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レンゲ物語
 

 

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刹那の愛
2008年6月6日

 

ブルックリンのアンナさん

ケイトーはマリアのことをずいぶんと見下していると思うわ。

いや。。。僕は決してマリアを見下したりしていないよう。

マリアはねぇ、こうしてあなたが私のところにやって来る事をすぐに感づいたのよう。だから電話をかけて寄越したのよう。

でも。。。でも。。。どうして分かったのかなぁ~?

ケイトーって見かけよりもオツムの回転が鈍(にぶ)いところがあるのね。

ん。。。?僕のオツムの回転が鈍い?

そうよ。映画館の中だって、あなたはマリアが気づいていないと思って私の手を握ったけれど、あの子はちゃんと気づいていたのよう。

どうしてアンナに分かるんだい?

マリアはあなたの右手を握っていたわ。ケイトーが左手で私の手を握れば、それは右手にも伝わって、マリアの手にも動きが伝わるものなのよう。あの子は横目であなたの動きを見ていたのよう。

でも、アンナは僕の手を無視してスクリーンに集中していたじゃないか!

分かっていたわよ。マリアがあなたの動きを横目で見ていたことも私には分かっていたわ。

まさか。。。?どうして。。。分かるんだい?映画館の中は暗かったじゃないか。

暗かったと言っても、映画を見始めれば目はその暗さに慣れてしまうものよう。ケイトーは私のことばっかり気にしていたから、マリアの事が分からなかったのよう。私には、あなたの事もマリアの事もちゃんと見えていたわ。

でも、マリアは一言もそのことを言わなかったけれど。。。

言う訳無いじゃないの。

どうして。。。?

見極めようとしていたのよう。

見極める。。。? 何を。。。?

あなたが私にチョッカイを出している事よう。

僕はふざけてアンナに接近した訳じゃないよう。。。。だったら、僕がマジでアンナの事を好きになってしまったことを、アンナだって分かっていたよね?

ええ。。。なんとなく。。。女の直感で分かっていたわ。

僕はマリアも“自由”を認めていたと思うけれど。。。

自由って。。。自由恋愛のこと。。。?

そうさ。。。だから、マリアは僕とアンナが二人きりで Lighthouse Beach に行くのを認めていたじゃないか。

本当は3人で行くはずだったのよう。もともと、マリアが言い出したことだったのよう。私がボーイフレンドと別れてふさいでいたから。。。でも、キャッシュの仕事がもらえて、マリアはスーパーのレジの穴埋めに出かけて行ったのよう。

なんだい。。。その穴埋めって。。。?

マリアが勤めていたスーパーで急に女の子が病気で出られなくなったのよう。それでマネージャーからお声がかかって、キャッシュで払うから来てくれって。。。

つまり、失業保険をもらいながらキャッシュで働くわけ。。。?

そうよ。。。持ちつ持たれつよ。マネージャーだって助かるし、マリアも臨時収入が入るでしょう?

マリアは僕とアンナが二人だけでビーチに行くことを知っていたんだ。

ケイトーはマリアが知らないと思っていたの?

僕はアンナが僕のために混浴露天風呂に案内してくれるものとばかり思っていたよう。

実はマリアが言い出したのよう。その時冗談半分で言ったものよ。“あたし、行けないけれど、ケイトーをあたしから取らないでね”って。。。

マジで。。。?

多分、こうなる事を予測していたのよね。

だったら、いいじゃないか。。。なるようになったのだから。。。

ダメよう。。。私はマリアを裏切る事ができないわ。

でも、アンナだって、結構、あの日ビーチで僕と一緒に楽しんでいたじゃないか?

だってぇ、もともとマリアが私のために言い出したのよう。私がボーイフレンドと別れて、ふさいでいたので、マリアが私を元気付けるために3人で Lighthouse Beach へ行こうと言う話だったのよう。 だから、私もマリアの気持ちがありがたかったので、素直にその気持ちを受けて、ケートーと久しぶりに愉快な時間を過ごしたのよう。

だからさぁ。。。今夜もその続きを。。。

ダメよう。。。調子に乗らないでよう。。。マリアの気持ちを裏切る事になるわ。

アンナって友達思いなんだねぇ~。。。僕は、ますますアンナの事が好きになってしまったよう。。。

変なところでおだてないでよう。。。とにかく、マリアはケイトーが私のアパートに来る事を分かっていたのよう。このままケイトーが私のところに朝まで居たら、マリアは絶対に傷つくわ。そういう事は私にはできないの。だから、今夜はおとなしく帰ってね。ケイトーは寅さんのように優しかったでしょう?

アンナはマジで寅さんの映画を見たことがあるの?

もちろんよう。ニューヨークには、もう80年も続いている日系人会があるのよ。そこで寅さんの映画の上映会があって日系二世のクラスメートに誘われて見に行った事があるのよう。

。。。で、アンナは日本語を勉強した事があるの?

会話はできないけれど中学校の教科書ぐらいならば何とか読めるわ。

ほおォ~。。。知らなかったなぁ~。。。

ケイトー。。。何よう、急に近づいてきたりしてぇ~

だから、アンナの友達思いの気持ちを考えて僕は帰ることにするよう。お休みのキスだよう。

そう。。。分かってくれたのね。

うん、うん。。。でもね、僕は、アンナのヌードを初めて見た時に中学生の時に見たプレーボーイのプレーメートが目の前に現れたような気がしたんだよう。

ええ。。。聞いたわ。。。ケイトーって、女心をくすぐるコツを知っているのよねぇ~。。。

うん、うん、うん。。。(ここで、ちょっと長いお別れのキスですう)。。。

ちょっと。。。ケイトー。。。くすぐったいわよう。。。うふっ。。。わたし。。。わたし。。。うふっ。。。それ以上ダメよゥ。。。

ん。。。? いいじゃないかぁ。。。?

ダメよ。。。ほんとにダメ。。。

僕は。。。僕は。。。つらいよう。。。寅さんの言葉に、「男はつらいよ」っていう台詞があるのをアンナも知ってるよね?

ええ。。。でも、やっぱりダメなものはダメなのよう。。。

思い直すことはできない。。。?

マリアは、わたしの小さな頃からの親友なのよう、その親友の気持ちを裏切る事はできないわ。

でも、アンナと僕は愛し合っていると思うけれど。。。

愛し合っているってぇ。。。ケイトーと会ってからまだ2週間なのよう。。。

だけど、僕は。。。僕は。。。アンナのことが堪らなく好きになってしまったんだよう。。。

うふっ。。。もう、本当に、これ以上はダメよう。。。お願い。。。もうやめてぇ~。。。

しかし。。しかし。。。アンナだって、ほらぁっ。。。もう、こんなにもォ~。。。

だから。。。だから、あふゥ。。。もう。。。、もう、これ以上ダメなのよう。。。ケイトーはいつもしつこいのよう。。。

思い直さない。。。?

ダメよう。。。わたしは。。。わたしは。。。自分の名前に恥じないように。。。

ん。。。?アンナの名前に恥じないように。。。?

言ったでしょう?。。。わたしの名前はgraceって意味なのよゥ。。。?その名を傷つけるようなことをしたくないのよォ~。。。


『ブルックリンのエマニエル夫人 (2008年5月26日)』より

この“ケイトー”と呼ばれているのがデンマンさんですよねぇ?

そうですよう。僕は20代の頃はケイトーと呼ばれていたんですよう。

なぜですか?

Akira と言う名前は欧米人には読みにくいらしいのですよう。「エイカイラ」と読んだり「アカイラ」と読んだり、初めから「アキラ」と読む人は珍しかった。

それ程むずかしいとは思いませんけれど。。。

でも、事実、初めから「アキラ」と読む人は珍しかったのですよう。日本映画の好きな人は黒澤明監督を知っているから、間違いなく「アキラ」と読むのですよう。

つまり、日本映画を見ない人には正しく読めたなったのですか?

そうですよう。「アカイラ」と読む人が圧倒的に多かった。しかも、女の子の名前だと思う人が多かった。未だに僕の名前を女の子の名前だと間違えてメールが届きますよう。

マジで。。。?

もちろんですよう。僕はモントリオールで貿易関係の仕事をしていた事があったので、モントリオール商工会議所のメンバーなのですよう。3年ほど前だったと思ったけれど、それまでは Mr. とか Ms. のような呼称を名前の前に付けなっかたのに、担当者が変わったらしくて呼称をつけ始めたのですよう。台帳を調べればいいのに、入力する担当者がファーストネームだけで判断してしまったのですよう。

それで、デンマンさんの名前には Mr. でなく女性の呼称の Ms. が付いているのですか?

そうですよう。

訂正するように言えばいいじゃないですか?

もう、毎度の事だから、面倒なのでそのままにしてありますよう。うしししし。。。

それで、なぜケイトーなのですか?

女の子の名前に Kate (ケイトゥ) と言う名前があるのですよう。だから、 Kato と綴れば欧米の人は 「ケイトー」 と読みますよう。ただし、ラテン系の人は 「カトー」 と間違いなく読む人が多いですよ。

。。。で、それ以来 ケイトーなのですか?

そうですよう。僕はアンナさんに、このことを話したら、彼女は全く違う事を言いましたよう。

違うって。。。どう言う事ですか?

人気テレビ番組にケイトー(Kato)と言う名のサイドキックが出てきたと言うのですよう。つまり、相棒ですよ。

その番組って。。。?

“The Green Hornet” と言う番組なのですよう。

右側の人物が Kato ですよう。なんと、あの有名なブルース・リーが演じたのですよう。左側が主人公の“グリーン・ホーネット”。僕は全く知らなかったのだけれど、アメリカでは1966年と1967年にテレビで放映されて、ずいぶんと人気が出たらしい。

それで、Kato と綴れば、誰もがケイトーと読んだのですね?

そうなのですよう。当時、テレビの番組が終わってから、10年以上経っていたけれど、Kato を知っている人は実に多かったですよう。“The Green Hornet”は、それほど人気が出た番組だったらしい。。。ところで、そろそろ本題に入らないと、この記事がまた長くなるのだけれど。。。レンゲさん、どうして“ブルックリンのアンナさん”を持ち出してきたのですか?

以前、デンマンさんは、あたしが坂田さんと洋ちゃんを同時に愛していると言って非難した事がありましたわ。

ん。。。?僕がレンゲさんを非難した。。。?

そうですわ。。。デンマンさんだって、マリアさんとアンナさんを同時に愛していましたわ。

それは、ちょっと違うと思うな。

どこが違うのですか?

レンゲさんが坂田さんと清水君を愛していたのは、同時進行ですよう。しかも、二人に身を許していたのですよう。僕は確かに、アンナさんとマリアさんを愛していたけれど、二人と体の関係を持っていたわけではありませんよう。

それは、アンナさんには拒絶されたからですわ。

ん。。。?拒絶された。。。?

そうですわ。上の記事を読めば良~く分かりますわ。

拒絶とは、ちょっと違うと思うのだけれどなあァ~。。。それで、僕がどのようにレンゲさんを非難したのですか?

思い出せないようですから、その箇所をお目にかけますわ。

至上の愛

詩の中で書いた“愛”こそ、レンゲさんが至上と信じている恋愛なんですよ。つまり、レンゲさんのオツムの中に理想とする恋愛がある。ちょうど上の詩の中で書いたような。。。もし、“女の操”を信じている女性ならば、至上の恋愛が独立してあるのではなく、デンマンこそ“意中の人”だと思うから、坂田さんが現れたとしても坂田さんは上の詩の中の“星の王子様”にはなれない。“意中の人”は、そのようにコロコロと変わらないものですよ。しかし、レンゲさんのオツムの中には至上の“愛”があって、その愛にふさわしい人をレンゲさんが求めている。要するにデンマンである必要はない。僕が恋愛至上主義と言うはそのような意味ですよ。

あたしが去年の夏デンマンさんよって満たされなかったものを坂田さんによって満たしているとおっしゃるのですか?

そうですよ。レンゲさんは、そのようにして坂田さんの腕に抱かれて女の芯をしびれさせる官能の疼きに酔い痴(し)れたのですよ。。。どうですか?

あたしは。。。あたしは。。。

坂田さんに抱かれてあの悦びの瞬間を一つに溶け合って全身で感じたんでしょう?

デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。そうやって、またあたしをヤ~らしい。。。ヤ~らしい事に夢中になる女にしてしまうのですかぁ~?

僕は“ヤ~らしい”なんて言ってませんよ。

デンマンさんは口には出さないだけで、心の中ではあたしがヤ~らしい女だと思っているのですわぁ。

ほらぁ~~。。。またそうやってレンゲさんは思い込んでしまう。。。思い込みでないのなら、根拠のない女の直感ですよ。

デンマンさんは、あたしが誰にでも抱かれる女だと思っているのですわ。

違いますよ。僕はタダ、レンゲさんの“意中の人”が変わりやすいと言っているだけですよ。

変わっていませんわ。

毎日のように愛し合っていた清水君から、今は坂田さんになってしまっているでしょう?

それは。。。それは。。。

なんですか?

以前デンマンさんは“継続は愛の源泉”だとおっしゃいました。

うん。。。確かにそのような事を言いましたよ。それがどうかしましたか。。。?

だからあたしは坂田さんと。。。

つまり、なんですかぁ~。。。坂田さんはレンゲさんが初めて抱かれた懐かしい人だから、ふるさとに戻るようなつもりで愛を萌え上がらせたと言うのですか?

それは。。。あのォ~。。。(レンゲさん、急に無言)。。。

“継続は愛の源泉”というのは、5年、8年、10年、15年。。。というように大切に二人の関係を守ってゆく。愛を育ててゆく。そうやって心と体で触れ合いながら関係を継続してゆく事で、幸せで満ち足りた愛が熟成されてゆく。僕は、そのような意味で言ったんですよ。

だから、“継続は愛の源泉”ならば、あたしは坂田さんとの愛に、もっとこだわるべきではないのかと。。。

それがレンゲさんの誤解なんですよ。確かに、“継続は愛の源泉”ですよ。しかし、現在のレンゲさんは、坂田さんとの愛を長い時間をかけて育(はぐく)んでゆくと言うよりも、昔のことを思い出しながら萌え上がらせているだけでしょう?

んも~~。。。デンマンさんは、すぐにそうやってヤ~らしく考えるのですわぁ~。あたしが坂田さんと会えばエッチだけに夢中になると思っているのですわ。

僕は言ってませんよ。レンゲさんが自分でそうやって認めているんですよ。

認めているわけではありませんわぁ~。

でも、レンゲさんは僕に言いましたよ。毎晩のように坂田さんと愛し合っていると。。。

でも。。。それは。。。それは。。。エッチに夢中になっているという意味ではありませんわ。

でもね、レンゲさんは至上と思い込んでいる“愛”の中で自分を見失っていますよ。つまり、レンゲさんは“恋愛至上主義”にとらわれている。レンゲさんにとっての“恋愛”とは、すべての“愛”に勝(まさ)る至上のモノと言う考え方がある。だから、“心の恋人”の僕に向かって書いたつもりの詩であるにもかかわらず、身も心も一つになってイキたいと言う強い願望がある。そのことが次の箇所にありありと滲(にじ)み出ていますよ。

あなたの全てがいとおしい
あなたのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがってゆく
狂おしいまでに
わたしはあなたの腕に抱きしめられて身悶えた

わたしの思考を空白にする甘美な衝撃
身を焼くようなあの歓喜
全身を打ち震わせるあの悦楽
女の芯をしびれさせる官能の疼き

あの悦びの瞬間を
わたしはあなたの愛の中で
あなたと溶けて一つになって
全身で感じていた

激しい歓喜の波が
押し寄せては引いてゆく
わたしはその悦びの波に翻弄されながら
あなたの愛に耳を澄ませ
全身であなたの愛を感受して
あなたの腕に抱かれて
長い長い悦楽に酔いしれた

レンゲさんは、この部分で“心の恋人”を求めていると言うよりも“肉の恋人”を求めている!身も心も一つになってイキたいという体の歓びを知っている熟女の赤裸々な心の叫びをむき出しにしていますよ。

女が“肉の歓び”を求めることはいけないことですか?

いけないことではありませんよ。レンゲさんのように、ここまで赤裸々になって詩の中で叫ぶことができる。そのことはすばらしことですよ。だからこそ、僕はレンゲさんの詩にいつも心を打たれるんですよ。レンゲさんは、いつも僕に生々しい女の心の内を覗かせてくれる。しかし、その“肉の歓び”を衝動的に心の恋人に求めてしまう。現在のレンゲさんは、その歓びを坂田さんの腕に抱かれて酔い痴れている。それは坂田さんではなく清水君に向けられるべきものですよ。だから、僕は何度も清水君とレンゲさんが仲直りするようにと言っているんですよ。

でも。。。でも。。。

でも、何ですか?

洋ちゃんは、デンマンさんのようにあたしの心の叫びを受け取ってくれないんです。あたしが詩を書いたとて見向きもしないんです。

坂田さんだって見向きもしないでしょう?

でも、坂田さんは洋ちゃんのように“下つき”だなんて言わないし、あたしの事をとっても優しくしてくれます。

分かりますよ。分かりますよゥ~~。だから僕は言っているんですよ。レンゲさんは至上と信じている“愛”の中で坂田さんに抱かれて酔い痴れていると。。。つまり、いつもの冷静で思慮と分別のあるレンゲさんがすっかり影を潜めてしまっているんですよ。

あたしが幸せな気分で居るのに、デンマンさんは、どうしてそのような、つれない事をおっしゃるのですか?あたしは坂田さんに抱かれて快楽に酔い痴れているわけではありませんわ。

酔い痴れてもかまいませんよ。それがレンゲさんにとっての癒しとなっているのなら。。。でもね、レンゲさんから思慮と分別がなくなっている。それが問題ですよ。

どんな問題があるとおっしゃるのですか?

坂田さんは定職につこうともしていない。相変わらず競輪競馬にハマッテいる。レンゲさんと週末に過ごすホテル代だって、すべてレンゲさんが出しているんじゃないですか。。。借金を返したのもレンゲさんの金。ホテル代もレンゲさんの金。坂田さんは仕事もしないで相変わらず競輪競馬、最近は競艇にまで行っている。レンゲさんだって知っているでしょう?

ええ。。。

レンゲさんと坂田さんはハネムーンでルンルン気分のカップルのようなものですよ。坂田さんは宝くじに当たったような思いでしょうね。レンゲさんは、坂田さんにまったり愛されてすっかり“鴨ネギ”にされてしまっている感じですよ。悪く考えれば、坂田さんはレンゲさんの“ヒモ”になって、遊んで暮らそうと思っているのかもしれませんよ。つまり、僕の目には前向きで建設的な恋愛とは言いがたい。だから、心配しているんですよ。。。

あたしは坂田さんのことを本当に愛しています。

分かりますよ。分かります。。。でも、“恋は盲目”とも言うでしょう?何度も言うようにレンゲさんは恋愛至上主義なんですよ。至上の愛のためならば何でもしかねない。思慮分別も忘れてしまう。レンゲさんが坂田さんの借金や遊びのためにお金を用立てているのは、いつもの冷静なレンゲさんらしくないですよ。

あたしが坂田さんとの愛に目がくらんでいるとおっしゃるのですか?

そのように見えますよ。僕はすでに言った事だけれど、“愛”を心で感じる人とオツムで感じる人が居ますよ。レンゲさんは心で感じようとしています。だから情に流されやすくなっている。オツムで愛を感じる人はもう少し冷静になれる。だから、坂田さんに頼まれたといっても、借金や遊びのためにお金を無闇に用立てたりしない。

あたしは目がくらんで愚かな事をしているとおっしゃるのですか?

そうですよ。


『萌えて悔やんで (2007年7月18日)』より

デンマンさんは、こうしてあたしをケチョンケチョンに、こき下ろしたのですわ。クソミソにけなしたのですわア。

やだなあああァ~。。。レンゲさんは僕の座右の銘を何度も見ていますよね?

ええ。。。また、あの座右の銘ですか?

そうですよう。くどくなるから出さないつもりだったけれど、初めて読む人も居るでしょうから、また出しますよう。

“批判のないところに進歩なし!”

“愛なき批判は空虚にして、

 批判なき愛は盲目なり”

僕はレンゲさんを愛しながら批判していますよう。また、批判できないようであったら、それは本当に愛している事になりません。

そう言いながら、あたしをケチョンケチョンにこき下ろし、クソミソにけなすのですか?

やだなあああァ~。。。僕は、また、レンゲさんに誤解されてしまいましたよう。。。つまり、僕がレンゲさんをこき下ろし、けなしていると言いたいのですか?

違いますわ。。。実際、そうなのかもしれません。でも、もう、その事はどうでもいいのですわ。

それで、何が言いたいのですか?

デンマンさんは、あたしに忠告めいた事をおっしゃいましたけれど、デンマンさんがアンナさんに接近して行った時のことを読めば、それはまさに“恋は盲目” - 「刹那の愛」に突き動かされてアンナさんに接近して行ったとしか見えませんわ。

でも、僕はレンゲさんのように、すぐにエッチしたりしませんでしたよう。

それは。。。それは。。。アンナさんがデンマンさんを拒絶したからですわア。

でもねぇ~。。。アンナさんだって、かな~♪~り萌え萌えになったのですよう。ただ、アンナさんはマリアさんとの長年にわたる友情のために、マリアさんを裏切りたくなかった。そのために一線を越える事を踏み止(とど)まったのですよう。

デンマンさんは必要以上に一線を越える事にこだわっているのですわ。だから、あたしが洋ちゃんと坂田さんに身を許した事が気に喰わないのですわ。

だって、そうでしょう?意中の人と言うのは、たいてい一人だけなのですよう。それなのにレンゲさんの場合には坂田さんと清水君の二人に同時進行に身を許していた。それは、やっぱり考え直さねばならないと僕は思ったのですよう。

つまり、どちらか一方とはプラトニックでなければならない、と言うことですか?

端的に行ってしまえば、そう言う事ですよう。

でも、それは時代遅れだと思いますわ。

ん。。。?時代遅れ。。。?

そうですわ。ジューンさんも言っていましたわ。

プラトニック・ラブ

こんにちは。ジューンです。

心の交流と体の交流。

真美さんだって温かい心の交流を

求めていると思いますわ。

でも、結果として心の通わない

冷たい体の交流だけに

留(とど)まっているのですわよね。

ところで、エッチを伴わない

精神的な恋愛を

プラトニックラブと言いますよね。

英語で書くと platonic love.

つまり、肉体的な欲情を伴わない恋愛のことです。

歴史的に、このような性欲を伴わない愛を

素晴しいという人も居ますが、

中には、次のようにけなす人も居ます。

Platonic Love is a fool's name

for the affection between

a disability and a frost.

プラトニック・ラブとは、

不能と不感症の間の愛情を指す、

馬鹿げた名前である。

by Ambrose Bierce

(ビアス『悪魔の辞典』)

あなたはどう思いますか?

ところで、『レンゲ物語』でもプラトニックラブと

セックスレスラブを取り上げています。

興味があったら次のリンクをクリックして

読んでくださいね。

■ 『やっぱり憂鬱 (2007年12月9日)』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


『グルメの閑話 (2008年6月3日)』より

分かるでしょう、デンマンさん。。。?プラトニック・ラブって、不能者と不感症患者の間の愛なのですわァ。

【デンマンの独り言】

確かにジューンさんは、そのように書いていますよう。
でも、だからと言って、ジューンさんが、それを尤(もっと)もだと肯定している訳ではないのですよね。
ただ、ユーモアとウィットを効かせた面白い見方だと言っているだけです。

レンゲさんは、最後のところで問題をすり替えてしまったように思うのですよう。
あなたは、どお思いますか?
この問題については、あさって、もっと深く考えてみる必要があるようです。
では、また。。。

メチャ面白い、

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■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』

■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に別荘を持つことを

夢見る小百合さんの物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』

こんにちはジューンです。

レンゲさんがわたしの書いたモノを引用しましたが、

この際、私は中立を守らねばならないと思います。

ひと言いわせてもらえば、

プラトンは『饗宴』の中で、

肉体(外見)に惹かれる愛よりも

精神に惹かれる愛の方が優れており、

更に優れているのは、

特定の1人を愛すること(囚われた愛)よりも、

美のイデアを愛することであると説いたのですね。

つまり、彼自身は

肉体に惹かれる愛を

否定していた訳ではないのです。

ところで、デンマンさんがレンゲさんの記事を集めて

一つにまとめました。

もし、レンゲさんの記事をまとめて読みたいならば、

次のリンクをクリックしてくださいね。

■ 『最近のレンゲ物語 特集』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。





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