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秘湯
by デンマン & 卑弥子
2008年6月29日
花火
投稿日時: 2008/06/24 03:03 (ロンドン時間)
おはよう デンマンさん
菊ちゃんの 花火の話ですが、 次の記事を読みました。 誰にも相手にされなくても
小百合より そうですよう。 思えば、菊ちゃんと喧嘩したことは無かったですよ。 ウソをつくのは、ある程度頭が良くなくてはできないですよ。
多分、菊ちゃんはウソをつくほど、オツムの回転が早くは無かったのだと思いますよう。 計算ができて文字の読み書きができれば、申し分が無いのだけれど。。。、 なにしろ、キスする事は嫌がらなかったけれど、 デンマンでした。
投稿日時: 2008/06/24 10:51 (ロンドン時間)
あたくし夕べ、一晩熟睡して考えたのでござ~♪~ますわ。
あのねぇ~、卑弥子さん。。。それを言うなら、普通、“夕べ一晩、一睡もしないで考えた”と。。。そう言うのじゃありませんか? あたくしの場合には、それが熟睡して考えるのでござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。 それで、何を一晩熟睡して考えたのですか? だから、小百合さんのデンマンさんに寄せる“哀れ心”でござ~♪~ますわよう。 つまり、小百合さんが僕のことを哀れな男だと思っていると。。。? そうでござ~♪~ますわ。デンマンさんはスケベ心を起こして小百合さんと露天風呂に一緒に入りたいと書いていたのでござ~♪~ますう。。。しかも、ぬけぬけと“共通しているのは、この露天風呂ですよう!”と、全くトンチンカンな事を書いていたのでござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。 それに対する小百合さんの言葉。。。つまり、“温泉も嫌いで風呂もダメ”と言うのは僕を拒絶しているのですか? もちろんですわよう。それが小百合さんの素直な心の内でござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。 それは、やっぱり卑弥子さんの僻(ひが)みだと僕は思うのですよう。 “他人の不幸は蜜の味” 卑弥子さんは、小百合さんの言葉を悪いように、悪いように解釈しているのですよう。そうやって僕が不幸になる事を望んでいる。 つまり。。。つまり。。。あたくしが勝手にデンマンさんと小百合さんの破局を妄想しているとおっしゃるのでござ~♪~ますか? そうですよう。小百合さんは素直な人だから、そのような回りくどい事を書かずに、絶交したいのならば、絶交しますと、端的に書ける人なのですよう。 それはデンマンさんが小百合さんの“哀れ心”を理解していないからでござ~♪~ますわ。小百合さんはデンマンさんのことを哀れな人だと思っているのでござ~♪~ますわよう。。。おほほほほ。。。 どうして、小百合さんは僕のことを哀れな人だと思っているのですか? だってぇ~、デンマンさんは小百合さんのことを思い通りにできない不満から、小百合さんの“おヌード”をコラージュして作って妄想して楽しんでいるのでござ~♪~ますわ。
小百合さんを思い通りにできないので僕がこの画像をコラージュして作りあげたと卑弥子さんは言うのですか? そうでござ~♪~ますわ。しかも、小百合さんのランジェリー姿だけでは満足せずに、デンマンさんはブラとパンツまでも取ってしまったのですわぁ~。。。それって。。。それって。。。とってもヤ~らしいと思いますわぁ。(卑弥子さんは、かな~♪~りムカついている表情をしていますう。) 卑弥子さんがムカつくことはないでしょう。 小百合さんの胸の内を察してムカついているのでござ~♪~ますわ。 でも、小百合さんはムカつきませんでしたよう。 それは、小百合さんが菊ちゃんのエピソードを読んだからですわ。デンマンさんはオツムの弱い菊ちゃんの言うことを何でも、うん、うん、うん。。。と言いながら相槌を打って聞いてあげたのでござ~♪~ますわ。 それが“哀れ心”なのですか? だから、本当は小百合さんだって、妄想でヤ~らしい事をしているデンマンさんが心の中ではイヤなのでござ~♪~ますわ。でも、デンマンさんが菊ちゃんの相手になってあげている、と言うことを読んで、無碍(むげ)にデンマンさんを拒絶してはいけない。せめて、投稿に対する返信だけは書いてあげよう。そう思ってデンマンさんとお付き合いしているのですわ。 それが小百合さんの僕に対する“哀れ心”なのですか? そうでござ~♪~ますわ。 つまり、卑弥子さんは小百合さんが哀れ深い人だと感心したのですね? そうでござ~♪~ますわ。 その事を夕べ一晩熟睡して考えていた訳なのですか? それだけではござ~♪~ませんでしたわ。 それだけでないってぇ。。。他に何を考えたのですか? デンマンさんは菊ちゃんに対して、とっても優しいのでござ~♪~ます。 うしししし。。。卑弥子さんからそう言われると僕は照れちゃうなあああぁ~ 照れている場合ではござ~♪~ませんわ。。。小百合さんは、そのデンマンさんと菊ちゃんのお話を読んで、デンマンさんと絶交する事を思いとどまったのですわ。 小百合さんは僕と絶交するつもりだったのですか? 当然でござ~♪~ますわ。デンマンさんは、妄想して小百合さんの“おヌード”を作ってしまったのですわ。そのようなヤ~♪~らしい事をする殿方は、あたくしだって嫌でござ~♪~ますわ。 。。。で、どうして思いとどまったのですか? だから、言ったでしょう。“哀れ心”でござ~♪~ますわよう。 つまり、改めて“哀れ心”について考えたのですか? 違いますわ。デンマンさんは菊ちゃんに対しては優しかった。だから、そのお話を読んだ小百合さんは、デンマンさんに対しても優しくしなければいけないと、絶交することを思いとどまったのでござ~♪~ますわ。 その事は、すでに卑弥子さんが言ったことですよう。。。一体、卑弥子さんは何が言いたいのですか? だから、優しさが優しさを生むという事でござ~♪~ますわ。 うん、うん、うん。。。なるほどねぇ~ なるほどねぇ~じゃござ~♪~ませんわ。。。デンマンさんは、オツムの足りない菊ちゃんに対してさえ優しくしているのにィ~。。。、しかも、小百合さんだって、そのお話を読んで、デンマンさんに対して優しくなろうとしている。。。ああ、それなのにィ~、それなのにィ~。。。デンマンさんは、あたくしに対しては優しくなれない。。。 ん。。。? この僕が。。。この僕が卑弥子さんに対して優しくないと。。。? その通りでござ~♪~ますわ。
ヨガの秘法 - 「鶴の舞」
この「鶴の舞」を好きな殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうという言い伝えのある取って置きの秘法でござ~♪~ますわ。ところが、その晩、あたくしがデンマンさんとお布団を並べて寝物語をしようとしたら、デンマンさんはあたくしのお布団とデンマンさんのお布団の間に“ついたて”を立ててしまったのでござ~♪~ますわ。 また。。。、また、卑弥子さんは、その話を持ち出すのですかぁ~? だってぇ~、ヨガの秘法も効き目がなかったのでござ~♪~ますわア。。。あたくしは清水(きよみず)の舞台から飛び降りるつもりで。。。決死の覚悟をしてデンマンさんに、あたくしのむき出しの姿をお目にかけたのでござ~♪~ますわア。ところが。。。、ところが、アンナさんのヌードにはデンマンさんが呆れるほどのこだわりを示したのにィ~、あたくしの“おヌード”には拒絶反応を示したのでござ~♪~ますわア。これは。。。これは。。。デンマンさんの上の理論に従うのであれば、あたくしの「鶴の舞」を“はしたない姿”だと見下して目をそむけたのでござ~♪~ますわ。醜い姿、もう二度と見たくない醜態(しゅうたい)だと思ったのでござ~♪~ますわね? やだなあああぁ~。。。もうずいぶん前の事ですよう。 アンナさんの事は20年も前の事ですわ。それから比べれば箱根の事は、つい最近の出来事でござ~♪~ますう。。。んもお~~ あたくしは、女として。。。アンナさんと変わらぬ女としてデンマンさんに侮辱されたような気がいたしますわ。 あのねぇ~、卑弥子さんは、かなりオーバーに反応してしまっていますよう。。。。それも。。。それも。。。卑弥子さんの誤解ですよう。 誤解ではありませんってばあああぁ~。。。んもお~♪~! また、この鶴の舞ですかア?僕は、もう見飽きましたよう。これを読んでいる卑弥子さんのファンだって見飽きてると思いますよう。 あたくしが一晩熟睡して考え付いた事は、デンマンさんはオツムの足りない菊ちゃんに対しては充分に優しかった。だから、それを読んだ小百合さんもデンマンさんに対して絶交を言い渡す事を思いとどまったのでござ~♪~ますわ。でも、このあたくしに対してデンマンさんは一片の優しさも見せなかった。まさに絶交と言うように、あたくしとデンマンさんの間に“ついたて”を立ててしまった。 卑弥子さんは。。。卑弥子さんは、箱根の“鶴の舞事件”を一生涯、絶対に忘れないのですか? 当然の事でござ~♪~ますわア。目の前で“ついたて”を立てられるなんて、女として。。。大和撫子(やまとなでしこ)として。。。操を踏みにじられる以上に不愉快な事でござ~♪~ましたわ。 卑弥子さんは、この僕が。。。この僕が、卑弥子さんを思いやる気持ちが無かったと言うのですか? 当然でしょう!女の目の前で“ついたて”を立てるなんて、屈辱を絵に描いて見せ付けるようなものですわ。あたくしの自尊心は、あの晩、メチャメチャに傷つけられたのでござ~♪~ますわ。 うん、うん、うん。。。 なんですの。。。うん、うん、うん。。。なんて、意味のない返事をして。。。? 多分、卑弥子さんがそのように誤解するだろうと思っていましたよう。 誤解。。。? 誤解だとおっしゃるのでござ~♪~ますか? そうですよう。。。卑弥子さん。。。ちょっと気持ちを落ち着けてくださいよう。 無理ですう!。。。気持ちを落ち着ける事などできませんわ。 実は、その誤解を解くために僕は今日の記事のタイトルを持ち出したのですよう。 「秘湯」が誤解を解くためだとおっしゃるのでござ~♪~ますか? そうですよう。 どう言う事ですか? アンナさんがニューヨークの“混浴露天風呂”に僕を案内したことを卑弥子さんも知っていますよね? ええ、そのお話ならば伺いましたわ。 この記事を初めて読む人も居るだろうから、サワリの所だけを書き出しますよう。
ニューヨークの混浴露天風呂
ニューヨークに露天風呂があるなんて聞いたことがござ~♪~ませんわ。 一口にニューヨークと言っても広いのですよ。僕はマンハッタンに露天風呂があると言っている訳じゃないのですよう。 。。。んで、一体ニューヨークのどこにあるのでござ~♪~ますか? 実は、僕も知らなかったのですよう。ちょっと地図を見てくださいよう。
黄色の部分がニューヨーク市です。 ブルックリンと書いてあるところにデンマンさんのアパートがあるのですわね?
そうですよ。土曜日の朝、僕はすがすがしく目を覚まして、ルンルン気分でアンナさんを愛車のピントで迎えに行ったのですよう。 。。。んで、どちらへお出かけになったのでござ~♪~ますか? ロング・アイランド(Long Island)の海岸線に沿ってドライブしたのですよう。 。。。んで、どこまでドライブしたのでござ~♪~ますか? ライトハウス・ビーチ (Lighthouse Beach)と書いてある黄色の点が見えるでしょう。ここを目指してドライブしたのですよう。 この濃い緑色に塗られている細くて長~♪~いモノは島でござ~♪~ますか? そうですよう。ファイア・アイランド (Fire Island) と呼ばれている島なんですよう。 僕は、なるほどと思いましたよ。 何をなるほどと納得したのでござ~♪~ますか? つまり、露天風呂がある島ですよう。だから、火山がある島で“火の島”と呼ばれるようになったんだねぇ。。。僕は、アンナさんに、そう言ったものですよう。 実際にそうなのですか? アンナさんは、さも楽しそうにニッコリして言うのですよう。“ケイトーって、とっても想像力が豊富なのねぇ。。。うふふふふ。。。でも、火山はないのよう。昔、原住民が「火の島」と呼んでいたらしいのよう” 火山が無いのにどうして温泉が湧き出しているのでござ~♪~ますか? だから、僕だって不思議に思ったから、そうアンナさんに尋ねたのですよう。“着けば分かるから、とにかくもっとスピードを出して飛ばしてよう” アンナさんは、そう言って詳しいことを話しませんでした。 。。。んで、どうしてその島だけ濃い緑色に塗られているのでござ~♪~ますか? ここは“Fire Island National Seashore”という国立公園になっているのですよう。Lighthouse Beach と言うのは、その一番西の端に位置しているのです。 車で行けるのでござ~♪~ますか? 車で行けるのですよう。地図を良く見ると白い細い線でつながっているでしょう?この白い線は ロバート・モーゼ・コーズウェイ (Robert Moses Causeway) という橋ですよ。この橋でロング・アイランドとつながっているのですよう。 。。。んで、lighthouse と言うのは灯台の事でござ~♪~ますよね? その通りですよう。結構、高い灯台があるのですよう。
実際に、今でも使われているのでござ~♪~ますか? もう20年以上も前に使われなくなっていますよ。僕とアンナさんが行った時には、すでに灯台の火は消えていました。 でも、灯台は今でもあるのでござ~♪~ますか? 今では、灯台守が住んでいた家が博物館になっていますよう。お金を出せば灯台に登ることもできます。
これがその灯台の上から撮った写真ですよう。灯台から西の方角を見ています。つまり、ブルックリン方面を見ていることになります。ずっと向こうに橋が見えますが、それがロバート・モーゼ・コーズウェイです。その手前に広場のような場所が見えますが、これが駐車場ですよ。車はここまで。 それより先は車では行けないのでござ~♪~ますか? ハイウェイはここまでで終わりです。それで、この灯台の付近のビーチを Lighthouse Beach と呼んでいるのですよう。 。。。んで、混浴の露天風呂は、どこにあるのでござ~♪~ますか? だから、僕もアンナさんに尋ねたのですよう。そうしたら、“じゃあ行きましょう”と言ってアンナさんはブランケットと、ベーグル・サンドイッチが入ったバッグをトランクから取り出して、“ケイトー、このブランケットを持ってね。。。”、そう言って歩き出したのですよう。
まるでピクニックでござ~♪~ますわね? そうなのですよう。“温泉に入るのじゃなかったの。。。?” “そうよ。これから入るのよう。うふふふふ。。。” 僕もようやくアンナさんが言う露天風呂が普通の露天風呂でないことがうすうす分かったのですよう。結構、駐車場には、たくさんの車が止まっていました。かなりの人が海岸に出ていると思ったのだけれど、ビーチ沿いに歩いてゆくと、意外に人影はまばらなのですよう。 それで。。。? “アレぇ~。。。まさか。。。まさか。。。?” どうしたのでござ~♪~ますか? 驚いた事に浜辺を歩いている人たちが素っ裸なのですよう。男も女も何も身につけていないのですよう。 つまり、ヌードビーチだったのでござ~♪~ますか? そうなのですよう。“これが混浴の露天風呂なのよう” 僕がビックリしているのを見ながらアンナさんは面白そうにニコニコ笑うのですよう。 。。。んで。。。んで。。。それから。。。? “じゃあ、この辺にしましょうね” そう言って、アンナさんは僕の肩からブランケットをとって浜辺の手前の草原に広げると。。。なんと、僕の目の前で裸になり始めたのですよう。 脱衣所はないのでござ~♪~ますか? 付近には、灯台が見えるだけで、脱衣所もなければ、トイレもない。。。施設らしいものは何もないのですよう。もちろん、おみやげ物屋とか、売店など一つもありませんよう。 “ケイトーも裸になってぇ~。。。これがニューヨークの露天風呂なのよォ~。。。うふふふふ。。。” 驚きましたねぇ~。。。アンナさんは僕の目の前で、すっかり裸になってニコニコしているのですよう。。。僕はギョッとなって、もう呆気(あっけ)にとられて、しばらく言葉も出ませんでしたよう!ただポケーとしてアンナさんの見事なヌードに目が貼り付いてしまったのですよう。 。。。んで? これって。。。これって。。。マジなの。。。? これって。。。現実。。。?夢じゃないのォ~。。。? 僕のオツムは、すっかり混乱していましたよう!でも、間違いなく現実だよねぇ~。。。ビックリ仰天してドキドキしていた気持ちを押さえ込みながら、僕はルーブル美術館でミロのミーナスを見るように、アンナさんのヌードをじっくりと眺めたのですよう。すっげぇ~~ 僕は30分ぐらい。。。時間の経つのも忘れて。。。時間が止まってしまったのか?!。。。衝撃と感動のあまり、僕自身がお地蔵さんになったように体が固まったままでした。目だけをギロギロさせながらアンナさんのヌードに釘付けになってしまったのですよう。もちろん、それ程長い間ではありませんでした。呆気(あっけ)にとられて馬鹿のように見とれている僕の目の前でアンナさんがじっとしていた訳ではなかったのですよう。気づいたらアンナさんは波打ち際で7つの女の子のように、水と戯(たわむ)れて、はしゃいでいましたよう。 。。。んで? とにかく仰天しましたね。我に返っても僕は、まだドキドキして喉がカラッカラになってヒリヒリするほどでしたよう。 ちょっと、オーバーではござ~♪~ませんか? とにかく、まさか?と思っていた事が。。。現実には、あり得ないと思う事が現実に起こってしまったのですからね。 これが。。。これが。。。秘湯とどのように関わっているのでござ~♪~ますか?。。。んで、誤解とどのように関わっているのでござ~♪~ますか? この後でアンナさんとブランケットの上に横になりながら話していたら、アンナさんが日本語で次のように言ったのですよう。 「コレ、ニューヨークノヒトウ」 アンナさんは日本語が話せるのでござ~♪~ますか? お父さんは、ポーランドからの移民だけれど、日本語が話せるのですよう。浮世絵や春画を扱っている美術商だったから、どうしても仕事で日本語を話す必要があった。それで学校に通って勉強したらしい。アンナさんはコロンビア大学で日本語を取ったと言うけれど会話ができるほどうまくはなかった。 。。。んで、上の日本語はどういう意味なのでござ~♪~ますか? 最初、聞いた時、僕は日本語だとは思わなかった。でも、アンナさんが何度か繰り返して言うので日本語のつもりだと思ったのですよう。「これ、ニューヨークの秘境」と言いたいの? 「チガウ。ニューヨークノヒトウ」 ヒトウって何?。。。秘境だと思ったほどだから、僕には全く見当がつかなかった。 「秘湯」でござ~♪~ますか? そうなのですよう。ところが、僕はその時まで「ひゆ」と読んでいたのですよう。 湯 ゆ 子供の頃、行田市の下町(しもまち)にある銭湯「中将湯」に出かけると(今でも営業しています)、入り口の大きな暖簾に上のようにくっきりと書いてあった。だから僕は子供の頃から「秘湯」を「ひゆ」と読むものだと思い込んでいた。 アンナさんが「ヒトウ」と言うまで、デンマンさんは、ずっと「ひゆ」だと思い込んでいたのですか? そうなんですよう。どういう字を書くの?僕がそう尋ねるとアンナさんが砂地に「秘湯」と書いた。だから、僕が「それはひゆと読むんだよう」と言って笑ったものですよう。 You're absolutely wrong! アンナさんはそう言うのですよう。もちろん、ヒトウと読むほうが正しいのだけれど、僕は「ひゆ」だと20年以上思い込んでいたのだから、譲らなかった。“アンナ、信じてくれよう!僕は日本で生まれて日本で育ったんだから。。。” 「でも、ケイトーが絶対に間違っている。日本語の先生がそのように教えたのよう!」 その日本語の先生が間違って教えたんだよう!僕は、そう言い続けましたよう。結局、アンナさんも頭にきて、「だったらアパートに帰ってから辞書を見せるわよう」 。。。んで、デンマンさんは恥をかいたのでござ~♪~ますか? そうなのですよう。あのときほど恥ずかしい思いをしたことはなかったですよう。自分の思い込みの激しさに自分で呆れてしまいましたよう。 分かりましたわ。それで。。。、それで。。。、あたくしが何を勘違いして思い込んでいる、とデンマンさんはおっしゃるのでござ~♪~ますか? 卑弥子さんの専門の平安文学をちょっと読んでみてくださいよう。 後朝(きぬぎぬ)の文
斎宮(いつきのみや)は親元から、 朝には狩の支度を手伝って 業平は初めて彼女の姿を 業平は正使なので、 神に仕える女の身の上を思えば ふと外に目をやると、 この斎宮(いつきのみや)は卑弥子さんの遠い祖先なのですよう。しかも、卑弥子さん自身が斎宮の生まれ変わりだと信じている。そうでしょう? 確かに、そのような事をあたくしは書いていましたわ。 だから、卑弥子さんは自分が男の元へ通って行くものとばかり思い込んでいた。つまり、男の布団の中に忍んで行くものだと。。。 つまり、あたくしがデンマンさんのお布団の中に忍んで行くと。。。? そうですよう。僕が“ついたて”を立てた時、卑弥子さんには、そのような先入観があったから、心の内を見透かされたように愕然としたのですよう。。。そうでしょう? だって、デンマンさんは、あたしがデンマンさんのお布団の中に忍んで行かないようにと“ついたて”を立てたのでござ~♪~ますでしょう? だから、それが卑弥子さんの思い込みですよう。 。。。んで、デンマンさんは、どのようなつもりで“ついたて”を立てたのでござ~♪~ますか? 僕が寝ぼけて、卑弥子さんの布団の中にもぐりこんで行かないようにですよう。。。。うへへへへ。。。。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 いつものようにデンマンさんは、手の込んだ事をして、 でもねぇ、アンナさんの「秘湯」と違って、 あたくしは、やっぱり、デンマンさんが理屈であたくしをやり込めようとしているような気がするのですわよう。 とにかく、あさっても面白くなりそうですわ。
ィ~ハァ~♪~! メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
思い込みってありますよね。
わたしも日本語を勉強しながら、
思い込みで、ずいぶんと笑われた事がありますわ。
わたしの場合、「はし」と聞くと
すぐに「お箸」を思い浮かべるのですわよう。
それで、ある時、日本人のお友達が
「長いはし」ができたと言ったものですから、
どれぐらい長いの?と尋ねたのですわよ。
そうしたら、四国と本州を結ぶほど長いと言ったものだから、
「それって、ギリシャ神話に出てくるタイタンのお箸ね?」
わたしは真面目なつもりでしたが、
白けましたわ。うふふふふ。。。
ところで、卑弥子さんが面白い話をまとめました。
興味があったら読んでみてください。
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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