Google
A revolving earth (earthani.gif--64x64) Beaverland Net
小百合物語
 

 

Beaverland Net Revised Japanese Ancient History logo (jhist02.gif--140x300)

 

Idioms logo (idioms.gif--140x300)

 

 

Proverbs logo (proverb1.jpg--140x280)

 

Net Artist Page logo (netart3.gif--140x365)

 

 

Unlisted Slang logo (slangs.gif--140x260)

 

Beaverland Net Revised Japanese Ancient History logo (jpnword.jpg--140x360)

 

Mythology logo (myth007.gif--140x380)

 

Beaverland Net HTML Made Easy! logo (html01.gif--140x160)

 

JavaScript Made Easy! logo (javascrt.gif--140x360)

 

Beaverland Japonica banner (japonic3.gif--140x360)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
イモフライと
昔話
2008年9月13日

イモフライが運んできた思い出。

行田のデンマンです。

From: barclay1720@aol.com
To: fuji@adagio.ocn.ne.jp
Date:Thu, 1 Nov 2007 12:06

> 行田の名物で おいなりさん ってありますか?
> 佐野は ふみきりずし っていう 駅の近くの
> 昔からのおいなり 専門の店 おいしいとこあります。
> そして イモフライ、 ソースがきめて
> 是非 一度ご賞味あれ。持って行きます。

10月30日、6時間パックでミルミルでメールや記事を書きました。
6時間で1500円です。
昼食がついて、飲み物は飲み放題ですよ。
ウィンナコーヒー(Vienna coffee)が僕のお気に入りです。

ここは挽(ひ)き立てですよ。
注文を聞いてから挽き立てでコーヒーをドリップします。
生クリームの冷たさが自転車をこいで温まった体にはメチャすがすがしいのですよ。
昼食は“具沢山の中華丼”を注文しました。
単独で注文すると税込みで525円です。
もちろん、1500円の中に含まれています。
そのあとで、クリームソーダを飲んで、
一休みして。。。

当然ですが、記事を書きながらアメリカンを飲みます。
それから、ホットミスク。。。
その後でダージリン。。。
ネットやり放題で、昼食がついて飲み放題で。。。
これで1500円ですからね。
チョー得をした気分で帰宅できます。
いま、ウィンナーコーヒーを飲みながら書いています。
 キャハハハ。。。

ところで、(2007年10月)30日に帰宅してからテレビを見たら、
6時のNHKの“首都圏ネット”で佐野の“イモフライ”を取り上げていましたよ。
佐野の高校生がオリジナルなソースを開発するというレポートをやっていました。
佐野市にある醤油屋を訪ねて“ピリカラ”のソースを開発したという話です。
実は、子供の頃の神社のお祭りで、よく“イモフライ”を食べました。
多分、佐野市あたりで作っていた人がやって来て屋台を出していたのかもしれませんね。
多分、食べれば、その頃の思い出がよみがえってくるはずですよ。

> 日光の らっきょ や
> こっぺパンの店(すごく噛みごたえのあるパン)
> 行田にも昔からの老舗 があると思うけど。

行田には“十万石の饅頭”がありますよ。

> 人間 におい や 食べ物で
> 覚えてるところが あります。
> 目より、鮮明にはっきりその時を思い出させてくれて。

そうですよ。
確かに、思い出を食べるのでしょうね。

> あの あま~い タルト。ジンジャーのクッキー。
> Vancouverに着くと、
> すぐ思い出の甘い物の店にいきます。
> 私が年老いて、行ける時までVancouver
> に行きたいな。

そうですよね。
バンクーバーは良い所ですよゥ。
僕にとってはパラダイスです。
\(^Д^)/ギャハハハハ。。。。

> たいして高いものでもなく、贅沢な食べ物でもなく。
> ただ の思い出の 食べ物。これを食べたくて。
> 私はいつも思い出を食べている。

なるほど。。。なるほど・・・
よ~♪~く分かりますよ。
♪┌(・。・)┘♪

> 高校の時、館女(館林女子高校)にかよって、
> 今もある 山屋のうどん家
> ここのを 食べると 時間もタイムスリップする。
> あの時、あの味 そのまま。
> 館女のすぐ近くの川魚のすりみ、ごぼうあげ
> 今もやっていて たまに食べます。おいしいとかでなく
> 思い出を口に入れるのです。
> 父もよく食べました家族の共通の味。
> デンマンさんもある?
> 行田に帰ると かならず食べるもの。

ありますよ。ありますよ。
“行田のフライ”をいつも食べますよ。
夕べも食べました。

ところで、佐野市の“イモフライ”のルポルタージュを見終わったら、
なんと!行田中学校の3年5組の時のクラスメート(女性)から電話がかかってきたのですよ。
名前を聞いた時には全くイメージが思い浮かばなかったのですよね。
彼女が去年、僕の家に電話したときに、“毎年10月か11月に帰省する”という事を僕のお袋から聞いたので、帰っているだろうか?と思って電話したと言うのです。
1時間半ぐらい話し込んだのですが、30分ぐらい話した頃に急にイメージが思い浮かんだんですよ。
“悦子さんの親しい友達です。南小学校時代からの友達です”、と言われて初めて絹子さんの顔を思い出したのです。

この悦子さんが極めてユニークな女性で僕の思い出の中では忘れる事ができない女性です。
その友達だと言ったものだから、絹子さんの顔を思い出すことができた。
この二人はいつも一緒に居たものです。二人とも実に仲が良かった。
悦子さんも絹子さんも美人ですよ。
悦子さんは現在でも都庁に勤めています。
僕は初恋の人が他のクラスに居たので二人に必要以上に接近しなかったのですが、当時、初恋の人が居なかったら、どちらかを恋人にしていたかもしれません。

そうですよ。
中学校3年の時に僕の家に二人がやって来て白久(秩父市荒川白久)のスケートリンクに行く計画を立てたことを思い出しました。
絹子さんの話を聞いて30年以上忘れていた思い出がよみがえってきました。
30年以上も封印されていた思い出です。

“思い出を食べる”
“イモフライ”がもたらした奇妙な思い出でした。
では、お目にかかることを楽しみに。。。

デンマンでした。


『懐かしい思い出 (2007年11月5日)』より

今日は佐野市のイモフライと行田市のゼリーフライのお話でござ~♪~ますか?  

卑弥子さんも懐かしいでしょう?

あたくしは行田の古代ハスの方が懐かしいのでござ~♪~ますわ。

行田は古代ハスのふるさとです

おほほほほ。。。。

今日は、もう、始めから

現れてしまいましたわぁ~、

あなたに

お会いしたかったので

ござ~♪~ますわよゥ。

懐かしい京都も

よいですけれど、

デンマンさんが生まれ育った

行田にも行きたいのですわよ。

ええっ?どうしてかって?

それはね、デンマンさんは

もちろんですけれど、

あたくしにとって行田とは

切っても切れない縁が

あるのでござ~♪~ますのよ。

どうしてだか、お分かりになりますか?

行田は古代ハスの

ふるさとなのでござ~♪~ますのよ。

きれいでしょう?

あたくしの初恋の花でござ~♪~ますのよ。

ええっ?どういうわけかってぇ。。。?

実は、八ツ橋を売るお店に、

かわゆい男の子が居たのでござ~♪~ますのよ。

おほほほほほ。。。

その男の子にあたくしが

恋をしたのでござ~♪~ますわ。

ええっ?その話しはすでに聞いたって。。。?

だから、あたくしがその男の子に

きれいなハスのお花を手渡したのですわよ。

ええっ?なぜかって。。。?

あたくしの愛の告白のつもりでしたのよ!

うふふふふふふ。。。。

そういうわけで今日は古代ハスの

お話をしようと思ったのでござ~♪~ますのよ。

どうか、しばらくの間付き合ってくださいませませ。。。

うししししし。。。。

行田市の“天然記念物”に指定されている行田蓮(古代蓮)は
原始的な形態を持つ1400年から3000年前の蓮なんですってよ。
この古代蓮が発見された行田市の小針と言う地区は、
なんとデンマンさんが生まれ育ったところから歩いて30分ぐらいの所にあるんですって。

今から約2000年前、この古代蓮の里一帯は、
たくさんの水生植物が茂る湿地帯だったそうです。
そのとき咲いていた蓮の実が地中深くもぐり、
ふたたびあたたかい陽射しをあびる日まで長い長い眠りについたのですね。

1971年(昭和46年)、行田市では小針地区に新しい焼却場施設を
建設するために造成工事を始めたのです。
掘削によってできた場所に水がたまって池となり、
地中深く眠っていた蓮の実が静かに目覚めたのです。

1973年(昭和48年)、池の水面に
多くの丸い葉が浮いているのが発見されたのです。
その後、葉の数もふえつづけ、ついに7月13日、
長い眠りから覚めた古代蓮が可憐なピンクの花を咲かせたのです。

ハスの種子は殻が硬く発芽させにくいのですよね。
でも、そういうわけで、条件が良ければかなり長期間保存が効くのです。
だから、2000年前の地層から発見されたハスの種子が、
発芽することもあるのですわ。
ハスの種が、いかに長寿であるかが実に良く分かるエピソードですよね。

行田市ではその後、小針地区に“古代蓮の里”を立ち上げました。
“古代蓮”をシンボルとする公園です。
古代蓮の自生する付近に憩いの場として、
子どもからお年寄りまで楽しめる公園になっていますよ。
ホームページは次のリンクをクリックしてみてくださいね。

■ 『古代蓮の里 ホームページ』

では、ここで万葉集の中の蓮を詠んだ歌を紹介します。
ちょっと面白い歌ですよ。

原文: 勝間田之 池者我知 蓮無 然言君之 鬚無如之

作者: 女性だけれど名前は不明です。

よみ: 勝間田(かつまた)の、池は我れ知る、
   蓮(はちす)なし、
   しか言ふ君が、
   鬚(ひげ)なきごとし

意味: 勝間田の池は、
   私も知っていますよ。
   でも、蓮(はす)はありませんわ。
   そのようにおっしゃるあなた様に
   ひげがないのと同じように。うふふふふ。。。

新田部皇子(にいたべのみこ)が勝間田の池に咲く蓮の花を見て感動したのですね。
その事をこの歌の作者である女性に語ったわけです。
それを聞いて、その女性が戯(たわむ)れに詠んだ歌なのですわ。

外出先で美しいハス(=美人)でも目にしてきたのでしょう、
。。。と皇子の話を聞いた女性がからかったわけなのですよね。
蓮の字は「恋」に通じることから、
この歌には他にもいろいろ恋情にかかわる諸説があるようですわ。

蓮は、スイレン科、熱帯産、多年草の水生植物で、
花托(花の中心部:実がなる)が蜂の巣の形に似ていることから、
「はちす」と呼ばれていたのです。

仏教との関わりもあり、その巨大な花は極楽浄土に咲くとされ、
そのイメージは仏像の台座に使われています。

ところで、現在各地で栽培されているハスは、
仏教の本家インドの原産なんですよ。
縄文末期に日本に渡来していたことがわかっています。


『行田は古代ハスのふるさとです (2006年9月26日)』より

ほおォ~。。。卑弥子さんが2年前に、こうして行田の古代ハスを紹介していたのですねぇ~

そうでござ~♪~ますわ。格調高く万葉集まで持ち出したのでござ~♪~ますわ。

それにしても、ハスはインドから伝わってきたのですね。

仏教と蓮の花は切っても切れない関係がござ~♪~ますわ。

確かにそうですよう。言われてみれば、お釈迦様はいつでも蓮の台座の上に座っているのですよね。

この絵では生まれて間もないお釈迦様が蓮の花の中に立っているけれど。。。で、この蓮が縄文末期までに日本にもたらされていたのですね?

そうでござ~♪~ますわ。たぶん海を伝わってインドからはるばる時間をかけて、南方の海の方からもたらされたのでござ~♪~ましょうね。。。んで、今日はイモフライから古代ハスのお話になるのですか?

違いますよう。卑弥子さんが古代ハスを持ち出してきたのですよう。僕は古代ハスのことについて話す予定はなかったのですよう。

ご迷惑だったのでござ~♪~ますか?

イヤ。。。、これから話す昔話は古代ハスがインドから伝わってきた事と決して無関係ではないのですよう。

どのようなお話でござ~♪~ますか?

上の小百合さんからのメールの中で群馬県の館林市にある小百合さんの母校の女子高をことさらに強調したのは、小百合さんの実家が群馬県の館林にあると言うことを言いたかったのですよう。

。。。んで、これからデンマンさんがお話になる昔話は群馬県に伝わっているものなのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。読んでみてください。

鳥飲み爺

むかしむかしあったげな。爺(じじ)いと婆(ばば)あがあったげな。
爺いは山へ畑打ちにいき、婆あは座敷を掃いてたとさ。そしたら、豆こが一つあったとさ。臼で挽(ひ)いて団子を作り、お昼に爺いのところへ持っていったとさ。爺いは、どこで食おうか、あちこち持ちまわって、しまいに、ここで食おうと、畑のまん中で、鍬をおっ立てて食ったとさ。そしたらそこへ、雀が一羽飛んできて、鍬の先にとまったとさ。あんまりかわいげなもんで、爺いは団子を舌の上へのっけてやったとさ。そしたら雀はそれを食ったとさ。そこでまた団子を舌の上へのっけてやったら、またやってきたとさ。そしたら爺いはうっかりその雀を飲みこんでしまったとさ。
「こりゃまた、へまをした。雀を飲んじまった。よわったことをした」とお腹を撫でたとさ。
そしたら、へその脇に羽がのぞいたとさ。
「こんなところに羽が出た」と、その羽を引っ張ったとさ。そしたら、
「アワチュウチュウ、コメチュウチュウ、コガネサラサラ、キミノオイワイ、チチン、ポロポローン」言うたとさ。こりゃおもしろいって、また羽を引っ張ったとさ。そしたらまた、
「アワチュウチュウ、コメチュウチュウ、コガネサラサラ、キミノオイワイ、チチン、ポロポローン」言うたとさ。
「ああ、こりゃおもしろい。ひとつお殿様のお通りにまかり出て、へっぷり爺いになるべか」言うて、うちへ帰ってきて婆あにやってみせたら、婆あも、
「ああ、これはおもしろい。高い木に登って、お殿様のお通りを待って、へっぷり爺いになればよい」って言うたとさ。そこで爺いが高い木に登って待ってたら、お殿様が行列つくって、
「下にいろ、下にいろ」ってやってきたとさ。そしたら、高い木の上に爺いがおるもんだから、
「そこにおるのは何爺いだっ」って言ったら、爺いは、
「日本一のへっぷり爺いだ」って言ったとさ。
「そんなら屁をひってみろ」って言うんで、爺いはさっそく羽を引っ張ったら、
「アワチュウチュウ、コメチュウチュウ、コガネサラサラ、キミノオイワイ、チチン、ポロポローン」って言ったとさ。
「おもしろい、おもしろい、上出来(じょうでき)、上出来」ってほめられて、ほうびいっぺえくれたとさ。
爺いは大喜びで、ほうびを神棚へあげまして、婆あと二人で拝んでたとさ。
すると隣の欲深爺いが、
「まあまあ、何をそんなに喜んでるだ」って言うから、
「いや、今日殿様の行列に出向いて、へっぷり爺いをして、ほうびをもらった」
「そりゃまあ、ええことをした。何をしたら、そんなええ屁が出る」
「そりゃ、雪隠(せっちん)のまわりのあかざはこべをうんと食えば、ええ屁が出る」
「そんならすぐそうすべ」って、隣の爺いはうちへ帰って、あかざはこべをうんとこさ食って、高い木に登ったとさ。そしたらまたお殿様の行列が、
「下にいろ、下にいろ」ってやってきたとさ。そしたらまた、高い木の上に爺いがいるので、
「そこにいる爺いは、何爺いだ」って言ったら、
「日本一のへっぷり爺いだ」って言った。
「それなら、その屁をひってみろ」
「それでは」と、隣の爺いはいきまいていきばったとさ。そしたら、青いうんこがいっぱい出てさ、何の屁も出ないんだとさ。
「その爺いをずり落とせ」ってんで、爺いは木からずり落とされ、縛られちまったとさ。
それっきり。

【原話語り手】 雲越けさ 群馬県利根郡水上町藤原
【出典】 「民話の手帖 2」 99ページ

【解説】 このタイプの昔話は、「竹切り爺」と兄弟の話で、もっぱら本土全域で伝わり、様式化がめだつ。お伽草子(とぎぞうし)の『福富長者物語』などに、生来の屁ひり名人や神の援助で名人になった話をのせるが、いずれも失敗する隣人に重点をおいている。「竹切り爺」はおそらく近世初めに盛行し、これがさらに文芸化されたものが「鳥飲み爺」であろう。中国の壮族、ミャンマーのパラウン族にも類話が、朝鮮族にも甘い糞・臭い糞の話が伝わり、放屁の芸の文芸化が必ずしも日本に限らぬ事を示している。


98-101ページ
『日本の昔話 (上)』 編者・稲田浩二
発行・筑摩書房 2000年10月15日 第二刷発行

デンマンさんは、このようなシモいお話が好きなのでござ~♪~ますか?

だって、おもしろいでしょう。。。うしししし。。。

あたくし、あまり面白いとは思いませんわ。

ん。。。?おもしろくない。。。? 分かりました。じゃあ、今度の話は卑弥子さんも絶対に笑ってしまいますよう。読んでみてください。

屁ひり嫁

むかし、ある家で嫁さんもらったけど、しばらくすると青い顔になちゃったんで、姑さんが、
「どうしたんだ」って聞いたらね、
「屁がでてえんだ」って言う。
「そいじゃ、屁ひればいい」って言ったの。そうしたら、
「おれが屁ひりゃ、たいへんだから」って。
「いいから屁ひれ」って言ったら、尻(けつ)まくって、ブーッてひったんだって。そうしたら、旦那さんもお婆さんも、前の大根畑へ吹っ飛んじゃったんだって。そんで、
「これほど屁ひるんじゃあ、はあ、うちに置くわけにはいかねえから、出ていってもらいてぇ」って。ほしたら、出ていくって。
そで、旦那さんが荷物背負って、お嫁さんを送っていたんだって。そしたら途中で、村のもんが柿とりにやって来て、いくらはたいても落ちんで困ってるんだって。そしたら嫁さんが、
「ようし、おれが屁で落としてやる」って言うと、
「そんな、屁でなんて落としたら、この馬くれてやる」って。ほいで尻(けつ)まくって、ブーッとひったら、柿がみんな、一つ残らず落ちちゃったんだって。しょうがない、村のもんは約束の馬をくれたんだって。そで、その馬引いていったら、今度は米三俵積んだ荷車が、坂を上がれなくて困ってるんだって。また嫁さんが、
「わけはねえ、おれが向こうの家まで屁で送ってくれる」って言うと、
「そんなことはとってもできねえ。もしできたら、この米みんなくれてやる」って言うから、それでまたうんとでかい屁をしたら、米三俵にその人まで、家のそばまで吹き飛んだんだって。それで米三俵もらって馬に乗したら、旦那さんがすっかりたまげちゃって、
「こんないい嫁御を返されねえ」って、馬に米三俵つけて、家まで引き返してきたって。そしたら姑さんも大喜びして、それからその家は、嫁さんのおかげで大尽(だいじん)になったって。

【原話語り手】 宮崎きし 群馬県吾妻郡中之条町上沢渡
【出典】 「中之条稿」
【解説】 全土に普及した誇張譚で、朝鮮族、漢族にも酷似した伝承がある。古代の仏教説話集『日本霊異記(りょういき)』中巻27 「力ある女の強力を示しし縁」では、大力の嫁が非礼をはたらいた国司を懲らしめ、後難を恐れた夫に離縁されるが、その後船頭にからかわれ、船を陸へ引き上げて罰したとある。古代でも奇異な目で見られた女の大力が、後世女の屁ひりに移ったのであろう。

【編者紹介】 稲田浩二(いなだ こうじ) 1925年生まれ。広島文理科大学文学部卒業。京都女子大学名誉教授。国文学、民俗学を専攻。
昔話の調査・採集に携わり40数年、6万話にのぼる話に通暁(つうぎょう)する。その成果は、『日本昔話通観』全31巻としてまとめられた。


329-331ページ
『日本の昔話 (下)』 編者・稲田浩二
発行・筑摩書房 1999年7月8日 第一刷発行

どうですか、卑弥子さん。。。これならば、卑弥子さんだって腹を抱えて笑えるでしょう?

デンマンさんは、このようなシモいお話が大好きなのですわねぇ?

大好きなのですわねってぇ~。。。卑弥子さんだってぇ~、ウェブカムの向こうで大笑いしていたではないですか!

あたくしは、大笑いしていませんわ。。。ちょっと頬を緩(ゆる)めただけでござ~♪~ますう。うふふふふ。。。

でも、ひっくり返って笑っていましたよねぇ~

デンマンさん!。。。いい加減にしてくださいなア。あたくしの事よりも、デンマンさんがシモい昔話にこだわっている事を問題にしているのでござ~♪~ますう。

僕がこだわっているのではないのですよう。『日本の昔話』を上下2冊読めば分かるけれど、群馬県に伝わっている昔話として紹介されているのは上の2つの話なのですよう。

他には無いのでござ~♪~ますか?

あるかもしれないけれど、僕が探したら、上の2つが見つかったのですよう。それで、その2つを取り上げたのですよう。シモい話題を探した訳ではないのですよう。

分かりましたわ。

何が分かったのですか?

デンマンさんが何をおっしゃろうとしているのか?その事が分かりましたわ。上の【解説】の中で赤字にした部分をデンマンさんは強調したいのですわねぇ?

そうですよう。卑弥子さんにも分かりましたか?

■ 『夢とロマンと昔話 (2008年9月11日)』

上の記事の中でも、デンマンさんは同じような事をおっしゃっていましたから。。。

そうですか。。。それならば、話は早いですよう。小百合さんの DNA にも“海外飛躍遺伝子”が焼きついているのですよう。僕と同じようにして、その DNAの飛躍遺伝子が1400年の眠りから覚めて、小百合さんは佐野からカナダのバーナビーに渡ったわけですよう。そして僕と鹿の湖(Deer Lake)の畔(ほとり)の“山の家”で出会ったのですよう。

こうして僕は、小百合さんの“山の家”の応接間で会ったのですよう。

。。。んで、このような事から、デンマンさんと小百合さんの祖先は百済からやって来たのだとおっしゃりたいのでござ~♪~ますわね?

そうですよう。それを裏づけるように、現在でも小百合さんの祖先が定住した群馬県には、上のような昔話が伝わっているのです。

つまり、小百合さんの DNA にも大きなオナラをする遺伝子が焼きついているのでござ~♪~ますわね?うふふふふ。。。

やだなあああぁ~。。。違いますよう。

でも、小百合さんはイモフライが好きなのでござ~♪~ますわ。おイモさんを食べると、とっても臭いオナラが出るのでござ~♪~ますう。

卑弥子さんだって焼き芋が大好物だと言ってたでしょう。。。そう言えば、卑弥子さんのオナラも臭かったですよねぇ~

デンマンさん!。。。いい加減な事を抜かさないでくださいましなア!あたくしは人様の前でオナラをブッパなした事はござ~♪~ませんわ。

卑弥子さんは、すかしたのですよう。。。誰にも分からないようにすかしましたア。。。あの時の卑弥子さんの“すかしっぺ”は臭かったなあああぁ~~

デンマンさん!。。。いい加減な事を抜かさないでくれへん。。。んもお~~ あたくしは、おイモさんをあまり食べないようにしているのどすう。

じゃあ、京都育ちの卑弥子さんは生八ツ橋を食べたのですね?

そうでおますう。

なるほどォ~。。。それで、あの時の卑弥子さんのオナラはニッキの匂いがしたのですねぇ~。

デンマンさん!。。。んも~~。。。あたくしのオナラの話ではないのどすう。小百合さんのオナラのことでござ~♪~ますわ。佐野市ではイモフライが名物でござ~♪~ますう。だから、小百合さんは、きっと、たくさんイモフライを召し上がるのでござ~♪~ますわ。

つまり、それでぇ~、小百合さんも、上の昔話のように、すごいオナラをする遺伝子を持っていると卑弥子さんは言うのですか?

そうで、おますう。

あのねぇ~、小百合さんの祖先には、大きな屁をする女性は居なかったのですよう。僕が言おうとしている事は、小百合さんの祖先が百済からやって来て、当時、朝鮮半島の南部で話されていた上の昔話を日本に持って来て、それで群馬県の人たちに広めたのですよう。

なるほど。。。

急に素直になりましたね。卑弥子さんもやっと理解してくれましたか?

ええ。。。良~♪~く分かりましたわ。デンマンさんの祖先が百済からやって来たと言う事にも納得のゆくものがありました。

そうですか。。。分かってくれましたか。。。

なぜデンマンさんが『ロマンポルノ』にこだわるのか?。。。その事も良~♪~く分かりましたわ。

ほおォ~。。。しかし。。。、しかし、ロマンポルノの事は一言も出て来ませんでしたよう。

でも、あたくしには容易に推測する事ができますわ。

どのように推測したのですか?

つまり、オナラの事だとか。。。ウンチの事だとか。。。お嫁さんが人も馬も吹き飛ばすような馬鹿でっかいオナラをブッパナす事だとか。。。要するに、そのようなシモい話題に飛びつかせる遺伝子がデンマンさんの DNA に載っているのですわよねぇ~。

ほおォ~。。。何と言う遺伝子ですか?

だから、“シモい遺伝子”としか、言いようがござ~♪~ませんわア。  

【デンマンの独り言】

卑弥子さんは、このように言っていますが、
そのシモい昔話を卑弥子さんほど笑って聞いてくれた人は他に居ませんでしたよう。
僕が、いかにもシモい人間であるかのようなレッテルを貼り付けようとしていますが、
卑弥子さんだってシモい話題が好きなのですよう。
人のことは、あまり言えませんよね。

“人の振り見て我が振り直せ!”

こう言う諺もありますからね。
あまり、人の事を“シモい、シモい”と言うものじゃありませんよう。

とにかく、あさっても、面白い話が続きます。
あなたも、ぜひ、また戻ってきてくださいね。
では、あさってお会いしましょう。
じゃあねぇ。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事

■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』

■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に

別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』

『漢字馬鹿さん元気? (2009年3月25日)』

『小泉純一郎君は漢字馬鹿か?』  (2009年4月18日)

『小泉純一郎と名乗る漢字馬鹿』  (2009年4月20日)

『未熟な判断と稚拙な批判 (2009年4月22日)』

『ある愚か者の自滅の道 (2009年4月24日)』

『2ちゃんねると自滅の世界 (2009年4月28日)』

『自滅の道へ走る愚か者 (2009年5月2日)』

『デンマン批判 (2009年5月8日)』

『好ましい批判 (2009年5月12日)』

『欺瞞の罠 (2009年5月16日)』

『馬鹿の一つ覚え (2009年5月22日)』

『立派な反面教師 (2009年5月29日)』

『社会的自我の欠如 (2009年5月30日)』

『原人ブームと漢字馬鹿 (2009年6月5日)』

『また、オマエか! (2009年7月3日)』

『成りすまし馬鹿 (2009年7月5日)』

『スカンクと宮本武蔵 (2009年7月6日)』

『絶望的な愚か者 (2009年7月7日)』

こんにちは。ジューンです。

“人の振り見て我が振り直せ”

う~~ん。。。

良く耳にする諺ですよね。

他人の行為を見て、自分の行為を反省する。

そう言う事ですよね。

似た諺に次のようなものがあります。

“殷鑑(いんかん)遠からず”

(戒めとすべき失敗の前例は、

昔の文献に因らなくとも、

手近なところにあるものだ。)

“他山の石”

“前車の覆るは後車の戒め”

英語にも似た諺がありますよう。

次のように言います。

Learn wisdom by faults of others.

他人の愚行によって英知を学びとれ。

あなたも、自分で失敗する前に、

他の人の失敗から知恵をつけてくださいね。  

ところで、英語の面白いお話を集めて

記事を書きました。

時間があったら、ぜひ覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





御意見・御感想
とても良い 良い まあまあ 良くない 最低

お名前:
Email アドレス:
御感想を書いて下さい。



Amazon Electronics Bargain Corner (amazbagn.gif--550x280)

Denman Blog
Re-Discover JAPAN
inserted by FC2 system