで。。。? 冗談で言ったわけではないんですよ。僕は菊ちゃんが本当に分かっているのかどうか?。。。マジで知りたいと思ったんですよ。 それで。。。? そしたらね、上の写真のように眼をそっと瞑(つむ)って僕を見上げるようにしてキスを受けようとするしぐさをするんですよ。 それで。。。デンマンさんは、どうなさったんですの? 僕は、なんだか言葉にはならないような感動を覚えましたよ。7才の“女性の愛”なのだろうか?。。。菊ちゃんのキスを受け入れようとする表情を見ていたら僕はもう、誘い込まれるように唇を合わせましたよ。菊ちゃんのオツムは7才だとはいえ、菊ちゃんの体は立派な大人のものですよ。僕は菊ちゃんを抱きしめながらおっぱいの感触を胸に感じて無意識に右手でおっぱいを愛撫しようとしたんですよ。 で。。。? そしたら、菊ちゃんは眼をガバっと見開いて、“それは絶対ダメ!”と言うような表情をして、僕から離れてしまいましたよ。まるでバネ仕掛けでしたね。キスを受け入れようとした時の期待に満ちた表情と、僕の手をおっぱいに感じて拒絶した時の表情の違いが、あまりにも対照的だったので僕には2度目の驚きでしたよ。 デンマンさんは、エッチな事をしようとしたではありませんか? 僕は、その先に進もうとは全く思っていませんでしたよ。 そうでしょうか? レンゲさんは疑っているのですか?去年の夏、僕とレンゲさんの間にも同じような事がありました。
真夏の夜の出来事
レンゲさん、あなたは、このような格好で僕の部屋に入ってきたんですよ。 いけませんか? ダメだとは言わないけれど、。。。その上にガウンかなんかを羽織ったらどうですか? 夏でした。 それは分かるけれど、確か、。。。午前1時ごろでしたよ。。。。暑くはなかったですよ、むしろ涼しいくらいでしたよ。 だって、あたし、これでいつも寝ていたんです。 しかし、あなたは自分のアパートではワンピースを着たままで寝ていたと言ったでしょう。。。? デンマンさんが、こういうベビードルのナイティー(nightie)が好きだと言っていたので買ったんです。 そんな事を言った覚えはないけどなあァ~。。。 おっしゃいましたわああああ! それで見せに来たというわけですかァ~? そういうわけではありません。デンマンさんには無様(ぶざま)な姿はお見せしたくありませんでしたから、デンマンさんが好きだとおっしゃっていたナイティーを買って着ていたんです。 とにかく、あなたは僕がびっくりするような事をするからねぇ~。んも~~。。。風呂場の逆立ちの次がこれだったんですよ。 デンマンさんが、お部屋に入ってもよいとおっしゃいましたわ。 そうするより他にないでしょう。あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って入って来たんですよ。30才になろうとする女性が“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ”。。。そんなことを言われたら、何も知らない男なら“据え膳”だと思いますよ。 デンマンさんも、そう思われたのですか?うふふふ。。。。 うふふ、じゃないですよォ~。僕は内心では、ぶったまげていましたよ。 でも、ポーカーフェースを通していましたわ。 もちろんですよ、冷静にならねばいけない、と自分に言い聞かせていましたからね。その一方で来るものが来たかァ~。。。とも思いましたよ。レンゲさんの“幼児的なふれあい”へのあこがれが、こういう形になって現れたんだと思ったわけですよ。あなたは、僕のベッドの中にもぐりこんで、ニィーと笑ってんですからねぇ~。。。全く、憎めないところがありますよォ~。 デンマンさんは、それから2時間もあたしをかまってくれませんでしたわね。ほったらかしでしたわァ~。 そのうち眠ってくれるだろうと思ったわけですよ。しかし、眠らないんですよねぇ~。そろそろ眠ったかなあァ~と思って、そっと振り返って見てみると、あなたはベッドの中でしっかりと眼を開いて僕の方を見ている。僕がニヤッと笑って見せても、もうあなたは笑わない。。。。潤んでいる目で訴えるように僕を見つめているんですからねぇ~。。。僕は本当に迷いましたよ。あなたを残してリビングのソファーでも眠ろうものなら、また人種差別をしていると言われかねない。。。だから、もう観念して僕もあなたの隣に横になりましたよ。 2時間も待たせたんですよ。 レンゲさんが勝手に眠らずに待っていただけですよ。 あたしだって意地になっていましたわ。 どうして、あのように手の込んだ事をするのですか? デンマンさんは、今でもあたしがシナリオを書いて小説的演技をしていたと思っているのですか? そうは思っていませんよ。レンゲさんが“幼児的ふれあい”を求めているのだという事が分かりましたからね。僕が言っているのは、狸眠りでもいいから寝たフリをしていれば、僕だって2時間も机に向かって居る必要がなかったんですよ。実際、あのような状況では何も手がつかないんですよ。 でも、ハグしてくれたのであたしうれしかったです。 しかたありませんよ。あなたは7つか8つの女の子になりきっていたんですからね。ああいう時って、女性は幼い時の気持ちになれるのだろうけれど、でもレンゲさんは、すっかりなりきってしまっていたんですからね。しかもイってしまったんですからね。僕は驚きましたよ。 イッてしまったって。。。デンマンさんは、。。。知っていたんですのォ? 僕は、レンゲさんがお漏らししたのかと思ったんですよ。セックスしたわけじゃありませんからね。おしっこなら、舐めればツンと沁みるような。。。刺すような味がありますからね。でも、おしっこと比べれば、かすかに甘い味がしましたよ。臭いはほとんどありませんでした。 デンマンさんは舐めたんですの? シーツがかなり濡れていたんですよ。。。。確かめてみただけですよ。 イヤやわァ~、デンマンさんたらァ~。。。あたし、恥ずかしいわァ。。。 何もあなたが恥ずかしがることではないでしょう。 あたし、他の女性と比べて変わってますかァ? あの時の女性というのはトランス状態になる人も居るんですよね。日本では“失神する”と言うようですよね。そのことは僕も知っていましたよ。でも、僕はレンゲさんをハグして頬擦(ほおず)りしたりキスしたり、。。。レンゲさんは8歳の女の子になりきっていましたからね、僕は妙な気分でしたよ。でも、そういうレンゲさんのことが実に可愛いと思いましたよ。。。だから僕は8歳の時の娘を可愛がるようにあなたを可愛がっていた。。。そんな気持ちでしたよ。。。あなたは、なかなか僕を離さない。20分か、30分か、。。どのくらいあなたをハグしていたか、はっきりとは分からないけれど、気づいたら、あなたはトランス状態なんですよ。 あたしには、良くそういうことってあるんです。 僕はヨガもやるし、禅をやった事もありますがねぇ、精神をよほど“集中”しても“空”にしても肉体的な快楽の極地に到達する事って出来ないですよ。僕の修業が足りないのかもしれません。。。。でも、レンゲさんは僕にハグされて。。。頬擦りされてキスされて。。。可愛がってもらっているだけで。。。イッてしまったんですからね。。。 デンマンさん、そんな風に見つめないでくださいな、。。。火照(ほて)ってしまいますわアアア。。。。 デンマンさんは、またこの部分を持ち出して、あたしに恥ずかしい思いをさせるのですか? いや、そうではありませんよ。レンゲさんにとってセックスが愛とは切っても切り離せないものだという事を理解するには、この真夏の夜の出来事を書かなければならないんですよ。菊ちゃんにとってのセックスとは、せいぜいキスをするまでの事なんですよ。それから先は菊ちゃんにとって全く愛とは関わりのない事なんですよ。 それは菊ちゃんには知的障害があるからですわ。 でもね、オツムは弱いけれども、人間としての心を持っているんですよ。『風とともに去りぬ』を見て7才の女性として“愛”に感じるものをちゃんと持っている。言葉も分からない、字も満足に読めない。でもね、あの映画を僕と一緒に見て7才の女性として愛を感じていたんですよ。だからこそ、僕のキスを受け入れたんですよ。 そうでしょうか? 菊ちゃんがビビアン・リーのようにそっと眼を瞑って僕を見上げるしぐさは、“愛し合う女”のしぐさですよ。そう思いませんか? でも。。。 でも、なんですか? それは、菊ちゃんが7才の女の子としてデンマンさんのことが好きだったということですわ。 “愛”ではないと言うのですか?だったら、キスを受け入れようとした事をどのように説明するのですか? 7才の女の子でも、好きな男の子とキスするって事もあるでしょう? つまり、レンゲさんは、菊ちゃんが僕に対して感じていた感情は単なる好きか嫌いかということであって、愛ではないと決め付けたいんですね? でも、それは幼い愛であって、成人男女が愛し合う時セックスのない愛なんて本当の愛ではありませんわ。 だから、それはレンゲさんが信じようとしている愛ですよ。愛する事が常にセックスと重なり合う必要はないですよ。愛にはさまざまな愛がありますよ。 そんな事ぐらい、あたしにだって分かっています。 だったら、菊ちゃんが僕に対して感じていたものも愛だったと認めてもよいではないですか? でも、それを認めたら、デンマンさんの思う壺にはまってしまいますわ。 僕の思う壺?。。。どういうことですか? デンマンさんは、あたしがセックスにこだわりすぎている、と言う事を言いたいのでしょう? 分かりますか? そんなことぐらい分かりますわ。おっぱいを触られたとき菊ちゃんは“絶対イヤ!”と言う顔をして離れてしまった。でも、あたしはそうしなかった。デンマンさんはその事が言いたいのですわ。 先回りされちゃったなあァ~ だから、菊ちゃんのエピソードを持ち出したんでしょう?あたしと洋ちゃんは本当に愛し合っているのではない、セックスにふけっているだけだとデンマンさんは言おうとしているんです。 僕は、それ程はっきりと言おうとしたわけではないですよ。すでに何度も言っているように、レンゲさんにとってセックスが大切だという事を僕は理解しているつもりですよ。16才で坂田さんに抱かれた時のレンゲさんにとって愛とセックスは重なり合っていたんですよね。しかも、その時の愛の体験がレンゲさんには救いになった。教育と言う名の虐待から逃れる事が出来たし、坂田さんに抱かれてレンゲさんは初めて愛されることに悦びを感じたんですよ。だからこそレンゲさんにとってセックスは大切だと思える。でも、菊ちゃんの場合にはお母さんの教えが絶対なんですよ。セックスは避けねばならない、と教えられている。だから、菊ちゃんのようなセックスのない愛があるのも事実ですよ。 あたしと菊ちゃんを一緒にしないでください。 一緒にしていませんよ。僕が何を言いたいかといえば、最近のレンゲさんはあまりにも愛とセックスを短絡的に結び付けてしまっているという事ですよ。 デンマンさんは、あたしと洋ちゃんが毎日愛し合うことが焼けるんですか? 。。。何と言うか、。。。うらやましとは思っていますよ。へへへ。。。 その馬鹿にしたような、。。。おどけた笑いは止めてくださいな。 だから、馬鹿にしていませんよ。うらやましいと言っているでしょう? デンマンさんは、うらやましいなんて思っていませんわ。もしそう思っているなら、去年の夏デンマンさんはあたしを愛してくれたはずです。 だから、そうすることは不倫の愛になってしまうでしょう? あたしには不倫願望はあっても結婚願望はないんだと。。。デンマンさんは、そうおっしゃりたいんですね? へへへ。。。レンゲさんは頭がいいですねェ~。 デンマンさん、妙な感心の仕方をしないでくださいな。 僕は何度も言っているようにレンゲさんが目の下にクマを作るほど毎晩愛し合ったからって、非難するつもりはありませんよ。レンゲさんの恋愛観だとか性に関する考え方を理解しているつもりです。 それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか? 普通、結婚を前提に男女交際を考えるなら、レンゲさんのように1ヶ月や2ヶ月で抜き差しならない関係にはならないと思うのですよ。 デンマンさんは、また、時間的なことを持ち出していますわ。時間だけでは男と女の関係なんて分かりませんわ。1ヶ月の付き合いでも、とても深いところで心が通い合う場合だってあります。 そういうことも無いとは言えないでしょうね。でもね、野々宮さんとレンゲさんの関係で見たように、誤解に基づいて恋愛関係が破綻する事だってある。つまり、2ヶ月ぐらいで安易に肉体関係になってしまうと、見えるものまで見えなくなってしまうという事だってあるんですよ。 つまり、あたしは結婚の事も考えずに、安易な気持ちで、男の人の腕に身を任せてしまうと。。。デンマンさんはそう言いたいんでしょう? それが、僕の印象ですよ。 “幼児的なふれあい”だけを求めている、とおっしゃるのですか? それだけだとは言いませんよ。でも、。。。でもですよ。それ以上に強い愛の絆を持とうとする気持ちが感じられませんよ。 つまり、あたしと洋ちゃんが結婚する事も考えずに、セックスばかりしていると言いたいんでしょう? そう、はっきりとは言いませんよ。 確かに、あたしには菊ちゃんが暖(あたた)めていたような“女の夢”はないかもしれません。でも、決して無いわけではありません。 その夢が希薄だと僕には感じられますよ。その夢の代わりにレンゲさんは小説的人生を歩んでいるんですよ。だから、危険が大きければ大きいほど、レンゲさんにとって魅力がある。。。違いますか? 危険を承知で。。。破綻する事をウスウス感じながら、あたしが男の人の腕の中に身を任せると。。。? 違いますか? そんな。。。そんな事はありしませんわ。初めから破綻する事が分かりきった恋愛なんて。。。 でもね、レンゲさんが『不倫の悦びと苦悩 (2004年7月21日)』の中で書いていることはそういうことですよ。不倫する前のレンゲさんは、不倫が“お馬鹿さん”のすることだと分かっていた。でも、その分かっていたことが実際に自分の身に訪れると、分かっていたのに止められない。。。そうでしょう? デンマンさんは、やっぱり、あたしをイジメたいのでしょう? 愛に関して、あたしは菊ちゃんよりも劣る女だと決め付けたいのでしょう? あたし。。。あたし。。。。 分かりましたよ。そうやって、ハンカチなど出して涙をぬぐうしぐさをしなくてもいいですよ。。。 デンマンさん、これは本当の悔し涙ですねん。。。。んも~~。。。あたしを馬鹿にしくさってええええええ~~ 分かりましたよ。。。ちょっと、気持ちを落ち着けてくださいよ。。。ねっ?。。。
【デンマンの独り言】
ここだけの話しですけれどね、僕はレンゲさんの涙に弱いんですよ。
■ 『きれいになったと感じさせる
下着・ランジェリーを見つけませんか?』
■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に別荘を持つことを
夢見る小百合さんの物語』
こんにちはジューンです。
ボダは努力すればレンゲさんや
めれんげさんのように克服できる障害です。
しかし、世の中には
どれほど努力しても
周りの社会的環境や
政治的環境が個人の努力を
水の泡にしてしまう場合があります。
ええっ?具体的にはどういう場合かって。。。?
それは『アンネの日記』を読むと分かります。
私のお気に入りの写真ですよ。
これだったらハリウッドも夢じゃないと思う。
1942年10月10日 アンネ・フランク
【ジューン意訳】
感動的な作品ですよね?
この作品を読めば、
ナチズムがどういうものであったかが
伝わってきますよね。
あなたは読んだことがありますか?
ナチズムという社会的・政治的環境が
一人の女の子の一生を台無しにしてしまったのです。
その事を思えば、ボダを患っている人は
まだまだ幸せですよね。
個人の努力しだいで克服できるのですから。。。
ところで、英語の面白いお話を集めてみました。
もし、時間があったら読んでみてくださいね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
YouTube 動画
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