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嫉妬の炎
by デンマン & 卑弥子
2009年6月14日
Subj:めれんげさんの
夢とロマンのため。。。 きゃはははは。。。
Date: 28/05/2009 8:39:12 PM
デンマンさん 元気? いつまでも ソッポ向かれた事を はい、はい、はい。。。分かっていますよう。 \(*^_^*)/ キャハハハ。。。 この思いをめれんげさんに伝えるつもりで じゃねぇ~。 (\__/)
今日は、めれんげさんの話題でござ~♪~ますか?
うん、うん、うん。。。めれんげさんのことが出だしからメールの中に出てくるから卑弥子さんが、そう思うのも無理は無いですよう。 やっぱり、めれんげさんの事なのでござ~♪~ますか? もちろん、めれんげさんの事も出てくるけれど、せっかく『源氏物語』をバンクーバー図書館から2冊も借りて読んでいるところなので、「六条の御息所(みやすどころ)」のことを書こうと思うのですよう。 あらっ。。。あたくしの専門に触れるのでござ~♪~ますわね。 そうですよう。京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している卑弥子さんのためにも参考になると思うのですよう。 うれしいわあああァ~。。。 卑弥子さんも知っての通り“嫉妬の炎”で最も有名なのは、何と言っても嫉妬に駆り立てられて生霊(いきりょう)にまでなり、源氏の正妻・「葵の上(あおいのうえ)」を呪い殺してしまった「六条の御息所(みやすどころ)」ですよう。 そうでござ~♪~ますわ。女の嫉妬心がすっご~♪~いと言うことは、このお話のために時代を越えて、日本のすみずみまで、ミーちゃんハーちゃんまでも知るようになったのでござ~♪~ますわ。 実は、以前にも生霊(いきりょう)になった「六条の御息所」を取り上げたことがあるのですよう。卑弥子さんは覚えていますか? ど忘れしましたわ。おほほほほ。。。 じゃあ、卑弥子さんのためにも書き出しますよう。思い出してくださいね。 熟女の情念
六条の御息所は 気位の高い彼女は でも、心の中では 六条の御息所は 六条の御息所とは つまり、天皇の位を継ぐ後継者、 仲睦まじい夫婦でしたが、 六条の広い邸に住む彼女は “乳母”の面影を慕うように しかし、やがて光源氏は、 熟女の思慮と分別に 遺児の娘が ところで、加茂の御祭りの時
そこへ正妻である葵の上の車が 誇り高い御息所は その後、葵の上は 人は、御息所の情念が 光源氏と by デンマン 『年上の女の情念』より こうして女性の嫉妬の激しさが源氏物語にも取り上げられている。卑弥子さんにも経験があるでしょう? もちろんですわ。あたくしもデンマンさんが他の女性と睦まじくしているのを見させられてきましたので、このはかない命がろうそくの炎のように消えましたなら、怨霊(おんりょう)となってデンマンさんを呪い殺そうと思っているのでござ~♪~ますわ。うふふふふ。。。 あのねぇ~、そうゆう不吉なことは言わないでくださいよう。 それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのでござ~♪~ますか? だから、情念ですよう。
情念
(社会とか個人に対する)消しがたい愛情などの感情。 三省堂 新明解国語辞典より 深く心に刻みこまれ、理性では抑えることのできない悲・喜・愛・憎・欲などの強い感情。 三省堂 「大辞林 第二版」より 光源氏に寄せる六条の御息所の情念が、やがて葵の上に対する怨念へと変わってゆくのですよう。 そうですわよねぇ~。。。六条の御息所は生霊(いきすだま)となって、源氏の正妻「葵の上」をとり殺してしまうのでござ~♪~ますわ。
怨念(おんねん) 深く心に刻み込まれたうらみ。 怨霊(おんりょう) うらみをいだいて、たたりをなす霊。 三省堂 「大辞林 第二版」より でも、どうして光源氏に対する情念が葵の上に対する怨念へと変わってゆくのか? そんな事は当然のことでござ~♪~ますわ。 どうして当然なのですか? だって、デンマンさんは次のように書いていたではござ~♪~ませんか!
心の中では
光源氏への思いを断ちがたく、 生霊(いきすだま)となり、 源氏の正妻「葵の上」を とり殺してしまいます。 六条の御息所は 光源氏への思いを断ちがたく、嫉妬の炎が燃え盛り生霊(いきすだま)となって六条の御息所は、「葵の上」を呪い殺してしまったのですわ。六条の御息所は、それ程の激しい愛情で光源氏を愛していたのでござ~♪~ますわ。 うん、うん、うん。。。確かに、そのように解釈できますよ。 だから、光源氏に対する情念が葵の上に対する怨念へと変わっていったのでござ~♪~ますわ。 でもねぇ~、次の箇所を読んでみてくださいよう。
やがて光源氏は、
葵の上を正妻として迎える。 それで御息所への足が遠のいてゆく。 熟女の思慮と分別に 遺児の娘が 光源氏は正妻として「葵の上」を迎える。それで御息所への足が遠のいてゆく。萌え盛った女の情念は止み難い。あれだけ愛し合ったと言うのに光源氏が自分の元から遠のいてゆく。でも、熟女の思慮と分別に目覚めて六条の御息所は身を引くのですよう。 それで。。。? それにもかかわらず、六条の御息所は生霊(いきすだま)となり、源氏の正妻「葵の上」をとり殺してしまった。 そうですわ。その事がデンマンさんには不思議なのでござ~♪~ますか? あのねぇ~、考えてみれば「葵の上」にとっては、えらい迷惑なことですよう。 なぜでござ~♪~ますか? 「葵の上」は、光源氏と六条の御息所の仲を引き裂こうとしたわけではない。「葵の上」の意思とは全く関係ない所で光源氏との婚礼の話が進められて、結婚することになったのですよう。つまり、「葵の上」は光源氏と六条の御息所の関係など初めは全く知らなかった。 それで。。。? だから、「葵の上」を正妻として迎え、光源氏の足が六条の御息所から遠のいたのは、「葵の上」が“あたくしと結婚あそばされたのだから、未練がましく、あの年上のおばさんのところへ行っちゃダメよ”と光源氏に言った訳ではないのですよう。 そうでしょうね。 だったら、光源氏がやって来ないというので六条の御息所がその事を恨みに思って「葵の上」を生霊になって、とり殺してしまうのは、誰が考えたって可笑しいでしょう。 そうでしょうか? だって、そうでしょう。もし「葵の上」が事情をすべて知ったら、あの世で次のように嘆いたと思うのですよう。
あたくしは、全く関係なかったのですわ。
光さんに、 “あの年上の未亡人のおばさんのところへ行っちゃダメよ” …な~♪~んて一度も言ったことなどござ~♪~ませんでしたわ。 それなのに、どうして、あたくしは、 あのおばさんに恨まれなければならないのでしょうか? 生霊になってまで、あたくしを殺すなんて 失礼だと思うのでござ~♪~ますわァ~。んも~~。 これこそ、マジで逆恨(さかうら)みでござ~♪~ますわ。 あたくしは、もっとルンルン気分で 人生を送りたかったのにィ~。。。
あの世に行かされてしまった「葵の上」は、このように嘆いたと思うのですよう。 ところで、「葵の上」は、どうしてあたくしのような口調で恨み言を申し述べるのでござ~♪~ますか? だってぇ、平安時代の女性と言うのは卑弥子さんのような口調でしゃべっていたのではないのですか? 違いますわよう。も~~。。。この口調はあたくしだけのものでござ~♪~ますわ。 そうなのですか?。。。知らなかったなあああァ~。 それで、デンマンさんは六条の御息所が恨むのならば、「葵の上」ではなくて、光源氏こそ呪い殺すべきだったとおっしゃるのでござ~♪~ますか? そうですよう。「葵の上」は土俵の外に居たのだから。。。土俵の上に居たのは光源氏と六条の御息所なのですよう。だから、話をつけるのならば、当事者同士で話をつけるべきなのですよう。 つまり、六条の御息所が「葵の上」を恨むのは全くお門違(かどちが)いだとデンマンさんはおっしゃるのですわね? その通りですよう。 確かに理屈は、そうでござ~♪~ますわ。でも、女心は理屈通りにはゆかないのでござ~♪~ますわ。 どうしてですか? だから、それが女心ですわよう。
心の中では
光源氏への思いを断ちがたく、 生霊(いきすだま)となり、 源氏の正妻「葵の上」を とり殺してしまいます。 六条の御息所は このように六条の御息所は光源氏をメチャ愛してしまったのでござ~♪~ますわ。光源氏を憎めるはずが無いではござ~♪~ませんか! 光源氏が憎めないので、その代わりに「葵の上」を恨みに思ったのですか? そうですわ。 だったら、なおさら「葵の上」は可哀想じゃないですか! でも、女心ってそうゆうものなのでござ~♪~ますわ。 ほおォ~~。。。そうゆうものなのですか? そうですわ。 なるほどォ~。。。 何が、なるほどなのでござ~♪~ますか? そう言えば、めれんげさんも、なぜか僕を恨み殺すと言うよりも矛先を小百合さんに向けましたよう。 あらっ。。。そうでしたのォ~? そうなのですよう。あまり人が見に行かないサイトに次のような事を書いて、めれんげさんは小百合さんをこき下ろしていたのですよう。
独善的
わたしは 愛を知らぬひとよ
年老いた女性に おのれの愛を
めれんげ 『独善的』より 血まみれる恋Ⅱ
心によぎったのは
ざわめく鳥たちのはばたきに似ていた
求めてやまないものが
あざやかな映像になり
激しい雨が日常を洗い流し
未来など見えないまま
わたしは恋に駈け出していた
やがてこの身体じゅうから流れる血など
思いもしないで
めれんげ 『血まみれる恋Ⅱ』より この世の真実
沈みゆく肉体 何もありはしない
めれんげ 『この世の真実』より 小百合さんをこき下ろしたって。。。どのようにでござ~♪~ますか? めれんげさんは詩人としても、すばらしい人なのですよう。 分かっておりますわ。。。でも、そのような事は聞いておりませんわア。あたくしの質問に答えてくださいな。 だから、答えているのですよう。めれんげさんが詩人として詩らしい詩を書いているのは今年の1月に書いた「血まみれる恋Ⅱ」と「この世の真実」ですよう。 下から2つの詩ですわねぇ。。。んで、初めの「独善的」は、詩ではないとデンマンさんはおっしゃるのでござ~♪~ますか? もちろん、めれんげさんは詩のつもりで書いている。でもねぇ、詩と言うよりは感情の爆発ですよう。 その根拠は。。。? あのねぇ、上の3つの詩は、どれも同じテーマなんですよう。つまり、「裏切られた愛」を詠(うた)っている。下の2つの詩は、あくまでも、めれんげさんの詩的な内省ですよう。理知的なめれんげさんの詩的瞑想がイメージと共に読む人の心に伝わってくる。なんとなくワクワクするような詩的イメージが羽ばたいている。。。めれんげさんのオツムが詩的に冴え渡っているのですよう。 。。。んで、最初の「独善的」という詩は。。。? もう、詩的と言うよりも、こらえきれなくなって感情が爆発しているのですよう。めれんげさんの憎悪が年老いた女性にたたきつけられている。 その。。。その年老いた女性というのは、小百合さんのことでござ~♪~ますか? そうですよう。六条の御息所の情念が怨念になって「葵の上」に向けられたように、「独善的」という詩の中では、小百合さんは臨終の床の中にいる老婆にされて、死を迎えながら最後の呼吸をしているのですよう。 うふふふふ。。。本当に、めれんげさんはそのつもりで書いたのでござ~♪~ましょうか? まず、間違いありませんよう。 そうでしょうか? そうなのですよう。つまりねぇ、卑弥子さんの言葉を借りれば、次のように言い換えることができるのですよう。
心の中では
デンマンさんへの思いを断ちがたく、 ムカついた詩人となって、 デンマンさんの心の妻・「小百合さん」を 臨終の床についた老婆にして、 事実上、詩的に殺しているのでござ~♪~ます。 めれんげさんは あたくしは、上のようなことを言ってませんてばあああア~~。んも~~。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 本当に呆れ返ってしまいましたわ。 ええっ?こういう馬鹿なことを書く人は、他では見当たらないので、あなたも、ついつい読みに来てしまうのですかあああァ? とにかく、まだ面白い話が続きますわ。
ィ~ハァ~♪~! メチャ面白い、
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別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』
こんにちは。ジューンです。
それにしても、めれんげさんは、本当によく
詩を書きますわ。
やっぱり詩的才能があるのでしょうね。
書きたいと思っても、
なかなか書けるもではありません。
あなたは、最近、詩を書きました?
ええっ?
詩など書いたって1円の得にもならないから、
そんな無駄な事はしないの?
そうよねぇ~。
確かに、詩を書いたからって、
お給料が上がるわけでもないし
ボーイフレンドができるわけでもないし、
宝くじに当たるわけでもないわよね。
うふふふふ。。。
でもねぇ、デンマンさんが、めれんげさんにハマッたのは
詩を読んだからなのよう。
一遍の詩は、ある場合には
それ程、人の心を惹きつけてしまうものらしいのよう。
ええっ?そんな事は信じられないの?
そうよねぇ~。十人十色ですものねぇ~。
さまざまな人が世の中には生きているってことよね。
あなたは、充分に思い通りに生きていますか?
ええっ?そんな事考えてないの?
どうしてなの。。。?
ええっ。。。?生まれたくって
生まれて来たわけじゃないから。。。?
そうよねぇ~
だれだって、そうなのよう。うふふふふ。。。
でもねぇ、せっかく生まれてきたのだから、
やっぱり、生きがいのある人生を生きなければねぇ。
あなただって、そう思うでしょう?
ところで、英語の面白いお話を集めました。
時間があったら覗いてみてくださいね。
卑弥子さんには、ちょっと信じがたいような
恋物語がありますわ。
関心があったらぜひ次のリンクをクリックして
じっくりと読んでみてくださいね。
■ 『平助さんが卑弥子さんに恋をしたのがウンのつき』 では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
YouTube 動画
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