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愛の形と性の形
2008年2月13日

デンマンさん。。。明日は2月14日でバレンタインデーですよね?

そうですねぇ~。。。お正月が来たと思ったら、もうバレンタインデーですねぇ。。。本当に月日の流れが速いですよね。

それで、今日はバレンタインデーにちなんだ画像を貼り付けたのですか?

うん、うん、うん。。。こういうのも悪くはないでしょう?

。。。で、今日はバレンタインの事について話すのですか?

イヤ、僕は別にバレンタインデーにこだわっていませんよ。おとといは『エロい愚民』の事だったので、今日は。。。まあ。。。バレンタインデーに少しあやかろうと、上のようなタイトルにしたのですよ。

『愛の形と性の形』ですか?

そうですよ。先日、ジューンさんが次のように書いていたのでね。。。

「愛の形」と「性の形」

こんにちは。ジューンです。

お元気ですか?

『チャタレイ夫人の恋人』では、

確かに愛とセックスがテーマになっていると思います。

でも、『エマニエル夫人』の場合には、

どちらかと言うと

レズビアンや露出、

自分の恋人を他の男性に抱かせたりといった、

通常の男女の愛情表現としての性行為から

外れた新しい「愛の形」、

もっと端的に言ってしまえば「性の形」を描いた

ファンタジーと言えるのではないでしょうか?

あなたは、どう思いますか?


『愛と性の一致 (2008年2月9日)』より

ジューンさんがこのように書いていましたよ。僕も、全くその通りだと思いますよ。でも、レンゲさんはなんとなく不満げでしたよね?

不満と言うほどではありませんでしたわ。

でも、次のように言ってましたよ。

【レンゲの独り言】

デンマンさんのおっしゃる事は分かるような気もします。
でも、愛する人と体を一つにして喜悦を求める事はいけないのでしょうか?
ファンタジーの中で悦楽を求める事はいけないのでしょうか?
あなたは、どう思いますか?
では、また。。。


『愛と性の一致 (2008年2月9日)』より

僕は「ファンタジーの中で悦楽を求める事はいけない」とは言ってないのですよ。「愛する人と体を一つにして喜悦を求める事はいけない」とも言っていませんよ。

でも、そのように聞こえましたわ。

レンゲさんが勝手にそのように解釈してしまったのですよ。僕が言おうとしたのは、老紳士マリオの哲学は「愛の哲学」ではなく、あくまでも「性の哲学」だと言う事ですよ。

老紳士マリオの性哲学

“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。
単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。
それも時や場所を選ばずに。
それを私は反文明のセックスと呼び、
そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである。"


『エマニエル夫人』より

でもね、マリオの性哲学は「セックスとは喜悦を求めるための手段」と言うファンタジーですよ。

つまり、アルサン女史はファンタジーの世界で“愛が性と同義になる”事を体験したにすぎない、とデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。それは、女性特有のファンタジーだと僕は思いますね。レンゲさんもちょうど同じようなファンタジーをホステス時代に体験したのですよ。僕が上の囲み記事の中で書いたとおりですよ。

つまり、虚構の中で“愛が性と同義になる”幻想を体験しただけで、実体が無いとおっしゃるのですか?

その通りですよ。アルサン女史には“愛が性と同義になる”と思えたかもしれませんよ。でも、相手の男はそのようには思わなかった。

どうして、デンマンさんはそのように断定なさるのですか?

レンゲさんのホステス時代の事を考えてくださいよ。“セックスから生まれた愛”が本当に“実体のある愛”であったなら、レンゲさんは今頃ベターハーフを見つけて家庭を持っているはずですよ。ところが、レンゲさんは“セックスから愛が生まれる”経験をしていたと自分で認めていながら、結局、実体の無い愛に失望してホステスの世界から足を洗ってしまった。どうしてか?それは、レンゲさんがファンタジーの世界で“セックスから愛が生まれる”経験をしていたにすぎない!と悟ったからですよ。だから、ホステスを辞めて2度と戻る気にならなかった。男は遊びのためにクラブ・オアシスに足を運んだのですよ。つまり、遊びだから、“釣った魚にエサをやる”ような男はいないのですよ。要するに、男はベターハーフを探しにクラブ・オアシスを訪ねたわけではないのですよ。

アルサン女史の『エマニエル夫人』の世界は、結局、あたしが“セックスから愛が生まれる”体験をしたホステスの世界と変わりがないとおっしゃるのですか?

その通りですよ。要するに“性のファンタジー”に偏(かたよ)りすぎてしまったので『エマニエル夫人』は“ソフトコア、ロマンポルノ”として扱われてる。『チャタレイ夫人の恋人』のように純文学にはならないのですよ。

どうしてですか?

それは、レンゲさんが僕の質問に答えて、すでに言いましたよ。

セックスとは、愛する人との

大切なコミュニケーション

『チャタレイ夫人の恋人』を読むと、チャタレイ夫人が森の番人とのセックスを「愛する人との大切なコミュニケーション」と考えようとしているのが良く分かりますよ。多分、レンゲさんだってその影響を受けたはずですよ。

エマニエル夫人は違うのですか?

全く違いますよ。エマニエル夫人のメンター(mentor)は老紳士マリオですからね。「セックスとは喜悦を求めるための手段」にすぎないのですよ。  


『愛と性の一致 (2008年2月9日)』より

デンマンさんはセックスの中で喜悦を求める事がいけないようなニュアンスでお話をしていますわ。

そのように聞こえたのであれば、言い方を変えますよ。愛の中で喜悦を求める事こそ、素晴しいと思いますね。

同じようなものですわ。

違いますよ。マリオの哲学はセックスに重点を置いているのですよ。だから、『エマニエル夫人』はロマンポルノなんですよ。でも、『チャタレイ夫人の恋人』は愛と性がテーマなんですよ。愛と性がどのようにかかわっているかがテーマですよ。どちらかと言えば純文学ですよ。

『エマニエル夫人』だって、愛と性がテーマだと思いますわ。

そのような見方もできますよ。でもねぇ、愛と性がテーマならば、もう少し焦点を絞るべきですよ。

焦点を絞るってどういうことですか?

だから、『チャタレイ夫人の恋人』では、チャタレイ夫人のお相手は夫と森の番人ですよ。でもねぇ『エマニエル夫人』では、やたらに相手が出てくるのですよ。必要以上にさまざまな相手が出てくる。だから、次のような感想を書いた女性が居ましたよ。

[46] エマニエル夫人 (1974年)
Name: 耳年増 E-MAIL
Date: 2005/03/28 19:59

女性のヌードが綺麗だ、と初めて思った学生時代のドキドキが今でも思い出されてきます。
白いテニスウェアと壁が印象的でした。
女性と女性もあるの?え、ほんとに?もういろんな事が意外で、そのことに驚きと興奮を覚えて、ストーリーなど今だに分かりません。

フランスの裕福な有閑マダムの性のアバンチュールと言った感じでしょうか?
映像と音楽で魅せられた、というような映画でした。筋はほとんど意味がなかったような。。。

女性のためのおしゃれなポルノということで、「O嬢の物語」などとともに、ポルノの枠を広めた功績はすごいかも。
女性のためっていう宣伝もわかる気がする。


『耳年増さんのコメント』より

[48] Re:エマニエル夫人 (1974年)
Name: ささにしき E-MAIL
Date: 2005/03/28 20:09

藤椅子に優雅に、そして大胆に腰掛けたエマニエル夫人のエキゾチックなポスター。
そのエマニエル夫人を賛美しているかの様な、甘く切ないメロディー。
ストーリーはといえば、エマニエル夫人のセックにいそしむシーンばかりが記憶に残る。
フランスのおしゃれな雰囲気で包んだ、前衛的なロマンポルノだったのか!?


『ささにしきさんのコメント』より

おそらく、『エマニエル夫人』を観た人の多くが、同じような感想を持つと思うのですよ。“耳年増”さんが言っているように、あの映画はエマニエル夫人の“性のアバンチュール”ですよ。

そのことに驚きと興奮を覚えて、

ストーリーなど今だに分かりません。

ストーリーはといえば、エマニエル夫人の

セックにいそしむシーンばかりが記憶に残る。  

このような感想文からも分かるように、あの映画はエマニエル夫人の“性のアバンチュール”を描いたロマンポルノなんですよ。

つまり。。。、つまり、デンマンさんは“エロい愚民”を愚弄するように、『エマニエル夫人』を単なるロマンポルノと決め付けて、くだらない映画だとおっしゃるのですか?

違いますよう。ロマンポルノの中では世界的に認められている画期的な超一級品だと僕は『エマニエル夫人』を賛美していますよ。“エロい愚民”を愚弄するように馬鹿にしている訳ではありません。

でも。。。でも。。。デンマンさんのおっしゃる事を聞いていると『エマニエル夫人』は低級品のように聞こえますわ。

僕は、そう思っていませんよ。でもねぇ、道徳とか。。。純潔とか。。。そういう事にうるさいオバタリアンやオジタリアンの中には『エマニエル夫人』を愚劣な低級品の映画だと思っている人だって居ますよ。

デンマンさんだって、本音ではそう思っているのでしょう?

やだなあああぁ~。。。何が何でも僕が『エマニエル夫人』を低級品として蔑視している、とレンゲさんは決め付けようとしていますね。。。レンゲさんにとって『エマニエル夫人』は、それ程素晴しい映画なのですか?

そうですわ。女性の立場から見れば、あの映画は女性の性を開放していると思いますわ。

うん、うん、うん。。。分かりますよ。レンゲさんは手記にも次のように書いていましたからね。

セックスとは、

愛を基盤とした自由なもの

投稿日時: 2007-04-13 13:53

デンマンさん
わたしの言う「エロい」は、
やはり少々お下品だったかな?
この表現って、
わたしにとっては「ギャグ」に近いんですよ
わたしは関西人のなかでも特に?
ウケをねらう傾向が強すぎるものでして、
必要以上に自分をコミカルにデフォルメするという、
わるーい癖があるんですよね

で、回答へとまいりますね。。。

江戸川乱歩全集に関してですが、
とにかく横尾氏のイラストが、
エロチックだったのです。
幼いころから、女性の肉体の美しさに
強烈に魅了されていたわたしは、
偉大な画家たちの描く裸婦や、
女性のヌード写真を見て
「わたしも早くこんな風にキレイになりたいなあ!」
と、成熟へのあこがれを強く感じていました。

乱歩の作品自体については、
「エログロナンセンス」の時代特有の、
妖しげな表現に魅せられました。

「人間椅子」での、愛する女性のソファに、
自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、
「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、
それはむしろ、純粋なものすら感じました。

そういえば…
乱歩の時代のことが知りたくて、
おばあちゃんに
(今は亡き愛するおばあちゃんです!)
「見世物小屋行ったことある?」
「衛生博覧会って、どんなんやった?」
などと、聞きまくっていたものです

「チャタレイ夫人の恋人」ですが…
ぶっちゃけエロい箇所の拾い読み、
というのが事実です!
だってねえ…あの小説の大半は、
ロレンスの思想の
展開だと思いませんか?

小学生のわたしに、そんなものを理解できるような
知性も理解力もなかったっす…
で、大人になってから読み返したのですが、
森の番人の野卑でありながらも、
深い洞察力に満ちた性格に、
恋愛感情にも似た気持ちを感じました。
おまけに、セックスは上手ですしね(キャー!)

女性が自らの性欲を恥じる必要など
ないということを、
わたしは少女時代に、
あの小説によって知ったのかもしれませんね。

フロイトも、ヒステリーの原因は、
性的欲求不満であると、言ってましたよね?
セックスとは、
愛を基盤とした自由なものであるべきだと、
わたしはずーっと信じてます!

by レンゲ


『愛と性と自由 (2007年4月19日)』より

これを読んだとき、レンゲさんが『エマニエル夫人』について、どのような感想を持つのか?僕にはすぐに分かりましたよ。

あたしの言おうとしている事がデンマンさんにも分かっていただけますよね?

うん、うん、うん。。。分かっていますよ。確かに女性の“性の解放”は必要だったのですよ。フロイトが治療に当たっていた19世紀から20世紀にかけて、女性は性的欲求不満からヒステリーを起こした人がたくさん居たのですからねぇ~。でもねぇ~。。。

でも、何ですの。。。?

『エマニエル夫人』は、確かに女性の「性の解放」を謳(うた)っているのかもしれないけれど、ちょっと無軌道に突っ走っているような印象も与えますよね。。。?

ほらぁ~。。。そうやって、また『エマニエル夫人』を愚弄しようとしていますわ。。。

分かりましたよ。。。『エマニエル夫人』の事では充分に書いたし、ちょっと飽きてきたので、この辺でいいでしょう。。。ところでねぇ、卑弥子さんが衝撃の告白をしたのを知っていますか?

ええ、卑弥子さんが15才の時に在原業平(ありわらのなりひら)さんとエッチしたと言う事でしょう?

卑弥子の秘め事

そうでござ~♪~ますわア。このお話の斎宮(いつきのみや)こそ、何を隠そう、あたくし。。。卑弥子のことなのでござ~♪~ますわぁ~。。。おほほほほ。。。。

やだなあああぁ~♪~。。。そんな事を言ったって。。。誰も。。。誰も。。。信用しませんよう!だいたい、時代が違いすぎますよう。今は平成時代ですからねぇ。

だからあああぁ~♪~。。。平安時代は一文字違うだけでござ~♪~ますわア!

しょうがねえなあああぁ~♪~。。。分かりましたよゥ。。。とりあえず、信用して話を進めるとして。。。この時。。。、この時、卑弥子さんは満で15才だったのですかア?

うしししし。。。そうなのでござ~♪~ますわよう。

つまり。。。つまり。。。あのォ~~。。。15才でエッチしてしまったのですかア?

おほほほほ。。。ヤ~♪~ですわぁ~~。。。そんなに。。。そんなに。。。穴が開くほど、あたくしを見つめないでくださいましなぁ~♪~。。。恥ずかしくなってしまいますわあああぁ~~

やんなっちゃうなあああぁ~♪~。。。それで。。。それで、卑弥子さんは在原業平(ありわらのなりひら)とエッチしたと言うのですか?

そうでござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。


『背景が美しすぎて (2008年2月10日)』より

レンゲさんも2月10日の記事を読んだのですか?

ええ、読ませていただきましたわ。それで、どうしてそのお話を持ち出したのですか?

以前、レンゲさんと斎宮の詠んだ歌の事で、いろいろと話し合ったことがあったのですよ。覚えていますか?

もちろん、覚えていますわ。

かち人の

渡れど濡れぬ

えにしあれば

【現代語訳】

渡っても濡れもしない
浅い江のようなご縁でしたわね。

この句のどこにレンゲさんは、それ程の感銘を受けるのですか?

“渡れど濡れぬ”ですわぁ~。。。

ほおゥ。。。ここのどこに。。。?

デンマンさん。。。そのような事、あたしが説明しなくても、お分かりになるでしょう?

いや。。。なんと言うかぁ。。。はっきりと分からないからレンゲさんに尋ねているのですよ。

だから。。。、だから、斎宮は、もっと濡れたかったのですわぁ。。。でも。。。、でも、濡れたい、濡れたいと思っているのに、思うように濡れない。。。ああぁ~。。。切ない女の胸の内が手に取るように分かりますわあぁ~~

なんだか。。。実感がこもっていますねぇ~?

デンマンさんにも、このような切ない女の気持ちがお分かりになりますかぁ~?

うん、うん、。。。なんとなく分かりますよ。。。でも。。。でも。。。

でも、なんですのォ~。。。?はっきりとおっしゃってくださいなぁ。

レンゲさんは、あのォ~。。。ちょっとばかりねぇ、あなたは濡れる事にこだわっているのではないですか?

だって。。。、だって、斎宮は“渡れど濡れぬ”と、はっきりと書いていますわ。

そうですよ。確かにそのように書いてありますよ。でもねぇ~、斎宮は“浅い江のようなご縁”を強調するために“渡れど濡れぬ”と書いたと思いますよ。つまり、瀬を渡った。でも、思ったより浅くて服が濡れなかったと。。。つまり、浅瀬だった。それで浅い縁と結びつけた。

でも。。。、でも、それでは片手落ちだと思いますわぁ。

そうですかねぇ~?

だって、そうでしょう?デンマンさんは“浅い縁”を強調するためだとおっしゃいますが、あたしはそうではないと思います。

どういうことですか?

斎宮は身も心も、もっと濡れたかったのですわ。もっともっと濡れて業平さんと深い絆を感じたかった。その強い思いがあるからこそ、愛し合った夜のことを“渡れど濡れぬ”と書いたのですわ。つまり、“あなたとお逢いしたけれども、身も心も充分に濡れたわけではありませんでしたわ”。。。このように言いたかったのですわ。

つまり。。。つまり。。。レンゲさんは、この“濡れる”を肉体的な意味で文字通りに“濡れる”と。。。?

そうですわぁ~。そのように解釈して初めて斎宮の切ない女の胸の内が伝わってくるのですわぁ~。。。つまり、斎宮は業平さんに抱かれてもっと濡れたかったのですわ。業平さんに抱かれて女の悦びを感じることができたというのに、まだ斎宮の心は満ち足りてはいなかった。長居はできないので斎宮は帰らねばならなかった。でも、本当はもっと濡れて深い官能の歓びに浸りたいと思っていた。その満ち足りない思いを業平さんに伝え、もう一度逢って思いを遂げたい、と上の句(かみのく)に願いを託したのですわぁ~。

ほおォ~。。。なるほど。。。そのようにも解釈する事が出来ますよね。

あたしは、そのようにしか解釈できないと思いますわ。業平さんは女の気持ちが分かっていたのですわ。

分かっていたのですか?

そうですわ。斎宮の歌の中に込められた切ない女心を理解していたのですわ。だから、下の句(しものく)で “いつかあなたの思いをかなえてあげますよ” と書いているのですわ。

しかし。。。

しかし、何ですの?

当時、斎宮は16才か17才ですよ。いろいろな書物に当たってみても、まだ20才にはなっていなかった。つまり、まだ初々しい乙女だった。恋愛経験が豊富だというわけではない。そういう女性が、レンゲさんの言うように深い官能の歓びを知っているとは思えない。

でも、業平さんは女性経験豊かな男性ですわ。斎宮のお兄さんと19才年が離れていると言う事は、斎宮とは20歳以上の年の開きがある。充分に女性の扱いを心得ている。しかも、お兄さんから業平さんの事は何度も聞かされている。上のエピソードを読んでも、斎宮が業平さんに対して好意を持っている事が実に良く分かりますわ。だから、心のこもったおもてなしをしたのですわ。ただ単に親元から言われただけではなしに、斎宮(いつきのみや)自身が業平さんに心を惹かれていたことが歌のやり取りを通しても実に良く分かりますわ。

つまり、女の扱いに慣れている在原業平に抱かれて、斎宮は女性として花開いたと言うのですか?

そうですわぁ~。


『ロマンとエッチ (2008年1月20日)』より

僕は斎宮が16才か17才だろうと思っていたのですよ。そうしたら、なんと、この時斎宮は15才なんですよ。

そうですってねぇ~

そうですってねぇってぇ。。。まさか、レンゲさんは卑弥子さんが斎宮の生まれ変わりだなんて信じないでしょう?

でも、そういう事ってよくありますわ。。。あのォ~。。。細木数子の世界では“生まれ変わり”もあるのではありませんか?

やだなあああぁ~。。。僕は、こういう所で細木数子の事を持ち出したくないのですよゥ。

あ~♪~らぁ、デンマンさん。。。

あたくしのことを

うわさしていたのでござ~♪~ますか?

おほほほほ。。。

やだなあああぁ~。。。ついに卑弥子さんが出て来てしまいましたよう。も~♪~ これでは、収拾が付かなくなるので、今日はひとまず僕は退散しますよゥ。んもお~~

【レンゲの独り言】

デンマンさんは、ずるいですわよ。
卑弥子さんが現れると、形勢が悪くなると思って逃げ出してしまったのですわ。

でも、あたしは諦めませんわ。
このお話の続きはデンマンさんが居なくても
卑弥子さんと続けるつもりですわ。

とにかく、あさって、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

デンマンさんが逃げ出すなんて

珍しいですわよね。

卑弥子さんのお話しの中に出てくる

斎宮(いつきのみや)は実在の人物だった

と言われていますよね。

恬子内親王(やすいこないしんのう)だそうです。

生まれた年は実は、はっきりとしていないのです。

848年だと言われています。

亡くなったのは延喜13年6月18日。

西暦では913年7月24日です。

65才まで生きたのですから、

この当時としては長生きの方でしょうね。

第31代の伊勢斎宮でした。

お父さんは文徳天皇です。

お母さんは紀静子。

同母兄に惟喬(これたか)親王がいます。

惟喬親王は文徳天皇の長男だったのですが、

お母さんの生まれが藤原氏でなかったために

天皇になれなかったのです。

この兄妹は和歌も優れ、

人物としても魅力的なところがあったのでしょうね。

そう言う訳で恵まれない境遇に育ったのに

斎宮は伊勢物語という形で

語り継がれ、私たちに知られるようになったのです。

ところで、デンマンさんがレンゲさんの記事を集めて

一つにまとめました。

もし、レンゲさんの記事をまとめて読みたいならば、

次のリンクをクリックしてくださいね。

■ 『最近のレンゲ物語 特集』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。





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