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露天風呂と
よしず by デンマン & 卑弥子
2008年9月17日
Subj: 12月5日 山の家は確かに
不便なところにあります。
Date: 04/12/2007 7:54:23 PM Pacific Standard Time モダンパスタ見つけました。 今度いったらパスタの名前覚えてきます。 カナダはバンフが1番遠くて、 ん~田中正造は下野地区では唯一の有名人でしょうね? 私も田中正造の本を持っていますが、 山の家から小さい店まで6キロぐらいです。 愛犬、ゴンのなが~い話を後で送ります by 小百合
小百合さんが書いているように“山の家”は、人里離れた山深い所にあるようです。
やっぱり冬は寒いのでござ~♪~ましょうか? 小百合さんの“山の家”は、下の地図で見ると熊鷹山の麓(ふもと)にあるのですよう。
僕の実家のある行田市からだと、車で1時間ほど北へ行ったところにあるのです。 行田とそれ程離れていませんわねぇ~。 でも、山深い所にあるから、小百合さんがかつて書いていたように、冬になると“久しぶりの山は家の中が寒く冷蔵庫のようです”。。。と言う事になるのでしょうね。 それにしても欅の木を切り出してマキにするのでござ~♪~ますか? そうですよう。小百合さんがチェーンソーを使って自分で切り出すのですよう。卑弥子さんには無理でしょうねぇ~? あたくしだって。。。、あたくしだってぇ~、やれ!と言われればやりますわよゥ。
小百合さんは、やれ!と言われずに、自ら進んでやっているのですよ。山で欅を切り出して軽トラックの荷台に積んで、このような山道を2往復する訳ですよ。 最近になってから、このような自然に戻る生活を小百合さんは始めたのでござ~♪~ますか? 小百合さんは、もう10年以上も前からLOHAS的な生活に馴染んでいたのですよう。 LOHASが日本で流行語になる以前からでござ~♪~ますか? その通りですよう。しかも、軽トラック2台分も欅の木を女手一つで切り出すのですからね。そうやって、トラックの荷台に積んで、上のような山道を運転して“山の家”に運ぶ訳ですよ。だから、車は絶対に必要になりますよね。 それで、マキをくべる生活でござ~♪~ますか?
だから、当然、僕は上のような情景を想い浮かべるのですよ。うへへへへ。。。 いやですわあああぁ~。。。また、小百合さんにおばさんパンツを穿かせて暖炉の前に立たせたのですかア~? こうしてみると。。。なんですねぇ~。。。結構、ロマンチックですよねぇ~? デンマンさんがコラージュしてでっち上げた写真を元に妄想しているだけですわあああぁ~ いや、妄想ではありませんよ。マキを暖炉にくべるだけではなくて風呂もマキで沸かすようですよ。 ホントでござ~♪~ますか? 何しろ小百合さんの山の家の風呂は露天ですよ。マキで沸かすより他にないでしょう? それで。。。それで。。。小百合さんはその露天に裸ではいるのでござ~♪~ますかア?
あのねぇ~、卑弥子さん。。。、そのような分かりきったことを尋ねないでくださいよゥ。露天だからって服を着たまま入る女性は居ませんよ。 でも、最近は“湯あみ着”と言うムームーのようなモノができているのでござ~♪~ますわ。そういうモノを身につけて混浴の露天風呂に入る女性が多くなったのでござ~♪~ますわよ。 でも、小百合さんは一糸もまとわず全裸ではいるのですよ。 どうして。。。、どうして、デンマンさんはご存知なんですの? 僕は直接、小百合さんに聞いたのですよ。夜は全く風呂の周りには囲いをしないそうですよ。 それで昼間は。。。? 誰か人の気配がするような時には“よしず”で囲うことがあるという事です。でもねぇ、ほとんど人がやって来ないそうですよう。 あのォ~、“よしず”って、どういうものでござ~♪~ますか? あれっ。。。卑弥子さんは知らないのですか?ジューンさんが書いていましたよう。ちょっと読んでくださいよう。 こんにちは。ジューンです。
『更級日記』の作者が13才の時に
馬にまたがった武士を見たのは、
武蔵国のどの辺りだったのでしょうか?
ちょっと興味があったので
現代語訳の『更級日記』を読んでみたら
次のように書いてありました。
格別風流な景色も見えない。
浜も、「くろとの浜」と違って砂が白くもなく、
泥のようで、紫草が生えると聞く武蔵野も、
アシやオギだけが高く生えていて、
武士の、馬に乗って弓を持っている
先っちょが見えないくらいまで、高く茂っていて、
その中を掻き分けて行くと、竹芝という寺がある。
はるか先に、母荘という
荘園の領主の邸跡の礎石がある。
つまり、現在の千葉県からやって来て
隅田川を渡って竹芝寺の近くの草原で
武士を見かけたのです。
その当時の風情は、もう跡形も無いでしょうね。
当時から高貴な花の代表である紫草は
武蔵野の名産だったそうです。
ただし、紫草は夏の花なので、
秋に武蔵国を通過する作者は目に出来なかったのです。
生えているのは、アシ(葦)やオギ(荻)などの
イネ科の植物のみでした。
なお、アシが「悪し」に通じるのを嫌って逆の、
「良し」=ヨシ(葭)とも言います。
面白いですね。
紫草
ところで、英語の面白いお話を集めて
記事を書きました。
時間があったら、ぜひ覗いてみてくださいね。
でも、“よしず”の説明がござ~♪~ませんわ。 “アシ(葦)” と “ヨシ(葭)” が同じものだと分かれば、すぐに分かるでしょう。卑弥子さんは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのですよう。しかも、『更級日記』の中にもアシが出てくるのですよう。 こういう時に、あたくしの職業を持ち出さないでくださいましなぁ~。デンマンさんは、あたくしに恥を掻かせるつもりなのでござ~♪~ますか? 平安文学を専門にしている卑弥子・准教授ならば、僕は当然知っていと思っていましたよう。しかも、ジューンさんが分かりやすく説明しているでしょう。 でも、“よしず”の説明が脱落しておりますわ。 “よしず”を漢字で書くと「葭簾」ですよ。「簾(ず)」は訓読みにすれば“すだれ”です。それで、ジューンさんが “アシ(葦)” と “ヨシ(葭)” が同じものだと言っているのですよう。もう分かるでしょう? あらっ。。。アシで作ったスダレでござ~♪~ますか? そうですよう。 な~♪~んか、難しく言うのでござ~♪~ますわねぇ。初めからアシで作ったスダレと言えばよろしいのでござ~♪~ますわ。 しかし、日本人の常識として、“よしず”と言えば、“アシで作ったスダレ”だと、すぐにオツムに浮かぶはずですよう。違いますか? 。。。んで、“スダレ” と “よしず” では、どこが違うのでござ~♪~ますか? まず、簾(スダレ)という漢字を良く見てください。 簾 この漢字がどうだとおっしゃるのでござ~♪~ますか? 簾には竹冠(たけかんむり)が廉の上に乗っているでしょう。。。 そうでござ~♪~ますわ。 つまり、すだれの原料は、もともと竹だったのでうよう。それで竹冠が付いている。竹を細かく割き、太さをそろえて綿糸で一本ずつ編んで作ったのです。
昔の日本の住宅は軒が深くて、上の写真のように軒先にすだれをかける事によって日陰を作る事ができた。それに、紫外線が強い夏には涼を与えてくれた。 最近ではビニール製のスダレも売っていますわよね? そうですよう。だから、竹でできているスダレは高級品になりつつありますよう。
スダレは便利なもので、ただ日陰を作るだけに使われたわけではないのですよう。上の写真のように部屋を仕切るときにも使われた。これは“お座敷すだれ”と呼ばれるものですよう。 あたくしも、このような“お座敷すだれ”なら、京都でよく見かけますわ。 そうでしょう。ところが“よしず”では、このような使い方は、まずできない。 どうしてでござ~♪~ますか?
このようなものを座敷に持ち出したら、全く風情がありませんよう。よしずは、スダレと同じように日光を遮りながら風を通すから、スダレのような使われ方をするけれど、主に玄関先やベランダに立てかけるのですよう。 つまり、家の外で使われるのですわね? そうですよう。
こうして立てかける訳ですよう。スダレのように吊るして使う事はまず無い。だから、小百合さんが入る露天風呂でも、スダレではダメで、どうしたって“よしず”でないと、風呂の周りに立てかけることができない。 “よしず”って葦の茎を縦に並べて編んであるのですわね? そうです。3メートルほどの葦の茎をシュロ糸で結びつなげて作るのですよう。スダレは竹を横に並べて編んでありますよう。少なくとも吊るす時には竹が横並びになるように吊るしている。竹が縦に並んでいるスダレを僕はまだ見た事が無い。 そうですわね。。。言われてみれば、吊るしたスダレって竹が横に並んでいますよね。 ところで、“よしず”に水をかけると、室内に入ってくる風が2度前後下がるそうです。卑弥子さんも来年の夏、試したらどうですか? あたくしはマンションの5階に住んでいるのですわ。だから“よしず”は使えませんわ。 じゃあ、“お座敷すだれ”を吊るして平安の昔を偲んでくださいね。 でも、あたくしのマンションには和室が無いのでござ~♪~ますわ。 洋室でもかまいませんよう。風情を楽しむのだから。。。 スダレって、それほど風情がありますかしら。。。? あれっ。。。卑弥子さんともあろう人が愛とスダレの関係を知らないのですか? 愛とスダレでござ~♪~ますか? そうですよう。もし、卑弥子さんのマンションにスダレがあれば、僕は卑弥子さんの元へ忍んで行こうと思ったのですよう。。。うしししし。。。 マジで。。。? だから文学的なロマンですよう。 でも、そのようなお話、聞いた事もござ~♪~ませんわア。 あれっ。。。京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授とも思えないような発言ですね。 あたくしが、また、頓珍漢(とんちんかん)な事でも申し上げたのでござ~♪~ますか? そうですよう。万葉集には愛とスダレの有名な歌が載っているのですよう。 どのような。。。? あれっ。。。卑弥子さんともあろう人が、その愛の歌を知らないのですか? もったいぶらないで教えてくださいましなア~♪~ 分かりましたよう。次の歌ですう。 玉垂(たまだれ)の
小簾(をす)の隙(すけき)に
入り通ひ来(こ)ね
たらちねの母が問はさば
風と申さむ 詠み人知らず
万葉集 巻第十一・2364
すだれの隙間から、風と共に入ってね、
母がとがめたら、風だと言っておくわ この歌は奈良時代に詠われたと言われているのですよう。 女性が男性を誘っているのですわね? ほおォ~。。。卑弥子さんにも分かりますか? あたくしを小バカにしないでくださいましなぁ~。これでも源氏物語を研究している者でござ~♪~ますわ。その程度の事は読めばあたくしにもすぐに分かりますわ。 この歌は、“よしず”では、まずいのですよう。 どうしてでござ~♪~ますか?
これは血なまぐさい絵だけれど、後の天智天皇になる中大兄皇子(なかのおおえのおおじ)が645年6月、大極殿で蘇我入鹿(そがのいるか)の首を切り落とした絵です。このクーデターは日本史では「乙巳(いっし)の変」と呼ばれています。この蘇我入鹿の首が飛んで御簾(みす)に喰らいついたと言われているのですよう。この御簾が宮殿で使われたいた綾(あや)などのヘリがついたスダレです。上の絵では緑色の壁のように見えるけれど、実は、これはスダレです。 。。。んで、どうして蘇我入鹿の首が御簾に喰らいついたと言われているのですか? 御簾の向こうに居る“かぐや姫”のような女性が当時の天皇である京極女帝ですよう。殺された蘇我入鹿と京極女帝は恋愛関係にあったのではないかと言う研究者も居るのですよう。僕もそう信じているほどです。うしししし。。。 だから、どうして蘇我入鹿は御簾に喰らいついたのでござ~♪~ますか? これは歴史の記事ではないのですよう。んも~~。。。どうしても知りたかったら、面白いから次のリンクをクリックして後で読んでね。 分かりましたわ。後で読まさせていただきますわ。。。んで、御簾(みす)が宮殿で使われていたと言うのは分かりますが、“よしず”が上の歌の中でマズイのは、どういうわけでござ~♪~ますか? 当時、家の中では“よしず”は、ほとんど使われていなかったのですよう。だから、“よしず”を歌の中に使ったら、読む人は次のような光景を思い浮かべてしますのですよう。
これは“よしず”で囲った仮設トイレだけれど、奈良時代であれば“よしず小屋”になってしまって、愛をささやくような場所ではないのですよう。
やっぱり、こういう感じの“お座敷すだれ”でないと気分が出ないのですよう。卑弥子さんも、そう思いませんか? そうですわね。 よしず小屋は仮設トイレのようなものですからね。卑弥子さんだって仮設トイレの中で愛をささやきたくないでしょう?
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 “よしず”は、もちろん、持ち込む気にもなりませんけれど、 ええっ?。。。んで、どうするのかって。。。?
うふふふふ。。。 とにかく、あさっても面白くなりそうでござ~♪~ますわ。
ィ~ハァ~♪~! メチャ面白い、
ためになる関連記事
■ 『きれいになったと感じさせる
下着・ランジェリーを見つけませんか?』
こんにちは。ジューンです。
卑弥子さんが、なんだかすごいですわよね。
十二単を脱ぐと、意外に日本人離れした
肢体を覗かせるのですわ。
ところで、英語でスダレって
どう言うのでしょうか?
考えてみた事がありますか?
スダレを英訳すれば、次のようになります。
barred lattice of bamboo
でも、これはあまり使われません。
インドには日本のスダレに良く似たものがあります。
竹などで編んで作り、吊り下げて使います。
これは英語では次のように呼ばれます。
chick blind
ブラインドで思い出すのは、やはり“ベニス風すだれ”でしょうか?
venetian blind
これは、まさに、西洋風すだれでしょうね。
ところで、英語の面白いお話を集めました。
時間があったら覗いてみてくださいね。
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
YouTube 動画
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