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漱石のラブレター
by デンマン & レンゲ
2010年2月18日
漱石のラブレター
1901(明治34)年2月20日 国を出てから半年ばかりになる。 (中略) お前でも子供でも死んだら電報ぐらいは来るだろうと思っている。 (中略) だんだん日がたつと国の事をいろいろ思う。 ロンドンにて 漱石 【デンマン注:】 読み易いように句読点を加え現代かな遣いに直して引用しました。 241-242ページ 『漱石の孫』
デンマンさん。。。、あんさんは、どうして急に夏目漱石のラブレターなどを持ち出してきやはったん?
夏目漱石のラブレターなんてぇ、ちょっと意外やろう?。。。なんだか、聖徳太子のラブレターと言うような意外性があるやんかぁ。 つまり、夏目漱石がラブレターを書くなんて、あんさんは思いも付かなかったん? あのなぁ~。。。、考えれば、考えられないことはなかったでぇ~。。。でもなぁ、この上のラブレターは漱石の妻である鏡子夫人に書いたものやがなぁ~。 だから。。。? だから、わてはとっても意外に思ったのやぁ。 どうして。。。? どうしてってぇ、漱石の鏡子夫人は悪妻で有名やがなぁ~。。。これまでに鏡子夫人のことを褒めている文章を読んだ事なんて、わては一度もあらへんでぇ~。。。ソクラテスの妻も悪妻と言うレッテルを貼られているけれど、日本では鏡子夫人が、まさに「ソクラテスの妻」と言われるほどに悪妻で有名やった人やでぇ~。。。その人に漱石がラブレターを書いていたなんて、わてにはメチャ意外に感じられたのやがなぁ~。。。 そう言われてみれば、確かに、そうですわぁ~。 そやろう?。。。だから、わては漱石のラブレターを取り上げる気になったのやがなぁ。 ただ、それだけの理由でぇ~? ちゃうがなぁ。。。漱石のラブレターだけやったら、わてはこうして取り上げなかったかもしれん。 それなのに、どうして取り上げる気になったん? あのなぁ~。その漱石のラブレターに鏡子夫人もラブレターで返信を書いているのやがなぁ~。 マジで。。。? こういう所で冗談を言っても、あまり面白くないんやでぇ~。。。うししししし。。。 でも、あんさんは面白そうに笑っていますやんかぁ~。。。 あのなぁ~、鏡子夫人は悪妻には似合わないような見事なラブレターを書いているねん。 ホンマにィ~。。。? そうなのやぁ!。。。とにかく、ここに書き出すから、まず、めれちゃんも読んでみィ~なぁ。 あなたの帰りたくなったの、淋しいの、女房の恋しいなぞとは、今までにない珍しいことと驚いております。 けれども、これも日が立てば自然と薄くなるだろうと思っていましたところ、なかなか日がたっても忘れるどころか、余計に思い出します。 しかし、またお帰りになって、ご一緒に居たら、喧嘩をすることだろうと思います。 (中略) 私はお留守中、いくら大病にかかっても、決して死にませんよ。 鏡子 1901(明治34)年4月13日消印 著者あと書き: このあとに、女を買ったりしないとの漱石の手紙に答え、「あなたのことだから安心している、もしあってもなんとも思わない、しかし、私のことをお忘れになってはいやですよ」、とあるという。 【デンマン注:】 読み易いように句読点を加え現代かな遣いに直して引用しました。 249ページ 『漱石の孫』
どうや、めれちゃん。。。愛情のこもった、ええラブレターやろう?
そうですねぇ~。。。、漱石のラブレターよりも愛情が感じられますやん。 めれちゃんも、そう思うかぁ~?。。。わても、鏡子夫人を改めて見直したのやがなぁ~。 マジで。。。? もちろんやぁ。。。わては大真面目やでぇ~。 どうしてそれ程、見直す気持ちになりはったん? “悪妻”というイメージから程遠いラブレターやがなぁ。。。もし、鏡子夫人に小説を書かせれば、漱石よりも面白い小説が書けるのではないか?!。。。わては、そんな風に思ったほどなんやでぇ~。 あんさんは、それ程感動しやはったん? そうなのやぁ~。。。この上のラブレターを書いたとき、鏡子夫人はいったい何才やったと思う? 30代の半ばですやろう? めれちゃんも、そう思うのやろなぁ~。。。確かに、手紙の書き方から熟女を思い浮かべてしまう。。。でも、驚くなかれ、このときの鏡子夫人は23才やったのやぁ。 ホンマにぃ~。。。それで漱石は。。。? このとき漱石は34才やった。 マジで。。。? 『漱石の孫』に、そう書いてあった。。。悪妻と言うレッテルを貼られた鏡子夫人が、実は、愛情豊かな素晴らしい手紙を書く女性やったのやがなぁ~。。。 あんさんは、そのことに感動しやはったのォ~? いや。。。そればかりやあらへん。 他に何がありますのォ~? 漱石の孫の房之介さんが次のように書いていたのやぁ。
祖母(鏡子夫人)は、ときどきとんちんかんなことをいっては子供たちに笑われたらしい。
そんなとき、彼女はこういったというのだ。 「お前たちは、そうしてばかにするけれど、お父さま(漱石)はばかにしなかったよ。ちゃんと、やさしく教えてくださったよ」 その話を聞いたとき、漱石と夫人のあいだには、外からなかなかうかがい知れない情愛が、きちんと通っていたのだなと思った。 しょっちゅうケンカしているから、あるいは関係が冷え切っているようにみえるから、そこになにもないかといえば、必ずしもそうではない。 (中略) 漱石が、夫婦などの日常は一見変化のないようにみえて、じつはそうではない。 (中略) もしも漱石が、ただ病的で暴力的なだけの夫だったら、いくら明治の妻でも、覚悟して一緒にいやしないだろうと思う。 ただ、どう考えても漱石は、妻とのコミュニケーションにおいて不器用だったろう。 祖母も、そこはわかっていたのではないか。 246-248ページ 『漱石の孫』
上の引用の中の菩薩のようなふところの深い愛情を読んでから、さらに鏡子婦人のラブレターを読むと、確かに、わてもふところの深い愛情を感じるのやがなぁ~。。。
たとえば、どういう所に。。。? 女を買ったりしないとの
漱石の手紙に答え、
「あなたのことだから安心している、
もしあってもなんとも思わない、
しかし、私のことを
お忘れになってはいやですよ 鏡子夫人のこのような書き方の中に、わてはふところの深い愛情を感じるのやがな。23才の女が書いたものとは、わては、とても思えないのやぁ~。 そうですやろか? あのなぁ~、鏡子夫人と比較するわけではないんやけど、同じ年頃の時に、レンゲさんは妻子ある男と恋に落ちてしまったのやがなぁ。 わたしも、その事なら聞いていますねん。 さよかぁ~。そんなら、ここにレンゲさんの不倫の手記があるさかいに、書き出すわ。めれちゃんもじっくりと読んでみィ~なぁ。
不倫の果てに…
不倫と呼ばれる恋愛について、どんなイメージを抱かれますか? ある既婚男性のことを、
そこから、彼はわたしのことを「彼女」だと呼ぶようになりました。 でも、長い間モーションをかけ続けておいて、 彼とは、毎日のように会っていました。 でも、わたしの頭には、 そのうち、彼から
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。 つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。 わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も 世間のすべての不倫カップルがそうだとは おそらく今、会ったとしても、お互い自分の残した嫌なものを見ているような気持ちしか、
最初の頃のときめき。 本当は、彼と和解したいと考えている自分がいます。 by レンゲ 2004-07-21 10:11:08 『不倫の悦びと苦悩』より 『広い愛と狭い愛』に掲載
レンゲさんの不倫の手記を持ち出してきて、あんさんはわたしを苦しめはるのォ~?
ちゃうがなぁ~、わては鏡子夫人のふところの深い愛情について、めれちゃんに考えて欲しいのやがなぁ~。 そのふところの深い愛情がどうやと、あんさんは言わはるのォ~? レンゲさんは純粋に相手の男を愛していたのかも知れへん。 わたしも、そうだと思いますねん。 でもなぁ~、相手の男の妻は、ふところの深い愛情で夫を見守っていたのかも知れへん。 (たとえ、他の女とかかわりを持ったとしても)
あなたのことだから安心している、
もしあってもなんとも思わない、
しかし、私のことを
お忘れになってはいやですよ それで、レンゲさんの相手は、結局は、ふところの深い愛情を持った妻の元へ戻って行ったと。。。? そうや。。。 つまり、あんさんは、わたしの不倫の経験を思い出させて同じことをわたしに言わはるのねぇ~? いや。。。わては、あのォ~。。。、別に、めれちゃんの不倫の経験を思い出させるために、こうしてレンゲさんの手記を持ち出したのではないねん。 でも、あんさんは無意識のうちに、そうしてはるねん。。。。わたしは、また傷ついていますやん。。。んも~~。。。わたしの昔のことは蒸し返さないで欲しいねん。。。それよりも、あんさんこそ、小百合さんと旦那さんのことを考えた方がよろしおますでぇ~。。。 。。。ん? 小百合さんと旦那さんのこと。。。? そうですやん。。。小百合さんもふところの深い愛情で旦那さんのことを思っていますやん。 そうや。。。その通りやでぇ~。。。 そやったら、いづれ、あんさんもレンゲさんのように小百合さんに捨てられて悲しい思いをしますねん。 わてが。。。? そうやぁ!。。。小百合さんと旦那さんは、あんさんなどには分らない夫婦の絆で、しっかりと結ばれているねん。 めれちゃんにも、やっと夫婦の絆が分ってきたのんか? わたしの事は、どうでもいいねん。。。あんさん自身のことを考えたらどうやのォ~? 。。。ん? わて自身のことォ~? そうですう。。。なんでぇ、あんさんは小百合さんにちょっかいを出すのォ~? ちょっかいではあらへん!小百合さんは次のように言うてるねん。
今、一番居なくなって
困る人
前略 まだ1月、寒さが続きますね。 今、一番デンマンさんが居なくなると困ります。 私の事を良く知って頼っていた人が急に居なくなると困ります。 早々 小百合より 2008年1月7日 『武蔵と卑弥子さん』より
つまり、あんさんが小百合さんにとって大切な人だということを自慢したいん?
わては何も世界のネット市民の皆様を前にして自慢しようとしているのではないねん。 。。。で、上のような手紙を持ち出してきて、あんさんは一体何をしようとしやはるのォ~? 小百合さんは、さらに次のように書いていたんやでぇ~。
[793]RE:夢とロマンの女神、万歳!
Name: さゆり Date: 2008/12/10 15:46 Pacific Standard Time (バンクーバー時間: 2008年12月9日 午後10時46分)
小さい頃 小学生時代は そんな 高校時代を経て この上のメールがどうやと、あんさんは言わはるのォ~? つまり、小百合さんは冷淡な女子高生だったのやがなぁ。でも、それではいけないと思って、愛情豊かな女になろうと努力した。要するに、鏡子夫人のように、ふところの深い愛情に目覚めたのやがなぁ! それで、現在、大切な人であるあんさんにも、旦那さんとは別の愛情を小百合さんは注げるようになったと、あんさんは勝手なことを言わはるのォ~? 勝手なことではあらへんでぇ~。。。小百合さんは鏡子夫人のようなふところの深い愛情を持つ女になろうと高校を卒業した頃から自分を変えようと努力したのやないかいなぁ! つまり、大切な人になったら、不倫をしても良いと、あんさんは言わはるのねぇ? ちゃうがなア!。。。めれちゃんは何を言うてるねん?。。。大切な人に寄せる愛と言うのは、動物同士が求め合うような本能的なセックスではないのやでぇ~。。。 。。。で、どういうセックスなのォ~? だから、セックスではないと言うてるやんかァ~。。。 そんなこと信じられへん!
あのなぁ~、こうしてHよりも感じるハグをして小百合さんとわては信頼感を深めるのやでぇ~ そんな話、中学生でも信じへんでぇ~。。。 さよかぁ~。 さよかぁ~で済ませんで欲しいわア!。。。わたしは子供騙しの御伽噺をしているのとちゃいますのやでぇ~。。。いい加減にしいやあああぁ~。 分っているがなぁ~。わては、めれちゃんの次の詩を読んださかいにぃ、めれちゃんが考えている肉体のコミュニケーションについてしっかりと理解しているでぇ~。
他の誰かを抱くのなら…
他の誰かを抱くのなら
わたしには触れないでください
その手から伝わる余韻が
この肌を心を
荒れさせてしまうから
何も言わずにいたとしても
恋する心は敏感なのです
どうかわたしを傷つけないで
by めれんげ 2010.02.12 Friday 10:53
あんさんがこの詩を読みはったのなら、わたしの思いが分りましたやろう?
もちろん、わてにも分っているがなぁ~。。。「まさぢ」さんも、次のような的確なコメントを書いていたからなぁ~。 この上のコメントに対して、めれちゃんは次のように言うていた。
それで、あんさんは何が言いたいねん?
あのなぁ~、めれちゃんが鏡子夫人のふところの深い愛情が理解できるようになれば、次のように言うのやぁ。 たとえ、他の女と関わりを持ったとしても
あんさんのことだから安心していますねん。
もし、関わりを持ったとしても
わたしは何とも思いませんがなぁ。
あんさんとわたしの心の絆は
誰も断ち切れへんからぁ~。
でも、わたしのことを
忘れたらあきまへんでぇ~。
【レンゲの独り言】
ですってぇ~。。。 これってぇ、男の身勝手な言い草ですよね? でも、鏡子夫人が23才で上のラブレターを書いたとすれば、確かにデンマンさんが感動するのもうなずけますわ。 とにかく、まだ興味深い話題が続きます。
メチャ面白い、
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こんにちはジューンです。
バンクーバーは目下
冬季オリンピックの真っ最中です。
どこの国がメダルをいくつ取ったとか?
金メダルがいくつ?
銀メダルがいくつ?
銅メダルがいくつ?
アナウンサーがしきりに読み上げています。
あなたはどの種目がお気に入りですか?
モーグルの上村愛子さんは残念でしたよね。
日本でもずいぶんと期待を持たれて、
ウェブページの画面にも
上村さんを応援するメッセージが
何度も表示されていました。
メダルには及びませんでしたけれど、
4位ですからね。
立派なものだとわたしは思います。
次のオリンピックで
ぜひメダルを獲得して欲しいと思います。
ところで、英語の面白い記事を集めてみました。
時間があったら次のリンクをクリックして
読んでみてくださいね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
YouTube 動画
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