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年上の女の情念
2007年1月21日

熟女の情念

六条の御息所は
光源氏の初めての恋人。
年上の教養ある女性です。

気位の高い彼女は
源氏の心が自分から
離れそうになると、
自分の方から身を引きます。

でも、心の中では
光源氏への思いを断ちがたく、
生霊(いきすだま)となり、
源氏の正妻「葵の上」を
とり殺してしまいます。

六条の御息所は
それ程の激しい愛情で
光源氏を愛していたのでしょう。

六条の御息所とは
桐壺の帝の弟君の后。
この弟は東宮と呼ばれていました。

つまり、天皇の位を継ぐ後継者、
皇太子だったわけです。
そう言う訳で御息所は
皇太子妃でした。

仲睦まじい夫婦でしたが、
東宮は亡くなられた。
一人の娘と
20歳の御息所を残して。

六条の広い邸に住む彼女は
教養深く美しく貴族のあこがれでした。
その彼女を光源氏が射止めたわけです。

“乳母”の面影を慕うように
光源氏は御息所の元に通う。
彼女も“乳母”のように
源氏をいつくしみながらも
熟女として
源氏との愛に溺れてゆく。

しかし、やがて光源氏は、
葵の上を正妻として迎える。
それで御息所への足が遠のいてゆく。

熟女の思慮と分別に
目覚めて彼女は身を引くのです。
しかし、萌え盛った
女の情念は止み難く
彼女は屈辱に耐え切れない。

遺児の娘が
斎宮に選ばれたのを機に
彼女も一緒に伊勢へ
下ろうと決意します。

ところで、加茂の御祭りの時
お供に選ばれた光源氏を
一目見ようと、
洛中の女御達が
競い合っている中に、
御息所も目立たぬように
網代車(あじろぐるま)で
来ていました。

そこへ正妻である葵の上の車が
意図的に割り込んできて
彼女の網代車は
ぼろぼろに壊されてしまいます。

誇り高い御息所は
この辱めに耐えられませんでした。

その後、葵の上は
物の怪に憑かれた中で
出産しますが狂死します。

人は、御息所の情念が
生霊(いきすだま)となり、
源氏の正妻「葵の上」を
とり殺したと囁き合います。

光源氏と
六条の御息所の間に萌え盛った
情念の激しさが見えるようです。

by デンマン

デンマンさん。。。、また、六条の御息所(みやすどころ)ですか?

いけませんか?

デンマンさんが、この記事を格調高くさせようとする気持ちは分かりますわ。でも、なんとなくわざとらしいですわぁ~。

ん?。。。わざとらしい?。。。レンゲさんは、どういう訳でわざとらしいと言うのですか?

無理やり、あたしと六条の御息所を結び付けようとしていますわ。

無理やりィ~。。。?

そうですわ。。。なにも源氏物語を持ち出さなくてもいいじゃありませんか?

でもねぇ~、せっかく、おととい光源氏と六条の御息所を紹介してレンゲさんと清水君の関係を説明したんですよ。僕は決して無理やり結び付けようとしたわけではありませんよ。

でも、源氏物語は平安時代のお話ですわ。とにかく、時代が違いすぎますわぁ~。

レンゲさん、あなたのような聡明な。。。教養のある女性が、源氏物語が古臭いと言うのですかぁ~?

デンマンさんは、こういう時だけあたしが聡明だとか。。。教養があるとかおっしゃいますけれど。。。あたしがその気になって、デンマンさんのおっしゃる事を認めれば、やがて話が下ネタになって、あたしはエロい女にされてしまうのですわあああ~。

ちょっと。。。レンゲさん。。。あなたはエロい女にこだわりすぎていませんか?

こだわっていませんわぁ~。。。あたしがこだわっているとおっしゃるなら、デンマンさんこそ源氏物語にこだわりすぎですわぁ~。

あのねぇ~、レンゲさん。。。、僕が六条の御息所をまた持ち出したのには、ちゃんとした理由があるのですよ。僕は無関係なモノを、やたらに記事の中に引用しませんよ。

分かりましたわ。。。それで、一体どのような理由があるとおっしゃるのですかぁ~?

だから、ちゃんとタイトルに書いたでしょう?

タイトルに。。。? あのォ~“年上の女の情念”。。。ですかぁ~?

そうですよ。

それが一体あたしと、どのように関わっているとおっしゃるのですか?

やだなあああ。。。レンゲさん。。。分かっているくせにィ~、知らないそぶりを見せてぇ~。。。白々しいですよ。。。六条の御息所は光源氏にとって年上の女性ですよ。レンゲさんも清水君にとって年上の女性ですよね。

その事は分かっていますわ。

分かっているのだったら、僕にわざわざ言わせないで下さいよ。僕の記事が長くなるだけですよ。

あたしが知りたいのは、“情念”がどのように関わっているのか?と言う事ですわぁ~。

そういう事を言って、また僕に情念とは何かを言わせるのですね?また僕の記事が長くなるだけですよ。でも、仕方がありませんよ。レンゲさんが、そう言うのだから。。。

情念

(社会とか個人に対する)消しがたい愛情などの感情。

三省堂 新明解国語辞典より


深く心に刻みこまれ、理性では抑えることのできない悲・喜・愛・憎・欲などの強い感情。

三省堂 「大辞林 第二版」より

これだけはっきりと書き出せば、聡明なレンゲさんならば、僕が言おうとしていることが分かるはずですよね?

そのように回りくどい言い方は止めてくださいな。はっきりとおっしゃってください。

やだなあああ。。。レンゲさんは、まだ、とぼけるのですかぁ~?

とぼけていませんわ。あたしが素直だという事、デンマンさんは良くご存知のはずでしょう?

レンゲさんは確かに素直ですよ。でも、それ以上に知的なところもある。僕が上に書いた六条の御息所のエピソードを読み、“情念”とは何か?。。。それが分かれば、僕が言おうとしていることは明らかですよ。

明らかでないから、あたしはこうしてお聞きしているのですわ。

やだなあああ。。。レンゲさんは、まだ、とぼけるのですか?

デンマンさん!。。。いい加減にしてくださいな。記事が長くなるだけですわ。はっきりとおっしゃってくださいな。

あのねぇ~、“年上の女の情念”とは、まさにレンゲさんの情念の事を僕は取り上げたつもりなんですよ。

つまり、あたしの情念と六条の御息所の情念が同じだとおっしゃるのですか?

そのような事は、これまでレンゲさんの記事を読んできた人ならば、すぐに分かりますよ。

それは、デンマンさんが、そう思っているだけのことですわ。

レンゲさんは、清水君に寄せる思いが、六条の御息所の情念と変わらないものだと言う事が分からないのですか?

あたしは確かに洋ちゃんと縁(よ)りを戻したいと言う強い気持ちは持っていましたわ。でも、六条の御息所のように生霊(いきすだま)となり、源氏の正妻「葵の上」をとり殺してしまうほどのメチャ激しい情念など持ち合わせておりませんわ。あたしは洋ちゃんと一緒に暮らしていた久美子さんを取り殺したわけではありませんわ。

確かに久美子さんを呪い殺したわけではありませんよ。でもね、六条の御息所も源氏の正妻「葵の上」に怨念を感じて怨霊となって取り殺したわけではない。

怨念(おんねん)

深く心に刻み込まれたうらみ。


怨霊(おんりょう)

うらみをいだいて、たたりをなす霊。

三省堂 「大辞林 第二版」より

でも、デンマンさんは、はっきりと次のように書いていますわ。

心の中では
光源氏への思いを断ちがたく、
生霊(いきすだま)となり、
源氏の正妻「葵の上」を
とり殺してしまいます。

六条の御息所は
それ程の激しい愛情で
光源氏を愛していたのでしょう。

つまり、六条の御息所は「葵の上」に対して怨念を持っていたのですわ。葵の上の車が意図的に割り込んできて彼女の網代車はぼろぼろに壊されてしまいました。葵の上に光源氏も奪われ、これ程の屈辱を受けた六条の御息所は怨霊になって葵の上を呪い殺してしまったのですわ。

うん、うん、うん。。。確かに、そのようにも解釈できますよ。それが源氏物語の“物語”と言われている所以(ゆえん)ですよ。いかようにも解釈の仕方があります。でもね、僕は最後の方で次のように書いています。

葵の上は
物の怪に憑かれた中で
出産しますが狂死します。

人は、御息所の情念が
生霊(いきすだま)となり、
源氏の正妻「葵の上」を
とり殺したと囁き合います。

普通、レンゲさんのように“怨霊”という場合、その人は恨みを呑んで死んでしまった人の事を言うのですよ。でも、物語の中では葵の上が亡くなった時、六条の御息所は生きていたんですよ。

でも、六条の御息所は生霊(いきすだま)となって葵の上をとり殺したわけでしょう?

物語の中では、そのように語られていますよ。その方が面白いから。。。でもね、六条の御息所は決して葵の上を殺したかったわけではない。

どうしてそのような事がデンマンさんに言えるのですか?

たまたま、葵の上は物の怪に憑かれた中で出産して死んだ。だから、事情を知っている人たちは御息所の情念が生霊(いきすだま)となり、源氏の正妻「葵の上」をとり殺したと囁(ささや)き合ったわけですよ。この方が物語として面白いから紫式部さんもそのように書いたわけですよ。

でも、六条の御息所は実際に葵の上を亡き者にしたいと思ったかもしれませんわ。

いや、そのような事はありません。

なぜ、そうではないとデンマンさんはおっしゃるのですか?

六条の御息所には、次のようなエピソードがあるんですよ。

やがて光源氏は、
葵の上を正妻として迎える。
それで御息所への足が遠のいてゆく。

熟女の思慮と分別に
目覚めて彼女は身を引くのです。
しかし、萌え盛った
女の情念は止み難く
彼女は屈辱に耐え切れない。

遺児の娘が
斎宮に選ばれたのを機に
彼女も一緒に伊勢へ
下ろうと決意します。

光源氏が正妻として葵の上を迎える。それで御息所への足が遠のいてゆく。萌え盛った女の情念は止み難い。彼女は屈辱に耐え切れない。あれだけ愛し合ったと言うのに光源氏が自分の元から遠のいてゆく。レンゲさんならば、さしづめ“見捨てられ感”に苛(さいな)まれるわけですよね。分かるでしょう?

ええ。。。分かるような気がしますわ。

でもね、レンゲさんと同じように、熟女の思慮と分別に目覚めてヒステリーを起こさずに静かに身を引くわけですよ。久美子さんと清水君の関係が深まると、レンゲさんも清水君のアパートを引き払って直美のマンションに移ったわけですよね。

六条の御息所はどのようにしたのですか?

だから、上にも書いたように一人娘が斎宮(いつきのみや)に選ばれたわけですよ。

斎宮って。。。?

一言で言うならば、天皇の身代わりになって伊勢神宮に奉仕する女性です。

斎宮

(さいぐう、さいくう、または、いつきのみや、いわいのみや)

先代の斎宮が退下すると、未婚の内親王または女王の中から候補者を選び出し、亀卜(亀の甲を火で焙りひびで判断する卜占)により吉凶を占って新たな斎宮を定める。
新斎宮が決定すると、邸に勅使が訪れて斎宮卜定(ぼくじょう)を告げ、伊勢神宮にも奉幣使が遣わされて、斎宮はただちに潔斎に入る。
つまり、初斎院に入って身を清める生活に入ります。

初斎院(しょさいいん)

宮城内の便所(仮の場所)がト定で定められて、大内裏の殿舎が斎宮の潔斎所となる。
これを初斎院と呼び、場所はその時により異なるが、雅楽寮、宮内省、主殿寮、左右近衛府などが記録に残っている。
斎宮は初斎院で1年間斎戒生活を送ることが定められているが、場合によってはもっと短期のことも多い。

野宮(野の宮)

初斎院での潔斎の後、翌年8月上旬に入るのが野宮(ののみや)である。
野宮は京外の清浄な地(平安時代以降は主に嵯峨野)を卜定し、斎宮のために一時的に造営される殿舎で、斎宮一代で取り壊されるならわしだった。
斎宮は初斎院に引き続き、この野宮で斎戒生活を送りながら翌年9月まで伊勢下向に備える。
なお、野宮は黒木(皮のついたままの木材)で造られ、このため黒木の鳥居が野宮の象徴とされた。

『源氏物語』では六条御息所と前東宮の娘(後の秋好中宮)が「葵」帖で斎宮となったため、六条御息所がそれに同道することになり『賢木巻』で光源氏と別れの舞台となるのもこの野宮であり、後に能の題材にもなっている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

つまり、一人娘が斎宮に選ばれて身を清める生活に入るわけですよ。その娘と一緒に伊勢に下ろうと言う思いを決めている。要するに、六条の御息所も娘と一緒に身を清めようとしている。光源氏に対する萌え萌えの情念を断ち切ろうとする女の意思が見えますよ。そう思いませんか?

。。。で、御息所は情念を断ち切る事が出来たのですか?

実は、この時にも六条の御息所と光源氏にはエピソードがあるのですよ。

どのような。。。?

上の説明でも触れているでしょう?伊勢に下る前に娘と一緒に野の宮に行く事になり、『賢木巻』で光源氏と別れる。その舞台になるのが、この野の宮ですよ。後に能の題材にもなっている。

それで、この野の宮で六条の御息所は光源氏と最後に。。。あのォ~、別れる前に愛し合うのですか?

そ。。。そん。。。そんな。。。不謹慎な事は野の宮では絶対に出来ないですよ。許されませんよ!

どうしてですの?

どうしてですのって。。。野の宮は男子禁制ですよ。絶対に男は入れないんですよ。また、入ってはならないところです。そのようなところで六条の御息所と光源氏が愛し合うわけが無いでしょう?

でも。。。でも。。。

でも、何ですか?

絶対に男性に抱かれてはいけないという斎宮が男性と愛し合ったという事だってありますわぁ~。

禁忌の愛

『伊勢物語』の第69段と第70段に〈狩の使い〉の物語がある。
そこに描かれた〈狩の使い〉は在原業平、〈斎宮〉は恬子(やすこ)内親王のことだと言われている。
『伊勢物語』の第69段の最後には、
「斎宮は水の尾の御時、文徳天皇の御むすめ、惟喬の親王の妹。」
と記されており、すなわち恬子内親王のことである。
業平は恬子内親王の兄・惟喬親王と親交があり、『伊勢物語』の中にもその様子を描いた段がいくつかある。
兄と親しい間柄の業平と内親王はまるで知らない仲でもなかったらしい。
以下に〈狩の使い〉の段の概略を紹介する。

ある時、伊勢の斎王の元に都の親元から文が届いた。
「近い内に狩の御使いがそちらに赴かれるが、大事な方だからいつもの使いよりもずっと丁重におもてなしなさい。」
そういう内容であったから、斎王は準備万端心をこめて用意した。
さて、使いが斎宮に到着した時、斎王はその使者のすばらしさに感動し、使いの男の方も御簾(みす)ごしにほの見える斎王の面影の麗しさに心をときめかせた。
お互いに、
「どうかして二人だけの時間を過ごしたい。」
と願ったが、なかなかその機会が訪れない。
恋心に思い悩む男の寝所の外に、深夜人々の寝静まった頃、何者かの影が立った。
おぼろな月明りを背に夢のように訪れたのはかの斎王であった。
短か夜はしかしすぐに明けてしまう。
尽きせぬ名残の中、ふたりは歌を読み交わす。

斎王:

君やこし我や行きけむおもほえず

  夢か現(うつつ)か寝てかさめてか

男:

かきくらす心の闇にまどひにき

  夢うつつとはこよひ定めよ

このふたりの間に禁忌を犯した契りがあり、それによって男の子が生まれたという伝承があった。
それが事実であったのかどうか確証はないが、この伝承は秘されて生まれた子・高階師尚(たかしなのもろなお)を祖先に持つと言われている高階家に語り継がれていた。
そしてこの時代よりもずっと後、藤原道長の時代に公けの場で語られるのである。
一条天皇が三条天皇に譲位する際に、その皇太子を一条の皇子の誰にするかという問題が起こった時のことである。
故皇后・定子腹の第1皇子・敦康親王(あつやすしんのう)を退け、中宮(ちゅうぐう)・彰子(時の権力者・藤原道長の娘)の皇子・敦成親王(あつひらしんのう)を推す理由を、藤原行成(ふじわらのゆきなり)が帝に奏した言葉の中に現れているのである。

「立太子の儀は人間の意志ではなく伊勢の皇大神の意によって決められるのであるが、敦康親王の母・定子は藤原道長の実兄・道隆と高階貴子の間の娘である。
高階家はかつて斎宮のことがあり、伊勢の皇大神の不興を買っており、故に皇太子にはふさわしくない。」
というようなことを行成は奏上した。

定子の兄で同じく高階貴子腹の藤原伊周(ふじわらのこれちか)に道雅(みちまさ)という息子があったが、彼は三条天皇の愛娘でやはり伊勢の斎王に立った当子内親王(まさこないしんのう)と祝福されない恋を契り、高階家と斎宮との悲しい伝説をまたひとつ重ねた。

『恬子内親王』より

レンゲさん。。。あなたは、何も知らないような顔をして。。。そう言う事だけは良く知っているのですね?

デンマンさんは。。。そう言いながら、あたしがエロい事には関心を持っているエロい女だと。。。、あたしをまたコケにするのですかあああぁ~?

ちがいますよォ~。。。レンゲさんが。。。レンゲさんが。。。自分で、そうやって決め付けているのでしょう?。。。やだなあああ。。。それで。。。それで。。。その責任を僕に擦(なす)り付ける。。。それって、ないでしょう?

。。。で、六条の御息所と光源氏は、野の宮で再会したにもかかわらず、そのように愛し合うことは無かったとおっしゃるのですか?

無かったのですよ。源氏物語をどのように読んでも、この時、六条の御息所と光源氏が野の宮で愛し合ったと言う解釈は出来ないのですよ。それ程に、御息所の決心は固かった。つまり、御息所の思慮と分別は女の断ち難い情念に打ち勝ったと言う事ですよ。一人娘と共に身を清めた。この事に尽きるんですよ。

つまり、六条の御息所は光源氏と、もう愛し合うことは無かったのですか?

そうですよ。情念を断ち切ったのですよ。それだけの心構えがあり、自制心を持っている女性が、生霊(いきすだま)となり、源氏の正妻「葵の上」をとり殺す訳がないですよ。

それは、あくまでも、事情を知っている女官たちが囁いていた事に過ぎなかったとデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。

つまり、六条の御息所は光源氏に対する情念を思慮と分別によって断ち切る事が出来た。でも、あたしはそうではないと。。。情念を萌え萌えにして洋ちゃんと毎朝、毎晩愛し合っていると。。。デンマンさんはそうおっしゃるのですか?

まあ。。。何と言うかぁ。。。

そうですわぁ~。きっと、そう思っているのですわぁ~。。。デンマンさんは、あたしには心構えも無ければ、自制心も無いと思っているのですわぁ~。だから、あたしは洋ちゃんと会うと情念に身を任せて萌え萌えになっている。。。そうでしょう?

いや。。。そう言う訳では。。。

絶対にそうですわぁ~。あたしには思慮も分別も足りないのだと、デンマンさんはそう言おうとしているのですわぁ~。。。それで。。。それで。。。おととい、あたしに次のように言わせたのですわぁ~。

年上の女の深情け

それで。。。どうなんですか、レンゲさん?。。。正直なところ。。。また、。。。また、清水君と以前のように一晩に何度も愛し合っているのでしょう?

だって。。。だって。。。おとといも、申し上げましたわぁ~。。。洋ちゃんは、離れていた間も、あたしのことをずっと愛していたって。。。その事を知って欲しいって。。。それで。。。それで。。。あたしはイヤだって言い出せなくて。。。つい。。。つい。。。何度も。。。

やっぱり。。。一晩に何度も愛し合っているのですかぁ~?

デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。分かっているような事をおっしゃりながら。。。そうやって。。。ヤ~らしい笑いを浮かべて。。。本当は、あたしのことをエロい女だと思っているのですわねえぇ~~。んも~~

『エロい女と六条の御息所』より

デンマンさんは、結局、源氏物語を持ち出してきて、あたしが洋ちゃんと一晩に何度も何度もエッチしている、情念深いエロい女だときめつけようとしているのですわあああ~。そうでしょう?

ちがいますよォ~。

そうですってばあああ~~んも~~。

【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんはやっぱりエロい女にこだわっていると思うのですよ。僕は決してレンゲさんがエロい女だと決め付けているわけじゃない。話の成り行きでレンゲさんのエロいところが表れてきますよ。でもね、例えレンゲさんにエロいところがあったとしても、レンゲさんをエロい女だと決め付けるつもりはありません。要は、気位も高い、知性も教養もある六条の御息所にも、どこかにエロい女を感じさせるところがある。しかし、それも、女の魅力なんですよね。その事を僕は言いたいのですが、このような話の運びになってしまう。なかなか思うように行かないものですよね。。。うへへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなります。。。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
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こんにちは。ジューンです。

“君子危うきに近寄らず”

よく耳にする格言ですよね。

思慮分別のある人は

危険な所には初めから近付かない。

そのような意味です。

さて、これを英語でなんと言うのでしょうか?

分かりますか?

次のように言います。

The wise man never courts danger.

賢者は決して危険を求めないものだわ。

次のようにも言えます。

Better be safe than sorry.

後で悔いるより最初から安全でいる方が良いのよ。

ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

卑弥子さんには、ちょっと信じがたいような

恋物語がありますわ。

関心があったらぜひ次のリンクをクリックして

じっくりと読んでみてくださいね。

■ 『平助さんが卑弥子さんに恋をしたのがウンのつき』
  (2005年5月3日)

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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