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小百合物語
 

 

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陳腐な接吻
2008年7月25日

投稿日時: 2008/07/18 07:34 (ロンドン時間)
日本時間: 7月18日 午後3時34分
バンクーバー時間: 7月17日 午後11時34分


7月20日の日曜日から しばらく軽井沢に行ってきます。
しばらく と言っても 3泊ぐらいです。
デンマンさんの 居ない日となります。

たまには 離れる事があっても いいでしょう。
見直しは一人で 頑張ってくださいね。

では。。。

小百合でした。

小百合さんから返信をもらえない日は寂しいですが、
いつも書いているように

“人間万事塞翁が馬!”ですよね。

良いことがあるから悪い事がある。
悪い事があるから、良い事もある。

離れる事があるから、
一緒に居られる事の素晴しさがしみじみと分かる訳ですよね。

うん、うん、うん。。。
本当に一緒で居られる日が来ると素晴しいですけれど。。。

じゃあねぇ~。


投稿日時: 2008/07/18 10:04 (ロンドン時間)
日本時間: 7月18日 午後6時4分
バンクーバー時間: 7月18日 午前2時4分

(『気になる記事』スレッドより)
『ロンドンのビーバーランド e-XOOPS』

デンマンさんは小百合さんに会えなくて寂しいのでござ~♪~ますか?

それはそうでしょう。毎日のように投稿の交換をしていて、急に投稿が途絶えてしまう。やっぱり、寂しいものですよう。

でも、デンマンさんには、ここに、このあたくしが居るではござ~♪~ませんか?

もちろん、こうして卑弥子さんとは毎回顔を合わせていますよう。でも、寂しさの質が全く違うのですよう。

寂しさの質って、どういうことでござ~♪~ますか?

人にはそれぞれ独特の個性と言うものがありますよう。つまり、小百合さんには小百合さんらしい個性がある。もちろん、卑弥子さんにも卑弥子さんだけしかない個性がある。

あらぁ~。。。デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。あたくしにも、このあたくしだけにしかない個性があると。。。マジで。。。本当にマジで、思っていてくださるのでござ~♪~ますか?

もちろんですよう。いま時、十二単を着ている人なんて世界のどこを探しても絶対に居ませんよう。

つまり。。。、つまり、十二単があたくしの個性なのですか?

もちろん、そればかりではありませんよう。でも、卑弥子さんと言えば十二単。。。十二単と言えば卑弥子さん。。。ネットの世界では卑弥子さんと十二単がしっかりと結びついている。それ程、十二単が卑弥子さんとは切っても切り離せないモノになりつつあるのですよう。

そうでござ~♪~ましょうか?

信じる事ができないのだったら、僕が証拠を見せますよう。

証拠でござ~♪~ますか?

そうですよう。こういう時にはネットって、とっても便利ですよう。ちょっと見てください。

■ 『“卑弥子 十二単”を入れてGOOGLEで検索した結果 (すべてを表示)』

こうして検索してみたら、2008年7月23日午前8時現在で 4,520件 見つけることができたのですよう。まだ、それ程多い訳ではない。でもねぇ、4,520件の記事の中で卑弥子さんが十二単を着て登場しているのですよう。これは、すごい事ですよう。

それ程すごいのでしょうか?

すごいのですよう。卑弥子さんとは1日おきにネットで会っているから、1年で365日の半分。つまり、183日会っている事になります。この数字で検索結果の数字を割ってみると。。。24.7 ですよう。つまり、延べ25年近く僕は卑弥子さんとネットで会っている、と言う事になるのですよう。

でも、なんとなく、それってこじつけのように聞こえますわ。

こじつけであろうがなんであろうが、こうして僕と卑弥子さんで小百合さんのことを語り続けてきた事に変わりがないのですよう。だから、検索結果にもその証拠がはっきりと現れているのですよう。もし、卑弥子さんが明日からこの小百合物語のホステス役を辞めてしまったら、僕だって実に寂しい思いをする事になるのですよう。

あらっ。。。デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。マジで、そう思っていてくださるのでござ~♪~ますか?

もちろんですよう。

でも。。。でも。。。その割にはあたくしに対してデンマンさんは、とっても冷たいと思いますわぁ~。

ん。。。?僕が卑弥子さんに対して冷たい。。。?

そうでござ~♪~ますわ。冷たく差別していますわ。

ん。。。?僕が卑弥子さんを差別している。。。?

そうですわ。だってぇ~、デンマンさんは、小百合さんには“ロマンポルノ”を書いて読ませようとしているのに、あたくしには書いてくださらないのですわ。

あのねぇ~。。。僕が卑弥子さんにロマンポルノを書く必然性が全くないのですよう。

必然性が全くないって、どういうことでござ~♪~ますか?

卑弥子さんは僕がロマンポルノを書く前に、自分でロマンポルノを演じていますよう。ちょっと読んでくださいよう。

ヨガの秘法 - 「鶴の舞」

この「鶴の舞」はスートラ・ヨガの秘法なのでござ~♪~ますわ。
古代インドのヨガ呼吸法の奥義や、宇宙エネルギーとの合一の秘法から編み出された型なのですわ。
呼吸を整えながら10分間、上のように静止した姿勢で居ることは、奥義の域に到達した者でない限りできないものなのでござ~♪~ます。
あたくしは10年間修行を積んで、やっとこの秘法を会得(えとく)したのでござ~♪~ますわ。
しかも、この「鶴の舞」を殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうと、言い伝えがある秘伝の奥義なのですわぁ。


『ルート66のフライと小百合さん』より
 (2007年11月28日)

あたくしがせっかく「鶴の舞」をデンマンさんにご覧に入れたのに、デンマンさんは無感動どころか、その後で、あたくしを無視しようとなさったのですわ。

卑弥子さんを僕が無視したと。。。?

そうでござ~♪~ますわア。この「鶴の舞」を好きな殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうという言い伝えのある取って置きの秘法でござ~♪~ますわ。ところが、その晩、あたくしがデンマンさんとお布団を並べて寝物語をしようとしたら、デンマンさんはあたくしのお布団とデンマンさんのお布団の間に“ついたて”を立ててしまったのでござ~♪~ますわ。

また。。。、また、卑弥子さんは、その話を持ち出すのですかぁ~?

だってぇ~、ヨガの秘法も効き目がなかったのでござ~♪~ますわア。。。あたくしは清水(きよみず)の舞台から飛び降りるつもりで。。。決死の覚悟をしてデンマンさんに、あたくしのむき出しの姿をお目にかけたのでござ~♪~ますわア。ところが。。。、ところが、アンナさんのヌードにはデンマンさんが呆れるほどのこだわりを示したのにィ~、あたくしの“おヌード”には拒絶反応を示したのでござ~♪~ますわア。これは。。。これは。。。デンマンさんの上の理論に従うのであれば、あたくしの「鶴の舞」を“はしたない姿”だと見下して目をそむけたのでござ~♪~ますわ。醜い姿、もう二度と見たくない醜態(しゅうたい)だと思ったのでござ~♪~ますわね?

やだなあああぁ~。。。もうずいぶん前の事ですよう。

アンナさんの事は20年も前の事ですわ。それから比べれば箱根の事は、つい最近の出来事でござ~♪~ますう。。。んもお~~ あたくしは、女として。。。アンナさんと変わらぬ女としてデンマンさんに侮辱されたような気がいたしますわ。

あのねぇ~、卑弥子さんは、かなりオーバーに反応してしまっていますよう。。。。それも。。。それも。。。卑弥子さんの誤解ですよう。

誤解ではありませんってばあああぁ~。。。んもお~♪~!


『衝撃の角度 (2008年6月1日)』より

また箱根の夜の出来事を持ち出すのでござ~♪~ますか?

卑弥子さんが“冷たい”とか“差別している”とか“ロマンポルノを書いてくれ”とか。。。そういう事を言うから僕は仕方なく、くどいようだけれど、箱根の事を書かなければ卑弥子さんが理解できないと思って持ち出したのですよう。

つまり、デンマンさんが書かなくても、あたくしが自分でロマンポルノを演じている、とおっしゃりたいのですわね?

そうですよう。その通りですよう。僕の書くロマンポルノなんて、卑弥子さんが読んだら、つまらない童話のようなものですよう。もう、うんざりして、実にくだらないと言って卑弥子さんは僕を必ず軽蔑しますよう。うへへへへ。。。

分かりましたわ。ロマンポルノの事を話していると記事が長くなるだけでござ~♪~ますから。。。んで、小百合さんに会えない寂しさの質って、どういうことでござ~♪~ますか?

卑弥子さんは、これまでの『小百合物語』の記事を読んできたのだから分かっているはずですよう。

デンマンさんは、すでに書いているのでござ~♪~ますか?

そうですよう。書きましたよう。卑弥子さんには見当もつかないのですか?

だってぇ~。。。デンマンさんは、たくさんの記事を書いているのですわ。どれがどれだか。。。、あたくしはデンマンさんのすべての記事を覚えている訳ではござ~♪~ませんわ。

分かりましたよう。卑弥子さんのために、ここに書き出しますよう。

心の妻

あたくしも小百合さんにお会いしたいのでござ~♪~ますわア。こうして『小百合物語』のホステス役をしているのでござ~♪~ますもの。いいでしょう?

小百合さんと卑弥子さんでは、何から何までタイプが違うのですよう。

違うって、何がでござ~♪~ますか?

まずその十二単ですよう。小百合さんには十二単を着ようというようなオタク趣味はないのですよう。そんなモノを着て電車には乗れませんよう。

そのような法律でもあるのでござ~♪~ますか?

もちろん、どのような服装をするのか?それは、その人の自由ですよう。でもねぇ~、十二単を着て電車に乗るのは不便ですよう。

目的地まで椅子にじっと座っているのですから、問題になる事ってありませんわ。乗る時と降りる時だけを心配すればよいのですわ。おほほほほ。。。

僕は普通電車で横川まで行って、それで駅で駅弁を買うのですよう。

おいしそうでござ~♪~ますわ。あたくしは電車の中で待っていますから、デンマンさんが2つ買ってきて下さいな。

あのねぇ、駅弁だけではないのですよう。僕は途中下車して行って見たい所があるのですよう。

どこでござ~♪~ますか?

卑弥子さんは忘れてしまったのですか?

忘れたって。。。何をでござ~♪~ますか?

やだなあああぁ~。。。僕は卑弥子さんのために軽井沢と万葉集の事で調べたのですよう。その事で、かつて記事に書いたのですよう。

■ 『夢のホテル (2008年5月8日)』

あらっ。。。いやでござ~♪~ますわぁ。。。うふふふふ。。。“夢のホテル”であたくしとデンマンさんがエッチな事をするのでござ~♪~ますか?

しませんよう!んもお~~。。。そんな事は、どこにも書いてませんよう!たくゥ~~。。。

。。。んで、あたくしが何を忘れているのでござ~♪~ますか?

防人(さきもり)の歌の歌碑ですよう。

この上の写真を見れば思い出すでしょう?旧碓氷峠の見晴台入り口にあるのですよう。昭和42年に軽井沢町が建てたものです。思い出したでしょう?

ええ、ええ、ええ。。。思い出しましたわ。確かに、デンマンさんが書いていましたわ。  

『万葉集』には軽井沢は出てこないけれど、碓氷峠が出てきます。奈良時代や平安時代の初期には碓氷峠は「宇須比」とか、「碓日嶺」などと書かれていたようです。上の歌碑には次のような歌が書かれているのですよう。

日の暮れに

うすひの山を

越ゆる日は

背なのが袖も

さやに振らしつ    

(巻第十四 東歌 三四〇二 詠み人知らず)

現代語訳:

日の暮れ時に、碓氷の山の峠を越える日に、
我が夫が、別れの時に目につくほどはっきりと袖を振っていたわ。

峠を越えて去ってゆく夫を慕う妻の心情を詠んでいる。


ひなぐもり

うすひの坂を

越えしだに

妹が恋しく

忘らえぬかも  

 

(巻第二十 四四〇七  他田部子磐前 [おさたべの子いわさき])

現代語訳:

ひなくもり(碓氷を導く枕詞)碓氷の坂を越える時は、
国へ置いてきた妻のことが恋しくて忘れられない。

碓氷峠越えの別れの恋歌。

■ 『夢のホテル (2008年5月8日)』より

ロマンチックな歌でござ~♪~ますわね?

これはねぇ、実は悲しい歌なのですよう。

どうしてでござ~♪~ますか?

もう2度と会えないかもしれないと言う悲痛な思いを込めて詠(うた)っているのですよう。

デンマンさんは、マジでござ~♪~ますか?

もちろんですよう。

でも、それ程別れがつらいのならば、一緒に行けばいいではござ~♪~ませんか?

しかし、一緒に行けない訳があったのですよう。

どのような。。。?

この別れは、どちらも離れてゆく人が楽しい旅に旅立つ訳ではないのですよう。この別れが相手を見る最後になるかもしれないと言う、まさに悲痛な思いが込められていた。

なぜでござ~♪~ますか?

万葉集の「巻第二十」には、防人(さきもり)の歌がたくさん入っているのですよう。

つまり、上の歌で別れて碓氷峠を越えてゆく人は、九州まで歩いていって防人の役目に就(つ)く人でござ~♪~ますか?

そうですよう。任期は3年だったのですよ。しかも、この間に税は免除されないから、残された家族は大変だったのですよう。働き者を防人に取られて、家族はその人の分まで一生懸命に働かねばならなかった。だから、残された者にとっても重い負担になった。しかも、この3年の任期は延ばされることもよくあったというのです。更に、任期が終えても、帰ってくる途中で行き倒れになる人もあったと言うのですよう。

マジで。。。?

もちろん、マジな話ですよう。詳しい事は上のリンクをクリックして読んでくださいね。

それで、横川駅で途中下車して、デンマンさんは上の歌碑を見に行くのでござ~♪~ますか?

そうですよう。卑弥子さんだって見たいでしょう?

あたくしは横川駅で“釜めし”を食べれば、もうそれだけで幸せな気分になれますわ。苔むした歌碑など見なくても結構でござ~♪~ますわぁ。おほほほほ。。。

卑弥子さん!。。。あなたは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのでしょう?

ええ、そうでござ~♪~ますわ。

だったら、横川駅で“釜めし”を食べただけで満足して、歌碑を見なかったなんて恥ずかしくて女子大生の前で言えないでしょう?

だから、あたくし、“釜めし”を食べたお話をしませんわよう。ォほほほほ。。。

分かりましたよう。じゃあ、卑弥子さんは、そのまま軽井沢駅まで一人で行ってくださいね。

あたくしを。。。あたくしを。。。一人だけ電車の中に残してデンマンさんは旧碓氷峠に行ってしまうのでござ~♪~ますか?

そうですよう。僕はぜひ歌碑を見て、遠い昔、防人になって九州まで出かけてゆく人が、そこで愛する人と生き別れになったという、その場所を自分の足で歩いてみたいのですよう。

だったら、あたくしもデンマンさんとご一緒に行きますわよう。

別に無理してまで僕についてくる必要はないですよう。一人で行ってくださいね。


『ビバ!白鳥の湖 (2008年6月15日)』より

デンマンさんは、この部分を取り上げて、あたくしにまた羞(は)じをかかせるのでござ~♪~ますか?

卑弥子さんも文学者の“端(はし)くれ”として、釜めしを食べただけで歌碑を見ないことに、やっぱり“後ろめたさ”を感じるのですか?

もう、そのお話は結構ですわ。。。んで、上の和歌と小百合さんがどのように関わっているのですか?

だから、小百合さんと会えないなあああぁ~、と思う時、僕はいつもこの歌が思い浮かんで来るのですよう。小百合さんは軽井沢に居る。その軽井沢とは目と鼻の先にある旧碓氷峠の歌碑に刻(きざ)まれている和歌。。。僕は、その歌に心惹かれるのですよう。

つまり、妻や恋人たちと別れて二度と会えないかも知れないと思いつつ九州まで歩いてゆく防人の心が、小百合さんを想う心に重なる。。。デンマンさんは、小百合さんの居ない寂しさを、そのように勝手にロマンチックに美化してしまうのですわね?

いけませんか?うしししし。。。

それで。。。それで。。。あのォ~。。。もしかして、小百合さんのことを“心の妻”と。。。デンマンさんはそう思っているのでござ~♪~ますか?。。。んで。。。こうして記事に書いて、後で小百合さんに読んでもらって小百合さんに悦んでもらう。。。デンマンさんは、そのような事まで考えて、こうして書いているのでござ~♪~ますか?

うへへへへ。。。いけませんか?

ダメでござ~♪~ますわア!

でも、もう書いてしまいましたよう。

じゃあ、投稿しないでくださいなぁ。

しかし。。。しかし、卑弥子さんは文学者ですよう。表現の自由。。。言論の自由があることを知っているでしょう?

分かりましたわぁ~。。。小百合さんは“心の妻”。。。レンゲさんは“心の恋人”。。。んで、あたくしは。。。、あたくしは、デンマンさんにとって一体なんでござ~♪~ますのォ~?

“心のホステス”。。。    

ヤダ、ヤダ、ヤダぁ~♪~    

絶対にヤダぁ~♪~  

あたくしをバーやキャバレーのホステスにしてしまうのでござ~♪~ますか?んも~♪~

卑弥子さん!。。。、そんなことを言ったらバーやキャバレーのホステスさんたちが怒って僕のブログにコメントを投げつけて僕のブログが炎上してしまいますよう。止めてくださいよう!

炎上するのがそれ程怖いのでござ~♪~ますか?

いや。。。怖くはないけれど。。。やっぱり、大変だと思うのですよう。僕は、コメントの一つ一つに対して返事を書きますからねぇ。100人も200人も、いっぺんにコメントを書かれたら、僕の手には負えないですよう。

分かりましたわ。それで、今日のタイトルのお話は、まだ出てきませんよね。今日はもう、その事でお話はないのですか?

だから、いつ書こうかと思って、その機会を窺(うかが)っていたのですよう。でも、卑弥子さんが余計な事をいろいろと話すから。。。うへへへへ。。。

あたくしではござ~♪~ませんわア。デンマンさんが脱線するのですう。もう、余計な事は言わずに『陳腐な接吻』について手短に話してくださいな。

推理小説「軽井沢夫人」の終結部分ですよう。あの接吻が僕には、どうしても陳腐に思えてならないのですよう。

「軽井沢夫人」

苦学生・紫藤純一は、上流階級にくいこもうと、
夏の軽井沢で高級レストランのウェーターとしてアルバイトを始めた。
数日後、紫藤は中川総業社長の別荘でのパーティーに、
ウェーターとしてレストランから派遣される。
紫藤はそこで、政財界の大物や、盛装した夫人、令嬢の中で、
中川夫人・佳子の魅力に惹きつけられる。
佳子に見惚れた紫藤は、
銀皿にのせて運んでいる料理(子豚の丸焼き)を
ひっくり返してしまい、招待客の衣服を汚してしまう。
中川社長は彼を責めた。
しかし、佳子が紫藤をかばうのだった。

クビになった紫藤は翌日帰ろうとしたら、
佳子が子供と二人、軽井沢駅前の喫茶店のテラスでお茶を飲んでいた。
紫藤の話を聞いて同情した佳子は、彼を有一の家庭教師に頼むことにする。
愛人と暮らす中川と離れて、佳子は孤独な日々を送っていた。
こうして紫藤は野望の足がかりをつかんだのだ。
佳子と紫藤が関係を結ぶのに時間はかからなかった。

しかし、紫藤が住むことになった佳子の亡くなった姉の別荘には、
佳子の姪の亜矢や彼女の恋人で岡崎財閥の御曹子、雅和が居た。
数日後、その雅和が紫藤に、
アメリカで殺人を犯し酒島という警視に追われていることを話した。
そして、追求の手から逃れるために、
自分を死んだと思わせようと擬装殺人を考え、紫藤に協力を求めたのだ。

その晩、約束の時間に紫藤と亜矢は雅和を訪ねるが、
そこには、すでに殺された雅和の死体があった。
嫌疑がかかるのをおそれた紫藤は死体を埋めると、
亜矢に、もはや二人は共犯者だと威し、結婚を迫った。
紫藤と亜矢がレストランで食事をしていると、
有一を連れた佳子と出会い、二人が婚約したことを告げる。
ショックを受けた佳子に、紫藤はすべてを話した。
佳子は彼の話が真実かどうか確かめるために警察に通報してしまう。
その結果、雅和の死体が発見され、紫藤は窮地に追いこまれてしまう。

紫藤は亜矢を車に乗せ、ハイスピードで疾走。
しかし、誤まって列車に激突、二人は即死してしまう。
紫藤の死の知らせに、遺体安置所に出向いた佳子は、
そこで、酒島警視に、雅和殺害犯は紫藤でないことを聞く。
佳子は、事故で切断された紫藤の首に近づくと、唇に接吻する。
軽井沢の夏は、何事もなかったかのように終ろうとしていた。


『軽井沢夫人 (2008年7月7日)』より

 

それで、陳腐なキスの代わりに、どのようにするのがラストシーンにふさわしいとデンマンさんは思うのでござ~♪~ますか?

そのことですよう。僕は夕べ卑弥子さんに習って一晩よ~く熟睡して考えましたよう。うしししし。。。

それで、素晴しいシーンが思い浮かんだのでござ~♪~ますか?

思い浮かびましたよう。実は、もう10年以上前になるかもしれません。僕はバンクーバーの市立図書館の日本語図書のコーナーで『法医学教室の午後』と言うようなタイトルの随筆を読んだことがあるのですよう。

http://www.vpl.vancouver.bc.ca/

その本をもう一度読もうとして図書館の検索エンジンにアクセスしたのですよう。ても、日本語は全く受け付けないのです。日本語のタイトルも著者も、すべてアルファベットで書き換えられている。

アルファベットで検索してみたらいかがでござ~♪~ますか?

やってみましたよう。 igaku を入れて検索してみました。

見つかりました?

9つのタイトルが見つかったのだけれど、どの本の概要を読んでも“法医学”に関する本ではないのですよう。でも、間違いなく僕はバンクーバーの図書館で借りたのです。

。。。んで、その本は、どのような内容なのですか?

もちろん法医学に関するものだけれど、学問的な事と言うよりも、いろいろな事件で著者が医学解剖に携(たずさ)わって感じたことやエピソードなどを書いたものなんですよう。

それで著者は。。。?

名前はすっかり忘れました。でも、僕のうろ覚えでは著者は東京大学法医学教室の古畑種基(ふるはた たねもと)教授の教え子の一人でした。この古畑教授は間違いなく日本の法医学の草分けの一人なのです。1956年には、法医学研究の業績が認められて文化勲章をもらっています。しかし、素晴しい業績を残した人なんだけれど、間違った事もやった。

どのような。。。?

古畑氏の死後、その鑑定について専門家から多数の疑問が持ち上がったのですよう。一部には「捏造」も指摘された。

財田川事件・島田事件・松山事件

被告人の犯行とする鑑定結果を提出したが、その後の再審裁判で鑑定に供せられた証拠物が捏造されたものだったことが明らかになるなど鑑定結果が覆されている。
これを受けて岩波書店は古畑種基氏の著書を絶版とした。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

でも、デンマンさんが読んだ本は、古畑教授が書いたものではないのでしょう?

違います。古畑教授の教え子ですよう。古畑教授はいわゆる法医学の“権威”だった。僕自身は“権威”に対して常に疑いの目を向けるのだけれど、『法医学教室の午後』の著者も、そのスタンスは“権威”に対して疑いの目を向ける、と言う印象を僕は持ったのです。

。。。んで、デンマンさんが印象に残ったエピソードと言うのは。。。?

僕の記憶だけに頼って書くと次のようになります。10年以上も経っているので要点は同じでも、細部は、かなり違っているかもしれません。

愛する女の心遣い

死体解剖をするときに、私はいつも死体に向き合って
合掌することで解剖を始め、
解剖を終えた時にも合掌することで解剖を終了するようにしている。

いつの事だったか、
今では、はっきりと日時までは覚えていないが、
仏様は事件の被害者ではなかったと思う。
路上で死亡したような場合にも
死体解剖をしなければならない。
その仏様も、そのような形で畳の上ではなく、
路上で死亡したようだ。

いつものように腹部を真一文字に切り裂き
解剖を始めたのだった。
特に、その日、解剖の後で
急ぎの用事があるわけではなかったけれど、
私の解剖のやり方が多少マンネリ化してしまっていたようだ。

一人一人の仏様に対して
肌理(きめ)の細かい配慮をしなければならない。
そう思うのだが、疲れていたり、気になることがあったりすると、
どうしても、仏様に対して配慮が行き届かない場合もある。

その時も解剖を終えてすべての所見をメモした後で、
縫合を終えて仏様に合掌したのだった。

いつもと違う事が起きたのはその時だった。
仏様の未亡人が縫合を終えた仏様の姿を
しばらく見つめていた。
その女性は40代だったように思う。
仏様と比べたら、ずいぶんと若いように見えた。
黒い喪服を着ていたが、
特に悲しみを表すでもなく、
気持ちをしっかりと持った気丈な夫人という
印象を見る人に与えた。

その夫人は、ちょっとばかり私の顔をうかがい
躊躇した様子だったが、
自分の髪の毛からピンを抜き取ると、仏様に近づいて
雑に縫合糸に縫いこまれた陰毛を
丁寧に引き戻して整えてやっているのだった。

20年以上も連れ添ってきた夫の体が
雑に処理されているのを見かねたのかもしれない。
頭の毛が乱れたままで寝棺に納める未亡人は居ないだろう。

それと同様、縫合された糸に陰毛が絡まったままで
夫の体を寝棺に納めるのを見るに忍びなかったのだろう。

それを見て、配慮が行き届かなかった事を羞じ、
背筋を伸ばして、私は改めて仏様に合掌した。

この時のシーンを僕は映画で観たように視覚的に覚えていたのですよう。

つまり、「軽井沢夫人」の最後も切断された首に夫人が接吻するのではなく、上のように自分の髪からピンを抜き取って、雑に縫合糸に縫いこまれた陰毛を丁寧に引き戻して整えてあげる。デンマンさんは、そのようなシーンの方が日本のロマンポルノには、ふさわしいとおっしゃるのですか?

その通りですよう。オスカー・ワイルドの『サロメ』の物真似をするよりも、この方がよっぽど日本的だと僕には思えますよう。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~。。。
あなたは、どう思いますか?

切断された首にキスをするシーンが、あたくしには、それ程陳腐なモノとは思えません。
オスカー・ワイルドの戯曲に、そのようなシーンがあるのだから、決して荒唐無稽ではないと思いますわぁ。

でも、デンマンさんの『法医学教室の午後』を読むと、
キスシーンでは表現できない、見る人に背筋を伸ばして合掌させるような何かが伝わってきますよね。

とにかく、また、あさって面白くなりそうです。
だから、あなたも読みに戻ってきてくださいましね。
じゃあねぇ。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

ロマンポルノのお話が出てきたので

思いだしましたが、

日本と北米では

エッチの描き方が違いますよね。

デンマンさんが日本から持って来た

成人映画を見せてもらった事があるのですけれど、

女性は映画の中で“被害者”のように

扱われている場合がほとんどですよね。

北米では、エッチしているシーンは

男も女も、まるでスポーツのように

楽しんでいるように描かれています。

女性は、あくまでも“共演者”です。

わたしは、そのような印象を持ちました。

あなたは、どう思いますか?

ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。

時間があったらぜひ読んでみてくださいね。

■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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