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ある主婦の不満
2009年5月5日

デンマンさんへ

お元気ですか?
私はひどい風邪をひいてしまいました。
去年も今の時期に鼻から風邪のウィルスが骨に入って
顔と頭が激痛で泣きました。
今回も同じ感じでしたよ。
でも左半分で済んだけど。。。

春は鼻炎がひどくて、
弱っていた部分に風邪のウィルスが入り込んでくるそうですよ。
デンマンさんには分かってもらえない痛みでしたね。

小切手遅くなってすいませんでした。
春、そして夏になりますね。
私は夏は嫌いですが、人生なんて短いものです。
嫌いなんて言ってたらダメですね。
メールしますね。

さゆりより

2009年4月26日

Subj:小切手受け取りました。

ありがとう!

Date: 01/05/2009 2:16:01 PM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間:5月2日 土曜日 午前6時16分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com

はい、受け取りました。
ありがとう。

日本はゴールデンウィークが始まりますね。
最近は国際電話が安くなったので、手紙を書くことを考えると電話した方が安上がりです。
1時間話しても5ドルかからない。
実家のお袋にゴールデンウィークに電話しようと思います。

小百合さんが熱い味噌汁が苦手だと思ったら、
暑い夏も苦手なんだぁ~。。。

めれんげさんとは、何から何まで対照的ですね?!

\(*^_^*)/ うしししし。。。

そうだよねぇ~
小百合さんは、決して熱くならない。
どちらかと言えば自分を抑制するようなところがある。。。

めれんげさんは、熱くなると抑制できずに爆発します。
どちらかと言えば、めれんげさんは卑弥子さんのようなタイプですよう。
過激ですう。

小百合さんが過激になったら面白いと思うけれど、
それじゃあ、全く小百合さんのイメージが壊れてしまうよねぇ~。
やはり、熱い味噌汁が苦手で。。。
エスカルゴが食べられない。
でんでんむしが嫌い。。。

でもねぇ、小百合さんが書いているように人生なんて短いものですよう。

“嫌いなんて言ってたらダメですね。”

その通りですよう。
8ヶ月の赤ん坊をおんぶしてカナダまでやって来て
バンフでカナディアン・ローッキーを眺めた。
小百合さんにも、そのような秘められたバイタリティーがあるのですよう。
そうですよう!

“嫌いなんて言ってたらダメですね。”

そのとおりです!

「軽井沢タリアセン夫人」を僕は夕べも一生懸命に書きました。
小百合さんと愛を語らいながら。。。
人生を語り合いながら。。。
人生の短さを嘆きながら。。。

\(^Д^)/ ギャハハハハ。。。。

できれば5月中に書き上げたいですよう。
小百合さんも楽しみにしていてね。

“嫌いなんて言ってたらダメですね。”

そうですよう。
だから、楽しみにして待っててね。
人生なんて短いものですよう。

「軽井沢タリアセン夫人」には、僕の愛と人生と命が込められているのですよう。

\(^_^)/ うしししし。。。

だから、小百合さんも楽しみにしていてね。
Hよりも感じる物語ですからね。。。

ところで、5月3日の記事は小百合さんのメールを使った長い、長~~い記事になりました。
関西風お好み焼きをテーマに書きました。
題して『風邪と雨と愛』です。

■ 『風邪と雨と愛 (2009年5月3日)』

ライブドアのブログで予約投稿してあります。
小百合さんも楽しみながら読めるはずです。
5月3日午前0時20分から読めます。

読んでみてね。
関西風お好み焼きが楽しく書かれています。
ルンルンル~♪~ン
ランランラ~♪~ン

小百合さんも5月の連休を充分に楽しんでね。

\(*^_^*)/ キャハハハ。。。  

じゃあね。

追伸:

天気の良い日にまた歩いてTD銀行に行ってきます。
その足で市立図書館に行って日本語の本をまた10冊ぐらい借りてこようと思います。

差出人: "domini@yahoo.co.jp"
受取人: "green@infoseek.jp"
日付: 2009/05/02 08:38 AM
(バンクーバー時間:5月1日 金曜日 午後4時38分)

件名:ブログできたら 一度送ってね。

おはようございます。
着きましたか?
豚インフルエンザの事があるから、銀行や図書館は、落ち着いてから行ってください。


(注)それから 金銭関係の事を載せたらダメよ。
風邪ひいてる時 よく見なかったけど、
ブログできたら 一度送ってね。
まずいとこ あり過ぎ。

この前 電話で「いかないよッ!」って 役所のおっさんと口喧嘩したんだから…
そのうち、電話で呼び出しがくるよ。
日本の悪い政治の“ツケ”が庶民を悩ませているのよね。
ああぁ~ 栃木に居ても、軽井沢に行っても頭が痛い!


↑出したら 怒るよ。

さゆりより

デンマンの独り言

小百合さんはメールの中で↑出したら 怒るよ。と書いているのですよう。
それなのに、どうして僕は記事の中で出すのか?

1) 小百合さんの迷惑にならないように内容を大幅に書き換えました。

2) 真面目で精一杯、専業主婦として頑張っている小百合さんが、不思議な事にカナダに居るときよりも日本に居るときの方が金銭関係で頭を悩ませている。

3) カナダでは僕が小百合さんの代理人になって、これまでに問題になる事はなかったのに、日本ではどう言う訳か、小百合さんは役所のおっさんと口喧嘩したりしている。

4) カナダの政治政策と日本の政治政策に根本的な違いがあるのではないか?そのために、小百合さんは日本で役所のおっさんと口喧嘩しなければならないような不幸な結果になってしまうのではないのか?

5) あとでも述べるけれど、ライブドアニュースを見ていたら“今の日本が一番ひどい!”と書いていた人が居た。僕も同感。

6) 小百合さんの不満は、小百合さんだけの不満ではなく、もっと多くの日本人の不満なのではないか?

7) 小百合さんのメールから、日本の政治、政治家について、いろいろと書きたいことが頭に浮かんできました。ぜひ書きたい。

8) それにもかかわらず、小百合さんが↑出したら 怒るよ。という一言で、僕が萎縮してしまい、塩をかけられたナメクジのようにおとなしくなってしまうのは、世界のネット市民の一人として、あるべき姿ではないと思い、あくまでも言うべき事は言う。もちろん、小百合さんのプライバシーを尊重しながら。。。

9) そう言う訳で、僕はこの記事の草稿を小百合さんの検閲に晒したあとで投稿する事に決めたのです。

10) 相手が小百合さんでなかったなら、僕は「言論の自由」を旗印にして問答無用で相手を一喝(かつ)したでしょう!

言論の自由とは?

個人が直接にも間接にも

抑圧を受けることなく

自己の思想・信条・意見を

公に発表できる自由。

現行日本国憲法で保障されている。
言論の自由』は『表現の自由』とほぼ同等のものであると憲法解釈上認められている。

【第二十一条】

集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

○2  検閲は、これをしてはならない。 通信の秘密は、これを侵してはならない。

日本国憲法(昭和二十一年十一月三日憲法)


 

『未熟な判断と稚拙な批判 (2009年4月22日)』より

でも、相手が小百合さんなので、前世からの因縁があります。
それで、僕は1歩も、2歩も引き下がったのでした。
そう言う訳ですので小百合さんも、どうか僕が“使命”だと思い込んで、この記事を書いたという事をマジで考えてね。

Subj:はい、はい、はい。。。。

これから予約投稿する前に

メールで送りますね。

でも、長すぎて送れないかも?

きゃはははは。。。

Date: 01/05/2009 7:51:07 PM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間:5月2日 土曜日 午前11時51分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com

うん、うん、うん。。。小百合さんの心配は良く分かりますよう。きゃはははは。。。
水掛け論になるから、ああだ、こうだ、とは言わないけれど、できるだけ小百合さんが心配しないで居られるような記事を書きますよう。
小百合さんが、こまめにメールを書いてくれていることに対して、やっぱり僕は感謝の気持ちを持っていますからね。
でもね、日本の役所のおっさんは、小百合さんが僕のブログの記事を見る10分の1。。。いや、100分の1の時間もかけていませんよう!
あの連中のメンタリティーを僕は良く知っています。

ブログに書いてある事なんて、でたらめだと思っているのですよう。
あの連中は、小説など読みません!
もちろん、ブログなど読むことは、時間の無駄だと思っているのですよう。
ブログなど読むことは人生の無駄だと思っているのですよう。
。。。で、何を生きがいに生きているのか?

役所のおっさんにとって自分の仕事以外のことは無駄な事です。
だから、ブログは見ません!読みません!また、馬鹿らしくて書けません!うへへへへ。。。
小百合さんも日本の役所のおっさんたちのメンタリティーをじっくりと考えてね。
あの連中のメンタリティーが読めるようにならない限り、あのおっさんたちと対等に付き合えません!
電話でムカついても、ムカつくだけ損ですよう!

小百合さんも町子さんのように、お利巧になってね。
今年は、去年の2倍収入があったけれど、1セントも税金を払いません!
いっそのこと小百合さんもバンクーバーにやって来たら?
短い人生は一度だけですよう。

日本で税金を払うぐらい馬鹿らしい事はない!
なぜなら、小百合さんが納めた税金は、愚かな政治家に無駄に使われるのですよう!
(使われるという言葉に語弊があるならば、無駄に処理される!)
小百合さんだって、日本の愚かな政治家を見ていたら、馬鹿馬鹿しくなるでしょう!
役所の視野の狭いおっさんや、マンネリ化してオツムが硬直した老いぼれの政治家を見ていたら、ほとほと日本で暮らす事がアホらしくなるでしょう?

あのねぇ~、町子さんと茂さんが4月29日に僕のマンションにやって来た時にも、
日本の現状と将来について、いろいろ語り合ったのですよう。
1週間ほど前のライブドアニュースを見ていたら、
誰が言ったのか忘れたけれど、
「今の日本が一番ひどい!」と書いてあった。
日本に居る人でも、そう思っている人が居るのですよね。

カナダのバンクーバーから見ていても、茂さんと僕は同感したのですよう。
僕の持論は、日本が落ちるところまで落ちて「平成維新」が起こらない限り、このまま日本はすべての面で悪化してゆくのではないか?
僕は、そんな気がしているのです。

でも、悪徳政治家のたくらみなのか?
高杉晋作や坂本竜馬のような日本を改革する人材が出てこないように画策しているように見える。
青年たちがルンルン気分で楽しめるような“風俗”や“娯楽”を提供しながら“反抗精神”を骨抜きにしているように見えるのですよう。
要するに、「平成維新」が起きては、現在の腹黒い政治家たちは迷惑するのですよね。
だから、いわば日本国民を“生かさず殺さず!”「平成維新」の事など考えないようにさせている。
小百合さんにも僕の言おうとしていることが分かりますよね?

僕はそう思って20代のときに日本を脱出したのですよう。
死んでも絶対に、日本で骨を埋めたくない!
日本は僕にとって“生き地獄”のようなところです。

でも、行田の実家と、小百合さんの山の家と軽井沢の別荘は天国です。
そして、小百合さんは愛の天使ですよう!
きゃはははは。。。
じゃあね。

デンマンさん!このような事を日本語が分かる世界のネット市民の皆様の前に公開したならば、きっと小百合さんは迷惑しますわよう。。。

あのねぇ~。。。卑弥子さんは今の日本の現状に不満はないのですか?

もちろん、たくさんありますわよう。でも、あたくし一人が大きな声で不満を述べたって日本は変わらないのでござ~♪~ますわ。

そういう考えだから、日本がなかなか良くならないのですよう。おそらく、100人の日本人のうちで95人までが卑弥子さんのような考え方に染まってしまっているのですよう。

根拠でもあるのですか?

2ちゃんねるを見れば分かるでしょう?

デンマンが生まれて初めて

2ちゃんねるで書いたコメント

85 :& ◆Jpj1cnv6Ck
2005/06/29(水) 12:42:18 (p)ID:AR1aHx8s(14)

>>82

> って、問題ありすぎだよ。
> あと、君のHPを乞われて覗く義務はないし、
> 君のHPに書き込むことは「正々堂々」と全く関係ないので却下します。

オマエみたいなやつが居るから2ちゃんねるの質が落ちるんだよ!
それがオマエには分かっていない!
このスレッドに「病んでいる日本」の最も低級なオマエのような
どうしようもない人間のクズが集まっているんだ!

この管理人がインタビューでこぼしていたんだよ!
オマエは読まなかったのか?
オマエのような、どうしようもない奴が「病んでいる日本」に居るから
いつまでたっても日本が良くならないんだよ!
オマエ分かってんのか?
分かってないよな。愚か者!クズ!

86 :分かるだろ!オマエらのような低脳児童でも?(*^_^*)
2005/06/29(水) 12:43:53 (p)ID:AR1aHx8s(14)

>>82

(続き)

オマエは愚劣で卑怯者なんだよ!「てんね」と同じ人間のクズなんだよ!
2ちゃんねるの最も悪いところでオマエはうごめいている!
つまり人生を無駄にしているわけだよな?
オマエ分かってんのか?
反省しろ!

正々堂々とやるんだよ!
それが日本男児なんだ!
オマエは分かってんのか?
分かってないよな?オマエのような人間のクズに判るはずないよな?
だろう?

豆腐の角に頭をぶちつけて眼を覚ませ!
分かったか?
真人間になって「レンゲのフォーラム」にやって来るんだぞ!
いいな?
いつまでも出来の悪い小学生みたいに
ぐずってるんじゃないの?
分かったか?

87 :分かるだろ!オマエらのような低脳児童でも?(*^_^*):
2005/06/29(水) 12:49:34 (p)ID:AR1aHx8s(14)

(続き)

とにかく、このスレッドで書いている人間のクズは
オマエも他のものも嫌われ者なんだよ!
「病んでいる日本」の癌だ!
オマエには全く自覚がないようだな?
だからオマエは人間のクズなんだよ!

反論がしたかったら、正々堂々と
「レンゲのフォーラム」に来るんだよ!
オマエ分かったか?
分かったらさっそく来るんだぞ!
ガタガタ言うんじゃないの!
愚か者!人間クズ!
「病める日本」の足を引っ張っているロクデナシ!!!


2ちゃんねる
『【毒舌】バークレーのブログのヲチ【自己増殖】』より

このスレッドは僕を祭り上げようとして立ち上げられたのだけれど、結局、自滅してしまいましたよう。

自滅って。。。どう言う事でござ~♪~ますか?

誰も寄り付かなくなって、結局スレッドは死んでしまった。墓穴に入ってしまったのですよう。

それで。。。?

だから、2ちゃんねると言う所には、匿名で落書き程度の事しかかけない若者が多いのですよう。

デンマンさんが喚(わめ)いて暴れたので若者が萎縮してしまったのではござ~♪~ませんか?うふふふふ。。。

あのねぇ~、匿名で公衆便所の落書きを書いている若者が2ちゃんねるでは95%を占めているのですよう。

根拠でもあるのでござ~♪~ますか?

僕の言うことが信じられないのならば、まず上の2ちゃんねるのリンクをクリックしてスレッドのすべての投稿を読んでみてくださいよう。平和で経済繁栄していると言われる日本の国の若者のメンタリティーが手に取るように分かりますよう。このスレッドを高杉晋作と坂本竜馬が読んだら、「平成維新」など不可能だという事がすぐに分かりますよう。

それで、デンマンさんは、どうすれば良いと思うのでござ~♪~ますか?

あのねぇ、日本人の意識の問題ですよう。一人一人が自分の国を良くしたいと思う心を持つ事が重要ですよう。

どうやったら、持てるのでござ~♪~ますか?

日本が落ちるところまで落ちたら持てます。

でも、それは、まだ先のお話でござ~♪~ますわ。

だったら、次の記事をじっくりと3度読めば持てますよう。

日本がこれから、

ますます悪くならないようにするには

どうすれば良いのか?

生命の危機と言論の自由

知っていますか?
太平洋戦争時代、日本帝国政府は今から考えれば愚劣と言えるほどの言論統制で国民をがんじがらめにしたのです。

その良い例が英語を使うな、という規制です。
野球で英語が使えなかった。
ストライクと言ってはダメなんですね。
じゃあ、何と言ったか?

「当たり」「一本」「良し」とか言ったらしい。
「ボール」も使えない。
「はずれ」とか「ダメ」とか言ったらしい。

愚かと言うより、こうなるともう滑稽ですね。
しかし、戦争当時、みんなが真面目にこう言いながら野球したらしい。
いっそのこと野球も敵性スポーツとして禁止すればよかったと思うのですが、帝国政府の親玉の中に野球の好きな人がいたらしい。

それなら、英語も使わせればよいと思うのに、そうはしなかった。こういうところが片手落ちなんですよね。

アメリカはどうだったか?
すっかり逆でした。

日本人が昔から親しんだ「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という『孫子の兵法』の中の有名な格言を忠実に守ったんですね。つまり、戦争に勝つためには日本人を知らなければならない。そのためには日本語を大いに学ばねばならない。と言う事でアメリカ政府は日本語学校を作ってそこで日本語を徹底的に学ばせて、日本人の研究人材を養成したわけです。

『菊と刀』で有名な著者ルース・ベネディクト(Ruth Benedict)さんも政府から依頼を受けて「お国のために」日本人と日本文化の研究をしたんですね。彼女がレポートを提出した時には戦争が終っていた。それで、その研究に基づいて1946(昭和21)年に出版されたのが『菊と刀』です。この本の事を全く知らない人は次のリンクをクリックして僕の書評を読んでみてください。

■ 『「菊と刀」 書評』

現在でも読まれています。すでに90版以上を重ねているはずです。僕は6度程読みましたが、読むたびに新たな感動を受けています。このべネデクトさんは日本で暮らしたことが一度もない人なんですね。もちろん日本へ行ったこともない。そういう人があれだけの研究成果を出したんですから、日本研究がどれだけ進んでいたかが良く分かるんです。アメリカ政府の採った政策は日本帝国政府がやった言論統制と比べると雲泥の差です。

しかし、日本にだって良識を失わない人たちも居たんですね。極めて少なかったですが。。。太平洋戦争下で唯一といってよい言論抵抗事件がありました。このことについて、ちょっと詳しく語ろうと思います。1944(昭和19)年2月23日の『毎日』新聞の竹ヤリ事件というのがこれです。

この記事を書いたのは37歳の新名丈夫記者でした。「竹やりなんかでアメリカに徹底抗戦なんてどうかしている」と言うような趣旨の事を書いてしまったんですね。もちろん、覚悟して書いたんです。うっかりして書いてしまったわけではないんです。

でも、当時の東条英機首相はこれを読んで激怒した。

それで、頭にきたものですから、できれば書いた記者を死刑にしたい。でもいくらなんでもそんな無茶な事は出来ませんから、赤紙で徴兵して南方戦線に送り込もうとしたわけです。当時の常識として、南方戦線に送り込まれれば生きて帰れないということが分かっていました。つまり事実上の「死刑」です。いづれにしても、無茶な事をしたんですね。

当時軍部と帝国政府に真っ向から反対すれば、このような仕打ちが待っていたんです。だから、分かっていた人もおとなしく黙っていた。でも、新名記者はメディア人としての良識を持っていたわけです。アメリカを例に取れば、あのニクソン大統領を退陣に追い込む事になったウォーターゲート事件を暴露したワシントンポスト記者のボブ・ウッドワード(Bob Woodward)のような人だったわけです。

最近、命を懸けて記事を書くような新聞記者が日本にはいなくなりましたね。残念です。

この記事が発表された頃には、もう戦局は悪化していました。問題の記事が発表された前年、1943(昭和18)年には、まず2月、ガダルカナル島で日本軍の撤退が開始されました。これを契機に、米軍は一挙に攻勢に転じたわけです。以後、5月にアッツ玉砕、11月にはマキン・タラワ全滅と戦局は日々悪化していきました。1944年2月17日には「日本の真珠湾」と米軍から呼ばれた作戦の最重要拠点、トラック諸島が米軍の手に落ちてしまいました。

軍部でも、帝国政府でも太平洋戦争の敗北はすでに決定的となったと考える人がでてきました。しかし国民には「勝った、勝った」という虚偽の情報以外は一切知らされていなかったんですね。そのためにも言論は厳しく統制されたわけです。

新名さんは海軍記者となって以来半年間にわたって主力艦隊に乗り組み、戦況を自分の目で確かめていた。戦況が悪くなっていた事も充分に知っていた。陸海軍が対立し、飛行機生産のためのジュラルミン三十万トンの大部分を陸軍が本土決戦用に抑えて出さないという内幕もキャッチしていたほどです。

マーシャル陥落の発表を大本営が20日間もためらって大騒動を演じているのを見た新名記者は決意を固め、一大プレスキャンペーンを社に上申しました。メディア人としての良識です。「日本の破滅が目前に迫っているのに、国民は陸海軍の醜い相克を知りません。今こそわれわれ言論機関が立ち上がるほかはありません」
そのように便せんに書いて、吉岡文六編集局長に上申したのでした。
「よし、何とかして国民に知らせるほかない」と決意した吉岡局長は社外の大物に書かせようと、まず元中国駐劉大使・本多熊太郎氏に交渉しました。しかし、「検閲があっては書けない」と断わられてしまいました。

結局、編集会議の結果、新名さんが指名されました。当時の記事は、もちろん検閲を受けなければならなかったのです。しかし、海軍担当の新名記者が執筆したものは海軍省の検閲だけでよく、各社のキャップの書くものは無検閲でよいという紳士協定になっており、その特典を利用したのです。

「書けば東条から懲罰召集を喰らうかも知れない。社もつぶされるかも知れない。殺されるかも知れない」
新名記者は悲壮な覚悟で執筆したのでした。実際、その通りになってしまい、ハチの巣をつついたような騒ぎとなったのです。新名記者は責任を感じ辞表を提出しました。しかし、吉岡局長は突き返し、逆に金一封の特賞を出したのです。その代わり、3月1日に吉岡局長、加茂勝雄編集次長兼経理部長は責任をとって辞任しました。

しかし、こんなことで東条首相はおさまりません。東条さんは情報局次長村田五郎を呼びつけて「竹ヤリ作戦は陸軍の根本作戦ではないか。毎日を廃刊にしろ」と指示したのです。村田さんは答えました。「廃刊するのはわけありません。紙の配給を止めれば、毎日は明日から出ません。ただし、よくお考えになってはいかがですか。毎日と朝日は、いまの日本の世論を代表しています。その新聞の一つがあのくらいの記事を書いた程度で、廃刊ということになりますと、世間の物議をかもす、ひいては外国から笑われることになるでしょう」

東条首相も馬鹿ではありませんから、この説得が効いたのでしょう。廃刊は引っ込めました。しかし、陸軍からの新名さんへの執拗な処罰要求が出されたのです。そういうわけで、新名記者に対して陸軍から懲罰召集が強行されたわけです。

極度の近視ですでに徴兵検査で兵役免除になっていた37歳の新名さんへの再度の徴兵でした。海軍省は「新名は報道班員としてパラオ派遣が決定しているので、召集を延期されたい」と陸軍省に申し入れたのです。陸軍省はこれを突っぱねました。しかし、海軍も負けてはいられないと大運動を展開して、なんとか召集を解除させたのです。

ところが、陸軍中央から絶対に還すなという厳命がきており再度召集があり、丸亀連隊へ一人だけの中年二等兵の入隊になったのです。これはもう、海軍と陸軍の対立というところまでエスカレートしてしまったわけです。

これに対して海軍が再び抗議しました。「なぜ、中年二等兵が一人だけ入隊するのか?」
陸軍も黙っては居ません。何とかしようという事で、新名さんと同じく大正生まれの兵役免除者二百五十人を召集したのです。つじつまを合わせたわけですね。「新名記者憎し」の陸軍の執念はすごかった。

さらに、陸軍中央は新名さんを最激戦地の沖縄、硫黄島方面の部隊へ転属させろと厳命してきたのです。やることが汚いです。生きて帰さぬ方針を取ったわけです。こうなると、もう、無茶苦茶ですね。

しかし、陸軍の思い通りには行きませんでした。三ヵ月がたち、結局新名さんは他の戦友と除隊になりました。丸亀連隊報道部の香川進大将は 「この召集は東条大将の厳命だったんだよ。新名は絶対に還すな、重労働を課せとね。海軍や軍令部からもなんども人がきた。われわれは自分らの正しいと思う判断で君を扱った。善通寺師団司令部でも見て見ぬふりをしてくれた」と除隊の真相を説明したのです。

海軍は直ちに新名さんを報道班員としてフィリピンへ送り、陸軍の再召集を防いだのでした。新名記者がフィリピンに出発した直後、新名さんの“とばっちり”を喰らって再召集された丸亀連隊の中年二等兵たち二百五十人は硫黄島に送られ、全員玉砕してしまったのです。全くこれでは、この二百五十人の人たちの魂は泣き切れないでしょうね。ひどいものです。

言論統制から、人の命までが軽々しく一部の人間の思うように処分されてゆく。死ななくても良い人たちまでが、とばっちりを受けて250人もが硫黄島のチリとなって消えてしまう。もし、あなたがこの250人の中に選ばれたとしたらどう思いますか?

ええっ?現在、そんな馬鹿げた事は起こらない?
そうでしょうか?
太平洋戦争が終って戦争放棄を謳(うた)った憲法が出来た時、いったい誰が自衛隊が出来ると考えたでしょうか?
その自衛隊が、イラクに派遣されると誰が考えたでしょうか?

ええっ?でも徴兵なんて日本には絶対にないから、戦争で死ぬ事はない?
そうでしょうか?
あなたと私が声を大きくして、表現の自由と言論の自由のもとで戦争反対を訴えない限り、
一体、誰が徴兵の無い時代を保障しますか?

これまで読んできて、表現の自由と言論の自由の大切さが分からないとしたら、あなたも、あの250人の中に選ばれて硫黄島へ送られるということが、また起こるかもしれないですよ。
そう思いませんか?
ええっ?あなたは女だから心配ない?

しかし、アメリカを見てくださいよ。
アメリカ女性兵士がイラクで救出されたことがありましたよね。あなただって知っているでしょう?
日本はアメリカの真似をしますからね、志願だけではなく女性だって徴兵される時代が来るかもしれませんよ。現在の日本の自衛隊にも男性と同様に実戦訓練を受けている女性自衛官が結構たくさん居るんですよ。

ええっ?もう兵隊にとられるような年齢じゃない?
あなたの子供の事、あなたの孫の事を考えてくださいよ!
表現の自由、言論の自由のもとで、平和な国にしようと主張しましょうね。
とにかく、表現の自由、言論の自由を守りましょうね。


『少しでも日本を良くしたいと思いませんか?(2005年7月3日)』より

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~。。。
あたくしも、日本の国が良くなればと思っておりますわよう。
でもねぇ、あたくし一人が良くしたいと思っても、どうなるものでもないですわ。
しかも、国会には、ろくな政治家がおりませんものねぇ~。

おそらく日本人のほとんどの人が諦めてしまっていますわよう。
あたただって、そうでしょう?

政治家に任せておけないと思っても、では、他に誰が居るのォ~?
誰も居ませんわよう。
あなただって、そう思うでしょう?うふふふふふ。。。

誤解しないでくださいましね。
あたくしは、悪い冗談を言っているのではないのでござ~♪~ますわ。

20年先の事を考えると、背筋が寒くなってきて、不安で、呆れて、作り笑いでもしないとじっとしていられないのですわよう。
あなたも、日本の将来に不安を感じることはござ~♪~ませんか?

とにかく、まだ面白い話が続きますわ。
どうか、あなたも、またあさって読みに戻ってきてくださいね。
では、またねぇ。。。

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

諦めてしまう事が一番いけない事ですよね。

一人の女性の行為が多くの人の共感を

得たお話があります。

その女性の名はローザ・パークスといいます。

1955年12月1日午後6時ごろ、

当時42歳のローザは百貨店での仕事を終えて

帰宅するため市営バスに乗車しました。

バス内は白人席と黒人席に分けられ、

中間の席には白人がいない時は

黒人も座ってよいことになっていました。

黒人席が一杯だったのでローザが

中間席に座っていると白人が乗って来始め、

立つ者も出てきました。

このため運転手が中間席に座っている黒人に

立つよう命じたのです。

坐っていた黒人4名中3名は席を空けましたが、

ローザは立たなかったのです。

運転手がローザのところにやって来て

「何故立たない?」と詰問し席を譲るよう求めましたが、

ローザは「立つ必要は感じません」と答えて

席を譲らなかったのです。

運転手は警察に通報しローザは市条例違反で

逮捕されました。

これを契機にモンゴメリー・バス・ボイコット事件が

持ち上がったのです。

アフリカ系アメリカ人(黒人)による公民権運動の

導火線となったことで彼女は米国史上の

文化的象徴と見なされ、米国連邦議会から

「公民権運動の母」と呼ばれました。

彼女の行動は米国内のみならず

国際的にも高く評価されました。

この一連の運動に対応して、

当時のジョン・F・ケネディ政権は

次々と南部諸州における差別制度を

禁止する立法を行ったのです。

またケネディ政権を継承したリンドン・ジョンソン政権は

「偉大な社会」の実現を唱え、

積極的に黒人の社会的・経済的地位を

向上させるための

アファーマティブ・アクション立法にまで進んだのでした。

ところで、卑弥子さんにもちょっと信じがたいような

恋物語がありますわ。

関心があったらぜひ次のリンクをクリックして

じっくりと読んでみてくださいね。

■ 『平助さんが卑弥子さんに恋をしたのがウンのつき』
  (2005年5月3日)

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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