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ロマンの国際化
by デンマン & 卑弥子
2008年1月5
小百合さんが夏をすごした
バーナビーの“山の家”
Deer Lake in Burnaby, Canada
軽井沢の“幸福の谷”を散策する小百合さん
Subj: RE: 長い電話お疲れ様でした。
Date: 01/10/2007 1:52:14 AM Pacific Daylight Time From: fuji@adagio.ocn.ne.jp To: barclay1720@aol.com
長い電話お疲れ様でした。 経理をしなくてはいけない。 いくら 請求がきても カナダに納めるのならいいやと思いはじめました。 あの古い家は、夏休みで休むというより 実父の病気に、もう自分勝手にしていては駄目だ。 こんな私でも欲しい物があります。 日本だったら、親をおいていくことなく、ゆけます。 でも、29才からバーナビーで夏休みを過ごすことができた事は 小百合より
おほほほほ。。。
卑弥子でござ~♪~ますわよゥ。
今、バンクーバーに居るのですけれど、
あたくし、お正月に
イングリッシュベイで行われた
ポーラーベア・スウィムに
参加したのでござ~♪~ますわよゥ。
ええっ?それって何かってぇ。。。?
あのねぇ~、
すぐそこの海で
海水浴をするのですわよ。
ええっ?マジかって。。。?
バンクーバーの人ならば
誰でも知っているのよ。
それで、あたくしもこの格好で
水温6度の海に入ったので
ござ~♪~ますわよウ。
気温は4度でしたわ。
だから、水の中の方があったかかったのよゥ。
まるで夏に撮った写真のように見えるでしょう?
でも、これって、マジで元旦に
撮ったものなんでござ~♪~ますわよ。
どう?
もう、みんなメチャ楽しんでいるでしょう?
もちろん、あたくしも楽しみましたわよ。
ところが、デンマンさんは見ているだけで
震えていたのでござ~♪~ますわ。 んもお~
デンマンさんは、心臓麻痺を起こすかもしれないと言うので
結局、ヒヨッて泳ぎませんでしたわ。
日本男児としては恥ずかしいと思いますわよゥ。
あなただって、そう思うでしょう?
卑弥子さん!。。。バンクーバーの事を話すのじゃなくて、今日はロマンと国際化について話すのですよ。 だからぁ~、あたくしはポーラーベア・スウィムの事をお話しているのでござ~♪~ますわよ。 それとロマンの国際化と関係があるのですか? 大ありでござ~♪~ますわ。あたくしも小百合さんのようにカナダにロマンを見つけることにいたしましたわ。 ちょっと待ってくださいよ。卑弥子さんは、たまたま冬休みをバンクーバーで過ごしているだけなのですよ。だから、卑弥子さんは休みが終わったら日本に戻ってゆくのですよ。 ええ、そのつもりでござ~♪~ましたわ。 予定を変える、と言う事ですかア? 小百合さんも上のメールの中で書いていますわ。
バーナビーで夏休みを過ごすことは毎年私の支えの時間でした。
。 。 。 29才からバーナビーで夏休みを過ごすことができた事は 私の人生にとって良かったと思います。 あたくしもバンクーバーが気に入りましたわ。だから、このままバンクーバーにとどまりたいと思うのでござ~♪~ますわ。 ちょっと待ってくださいよゥ。このままって。。。どこにとどまるのですか? ここでござ~♪~ますわ。デンマンさんところですわよゥ。 そのように急に予定を変えてもらっては困りますよ。 でも。。。、でも。。。、デンマンさんはおっしゃいましたわ。 ん。。。? 僕が言った。。。? 何を。。。? 次のように言ったのでござますわ。 お雑煮を20年近くもデンマンさんは食べていないとおっしゃるので、あたくしは、わざわざパウウェル・ストリートにある日本食料品店まで行ってお餅を買ってきたのでござ~♪~ますわよ。それで、腕によりをかけて次のようなお雑煮を作ったのでござ~♪~ますわア。
うん、うん、うん。。。そうでしたねぇ~。。。実にうまかったなあああぁ~ そうでしょう?あたくしだって久しぶりに良いお味のお雑煮ができたと思ったのですものォ~。。。そうしたら、デンマンさんは、またおモチのようにベタベタして、あたくしに寄り添って言ったのですわよゥ。
卑弥子さんって。。。見かけによらずに
料理がうまいんだねえぇ~。。。
僕は感激してしまったなぁ~。。。
もし、良かったら、あのォ~。。。
いつまででも居てくれていいからねぇ~。 デンマンさんは、間違いなく、このようにおっしゃったのですわア~。まだ、おとといのことですわあああぁ~ しかし。。。しかし。。。卑弥子さんは。。。あのォ~。。。言葉どおりに受け取ってしまったのですか? だってぇ~。。。デンマンさんは常、日頃から本音で生きているって言ってましたわア。それに。。。それに。。。日本の建前と本音を使い分ける生活習慣を徹底的にこき下ろしていたではござ~♪~ませんかア~! 確かに。。。確かに。。。その通りですよ。。。でもねぇ~ でも、何ですのォ~? 卑弥子さんは京都の女子大学で古典文学を教えている准教授なんですよゥ。。。冬休みはすぐに終わって新学期が始まるのですよゥ。。。 あららあああぁ~。。。デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。バラしてしまったのでござ~♪~ますわねぇ~ 女子大学の准教授である事を卑弥子さんは秘密にしておきたかったのですか? いいですわぁ~。。。どうせ辞めてバンクーバーに落ち着くのですから。。。 ちょっと、待ってくださいよウ。。。僕は、まだ卑弥子さんをここに受け入れると言った訳ではないのですよ。 でも、いつまでも居ていいって言いましたやんかあああぁ~ なんだか。。。なんだか。。。口調までがレンゲさんに似て来ましたねぇ~~。。。とにかく、日本に戻らずに大学を辞めてバンクーバーに居座るなんて、常識を破った大変な事ですよゥ。安部首相が無責任に辞めてしまったと思ったら、それを真似して卑弥子さんまでが大学を辞めてしまうのですかア?新学期から始まる卑弥子さんの「源氏物語と日本文化」の講義はどうするつもりなのですかア? 休講にしますわ。 でもねぇ~、大学に辞表も出さず、人事課長に説明も無しに辞めるなんて日本では考えられませんよ。 辞表は郵便で送りますわ。 あの。。。あの。。。あのォ~。。。卑弥子さん。。。今日は4月1日ではないのですよ。。。エープリル・フール・デーではないのですよ。あなたは、勘違いしているのではありませんか?。。。それにしても、これは。。。これは。。。悪い冗談を通り越していますよゥ。 あたくしはマジですねん。 ちょっとォ~。。。急に大阪弁になって、ますますレンゲさんに似てきましたねぇ~ では、バンクーバーの市役所に住民届けをしてきますわぁ。 あのねぇ~、カナダには住民届けというものはないんですよ。とにかく、卑弥子さんはポーラーベア・スウィムに参加して、頭までが可笑しくなってしまったのですよ。不幸にして心臓麻痺を起こして亡くなった人が居たけれど、頭をやられた人って、これまで聞いたことがないですよ。 デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。あたくしのオツムが寒さのためにイカレてしまったと思っているのでござ~♪~ますか?
とにかく、この真冬に水温6度の海で泳ぐのだから、オツムがいかれてしまう人が出て来ても可笑しくないですよ。 あたくしは、その常識に囚われない自由で創造的なバンクーバーの生活に魅せられてしまったのですわア~。何が何でも、このカナダであたくしのロマンを見つけますわア~。 分かりました。。。分かりましたよ。。。卑弥子さんがそれ程、ポーラーベア・スウィムが気に入ったのなら、バンクーバーではなく北極の町に住むように手配しますよ。 ちょっと待ってくださいなア。。。それは困りますわぁ~。。。あたくしは、このバンクーバーが気に入ったのですから。。。 でもね、僕に頼ってロマンを実現すると言うのは、あまりにも安直ですよ。小百合さんを見てくださいよゥ。小百合さんはロマンを自分で見つけ、すべて自分で計画を立ててバーナビーの「山の家」で29歳から13年間、夏を過ごしてきたのですよ。 それって。。。それって。。。マジですの? マジですよゥ。。。だから僕はブログで『小百合物語』を書く気になったのですよ。つまり、安部首相のように国民の事など眼中になく、勝手に、無責任に辞めてしまう、どうしようもない政治家が増えている無責任大国の日本にも、小百合さんのようにロマンを持って、しっかりと力強く生きている女性が居る。僕は、そのことに感動したのですよ。 それで、小百合物語を書き始めたのでござ~♪~ますか? そうですよゥ。。。それなのに。。。ああぁ~それなのに。。。それなのにィ~。。。卑弥子さんは僕の気持ちなど全く無視したように、安直に、しかも“棚ボタ”を食べるように、急にバンクーバーに居座ろうとする。それは、正に、無責任に勝手に辞めてしまった安部首相と全く変わりがないですよゥ。女子大学の准教授として「源氏物語と日本文化」を講義している良識ある日本女子とは思えませんよゥ。 でも、小百合さんは経済的に恵まれていたのだと思いますわ。平均的な日本人が海外で別荘を持ち、10年以上も夏を過ごすなんて、夢のまた夢でござ~♪~ますわ。 元旦に水温6度の海に浸かって泳いだ卑弥子さんの言うこととは思えませんねぇ~。。。それでは、常識に凝り固まっている平均的なミーちゃんハーちゃんと変わりがないじゃないですか?卑弥子さんは元旦に極寒の海で泳ぐ常識破りで、明るくて楽しいバンクーバー市民の陽気で創造的な生活観に魅せられたのでしょう? その通りでござ~♪~ますわア。 だったらねぇ、小百合さんのロマンも常識破りで、陽気で創造的なものですよ。 そうでしょうか? 卑弥子さんも小百合さんのロマンをもう一度見直してみたらどうですか?ちょっと次の囲み記事を読んでくださいよ。
小百合さんの“別荘”
もし、このような家が軽井沢の高級別荘地にあったとしたら、最低でも5000万でしょうね。最近、軽井沢の物件の値段が上がっていますからねぇ、1億円だとしても不思議ではありませんよ。 それで。。。それで。。。小百合さんは、このカナダのバーナビーにある家を買ったのですか? いや。。。、実は、この家は函館の藤田桃子さんが買ったのですよ。初めは藤田さん夫婦がカナダに移住して住むつもりだったのだけれど、桃子さんの夫が腎臓を悪くして入院する事になった。それで、バーナビーに住むことを諦めたのですよ。 つまり、小百合さんはこの家を譲り受けたのですか? そうではないのですよ。実は、桃子さんと小百合さんは館女(県立館林女子高等学校)の同級生だったのですよ。桃子さんは函館の藤田さんと結婚したので館林を離れた。小百合さんは佐野の藤山さんと結婚した。それで佐野市に移った。二人は女学校時代から親友だったのでバーナビーでも近くで過ごす事が多かった。 それで、どうなったのでござ~♪~ますか? 桃子さんは、いずれカナダに戻る事を希望していたので、この家を手放したくなかった。小百合さんはカナダで家を買うよりも、軽井沢で別荘を持つことの方を夢見ていた。 それで。。。? 小百合さんが軽井沢で別荘を持つまでの仮の別荘にしたらどうか?。。。桃子さんがそのように提案したのですよ。。。それで、5年契約でリースすると言う約束で小百合さんが桃子さんから借りる事にした。 いくらぐらいですか? 1年のリース代が6000ドル、日本円で約55万円。1年で55万円でこの家が借りられるのならば、日本と比べれば格安ですよ。それで、小百合さんも借りる事にしたのですよ。 でも、小百合さんは夏の間だけ、長くて1ヵ月半の滞在でしょう? そうです。だから、残りの期間はサブレットする事にした。つまり、“又貸し”したのですよ。リース代は1ヶ月にすると500ドル。それをサブレットでは700ドルにした。つまり、200ドルの儲けがでます。この規模の家を丸ごと貸す場合、バーナビーで月に700ドルは高くはない。むしろ、平均よりはちょっと安い。だから、借り手を見つけるのに苦労は無かった。 小百合さんは頭がいいのでござ~♪~ますわねぇ? そればかりではなかった。夏の滞在期間に空いている部屋を利用してB&B (Bed and Breakfast)をした。 日本的に言えば朝食だけを出すペンション。 小百合さんには事業家としての才能もあるのでござ~♪~ますかぁ? 事業をすると言う考え方は全くなかった。ただ借りた家を住んでいない期間無駄にするのがもったいない。それで、上のようなことを考えた訳ですよ。 それで、夏はB&Bをした訳ですか? ただボサッとしているだけではつまらないので、退屈を紛らわせるためにB&Bをやったそうですよ。だから事業をしていると言う実感は無かった。 この別荘を13年間維持するのに小百合さんは、ほとんどお金を使ってないのですよ。 どういうことですか? つまり、1年間、仮に7月と8月の2ヶ月だけこの別荘で過ごすとしますよ。すると残りの10ヶ月はサブレットすることにより1ヶ月に200ドルの収入がはいります。すると10ヶ月で2000ドルの儲けが出ます。 その儲けで航空券を買うお金にするのですか? そうですよ。カナダで買うならば成田・バンクーバー往復900ドルの安い航空券が手に入りますよ。しかも、小百合さんは空いている部屋を利用してB&Bをするので、夏の間の生活費はその利益からまかなえます。 なるほど。。。小百合さんは経済観念が長(た)けているのでござ~♪~ますわねぇ~ だからねぇ、金がないから海外に別荘を持てないと言うのは口実にはならないのですよ。 創意工夫して海外で別荘を持つ事は夢ではないのですよ。 成せば成る、成さねばならぬ何事も
成せぬは人の成さぬなりけり 卑弥子さんだって、このような格言があるのを知っているでしょう? ええ、何度も耳にしていますわ。 だからね、宝くじを買うよりは、このようにオツムを使って別荘を持つ方が早道なんですよ。卑弥子さんも、安直な“棚ボタ”を期待しないで、小百合さんのように創意工夫して自分でロマンを実現してくださいね。
【卑弥子の独り言】
なんだかんだとデンマンさんは、長々と記事を書きましたが、 日本に戻らずに、辞表を郵便で送って大学を辞めるなんて あたくしは阿部首相のような無責任な真似をしたくないので、 でもねぇ~、京都の女子大学で「源氏物語と日本文化」を教えているとはいえ、 本音と建前の生活もウザイし。。。 そう言うことを考えると、バンクーバーの生活は自由で面白くって、気楽だわ。 デンマンさんのおっしゃるとおり、
でも、愚痴ばかり言っても仕方がありませんわ。 では、あなたも、この一年を素晴しい新年にしてくださいましね。
ィ~ハァ~♪~! メチャ面白い、
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卑弥子さんが日本へ戻る用意をし始めているので
今日も、わたしが代わりに登場いたしますわ。
実は、わたしも卑弥子さんと一緒に
ポーラーベア・スウィムに参加したのですわ。
やっぱり寒かったですわよ。
気温が4度でしょう。
水温の方が6度であったかかったのですわよ。
でも、震えてしまいましたわ。
日本でならば、きっと甘酒で体を温めるのでしょうけれど、
こちらでは温かいホットチョコレートかコーヒーですわ。
わたしも小百合さんのようにコーヒーがメチャ好きなのですわ。
デンマンさんが心配してくれて、
珍しくヴィエンナ・コーヒーを入れてくれたのですわ。
日本ではウィンナ・コーヒーというのですわよね。
本当に心と体が芯から温まりましたわ。
ところで、小百合さんのお話をデンマンさんがまとめました。
もし、興味があったら
ぜひ次のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
■ 『ロハス的な素敵な生活をバーナビーと軽井沢で実現させようとしている小百合さんの物語』
わたしも読んだけれどねぇ、結構面白いのよゥ。
あなたも上のリンクをクリックして読んでみてね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
YouTube 動画
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