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ビバ!
白鳥の湖
2008年6月15日

今日も軽井沢の“幸福の谷”のお話でござ~♪~ますか?

そうですよ。実に素晴しい名前がついていると思いませんか?

そうですわねぇ~。。。なんだか幸せが一杯詰まっていそうな谷でござ~♪~ますわねぇ~ デンマンさんが小百合さんにお会いする時には、あたくしも一緒にお供いたしますわア。

ん。。。? 僕と一緒にですか?

そうでござ~♪~ますわ。デンマンさん。。。、あのォ~。。。急に落ち込んだような表情になりましたわねぇ~。

あのねぇ~、卑弥子さんが勝手に決めないでくださいよう。

あたくしも小百合さんにお会いしたいのでござ~♪~ますわア。こうして『小百合物語』のホステス役をしているのでござ~♪~ますもの。いいでしょう?

小百合さんと卑弥子さんでは、何から何までタイプが違うのですよう。

違うって、何がでござ~♪~ますか?

まずその十二単ですよう。小百合さんには十二単を着ようというようなオタク趣味はないのですよう。そんなモノを着て電車には乗れませんよう。

そのような法律でもあるのでござ~♪~ますか?

もちろん、どのような服装をするのか?それは、その人の自由ですよう。でもねぇ~、十二単を着て電車に乗るのは不便ですよう。

目的地まで椅子にじっと座っているのですから、問題になる事ってありませんわ。乗る時と降りる時だけを心配すればよいのですわ。おほほほほ。。。

僕は普通電車で横川まで行って、それで駅で駅弁を買うのですよう。

おいしそうでござ~♪~ますわ。あたくしは電車の中で待っていますから、デンマンさんが2つ買ってきて下さいな。

あのねぇ、駅弁だけではないのですよう。僕は途中下車して行って見たい所があるのですよう。

どこでござ~♪~ますか?

卑弥子さんは忘れてしまったのですか?

忘れたって。。。何をでござ~♪~ますか?

やだなあああぁ~。。。僕は卑弥子さんのために軽井沢と万葉集の事で調べたのですよう。その事で、かつて記事に書いたのですよう。

■ 『夢のホテル (2008年5月8日)』

あらっ。。。いやでござ~♪~ますわぁ。。。うふふふふ。。。“夢のホテル”であたくしとデンマンさんがエッチな事をするのでござ~♪~ますか?

しませんよう!んもお~~。。。そんな事は、どこにも書いてませんよう!たくゥ~~。。。

。。。んで、あたくしが何を忘れているのでござ~♪~ますか?

防人(さきもり)の歌の歌碑ですよう。

この上の写真を見れば思い出すでしょう?旧碓氷峠の見晴台入り口にあるのですよう。昭和42年に軽井沢町が建てたものです。思い出したでしょう?

ええ、ええ、ええ。。。思い出しましたわ。確かに、デンマンさんが書いていましたわ。  

『万葉集』には軽井沢は出てこないけれど、碓氷峠が出てきます。奈良時代や平安時代の初期には碓氷峠は「宇須比」とか、「碓日嶺」などと書かれていたようです。上の歌碑には次のような歌が書かれているのですよう。

日の暮れに

うすひの山を

越ゆる日は

背なのが袖も

さやに振らしつ  

(巻第十四 東歌 三四〇二 詠み人知らず)

現代語訳:

日の暮れ時に、碓氷の山の峠を越える日に、
我が夫が、別れの時に目につくほどはっきりと袖を振っていたわ。

峠を越えて去ってゆく夫を慕う妻の心情を詠んでいる。


ひなぐもり

うすひの坂を

越えしだに

妹が恋しく

忘らえぬかも

(巻第二十 四四〇七  他田部子磐前 [おさたべの子いわさき])

現代語訳:

ひなくもり(碓氷を導く枕詞)碓氷の坂を越える時は、
国へ置いてきた妻のことが恋しくて忘れられない。

碓氷峠越えの別れの恋歌。

■ 『夢のホテル (2008年5月8日)』より

ロマンチックな歌でござ~♪~ますわね?

これはねぇ、実は悲しい歌なのですよう。

どうしてでござ~♪~ますか?

もう2度と会えないかもしれないと言う悲痛な思いを込めて詠(うた)っているのですよう。

デンマンさんは、マジでござ~♪~ますか?

もちろんですよう。

でも、それ程別れがつらいのならば、一緒に行けばいいではござ~♪~ませんか?

しかし、一緒に行けない訳があったのですよう。

どのような。。。?

この別れは、どちらも離れてゆく人が楽しい旅に旅立つ訳ではないのですよう。この別れが相手を見る最後になるかもしれないと言う、まさに悲痛な思いが込められていた。

なぜでござ~♪~ますか?

万葉集の「巻第二十」には、防人(さきもり)の歌がたくさん入っているのですよう。

つまり、上の歌で別れて碓氷峠を越えてゆく人は、九州まで歩いていって防人の役目に就(つ)く人でござ~♪~ますか?

そうですよう。任期は3年だったのですよ。しかも、この間に税は免除されないから、残された家族は大変だったのですよう。働き者を防人に取られて、家族はその人の分まで一生懸命に働かねばならなかった。だから、残された者にとっても重い負担になった。しかも、この3年の任期は延ばされることもよくあったというのです。更に、任期が終えても、帰ってくる途中で行き倒れになる人もあったと言うのですよう。

マジで。。。?

もちろん、マジな話ですよう。詳しい事は上のリンクをクリックして読んでくださいね。

それで、横川駅で途中下車して、デンマンさんは上の歌碑を見に行くのでござ~♪~ますか?

そうですよう。卑弥子さんだって見たいでしょう?

あたくしは横川駅で“釜めし”を食べれば、もうそれだけで幸せな気分になれますわ。苔むした歌碑など見なくても結構でござ~♪~ますわぁ。おほほほほ。。。

卑弥子さん!。。。あなたは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのでしょう?

ええ、そうでござ~♪~ますわ。

だったら、横川駅で“釜めし”を食べただけで満足して、歌碑を見なかったなんて恥ずかしくて女子大生の前で言えないでしょう?

だから、あたくし、“釜めし”を食べたお話をしませんわよう。ォほほほほ。。。

分かりましたよう。じゃあ、卑弥子さんは、そのまま軽井沢駅まで一人で行ってくださいね。

あたくしを。。。あたくしを。。。一人だけ電車の中に残してデンマンさんは旧碓氷峠に行ってしまうのでござ~♪~ますか?

そうですよう。僕はぜひ歌碑を見て、遠い昔、防人になって九州まで出かけてゆく人が、そこで愛する人と生き別れになったという、その場所を自分の足で歩いてみたいのですよう。

だったら、あたくしもデンマンさんとご一緒に行きますわよう。

別に無理してまで僕についてくる必要はないですよう。一人で行ってくださいね。

いやでござ~♪~ますう。あたくしは小百合さんと面識がないのでござ~♪~ますわア。一人で行けるわけがないではござ~♪~ませんかア!

分かりました。そう言う事なら僕は帰りに碓氷峠に寄りますよう。でもねぇ、軽井沢駅で降りてから、小百合さんのマンションまで歩いてゆくのですよう。

なぜ。。。?

なぜって。。。タクシーで行く距離ではないのですよう。駅から歩いて15分から20分ですからね。。。

十二単ではいけませんかぁ~?

十二単をズルズルと引きずりながら歩く事になるのですよう。そればかりか、チンドン屋じゃないんだから、そんな格好で卑弥子さんが駅前を歩いたら、金魚の糞のように子供が駅からついて来ますよう。

分かりましたわ。 だったら、あたくし着替えてゆきますわア。

何に着替えるのですか?  

たらァ~♪~

ダメですよ、これじゃァ!

どうしてでござ~♪~ますか?

子供ばかりか、卑弥子さんのボインな肉体を一目見ようと大人までが後を付いて来ますよう。。。それに。。。それに。。。良~く考えてみたら、夏じゃなくて10月か11月に軽井沢に行くのですよう。そんな格好で行ったら卑弥子さんは風邪をひいてしまうでしょう?

だったら、あのォ~。。。この上に白熊の毛皮のコートを着て行きますわァ。だから、風邪をひきませんわア。大丈夫でござ~♪~ますわ。

大丈夫じゃないのですよう。

なぜでござ~♪~ますか?

その“ござ~♪~ます”言葉ですよう。小百合さんは、ざっくばらんな人なのですよう。そのような“ござ~♪~ます”言葉で僕と小百合さんの楽しい会話の中に入ってこられたら、僕と小百合さんのロマンチックでルンルン気分な会話がメチャクチャになってしまうじゃないですかア。んもお~~

つまり。。。、つまり、何が何でも、あたくしを仲間はずれにしたいのでござ~♪~ますわね?これって。。。、これって。。。、大人のイジメですわア。。。

あのねぇ~、今年の秋は、卑弥子さんは一人で京都の嵐山の紅葉を見に行ってくださいね。それで、2009年の10月に僕と一緒に軽井沢に行きましょうね。。。それでいいでしょう?

イヤ~でござ~♪~ますわア。

どうしてイヤなのですか?

あたくしはデンマンさんと小百合さんが幸福の谷を散歩するのを見届けたいのでござ~♪~ますう。

やだなあああァ~。。。保護者みたいな事を言わないでくださいよう。。。どうして、僕と小百合さんの後をついて来るのですかア?

だってぇ~。。。デンマンさんが小百合さんにヤ~らしい事をしないように、あたくしが監視するのでござ~♪~ますわ。

僕が。。。この僕が。。。小百合さんにヤーらしい事をすると言うのですかア?

そうでござ~♪~ますわ。

僕が小百合さんと不倫するのが心配なのですか?

いいえ。。。

じゃあ。。。いったい。。。何が心配なのですか?

デンマンさんが小百合さんのスカートをめくってパンツを見ないように、あたくしが監視するのでござ~♪~ますう。

ど。。。ど。。。どうして。。。どうして。。。僕が小百合さんのスカートをめくってパンツを見るのですか?

だってぇ~。。。デンマンさんは菊ちゃんのスカートをめくって、おばさんパンツを見たではござ~♪~ませんかア!

やだなあああァ~。。。それは、ずいぶん昔の話ですよう。僕が中学1年生の時の事ですよう。

■ 菊ちゃんの愛の世界 (おばさんパンツ エピソード)
『愛は希薄になっていませんわ。
セックスで埋め合わせてもいませんわ』
より
  (2006年3月6日)

でも。。。でも。。。同じ事をデンマンさんは小百合さんに。。。

卑弥子さん!。。。いい加減にしてくださいよう。卑弥子さんがおばさんパンツを持ち出したので、これまで僕の記事を読んでいた60%のかわゆい女性が、つまらなそうな顔をして他のブログへ行ってしまったじゃないですかあああァ~。。。

そうでしょうか?

とぼけないでくださいよう。タイトルの『ビバ!白鳥の湖』に惹かれてこの記事を読み始めた可愛らしい女性が、卑弥子さんがおばさんパンツを持ち出したので呆れて他のブログへ行ってしまったのですよう。僕はこれ以上おばさんパンツの話はしませんよう。タイトルに書いた『ビバ!白鳥の湖』の話をしたいのですよう。

分かりましたわ。あたくしだって、そのお話を聞きたいのでござ~♪~ますわ。でも、デンマンさんがあたくしを仲間はずれにしようとなさるから、話題があちらこちらに飛んでしまうのでござ~♪~ますわア。

とにかく、もう、余計な事を言わないでくださいね。記事が無駄に長~くなるだけですからね。

それで白鳥の湖にはジューンさんと行ったのでござ~♪~ますわね? 

良く知ってますねぇ~

だってぇ、ジューンさんが次のように書いていましたわ。

白鳥の湖

こんにちは。ジューンです。

小百合さんは軽井沢に

別荘を持つ事を夢見ているのです。

あなたは軽井沢に出かけたことがありますか?

私はデンマンさんとご一緒に

一度だけ訪れたことがありますわ。

この湖は“Swan Lake”という

英語名がついているのですわ。

昔、宣教師の方が軽井沢に別荘を持っていたのですって、

その家族の人たちが名づけたらしいのですわ。

10月でしたが、紅葉が見ごろになっていました。

まだ冬景色には程遠かったのですけれど、

湖にしては小さなその池のほとりに立ったら、

どこからともなく白鳥が飛んできそうな感じがしましたわ。

そう言えば、バンクーバーのクイーン・エリザベス・シアターで

デンマンさんとご一緒に

バレー『白鳥の湖』を見たことがありましたわ。

あの時のチャイコフスキーの曲が聞こえてきたものですわ。

それで、私はいつになく感傷的になったことを覚えています。


『幸福の谷 (2008年4月6日)』より

それで、この時、デンマンさんとジューンさんが泊まったホテルが万平ホテルでござ~♪~ますよね?

卑弥子さんは、そう言う事はよ~く覚えているのですねぇ。。。で、平安文学研究家の卑弥子さんが防人の歌碑の事はすっかり忘れてしまっているのですよね?

だってぇ、デンマンさんとジューンさんの事が気になるからですわ。

保護者のような事を言わないでくださいよう。

あたくしは上のジューンさんの手記を読んで、デンマンさんがホテルでジューンさんにヤ~らしい事をしたと思ったのでござ~♪~ますわ。

どうして僕がジューンさんにヤ~らしい事をするのですか?

だってぇ、“いつになく感傷的になった”とジューンさんは書いているのでござ~♪~ますわ。

あのねぇ~。。。卑弥子さんは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している文学者なのですよう。

そうでござ~♪~ますわ。

だったら、もう少し文学的な解釈はできないのですか?。。。ジューンさんは「白鳥の湖」の畔(ほとり)に僕と佇(たたず)んで静寂(せいじゃく)と静謐(せいひつ)な雰囲気に包まれて、心静かに物思いにふけっていたのですよう。

それで。。。?

ジューンさんがいつになく言葉少なくなっているなぁ~。。。僕にもジューンさんが感傷に浸っているのがなんとなく分かったのですよう。でも、あの時、ジューンさんのオツムにバンクーバーのクイーン・エリザベス・シアターで僕と一緒にバレー『白鳥の湖』を見た時のチャイコフスキーの曲が流れていたとは、思いもよりませんでしたよう。

それで、デンマンさんは、どうなさったのでござ~♪~ますか?

僕はねぇ、ははァ~。。。と思ったのですよう。

なんですの?その、ははァ~って。。。?

日本にやって来る1ヶ月ほど前にジューンさんはボーイフレンドと別れていたのですよう。

。。。んで。。。んで。。。?

だから、僕は、ジューンさんが別れの悲しみの中に沈んでいるのではないか?そう思ったわけですよう。

それで。。。それで。。。?

だから僕はジューンさんの悲しそうな表情を見ていたら慰めてあげようという気持ちがグッと込み上げて来たのですよう。

。。。んで。。。んで。。。?

でも、日本だから、ジューンさんを抱き寄せて慰めるには人の目が気になる。。。それで僕はあたりをサッと見回したのですよう。幸い、他には誰も居なかった。それで僕はジューンさんを慰めるように抱きしめたのですよう。

マジで。。。?

もちろんですよう。こういう時には言葉よりも態度で示した方がジューンさんには僕の気持ちが良~く伝わるものですよう。

それで。。。それで。。。ホテルに戻ってジューンさんにヤ~らしい事をしたのでござ~♪~ますか?

やだなあああァ~。。。卑弥子さんは、どうしてヤ~らしい事にこだわるのですか?

だってぇ~。。。デンマンさんは菊ちゃんにもヤ~らしい事をしましたわ。

あのねぇ~、僕とジューンさんは仕事で軽井沢に行ったのですよ。ヤ~らしい事をするために行ったのではないのですよう。んも~~。。。僕のお客さんは福井県の女性で、記事にも書いたことのある人ですよ。日本画家の山本芳江・女史ですよ。興味があったら次のリンクをクリックして読んでみてください。

■ 『有閑マダムとゴッホ (2007年12月12日)』

この山本女史とデンマンさんは万平ホテルで会ったのですか?

そうですよ。たまたま山本女史が軽井沢の友達の別荘に滞在していたので、僕とジューンさんで日本に行った時に軽井沢で会いましょう、という話になったのですよ。

それで、仕事とは。。。?

上の記事の中でも書いたのだけれど、ニューヨークで山本女史の個展を開くと言う話は、実はこの時に持ち上がった話なのですよ。

それで、山本女史はニューヨークで個展を開くのでござ~♪~ますか?

まだ個展を開くほど作品を描いていません、と女史は謙遜して、この時の個展の話は流れてしまったのですよ。

つまり、仕事に結びつかなかったのでござ~♪~ますわね?

残念ながら。。。でもねぇ、この時ジューンさんが親しくなったホテルのスタッフの淳子さんから貴重な話を聞く事ができました。

ジョン・レノンのお話ですか?

そうですよ。僕とジューンさんはジョン・レノンがよく座っていた、というカフェテラスでコーヒーを飲んだものですよ。ジューンさんは目立つ人だから、どうしてもスタッフの目に留まる。そのスタッフの中に、子供の頃カナダのオタワに住んでいた、と言う淳子さんが居たのですよ。この人とオタワ生まれでオタワ育ちのジューンさんが気が合って話が弾(はず)んだのです。ジョン・レノンの話はその時でたのですよ。ジューンさんもジョン・レノンのファンなのですよ。

それで、どのようなお話だったのでござ~♪~ますか?

淳子さんは小さな時にオタワで暮らした事があるので英語はジューンさんと変わらないように話すことができましたよ。話しているのを聞いているとカナダ人の二人の女性がしゃべっているように聞こえましたよ。淳子さんの英語はネイティブ・スピーカーと変わりませんでした。

。。。んで、この淳子さんがジョン・レノンと実際に話をしたのでござ~♪~ますか?

そうですよ。その時の事を淳子さんは語ってくれたのですよ。

滞在中のジョン・レノンは朝9時半ごろ、

このカフェテラスに下りてきたのですよ。

わたしたちに「おはようございます」と

日本語であいさつしたものですわ。

いつも庭に面した一番奥の席にすわって、

他のお客様には背を向けるような格好で

腰掛けていました。

ジョン・レノンのお気に入りは

ローヤルミルクティーでしたわ。

。。。んで、デンマンさんとジューンさんも、上の写真のカフェテラスでローヤルミルクティーを飲んだのでござ~♪~ますか?

そうですよ。

デンマンさんは、あたくしを一度もこのホテルへ連れてってくださいませんでしたよね?

だから、言ったでしょう?僕とジューンさんは仕事で行ったのですよう。

仕事と言ってもお客さんと世間話をしたようなものでござ~♪~ますわ。

それも仕事のうちの大切な一部ですよう。

でも、あたくしは一度もそのような場所に連れて行ってもらえませんでしたわア。

だから。。。やだなあああァ~~。。。何度言わせるのですかア!?。。。卑弥子さんがその十二単を着ていたら、気軽に連れてゆく事はできませんよう。

でも。。。でも。。。この。。。この十二単はデンマンさんがあたくしに強制的に押し付けたのでござ~♪~ますわ。

そうじゃないでしょう?卑弥子さんは1300年も続く日本の代表的な家系に生まれた者として、ミーちゃんハーちゃんが身につけているような安っぽいものは着られません!そう言って駄々をこねたので、それならば十二単はどうですか?。。。僕がそう言ったのですよう。そうしたら卑弥子さんは、その気になって十二単を着たのですよう。僕が強制的に押し付けたものではないのですよう。

分かりましたわ。では、あたくし明日からこのダサい十二単を脱がさせていただきますわア。

ちょっと。。。ちょっと待ってくださいよう!。。。気まぐれに脱いでは困りますよう。せっかく卑弥子さんのイメージが十二単と共に定着したのですから。。。卑弥子さんと言えば、十二単。。。十二単と言えば卑弥子さん。。。今、日本語が分かる世界のネット市民の皆様の間では、このことが評判になっているのですよう。

。。。あのォ~。。。マジですか?

マジですよう。めちゃマジですよう!卑弥子さんはネットでは話題の人なのですよう! とにかく、卑弥子さんが余計な事を言うから、また、この記事が長くなるのですよう。十二単の件は、この記事を書き終えてから話しましょうねぇ~。

分かりましたわ。。。んで、デンマンさんとジューンさんは何を注文なさったのでござ~♪~ますか?

ジューンさんはアップルパイと、ジョン・レノンがお気に入りだったというローヤルミルクティーですよ。

おいしそうでござ~♪~ますわ。。。それで、デンマンさんも同じものを召し上がったのでござ~♪~ますか?

違いますよ。アップルパイは僕には甘すぎるのですよう。

。。。んで、何をご注文なさったのでござ~♪~ますか?

淳子さんのお勧めがあったので僕は“木の実のタルト”を注文したのですよ。もちろんローヤルミルクティーも一緒ですよ。

くるみ、松の実、ピスタチオ、アーモンドをふんだんに敷き詰めた香ばしいタルトでしたよ。秋のおすすめです、と淳子さんは言ったけれど、本当にうまかったですよ。

あたくしも今年の秋にデンマンさんとご一緒して、ショートケーキとミルクティーを仲良くいただきますわア。

ちょっと。。。ちょっと待ってくださいよう。卑弥子さんが勝手に決めないでくださいよう。今年の秋は小百合さんと一緒に行くのですよ。この万平ホテルの裏にある「幸福の谷」を小百合さんと一緒に散策したあとで、このカフェテラスによって一緒にローヤルミルクティーとウィンナー・コーヒーをダブルで楽しむのですよ。うしししし。。。

。。。んで、あたくしは仲間はずれなのでござ~♪~ますか?

だから、来年の秋には卑弥子さんと僕で一緒にゆきましょうね。

。。。んで、今日はどうしてデンマンさんは白鳥の湖を持ち出してきたのでござ~♪~ますか?

秋葉の通り魔事件の加藤容疑者の言った言葉が、どうしても僕には気になったのですよう。

どういう言葉でござ~♪~ますか?

ちょっと読んでみてくださいよう。

「世の中が嫌になった」

白昼のホコ天が騒然!

秋葉原で通り魔、7人死亡

負傷10人に…25歳男を逮捕

2008年06月09日00時44分

8日午後0時35分ごろ、東京都千代田区外神田4の秋葉原電気街の交差点で、2トントラックが歩行者数人をはねた。
運転していた男が車を降り、持っていたサバイバルナイフで歩行者らを次々に刺した。
警視庁や東京消防庁によると、7人が死亡し、10人がけがをした。
男は駆け付けた警察官に現場近くで取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。

男は、静岡県裾野市に住む加藤智大(ともひろ)容疑者(25)で、刺したことを認め、
「人を殺すため今日、静岡から秋葉原に来た。(襲うのは)誰でもよかった」
「世の中が嫌になった。生活に疲れた」などと供述しているという。


『ニュースは走る!(2008年6月12日)』より

世の中がイヤになったと言っているけれど、世の中って日本だけじゃないんだよね。そんな事は加藤容疑者だって分かっていたと思うのですよう。

でも、本当には分かっていなかったのでござ~♪~ますわね?

そうですよう。ジューンさんも書いていました。

木を見て森を見ず

こんにちはジューンです。

“群盲象をなでる”

面白い諺ですよね。

でも、この諺を英語でなんと言うのでしょうか?

考えてみた事がありますか?

そのものズバリの表現は見当たりませんが、

次のような類似の表現が英語にあります。

Some people cannot see the wood

for the trees.

「木を見て森を見ず」

The frog in the well

does not know the ocean.

「井の中の蛙大海を知らず」

なんとなく分かりますよね。

あなたも“井の中の蛙”にならないでくださいね。

『遊び人なの? (2008年5月25日)』より

海外で生活した事がある人ならば分かると思うのだけれど、半年も海外で生活してみれば、日本で見えなかったものが見えてくる。

どのようにですか?

「いろいろな人生があるもんだなぁ~!」

「俺の人生もまんざら捨てたものじゃないなぁ~」

「そうだよなぁ~、一つの事だけにしがみついて

一生を終えたとするならば、

つまらない人生になるよなぁ~」

こんな風に見えてくるものですよう。

海外に飛び出す必要があるのでござ~♪~ますか?

日本に居たって、同じような経験をする事ができますよう。でもねぇ、日本に居たのでは、毎日が惰性になってしまって、改めて回りを見つめて考えてみようなんて気になれない。海外では、見るもの聞くものが新鮮だから、どうしたって、考えない訳にはゆかない!

そう言うものでござ~♪~ますか?

卑弥子さんにだって、経験があるでしょう?

思い出せば確かに、そうでござ~♪~ますわねぇ~。あたくしも初めて去年の暮れにバンクーバーに行きましたけれど、街の雰囲気に魅せられてしまいましたわ。

バンクーバーの暮らし易さを実感した時、あたくしは日本だけにこだわる事が馬鹿馬鹿しくなってきたのですわ。

ほおォ~。。。卑弥子さんも、そう思ったのですか?

“世の中”がイヤになった、と加藤容疑者は言ったそうですけれど、本当に世の中を見たのでござ~♪~ましょうか?

見たつもりになっていたのでしょうね?

でも、実は見ていなかったのでござ~♪~ますわね。

見てなかったのですよう。加藤容疑者の“世の中”は、自分の周りだけの小さな世界だったのですよう。

つまり、井の中の蛙だったのでござ~♪~ますわね?

そうですよう。加藤容疑者も、小百合さんのように、ジューンさんのように、また、元サッカー日本代表の中田選手のように世界を見ていれば、違う自分、違う人生が見えてきたでしょうね。

そうなれば、殺人を犯す事も考えなかったと。。。?

当然ですよう。もっと面白い世の中が見えたはずですよう。ちょうど、卑弥子さんが今年の元旦にバンクーバーで寒中水泳をしたように。。。

小百合さんが子供の頃の夢を実現して軽井沢に別荘を持ったようにでござ~♪~ますか?

そうですよう。ジューンさんがボーイフレンドと別れても「白鳥の湖」の畔(ほとり)で僕の慰めに癒されたように。。。うしししし。。。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~
秋葉の通り魔事件は本当に悲惨な事件ですわよね。
何よりも、あの事件で犠牲になった人は本当に可哀想ですわ。

自分の身になって考えれば、とんでもない事件ですわよね。
だって、そうでしょう?
どうして全く関係ないあたくしが殺されねばならないのォ~~
死んでも死に切れない思いでしょうね。

でもね、一番悪いのは見て見ぬ振りをして、すましている担当大臣ですわよね。
文部科学省。
厚生労働省。
それに、こういう省庁で働いているお役人ですわよう。

通り魔事件は、これまでにも何度となく発生しているのですわよう。
7年前の同じ日(6月8日)に起こった大阪の池田小学校事件から、
状況はあまり変わっていないのですよね。

つまり、ぼんくらな担当大臣の下で昼行灯(ひるあんどん)の役人が税金の無駄遣いをしているだけなんですわよね。
あなたも、そう思いませんか?

そうして、あなたも、あたくしも、すっかり諦めムードなのですわよう。
これでは、日本が良くならない訳ですわよう。
あなただって、そう思うでしょう?

この記事を読んでいる中学生、高校生に期待する以外になさそうですわね?
若いあなたたち、将来の日本を背負うために頑張ってね。

じゃあねぇ~。。。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

そうですわ。

私はいつになく感傷的になっていたのですわ。

この湖は“Swan Lake”という

英語名がついているのです。

昔、宣教師の方が軽井沢に別荘を持っていたのですって、

その家族の人たちが名づけたらしいのですわ。

10月でしたが、紅葉が見ごろになっていました。

まだ冬景色には程遠かったのですけれど、

湖にしては小さなその池のほとりに立ったら、

どこからともなく白鳥が飛んできそうな感じがしましたわ。

バンクーバーのクイーン・エリザベス・シアターで

デンマンさんとご一緒に

バレー『白鳥の湖』を見たことがありました。

あの時のチャイコフスキーの曲が聞こえてきたものです。

その時、デンマンさんの腕が伸びてきて

私を引き寄せたのですわよう。

ちょっと意外でしたけれど、

タイミングが絶妙でしたわ。

わたしはデンマンさんの唇を

素直に受け入れていたのです。

もちろん、それだけでしたけれど。。。

うふふふふ。。。

ところで、小百合さんの物語を

一つにまとめました。

時間があったら下のリンクをクリックして覗いてみてくださいね。

■ 『夢とロマンを持って前向きに生きる小百合さんの物語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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