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面影を慕いて…
2008年5月28日

小百合さんですよ。

ブログ・デビューかな?

投稿日時: 2007-11-16 13:20

1ヶ月の間 電話をしたり、会ったり
デンマンさんの生活におじゃましたので
恐縮していますが、楽しかったです。

さらにブログにまで登場させてもらえて、うれしいです。

レンゲさんも、ずーっと長い間サイトの中で
生き続けていて、楽しそうですね。
レンゲさんと共存共栄したいですよ。

小百合より


『背景が美しすぎて (2008年2月10日)』より

今日はエマニエル夫人ではないのでござ~♪~ますわね?

この記事は『エマニエル物語』ではなく、『小百合物語』ですからね。

それで、懐かしくなって小百合さんが書いた去年の11月の投稿を持ち出したのですか?

そうですよう。考えてみたら、卑弥子さんがホステスになって去年の秋、この『小百合物語』がスタートしたのですよう。これほど長く続くとは思いませんでしたよう。

『レンゲ物語』の姉妹編にするつもりだったのでしょう?

いや。。。、『レンゲ物語』をもじって『小百合物語』とつけただけで、そのうち書くネタが尽きて20回ぐらいで終わるだろうと思っていたのですよう。

けっこう続いていますわね?

卑弥子さんが『小百合物語』のホステスになって、話題を小百合さんだけに限らず、『エマニエル夫人』のような話題まで取り込んで話し始めたのでこれだけ続いたのでしょうね。

これから、ずっと続けるのでござ~♪~ますか?

いつまで続けられるか分からないけれど、続けたいですよう。いつから始めたのかと思って『小百合物語』のサイトを覗いてみたら、去年(2007年)の11月5日の記事が最初でしたよう。

イモフライが運んできた思い出。

行田のデンマンです。

From: barclay1720@aol.com
To: fuji@adagio.ocn.ne.jp
Date:Thu, 1 Nov 2007 12:06

> 行田の名物で おいなりさん ってありますか?
> 佐野は ふみきりずし っていう 駅の近くの
> 昔からのおいなり 専門の店 おいしいとこあります。
> そして イモフライ、 ソースがきめて
> 是非 一度ご賞味あれ。持って行きます。

10月30日、6時間パックでミルミルでメールや記事を書きました。
6時間で1500円です。
昼食がついて、飲み物は飲み放題ですよ。
ウィンナコーヒー(Vienna coffee)が僕のお気に入りです。

ここは挽(ひ)き立てですよ。
注文を聞いてから挽き立てでコーヒーをドリップします。
生クリームの冷たさが自転車をこいで温まった体にはメチャすがすがしいのですよ。
昼食は“具沢山の中華丼”を注文しました。
単独で注文すると税込みで525円です。
もちろん、1500円の中に含まれています。
そのあとで、クリームソーダを飲んで、
一休みして。。。

当然ですが、記事を書きながらアメリカンを飲みます。
それから、ホットミスク。。。
その後でダージリン。。。
ネットやり放題で、昼食がついて飲み放題で。。。
これで1500円ですからね。
チョー得をした気分で帰宅できます。
いま、ウィンナーコーヒーを飲みながら書いています。
 キャハハハ。。。

ところで、30日に帰宅してからテレビを見たら、
6時のNHKの“首都圏ネット”で佐野の“イモフライ”を取り上げていましたよ。
佐野の高校生がオリジナルなソースを開発するというレポートをやっていました。
佐野市にある醤油屋を訪ねて“ピリカラ”のソースを開発したという話です。
実は、子供の頃の神社のお祭りで、よく“イモフライ”を食べました。
多分、佐野市あたりで作っていた人がやって来て屋台を出していたのかもしれませんね。
多分、食べれば、その頃の思い出がよみがえってくるはずですよ。

> 日光の らっきょ や こっぺパンの
> 店(すごく噛みごたえのあるパン)
> 行田にも昔からの老舗 があると思うけど。

行田には“十万石の饅頭”がありますよ。

> 人間 におい や 食べ物で
> 覚えてるところが あります。
> 目より、鮮明にはっきりその時を思い出させてくれて。

そうですよ。
確かに、思い出を食べるのでしょうね。

> あの あま~い タルト。ジンジャーのクッキー。
> Vancouverに着くと、
> すぐ思い出の甘い物の店にいきます。
> 私が年老いて、行ける時まで
> Vancouver に行きたいな。

そうですよね。
バンクーバーは良い所ですよゥ。
僕にとってはパラダイスです。
\(^Д^)/ギャハハハハ。。。。

> たいして高いものでもなく、贅沢な食べ物でもなく。
> ただ の思い出の 食べ物。これを食べたくて。 
> 私はいつも思い出を食べている。

なるほど。。。なるほど・・・
よ~♪~く分かりますよ。
♪┌(・。・)┘♪

> 高校の時、館女(館林女子高校)にかよって、
> 今もある 山屋のうどん家
> ここのを 食べると 時間もタイムスリップする。
> あの時、あの味 そのまま。
> 館女のすぐ近くの川魚のすりみ、ごぼうあげ
> 今もやっていて たまに食べます。おいしいとかでなく
> 思い出を口に入れるのです。
> 父もよく食べました家族の共通の味。
> デンマンさんもある?
> 行田に帰ると かならず食べるもの。

ありますよ。ありますよ。
“行田のフライ”をいつも食べますよ。
夕べも食べました。

ところで、佐野市の“イモフライ”のルポルタージュを見終わったら、
なんと!行田中学校の3年5組の時のクラスメート(女性)から電話がかかってきたのですよ。
名前を聞いた時には全くイメージが思い浮かばなかったのですよね。
彼女が去年、僕の家に電話したときに、“毎年10月か11月に帰省する”という事を僕のお袋から聞いたので、帰っているだろうか?と思って電話したと言うのです。
1時間半ぐらい話し込んだのですが、30分ぐらい話した頃に急にイメージが思い浮かんだんですよ。
“悦子さんの親しい友達です。南小学校時代からの友達です”、と言われて初めて絹子さんの顔を思い出したのです。

この悦子さんが極めてユニークな女性で僕の思い出の中では忘れる事ができない女性です。
その友達だと言ったものだから、絹子さんの顔を思い出すことができた。
この二人はいつも一緒に居たものです。二人とも実に仲が良かった。
悦子さんも絹子さんも美人ですよ。
悦子さんは現在でも都庁に勤めています。
僕は初恋の人が他のクラスに居たので二人に必要以上に接近しなかったのですが、当時、初恋の人が居なかったら、どちらかを恋人にしていたかもしれません。

そうですよ。
中学校3年の時に僕の家に二人がやって来て白久(秩父市荒川白久)のスケートリンクに行く計画を立てたことを思い出しました。
絹子さんの話を聞いて30年以上忘れていた思い出がよみがえってきました。
30年以上も封印されていた思い出です。

“思い出を食べる”
“イモフライ”がもたらした奇妙な思い出でした。
では、お目にかかることを楽しみに。。。

デンマンでした。


『懐かしい思い出 (2007年11月5日)』より

小百合さんも読めば、きっと懐かしくなるでござ~♪~ましょうね?

マジで懐かしくなるはずですよう。でもねぇ、小百合さんの場合には食べ物と思い出が強く結びついているのですよう。

> 人間 におい や 食べ物で覚えてるところがあります。
> 目より、鮮明にはっきりその時を思い出させてくれて。

デンマンさんの場合には食べ物と思い出は、それ程強く結びついていないのでござ~♪~ますか?

僕の場合には脳裏に焼きついた強烈なイメージですよう。

アンナさんは、この時、ブラもパンツもすべて脱いで僕の目の前に一糸も纏(まと)わずに衝撃的なヌードを見せてくれたのですよう。

灯台の上に登って見たライトハウス・ビーチ。。。抜けるように青かった空。。。それにアンナさんの素晴しい肢体。。。すべてが強烈に僕の脳裏に思い出として焼きついているのですよう。

デンマンさんにとって思い出とは、オツムのスクリーンに映し出された映画を見るよなモノなのでござ~♪~ますか?

その通りですよう。

小百合さんのように匂いや食べ物で覚えている事ってないのでござ~♪~ますか?

食べ物の思い出が全くないわけじゃないけれど、小百合さんほど思い出と食べ物が強く結びついていません。実は、僕は驚きながらこれまでの小百合さんからのメールや投稿を読んだのですよう。

食べ物の事が多いので。。。?

そうですよ。“思い出を食べる”という事を小百合さんは、たびたび口にしたのだけれど、僕は小百合さんのメールや投稿を読んで、初めてその意味を理解しましたよう。

デンマンさんには“思い出を食べる”という体験はなかったのでござ~♪~ますか?

思い出を懐かしみながら意識的に食べた事なんて、今までに一度もありませんよう。僕にとって食べるという行為は常に空腹感と結びついているのですよ。思い出を懐かしむために食べた事って。。。やっぱり無いですね。

。。。んで、思い出を懐かしむ時にはデンマンさんは、どうするのでござ~♪~ますか?

思い出の場所へ出かけて行くのですよう。時間的にも距離的にも無理な時には、脳裏に焼き付けた思い出のシーンをオツムのスクリーンに映し出して懐かしむ訳ですよう。だから、僕は楽しい時だとかうれしい時には、その時のイメージを脳裏に焼き付けようとしますよ。

アンナさんを思い出す時、デンマンさんのオツムにはライトハウス・ビーチで見たアンナさんのヌードが思い浮かんでくるのでござ~♪~ますか?

もちろんですよう。

つまり、エロいイメージほどデンマンさんにとっては懐かしいのでござ~♪~ますわね?うふふふふ。。。

やだなあああぁ~~。。。エロいイメージではないですよう。。。それを言うならば。。。詩的イメージ、美的イメージ、ロマンチックなイメージ、メルヘンチックなイメージ。。。そう言って欲しいなあああぁ~

イメージに残らないものは思い出にならない、と言う事でござ~♪~ますか?

いや。。。決してイメージだけ、と言う訳ではないですよう。例えば、アンナさんが『3人のかリス』の話を僕に聞かせてくれたことがあったのですよう。

The Three Graces

(3人のカリス)

カリス (Χάρις, Charis) は、ギリシア神話に登場する、美(beauty)と優雅(grace)を司る女神。
複数形はカリテス (Χάριτες, Charites)。
通常はゼウスとエウリュノメの娘たちとされるが、母親はヘラとする説も多い。
また、ヘリオスとヘスペリスたちの一人アイグレの娘たち、あるいはディオニュソスとアフロディテの娘たちとする説もある。

ローマ神話にも取り入れられ、グラティア(Gratia、複数形グラティアエ (Gratiae) )と呼ばれた。
英語読みグレイス(Grace、複数形グレイシーズ (Graces) )でも知られる。

元々人数は不定であったらしい。
ヘシオドスの『神統記』によれば、エウリュノメの娘たちとしてアグライア、エウプロシュネ、タレイアの3柱の名があげられている。
一般的にはこの「三美神」がよく知られているが、他の叙事詩ではパシテア、カレ、アウクソ、ヘゲモネ、クレタ、パエンナ、カリスなどの名が挙げられている。

パシテアはホメロスの『イリアス(Ilias)』に登場することでよく知られており、エウプロシュネ、カレ、パシテアの3柱をカリスたちとする説もある。
また、アテナイではアウクソとヘゲモネの2柱を、ラコニア地方ではクレタとパエンナの2柱をカリスたちとしていた。
後にラコニア地方のスパルタではアグライア、エウプロシュネ、クレタの3柱を指すようなった。
またヘパイストスの妻をカリスの1柱とする説があり、一般的にはこれはアグライアであるとされるが、ホメロスによれば単にカリスという名であるとされている。

カリスたちは美しい若い娘の姿であるとされる。
オリュンポス山の山頂に住み、神々の宴ではアポロンの竪琴やムーサたちの歌声と共に演舞した。
神々や人々に肉体的な美しさを表して喜ばせるだけでなく、精神的な部分においても優美を与えたといわれるため、美術だけでなく技術を志す人々にも信仰された。

本来は春の芽生えの活力を表した神であったと考えられている。
当然ながら、美の女神となってからはアフロディテの従者とされるようになり、またその娘とする説も生まれた。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

歴史に興味のある僕も、この当時、古代ギリシャ神話の事はほとんど知らなかったのですよう。

アンナさんは詳しかったのですか?

詳しかったのですよう。すでに書いたけれど、アンナさんはニューヨークのコロンビア大学で東洋美術を専攻したのですよ。その当時、お父さんの知り合いの骨董品と東洋美術を扱っている店のアシスタント・マネージャーをしていましたよ。美術を専攻する学生は、洋の東西にかかわらず古代ギリシャと古代ローマの美術を基礎科目として必ず取らなければならないと言っていました。

それで古代ギリシャの神話にも詳しかったのでござ~♪~ますか?

僕はアンナさんが美術を専攻していたので、古代ギリシャのことを良く知っているのかと思っていたのですよう。でもねぇ、そのうちアメリカ人やカナダ人やイギリス人と知り合う機会が多くなるにつれ、大学を卒業したほとんどの人がギリシャやローマの古典についてかなり知っているのですよう。つまり、上の『3人のカリス』の中にも出てくる神々の名前や地名をまず間違いなく知っていたのですよう。

デンマンさんは。。。?

僕が知っていたのはゼウス、ヘラ、オリュンポス、アフロディテとホメロスぐらいでした。

つまり、アメリカやカナダでは教養のある人というのは、上の『3人のカリス』に書いてある神や地名を大体知っているものなのですか?

そうなのですよ。日本で言えば、古事記、日本書紀、源氏物語、紫式部、清少納言。。。、要するに、日本の古典、古代日本史に当たる訳ですよう。日本人に“源氏物語の光源氏を知っているよね?伊勢物語のプレーボーイ・在原業平(ありわらのなりひら)を知っているよね?” そう尋ねられて、もし卑弥子さんが知らないと答えたら、僕の反応は“マジで。。。?” と言う事になりますよね。。。うへへへへ。。。

つまり、『3人のカリス』も“かぐや姫”ぐらいに馴染みのある名前なのでござ~♪~ますか?

ちょっと感じが違うけれど。。。まあ。。。似たようなものですよう。

それで。。。それで。。。デンマンさんとアンナさんはライトハウス・ビーチで裸のお付き合いをしながら、そのようなお話をしたのでござ~♪~ますか?

そうですよう。僕はもっぱら日本で体験した混浴の露天風呂や、風呂屋でのエピソードをアンナさんに聞かせたものですよう。

するとアンナさんはデンマンさんに古代ギリシャのお話しをしたのでござ~♪~ますか?

古代ギリシャの話といっても結構エロい面白い話がたくさんあるのですよう。

たとえば。。。?

アンナさんは僕に次のような話を聞かせてくれたのですよう。

ヴィーナスの誕生

ケイトーはヴィーナス(アフロディテ)がどうして生まれたか。。。知ってる?

知らない。

天の神様のウラノスはねぇ、大地の女神のガイアの息子なのよ。でもねぇ、同時に夫でもあるのよ。ケイトーは聞いたことがある。

ない。

ウラノスとガイアが愛し合ってできたのがクロノスやタイタンの12神なのよう。キュクロープスやヘカトンケイルもウラノスとガイアとの間にできた子供なのよう。でも、ウラノスはその醜さを嫌ってタルタロスに幽閉してしまうのよ。これに怒った母親のガイアは、末子クロノスに命じてウラノスのおチンチンを切り落とさせたのよ。

マジで。。。?

だから、そういう神話なのよう。この時、海に漂流していたウラノスのおチンチンの周りにできた泡から生まれたのがアフロディテ、つまり、ヴィーナスなのよう。うふふふふ。。。それで泡(アフロス、aphros)から生まれたと言うので“泡の女神(aphrodite)”になったのよう。面白いでしょう。

アンナさんは、このような話をたくさん知っているのですよう。

デンマンさんと同じように、エロいお話が好きなのでござ~♪~ますわね?おほほほほ。。。

とにかく、アンナさんの話から僕はたくさんのインスピレーションをもらったのですよう。

デンマンさんが小百合さんのメールや投稿からたくさんのインスピレーションをもらっているようにですか?

そうですよ。だから、僕はアンナさんのおかげで結構たくさんの記事をこれまでに書いたのですよう。

たとえば。。。?

次の記事なども、もし僕がアンナさんと出会っていなければ書かなかったかもしれませんよう。

エロチカ・オディッセイ

「僕は欧米で生活するようになってから、『オディッセイ』と言う言葉をよく耳にしたんですよ。もちろん日本に居たときにも知っていました。でも、たくさんの英語の単語の中の一つぐらいにしか思いませんでした」

「でも、ロブソンさんにとって特別な意味があったと言うわけですか?」

「僕にとってと言うより、欧米人にとって『オディッセイ』というのは教養のうちでしょう?ジューンさんだって知っているでしょう?」

「まあ、そうですね。『オディッセイ』を知らない人はまず居ないでしょうね」

「僕は知らなかったんですよ。言葉は知っていましたが、内容は分からなかった」

「それで、『オディッセイ』を読んだわけですか?」

「いや、読まなかった。荒筋だけを読んで止めにしてしまった。あんな長いの読む気になれないよ。しかも、英語で読むのはしんどいよ」

「そのように言うロブソンさんが、どうしてまた、きりもなく長いエロチカ・オディッセイを書き始めたのですか?」

「僕はね、『オディッセイ』を調べているうちに、この大叙事詩が欧米人の原点のような気がしてきたんですよ。つまり、現代欧米文明は古代ギリシャ文明、古代ローマ文明から営々と続いていると考えている人が多いんだよね。だから、イギリスなどでは、古代ギリシャ古代ローマの古典をとにかく飽きるほど勉強させられる。そんな印象を持ったんですよ」

「私は飽きるほどは勉強しませんでしたけれど。。。」

「中にはそう言う人も居るでしょう。とにかくね、日本で言うなら、『オディッセイ』というのは古事記や日本書紀、あるいは源氏物語に匹敵するようなものですよ。もし、日本人でありながら、源氏物語を知らないとしたら、かなりその人の教養を疑われてしまう。僕は、ちょうどそのような思いに駆られたんですよ」

「つまり、『オディッセイ』を知らないと欧米でバカにされると思ったわけですね?」

「手っ取り早く言えばそう言うことですよ。ところで僕はね、カナダでもアメリカでも、初め無神論者だと言っていたんですよ。でも、今から思うとかなり恥ずかしい気がしてきますね」

「そうですか?」

「そうですかって、ジューンさんだって、いま、僕を見下げたような目つきをしたじゃないか!」

「しませんよ」

「しましたよ、僕を哀れむような、可哀想だと思うような、そんな目つきでしたよ。。。」

「しません。。。。ロブソンさん、被害妄想ですよ」

「まあ、いいよ。。。とにかく、日本で言うなら、さしずめ『僕は字が読めません』と告白するようなものなんですよね。つまりね、何がいいたいか?それはね、欧米で『オディッセイ』を知りませんと言うことは、神を信じていません、と言うに等しいことなんですよね。日本でなら、『字が読めません書けません』と言うに等しいことなんですよ。僕は、そのことに気付いたんですよ」

「それで、エロチカ・オディッセイを書く気になったと言うのですか?」

「長い話を短くして言えばそういう事なんですよ。でも、それでは、あまりにもはしょった言い方だから、もう少し付け足すなら、『オディッセイ』を面白く勉強しようと思ったわけですよ」

「面白くって、どういう風にですか?」

「視点をエロい所に持ってゆき、そこから『オディッセイ』を眺めてみよう思ったわけですよ」

「ロブソンさんは面白い事を言いますねェ」

「エロっぽいところから『オディッセイ』を調べるのなら面白いと思ったわけですよ。そうでない限り、あんな長ったらしい叙事詩を百科事典を調べたり、英英辞典を調べたりして読むのは、僕にとってとてもしんどいことですよ」

「それで、面白かったですか?」

「面白かった。実に楽しかった。僕は、歴史を調べることの面白さを初めて知りましたよ」

「それ程エロい事にたくさん出くわしたのですか?」

「そうですよ。たくさん出くわしました」

「そう言う事をロブソンさんのエロチカ・オディッセイの中に書いたわけですか?」

「そうですよ」

「しかし、私は『オディッセイ』の中にエロいものがたくさんあるとは思いませんけれど。。。」

「表面的に読めば、エロい所などほとんどありませんよ。だから、そう言う風に読んでは、つまらないわけですよ」

「エロい事をでっち上げると言うことですか?」

「いや、でっち上げると言うことじゃないんですよ。勝手に想像して何も関係のない事を書いたわけじゃないんですよ」

「どういう風にエロい事を書いたわけですか?」

「つまり、脇道にそれたり回り道をしたと言うことですよ。例えばね、女性の職業で一番古いものは何か?ジューンさん知っているでしょう?」

「ええ、プロスティチュートでしょう?」

「そうですよ。でも、日本語で娼婦と書いたら、これはもう身も蓋もない話になってしまう」

「プロスティチュートは日本語で娼婦とか売春婦と言う意味でしょう?」

「確かにそういう風に訳されることが多い。でもね、ギリシャ古典のオディッセイアが初めて本として書かれた頃にはプロスティチュートに当たる古代ギリシャ語は (実はたくさんあるのだけれど) 今の日本語で言うなら巫女さんに近かった。つまり神にかしずく女性だった」

「男なら、牧師さんや神父さんと言うところですか?」

「そういうことですよ。例えば、古代ギリシャにコリンスと言う町がある。今でもありますよ。現地ではコリントスと呼ばれているようですね」

「また、どうしてギリシャのコリントスが出てくるのですか?」

「古代ローマに地理学者として有名なはストラボン(Strabo)と言う人がいたんですよ。このおっさんが当時のコリンスについて書いているんです」

「当時っていつ頃のことですか?」

「このおっさんは紀元前64年頃生まれて、紀元後21年頃亡くなったことになっているよ」

「ということは、85歳で亡くなったと言うことですか?随分長生きしたんですねェ~」

「そうなんだよね。この人は、とにかく当時のローマ帝国全土の地理・歴史をまとめて『地理誌(Geography)』という本を著したんだよ。ただ無駄に長生きしたわけじゃない、このような貴重な地理誌を書き残しておいてくれたお陰で、現代の我々はいろいろな事を知ることが出来るわけですよ」

「それで、そのストラボンさんは一体どのような事を書いたのですか?」

「このコリンスの町は2つのことで有名だったらしい。一つは極めて裕福な町だったということ。もう一つはこの町の女たち」

「この町の女たちがプロスティチュートだったのですか?」

「もちろんすべてじゃない。でも、かなりの女性がプロスティチュートだったらしい。それがローマ帝国中に知れ渡っていたらしんだ」


『ラピスラズリ と 美女アメニア (コリンス)』より
 (2005年7月7日)

この対話の中の“ロブソンさん”というハンドル名がデンマンさんでござ~♪~ますか?

そうですよう。2005年当時、僕は“ロブソン”というハンドル名も使っていたのですよう。

もう使わないのでござ~♪~ますか?

ハンドル名をたくさん使うと、読む人が混乱してしまうのですよう。卑弥子さんだって僕のアバターが無ければ、“ロブソンって誰?”と思うでしょう?それで、今ではデンマンに統一したのですよう。

。。。んで、上の記事がアンナさんと関係あるのでござま~♪~すか?

そうですよう。アンナさんも『オディッセイ (Odyssey)』に書かれている話をよくしたのですよう。この『オディッセイ』は上の『3人のカリス』の説明の中に出てくる『イリアス(Ilias)』の続編なのですよう。日本で言えば、この2つの叙事詩は『古事記』と『日本書紀』のようなものですよう。アンナさんはギリシャやローマの古典ばかりじゃなくて、日本の浮世絵や春画の事にも詳しいのですよう。

でも、春画のことはデンマンさんの方が詳しいでしょう?

僕も、そう思ったのだけれど、僕よりもアンナさんの方が詳しいのですよう。

それで、デンマンさんも少しはアンナさんと話を合わせるために『オディッセイ (Odyssey)』と『イリアス(Ilias)』を調べ始めたのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。アンナさんから何を聞かれても、「知らない」、「聞いたことが無い」。。。と言っていたのじゃ、アンナさんのヌードだけにしか興味がないエロ馬鹿だと思われてしまいますからね。うへへへへ。。。

それで、少しでもアンナさんに認めてもらおうとデンマンさんは涙ぐましい努力をしたのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。そうやって英語で書き上げたのが“Erotica Odyssey”なのですよう。うしししし。。。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~
“Erotica Odyssey”。。。なんだかエロい小説のようですわよね。
でも、デンマンさんが書く動機がほほえましいと言うか、哀れと言うか。。。
デンマンさんはアンナさんの事がよっぽど好きになってしまったのでしょうね。

。。。んで、デンマンさんは、さらにアンナさんにアタックしたのでしょうか?
気になりますよね
。 どうか、あなたもまた、あさって読みに戻ってきてくださいね。
では。。。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

わたしは全くアンナさんの存在を知りませんでしたわ。

これまで、一度もデンマンさんはわたしに

アンナさんのお話をしたことが無いのです。

でも、写真を見るとわたしに良く似ているのですよね。

ビックリするほどです。

わたしは金髪ですけれど、

アンナさんはブルンネットですわ。

バンクーバーにもヌードビーチがあります。

Wreck Beach と呼ばれています。

わたしもその存在を知っていましたが、

デンマンさんに誘われるまで

行った事が無かったのです。

デンマンさんはわたしに

アンナさんの面影を見ていたのでしょうか?

ちょっと気になります。

一度わたしとレンゲさんとデンマンさんの3人で

Wreck Beachに出かけたことがありました。

その時の事をデンマンさんが書いています。

興味があったら読んでみてください。

■ 『愛とロマンのバンクーバー! (2006年8月25日)』

ところで、『エマニエル夫人』をまだ観たことがない人は

次のリンクをクリックすると

YouTubeで、出だしのところだけ見れますわ。

■ 『YouTube で観る 「エマニエル夫人」』

あの有名なサウンドトラックを聞くこともできます。

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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