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小百合物語
 

 

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バンコクの
ファンタジー
2008年2月8

 

エマニエル夫人

あらすじ

秋の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエル(シルビア・クリステル)は薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りる。
朝の陽ざしがカーテンを通してふりそそいでいる。
エマニエルは今日、タイのバンコクへ旅立つことになっている。
外交官である夫のジャン(ダニエル・サーキイ)は一足先にバンコクへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっていたのだ。
飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合う。
バンコクは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町である。
エマニエルが加わることになったフランス人の集まりは、とりわけサロン的ムードが濃く男も女も自由に交際している。

ある日の昼下がり、バンコクの庭園でパーティが催される。
ここに集うのは気ままな独身の男女、外交官、芸術家といった人たちである。
エマニエルは、ここでさまざまな男女と出会い、やがて彼らによって大きく変わっていくことになる。

ロッカールームでのエマニエルとマリー(右)

マリー・ルイズ(ジャンヌ・コレティン)は、カモシカのような肢体を持つ奔放な少女で、彼女はパーティのあとエマニエルの屋敷を訪ねてくる。
性への好奇心が旺盛で、エマニエルにあけすけな質問をして顔を赤らめさせる。
しかも、驚いた事にマリーはエマニエルの前でオナニーを始める。

アリアンヌ夫人(クリスティーヌ・ボワソン)は性的に充たされない有閉マダムでレズ趣味がある。
エマニエルをスマッシュに誘ったとき、彼女を抱きしめ、それから時々更衣室で彼女を誘惑するようになった。
ビー(マリカ・グリーン)は、たくみなフランス語を話すアメリカ人の美女で、エマニエルは姉を慕うように魅かれ、やがて深く愛するようになってゆく。

さらにエマニエルは老紳士マリオ(アラン・キュニー)とめぐり逢う。
彼は社交界でも特異な存在である。
それはひとえに彼のもっている不思議な性の哲学のため。
女は誰でも彼の哲学の洗礼を受けることになっていた。
まさに、英語の man about town です。
社交界の有閑紳士、通人、遊び人、粋な人、と言ったところ。。。

“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。
単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。
それも時や場所を選ばずに。
それを私は反文明のセックスと呼び、
そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである。"

これが彼の性哲学です。
エマニエルはマリオにとってそうした哲学を実践するにまたとない素材なのです。

ある一夜、エマニエルはマリオとデートすることになります。
食事のあと、彼はエマニエルに己れの主張を説きながら、さまざまな場所でさまざまな男たちと性関係を持たせる。
アヘンの巣窟で輪姦させ、キック・ボクシングの勝者に彼女の肉体を提供した。
こうした一夜の、恥辱としかいいようのない体験のあと、エマニエルの表情は不思議にさわやかだった。
マリオのいう性の自由の世界に魅せられつつあったのかも知れない。


レビュー by デンマン

『エマニエル夫人』は間違いなく1970年代を象徴する画期的な映画ですよね。
1970年代に青春を過ごした人ならば、おそらく、男女を問わずにこの映画の洗礼を受けているのではないか?
この映画を見なかった人も、この映画の批評や評判や噂を聞いて、この映画の題名を知っているはずです。
それ程、この映画は当時話題になったものです。

また、この映画の主題歌が有名になりましたよね。
どこへ行ってもテレビやラジオから聞こえてきたものです。
喫茶店に入っても、ショッピングセンターに行ってもバックグラウンドミュージックとして流れていたものです。
あの曲を少しだけ聴いただけでも、すぐに『エマニエル夫人』のテーマソングだと言うのが分かるのですよね。
そんな特徴のある曲です。

1970年代には「まったり」と言う言葉は全国的には知られていなかったけれど、正に、愛人同士が“まったり”と愛撫し合っているような、どことなく物憂い、甘ったるい、ちょっぴり退廃的なモノを感じさせるメロディーですよね。

『エマニエル夫人』は、現在でもソフトコアな官能映画の代表作として色あせない魅力があります。
「エマニエル」という言葉には、「官能」や「背徳」といった意味すら含められるようになっています。
様々な映画やその手のフィルムに「エマニエル」という言葉が含まれる作品がありますが、本家本元の「エマニエル夫人」シリーズには詩的イメージも含めて、かなう作品はなかなか存在しません。

夫を愛し貞淑な夫人として処女のように性に対して潔癖なエマニエル夫人。
やがて、社交界で紹介されたマリオという老紳士により、夫以外の男性との様々な交わりを体験します。
初めは殻に閉じこもっていたエマニエル夫人ですが、社交界のマダム達による女性同士の性の手ほどきを受け、さらに、マリオに導かれてタイの現地の男達とも体験を重ねてゆきます。
その過程で、固さを持った「未熟な女性」から、柔らかく魅力的で妖艶な「熟女」に変貌していくエマニエル夫人。

一流ファッション誌から抜け出てきたような女優の美しさ。
ちなみにシルビア・クリステルはモデル出身です。
ロマンチックでエキゾチックな風景。
そのような魅惑的な情景をバックに繰り広げられる優雅な女優の動きが過激なシーンを上手く和らげている感じがします。
でも、その柔らかさと美しさが逆に濃厚なラブシーンをかもし出しているのかもしれません。

まだ『エマニエル夫人』を見たことがない人は次のYouTubeの動画を見てください。
映画のオープニングとエンディングがミックスされたものです。
日本でも大ヒットを記録したソフトコア・ポルノ映画のサウンドトラックも聞くことができます。
3分45秒ですが、ブロードバンドでないと初めて視聴する時には、20分ぐらいかかってダウンロードしなければなりません。
静止画像と動画の間で曲がブツ切れに聞こえてきます。
ひとたびダウンロードすれば、REPLAYボタンをクリックして平常の画像とサウンドトラックを楽しめます。

by デンマン


『エマニエル夫人』より

デンマンさんに尋ねてみようと思いました。

昔、エマニエル夫人の映画で、すごく年の離れてる男性と
シルビアクリステルが最後Hする時
あなたの趣味にまだ加えてもらえないの?
って、覚えがあって。。。
私が中学ぐらいで記憶が定かでないの。。。

誰かに聞いてみようとずーっと・・。
やらP-ので 自分からレンタルビデオに
いけないし、この言葉が意味がいろいろとれるのです。
もちろん、誘ってるというのはわかりますが。

小百合より


『エマニエル夫人と山の家 (2008年2月6日)』より

今日も、デンマンさんはエマニエル夫人の事を書くのでござ~♪~ますわね?

うしししし。。。いけませんか?小百合さんは書いていますよね。“この言葉は意味がいろいろとれるのです” と。。。

ええ。。。そう書いていますわ。

実際、エマニエル夫人の言った言葉は、いろいろに解釈できますよ。

でも、おとといデンマンさんは次のように書いていましたわ。

私はあなたによって

実にいろいろな経験をさせてもらいました。

あなたにお会いした頃の私は「未熟な女」でしたが、

今の私はいかがでしょうか?

私はあなたの哲学を充分に理解して、

魅力的で妖艶な「熟女」になったでしょうか?

これが正解なのでござ~♪~ますでしょう?

上の「あらすじ」を読めば、このように解釈するのが最もふさわしいと僕は思ったのですよ。

これ以外にも解釈の仕方があるのでござ~♪~ますか?

もちろんですよ。おそらく『エマニエル夫人』を観た人によって、それぞれ、さまざまな解釈の仕方ができると思いますよ。これだ!という正解は無いでしょうね。

そう言うものなのでござ~♪~ますか?

そうですよ。ところでねぇ、ついさっき小百合さんからメールをもらったのですよ。この記事とも関係があるのでここに書きますね。

Subj:2月8日 たまには音楽

Date: 07/02/2008 5:20:32 PM Pacific Standard Time
 (日本時間: 2月8日午前10時20分)
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com

http://jp.youtube.com/watch?v=SZk7VtbgE7A

子供のミスではないですよ

あと2週間待ちましょう。 

たまには音楽 送信

小百合より

件名:たまには、こういう曲もいいですよね。

\(^Д^)/ギャハハハハ。。。

日付: Fri, 08 Feb 2008 11:36:55 (日本時間)
差出人: barclay1720@aol.com
宛先: fuji@adagio.ocn.ne.jp

http://jp.youtube.com/watch?v=SZk7VtbgE7A

> 子供のミスではないですよ
> あと2週間待ちましょう。
> たまには音楽 送信

うん、うん、うん。。。
たまには、こういうミュージックもいいですよね。
初めて聞きましたよ。
スガシカオ 。。。 初めて聞く名前です。
「春夏秋冬」 。。。 初めて聞く歌です。

僕はブロードバンドでネットをやっていないのですよ。
相変わらずモデムを使っています。
ダウンロードに時間がすっご~♪~くかかるのですよね。
とにかく、30分ぐらい時間がかかって、やっと最後まで聞きました。
2度目からは普通どおりに聴けます。

小百合さんは、このような曲を聴いて癒されているのかああぁ~
そう思いながら聞きましたよ。
うしししし

ヽ(´ー`)ノ

上の歌を聴いて、なぜか、あのPROJECT Xの主題歌を思い出しました。
中島みゆきでしたか。。。?
あの主題歌は実に良かったですよねぇ~。
番組も素晴しかったですけれどね。。。

僕は、ああいうのが好きですよ。
何かに向かって。。。意欲が湧きあがるような。。。
生きる事を応援するような。。。
そんな風に僕は聴いていたものです。
いいですよねぇ。。。

ところで、今日の『小百合物語』は、おとといの続きですよ。
エマニエル夫人です。

実は、昨日もレンゲさんと『愛と性のファンタジー』の中で
エマニエル夫人について語り合いました。
うへへへへ。。。
\(^-^)/

僕は知らなかったのですが、原作を書いたエマニエル・アルサンはフランス人の女性ではないのですよね。
驚きましたよ。
僕は、アルサン女史がフランス人だとばっかり思い込んでいました。

写真を見たら、中国系のタイ人ですよう!
日本人だと言っても通用する表情をしています。
20歳の頃の女史のビキニ姿などは素晴しいですよう。

そう言う訳で改めて、このアルサン女史に興味を持ちました。
今日は、その事について書こうと思っているのです。

小百合さんも時間があったら、ぜひ読んでくださいね。
じゃあね。

by デンマン

それで、今日はアルサン女史のことを書くのでござ~♪~ますか?

そうですよ。小百合さんにも上のメールの中で、そう言ってしまいましたからね。うへへへへ。。。

あたくしも、タイ人の女性が『エマニエル夫人』を書いたとは思いませんでしたわ。

そうでしょう?あのポスターを見たら、誰だって原作者がフランス人だと思ってしまうでしょうね。主演のシルビア・クリステルがオランダ人だから、中にはオランダ人だと思っている人が居るかもしれません。でもねぇ、東洋人が、あの原作を書いたとは、多分ほとんどの人が気づいていないと思いますよ。それで、僕はアルサン女史の事について書こうと思い立ったのですよ。

エマニエル・アルサン

(Emmanuelle Arsan)

1940年に生まれる。
フランスの女性作家。
生まれはタイのバンコクでタイ人女性のペンネームである。
元々は映画の脚本家。
16歳でフランスの外交官と結婚。
1968年ロバート・ワイズ監督で、スティーブ・マックイーン、リチャード・アッテンボローらが出演した映画「砲艦サンパブロ」に、マラヤット・アンドリアンヌ(Marayat Andriane)の名で出演し、メイリーの役を演じている。
その後、執筆活動に転じ、『エマニエル夫人』(原題は、単に「エマニエル」)で、一躍有名作家の仲間入りを果たした。
レズビアンや露出、自分の恋人を他の男性に抱かせたりといった、通常の男女の愛情表現としての性行為から外れた新しい愛のかたちを描いて、女性たちにも読まれた。

作品は、オランダ出身の女優、シルビア・クリステルの主演で映画化(「エマニエル夫人」)され、シリーズとして3作品作られ、その後数多くのリメイクが作られた。
アルサン自身も、『エマニエル夫人』の続編を執筆している。

その後の作品でも一貫して、男女の愛のかたちのさまざまを追求している。
女性の性意識に大きなインパクトを与えた作家であるが、その影響ほどには作品は日本では読まれていない。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このウィキペディアの経歴も、注意して読まないとアルサン女史がタイ人であることを読み飛ばしてしまいますよ。

でも、それだけアルサン女史がフランス人化していた、と言うことでござ~♪~ますわね。

そうですよ。確かにその通りなんですよ。アルサン女史はフランス人の外交官と16歳で結婚していますからね。しかもフランス人コミュニティのサロンにも参加していた。フランス文化にどっぷりとつかっていたようですよ。

フランスの文学作品にも親しんでいたのでしょうね?

とにかく、フランス語で作品を書くぐらいですからね、フランス人と同じか、それ以上にフランス文化の洗礼を受けていますよ。だから、ジューンさんも次のように書いていましたよ。

こんにちは。ジューンです。

お元気ですか?

『エマニエル夫人』の原作をたどってゆくと

『O嬢の物語』に行き着くのですよね。

原題はHistoire d'Oで、フランスの中編小説です。

今ではサド・マゾヒズム小説の代名詞となっています。

1954年にジャン=ジャック・ポーヴェール書店から

売り出されました。

作者はポーリーヌ・レアージュと言う女性です。

でも、作者が誰なのか良く分からなかったのですよね。

1994年にやっと分かりました。

ドミニク・オーリーが自分が作者であると名乗り出たのです。

物語では、女流ファッション写真家のOは、

ある日恋人ルネにとある城館へ連れて来られ、

複数の男の共有性的玩弄物になるように、

鞭打やその他肉体を蹂躙する手段で

心身共に調教されるのです。

このあたりの発想が老紳士マリオを生み出し

彼がエマニエル夫人を調教して行く。

そのようにも見て取れます。

ところで、デンマンさんがレンゲさんの記事を集めて

一つにまとめました。

もし、レンゲさんの記事をまとめて読みたいならば、

次のリンクをクリックしてくださいね。

■ 『最近のレンゲ物語 特集』

『愛と性のファンタジー (2008年2月7日)』より

アルサン女史も10代のうちに、この作品を読んでいるはずですよ。当時、『O嬢の物語』はセンセーションを巻き起こしていましたからね。

デンマンさんも読んだのでござ~♪~ますか?

僕はフランス語では読まなかったけれど、1970年代、大学生の頃、日本語で読みましたよ。

どうでござ~♪~ました。

実は、僕は本屋で立ち読みしたのですよ。うしししし。。。フランスでセンセーションを巻き起こしたから、すごいのかと思ったのですよ。

そうしたら。。。?

確かに、すごいのだけれど、その“すごさ”が僕が予想していたエロスのすごさじゃなかったのですよ。

どう言う事でござ~♪~ますか?

その“すごさ”というのはサディズム・マゾヒズムのすごさなんですよ。僕はサド・マゾには、ほとんど興味が無いのですよ。僕にとってサド・マゾは甘美なエロスじゃなくて、おぞましいアンチ・エロスなんですよ。だから、僕は本を半分も読まずに買う気がなくなりました。

つまり、デンマンさんにとって、『O嬢の物語』はつまらなかったのでござ~♪~ますわね?

実に下らないと思いましたね。

でも、『エマニエル夫人』は良かったのですか?

『O嬢の物語』の映画は見なかったけれど、原作品の内容を比べた時に、『エマニエル夫人』の方が僕の趣味に合っていましたよ。

『エマニエル夫人』の映画は、どうでござ~♪~ました?

感動はしなかったけれど、映像と音楽の詩的ファンタジーとして、観るだけの値打ちがあったと思いましたね。

それで小百合さんの投げかけた疑問でござ~♪~ますけれど、デンマンさんが一昨日説明した上の解釈とは別のものがあるのですか?

ありますよ。アルサンがタイで生まれた中国系のタイ人であるということが分かって僕にはエマニエルが老紳士マリオに尋ねた意味が氷解したように思ったのですよ。

どう言う事ですか?

つまり、アルサン女史は16歳でフランス人外交官と結婚した。フランス人コミュニティのサロンで認められるには、並大抵の苦労をしなければならなかったはずですよ。

どのような苦労ですか?

だから、そのサロンの中ではアルサン女史はただ一人の東洋の女性なのですよ。そのサロンに出入りする東洋人と言えば召使いかメイドだけですよ。つまり、アルサン女史は常に“フランス人”にならなければならない宿命を負わされたようなものですよ。

それで。。。?

“フランス人化する”という事は、すべての面でフランス的にならなければならない。。。もちろんフランス語に堪能にならなければならない。。。また、これまでの東洋の倫理や道徳から脱皮して新しい“性哲学”の洗礼も受けなければならない。つまり、物語の中のエマニエルはアルサン女史のあるがままの分身ですよ。老紳士マリオは、アルサン女史が理想としている分身ですよ。

。。。んで、上のデンマンさんの解釈はどうなるのでござ~♪~ますか?

次のようになるでしょうね。

私は外交官であるフランス人と16歳で結婚して以来、

フランス人になりきろうと努力してきました。

タイで生まれた中国系タイ人であることをやめたのです。

フランス人になるためならば、

苦労をいとわずに何でもしました。

フランス語をマスターして

『エマニエル』を書いたのもそのためでした。

でも、それだけでは十分とは思えませんでした。

本が世に出て映画化されたぐらいでは、

まだ私はフランス人になりきれた、

とは言えないと思ったのです。

それで、1975年には自作の小説を自ら脚本化し、

アニー・ベル主演で『卒業生』という映画を作りました。

私は、その映画の中でメガホンをとって監督を兼ね

ヌード出演までしました。

こうして、私はフランス人のペンネームを持ち、

フランス人になりきったつもりで頑張ってきたのです。

また、自ら求めた性哲学を実践してきたのでした。

身も心もフランス人になりきろうと努力してきたのです。

でも、私は本当にフランス人になりきれたと言えるでしょうか?

僕にはアルサン女史がフランス人になろうとして、上のような努力をした事が良く理解できますよ。僕自身、人生の半分以上を海外で暮らしてきましたからね。

つまり、エマニエル夫人がマリオに質問したのは、実は、アルサン女史自身が自分に問いかけた疑問だったのでござ~♪~ますか?

そうですよ。どこまでフランス人になれば良いのか?当時のアルサン女史は、その事に疑問を感じていたのかもしれませんよ。

つまり、自分がフランス人でもないのにフランス人と結婚してフランス人のサロンに出入りして、好き嫌いにかかわらずフランス人にならなけらばならない宿命を負わされた。アルサン女史はそう感じたのでござ~♪~ますか?  

そうですよ。でもねぇ、自分がタイ人である事は絶対に消す事ができない事実ですよ。自分のアイデンティティーはどこにあるのだろうか?エマニエル夫人がマリオに投げかけた疑問は、身も心もフランス人になりきったつもりのアルサン女史の不安だったのではないだろうか?今の僕には、そう思えるのですよ。

【卑弥子の独り言】

アルサン女史が16歳でフランス人の外交官と結婚したとき
できるだけフランス人の夫の妻として、
フランス女性に負けないような妻になろうとした気持ちは、あたくしにも分かるのでござ~♪~ますわ。
でも、だからと言って性哲学までフランス化しなければならないと思ったでしょうか?
それは、フランス人化する事とは違うように思えるのでござ~♪~ますわ。
あなたは、どう思いますか?

ところで、小百合さんがタイに行ったのは、『エマニエル夫人』の映画を観たからでしょうか?
小百合さんはメールでデンマンさんにその理由をお話したのでしょうか?
あなたも興味があるでしょう?

また、あさって読みに戻ってきてくださいね。
じゃあね。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

わたしも『エマニエル夫人』の原作を書いた

エマニエル・アルサン女史が

フランス人だとばかり思っていました。

ところで、アルサン女史はローマの古典にも詳しいようです。

なぜならば、初めの章「飛翔する一角獣」の

エピグラフがオヴィデウスの『愛の術』だからです。

『愛の術』と日本語に訳されていますが、

アルス・アマトリアは、普通『愛の技法』と訳されている

ローマの詩人オヴィデウスの作品です。

オヴィデウスはギリシャ・ローマ神話に題材をとった

散文詩『変身(転身)物語』を残した詩人でした。

この物語の中では、

人間の女がギリシャ・ローマの神々に愛され、

神々と交わり、その愛の中で植物や、

動物に変身してゆきます。

それは、貞淑な若妻エマニエルが性経験を通して

変身してゆく物語と実に良く似ています。

変身してゆく過程で、

アルサン女史の中で愛は性と同義になります。

慎み深い16歳の東洋の少女が、

フランス人外交官と結婚し、

やがて女優となります。それでも飽き足らずに、

性哲学を『エマニエル』の中で

結実させて作家になります。

愛と性の表現者として自らのヌードまでも

映画の中で公開します。

まさに「変身物語」なのです。

この発想はローマの古典から

影響を受けたのではないでしょうか?

ところで、デンマンさんが小百合さんの記事をまとめましたわ。

ぜひ、次のリンクをクリックして覗いてみてくださいね。

■ 『夢とロマンを持って前向きに生きる小百合さんの物語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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