Google
A revolving earth (earthani.gif--64x64) Beaverland Net
小百合物語
 

 

Beaverland Net Revised Japanese Ancient History logo (jhist02.gif--140x300)

 

Idioms logo (idioms.gif--140x300)

 

 

Proverbs logo (proverb1.jpg--140x280)

 

Net Artist Page logo (netart3.gif--140x365)

 

 

Unlisted Slang logo (slangs.gif--140x260)

 

Beaverland Net Revised Japanese Ancient History logo (jpnword.jpg--140x360)

 

Mythology logo (myth007.gif--140x380)

 

Beaverland Net HTML Made Easy! logo (html01.gif--140x160)

 

JavaScript Made Easy! logo (javascrt.gif--140x360)

 

Beaverland Japonica banner (japonic3.gif--140x360)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
国民不在
2010年1月24日

件名:忙しい中 ありがとうございます

差出人: "domini@yahoo.co.jp"
受取人: "green@infoseek.jp"
日付: 2010/01/15 19:30

忙しい中 ありがとうございます。
後で電話します。

ところで 私がバーナビーの“鹿の湖(Deer Lake)”の湖畔で
「山の家」を借りていた頃に TD銀行に貯金していました。
利子を受け取ったのですが 10%の税金をカナダ政府に払いました。
日本では その利子に対して 20%の税金を取られました。

これって 国際的に見て
ちょっと不公平ではないでしょうか?

昨日 たまたま毎日新聞を読んでいたら 次のような記事に出くわしました。

ハイチ大地震:

各国、支援急ぐ 米は空母を派遣

【ワシントン小松健一、ヒマニ(ドミニカ共和国)庭田学】

大地震の発生から一夜明けたハイチでは、時間を追うごとに甚大な被害状況が明らかになりつつある。
地元の救急医療体制がほぼ壊滅状態とみられる中、米欧各国や国際機関、非政府組織(NGO)などは現地での緊急援助活動を急いでいる。

オバマ米大統領は13日、「迅速で組織的かつ積極果敢な救援活動にあたるよう政府に指示した」と述べ、行方不明者の救出活動と緊急支援に取り組む姿勢を強調。
災害救援チームに加え、米空母を現地へ差し向けるとともに、海兵隊の現地派遣も検討するなど、04年のインド洋大津波以来の大規模な支援に乗り出した。

ハイチには約4万5000人の米国人が滞在し、負傷したり連絡の取れない米国人が多数いる模様だ。
オバマ大統領は「生存者を救い、惨事を拡大させないために最初の数時間、数日が決定的に重要だ」と語った。

米政府によると、ハイチの空港滑走路は使用可能だが、管制機能がダウンしているため、救援機を多数受け入れることが難しい。
このため、カリブ海や中南米を所管する米南方軍のフレーザー司令官は13日、管制機能などインフラ復旧を支援するとともに、空母「カールビンソン」にヘリコプターを積載し、14日から現地で空輸支援にあたる方針を明らかにした。

また、国連平和維持活動のハイチ安定化派遣団(約9000人)本部が壊滅状態になったことを受け、フレーザー司令官は治安状況について「相当な懸念がある」と指摘。
救援と治安維持を目的に2000人規模の海兵隊派遣を検討していることを明らかにした。

一方、AP通信によると、米赤十字社の報道担当者は「現地にある(米赤十字社の)医療品は底をついた。
新たな物資を送っているが、到着がいつになるかは分からない」と述べた。
また、町のいたる場所に積み上げられている遺体の処理が問題となっており、世界保健機関(WHO)は遺体撤去のため専門家を派遣。
国際赤十字社は遺体袋を積載した飛行機を出発させた。

ハイチの旧宗主国フランスは13日、がれき撤去の専門家65人と行方不明者の捜索犬6頭を派遣。
カナダ軍の偵察部隊やイスラエル軍の救援部隊、アイスランドなどの捜索救援隊も派遣された。
キューバは、既存のハイチ国内の野戦病院でこれまでに数百人の被災者の治療にあたったことを明らかにし、「国境なき医師団」は被害を受けた病院の近くにテントを張り、数百人を治療したという。

毎日新聞 2010年1月14日 東京夕刊

カナダの銀行に貯金して その利子に対して
私は10%の税金を カナダ政府に払いました。
日本の税務署は その利子に対して 20%も税金を取ったのです。

上の新聞を読むと カナダ政府は ハイチ地震の救済にと
偵察部隊を派遣しています。

日本は地震国なのにもかかわらず
しかも 阪神淡路大震災の時には 海外からの援助をたくさん受けたにもかかわらず
ハイチ地震の被害者に 日本政府は 迅速な援助の手を差し伸べていないのです。

日本は ハイチ から遠い国かもしれません。
でも、 それならば イスラエルだって アイスランドだって
ハイチから遠い国です。

日本にあるのではない カナダの銀行の利子に対して
日本の税務署は カナダの2倍の税金を取っておきながら
ハイチ地震の被害者には 日本政府は無関心としか思われません。

日本政府は そういう意味で 国際的に きわめて自分勝手だと思い
私は かなり ムカついています。
デンマンさんは どう思われますか?

かなり ムカついている さゆりより

Subj:はい。。。ムカつかないように

頑張ってね。

Date: 15/01/2010 1:02:54 PM
Pacific Standard Time
(日本時間:1月16日土曜日午前6時2分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com

小百合さんがムカつく気持ちを僕は充分に理解できますよう。
小百合さんの立場なら、僕は鳩山首相に苦情の手紙を書きます。

日本は確かに国際的に身勝手だと思いますよう。
小百合さんのような善良な日本市民がカナダの銀行に貯金した利子に対して
日本はカナダの2倍の税金を取る。

ハイチ地震に対してカナダ政府は迅速な援助の手を差し伸べた。
しかし、日本政府は、新聞を読む限り、ハイチ地震の被害者に対して無関心のように見えます。

確かに、小百合さんが指摘したように、阪神淡路大地震の時には、海外からのたくさんの支援を日本は受けたのでした。
地震国にもかかわらず、今回、ハイチ地震の被害者に対して支援が遅れていることは、確かに、日本が国際的には、非常に身勝手だという印象を与えますよね。
だから、小百合さんがムカつくのも良く分かります。

考えてみると、今の日本の政治家は自分の事しか考えていないのですよう。
民主党幹事長の小沢さんを見ていると、日本の政治家の体質が実に良く分かります。

1に選挙! 2に選挙! 3に選挙!

。。。ですからね。
選挙に勝つためならば何でもするのですよう。

でも、ハイチ地震の被害者に救援の手を差し伸べても、選挙に勝つことに直接つながらないので、無視されてしまうのでしょう!?
とにかく、日本の政治家は国際的に見ると、マジで片田舎の村会議員とほとんど変わりがありません。
実に哀れむべきことです。

だから、小百合さんもムカつかないでください。
ムカつくだけ損です。

ムカついてきたら、僕のようにブログに記事を書いて憂さを晴らしてくださいね。
いや。。。憂さを晴らすと言うよりも、日本が素晴らし国になるように、小百合さんもブログを作って批判してくださいね。

とにかく、ムカついたら、僕のブログを読んでね。
気持ちが治(おさ)まるはずですよう。

『Denman Blog』
http://denman705.wordpress.com/

これは最近作ったブログです。

『ゼリーフライと黒い霧』
http://denman705.wordpress.com/zenifry/

これはゼリーフライの記事です。
行田市の第2回B級グルメ大会のことも書いてあります。

これを読めば、ムカついた小百合さんの気持ちも治まるでしょう。
なぜなら、小百合さんの好きなゼリーフライが出てきます。

バンクーバーは今朝も小雨が降って、今は、ちょっと止んだようです。
なんとなくジメジメしています。

バンクーバー冬季オリンピックまで、あと28日だとラジオが言ってます。
じゃあね。元気で頑張ってね。


『ハイチ地震 (2010年1月18日)』より

デンマンさん。。。今日は18日の記事に引き続いてハイチ地震のことでござ~♪~ますか?

いや。。。ハイチ地震のニュースは世界を走りましたからね。もう充分だと思うのですよう。それよりも僕は日本の政治の方が気になるのですよう。

小百合さんも、ずいぶんと不満げですわね?

そうですよう。。。小百合さんの身になって考えれば、確かに不満を感じるでしょうね。。。で、卑弥子さんは日本の政治に不満は無いのですか?

あたくしは源氏物語の研究に忙しくて、とても日本の政治の事まで頭が回らないのでござ~♪~ますわ。おほほほほほ。。。

やだなあああァ~。。。まるで自分が住んでない他国の政治について話しているようですねぇ~?

だってぇ~。。。ほとんどの日本人は、政治の事など、どうでもよいと思っていますわよう。誰が首相になっても、日本はこれ以上良くならないだろうと諦めきっている人がほとんどでござ~♪~ますわァ。

卑弥子さん。。。!それわねぇ~、卑弥子さんの極めて個人的な意見なのですよう。。。それを、日本人全体に当てはめようとするような言い方は偏見だとしか僕には見えませんね。。。

あらっ。。。デンマンさんはカナダ生活が長いので日本の現状について、全くご存知ではないのですわね?

あのねぇ~、国際化、グローバル化の時代ですよう。。。たとえ日本に住んでいなくても、日本の情報など、ネットにアクセスすれば、いくらでもゲットする事ができるのですよう。

だったら、お伺いいたしますが、日本にはアメリカの大統領が誰になるかと関心を持ってテレビの報道ニュースを見る人は、結構たくさん居るのでござ~♪~ますわ。でも、誰が日本の首相になるか?好奇心を持ってテレビを見る人が日本人の中で、いったいどれほど居るのか?デンマンさんは考えてみた事がござ~♪~ますか?

うん、うん、うん。。。確かに、日本人にとって、誰が首相になるのか?党関係者以外は、全く他人事で関心の無い人が多いでしょうね。アメリカ大統領選挙は国民投票の結果決まるけれど、日本の首相は国民投票の結果選ばれるわけじゃないからね。

そうでしょう!。。。政治のシステムからして、日本人は政治に対して無関心になるようにできているのでござ~♪~ますわ。

卑弥子さんも、見かけによらずに結構、政治に関心があるのではないですかァ~!?

そうでござ~♪~ますわ。。。おほほほほほ。。。でも、首相を国民投票で選ばないので、あたくしにとって、日本の政治はつまらないのでござ~♪~ますわ。。。んで、デンマンさんは、どうして黒澤明監督の映画の『乱』のポスターと羅生門の写真をこのページのトップに貼り付けたのでござ~♪~ますか?

実は、僕は去年の11月、日本に帰省していた時に、大変興味深いテレビ番組を見たのですよう。

日本の政治についての番組でござ~♪~ますか?

そうなのですよう。番組のタイトルを見たら、見ないでは居られないほど興味を引かれて3夜連続で見ましたよう。

それは、どのような番組だったのでござ~♪~ますか?

僕の他にも、たくさんの人が見たと思うけれど、まだ見たことがない人のために概要を書きだしますよう。

証言ドキュメント

永田町・権力の興亡

第1回 1993~1995

“政権交代” 誕生と崩壊の舞台裏

2009年11月1日(日) 午後9時00分~10時08分 総合テレビ

国民のためという目的を持って政権を変える…それ自体が権力闘争であり政局だ――」。
自民党を飛び出して16年。
幾多の権力闘争の末、ついに政権交代を果たした民主党幹事長・小沢一郎は、NHKの単独インタビューでこう語った。

16年前――。1993年6月18日、宮沢内閣への不信任決議。それに続く自民党の分裂。
自民党を飛び出した男たちと、とどまった男たちの、政権を巡る長い戦いの始まりだった。

冷戦終結、グローバル化の嵐、〝一流国〟からの転落・・・。
時代が、世界が、日本が、激変したこの16年。
私たちは何を選び、何が失われてきたのか?
「55年体制」に代わる「新たな政治」模索の道のり。
権力を巡る攻防のドラマを、中枢にいた20人を越える政治家たちの生々しい証言で綴(つづ)る。

3回シリーズの第1回は、原点である「16年前の政権交代」。
小沢一郎が仕掛けた細川政権成立のドラマ。
短命に終わった〝ガラス細工の政権〟の内実。
そして自民党・執念の政権奪還劇…。道のりの始点、10か月の政権攻防に迫る。

出典:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091101.html


第2回 1996~2000

漂流5年 “数”をめぐる攻防

2009年11月2日(月) 午後10時00分~10時49分 総合テレビ

55年体制で対決してきた、社会党の委員長を総理に擁立することで政権を奪還した自民党。
10か月の野党体験は、「与党であり続けること」の重みを自民党に刻みつけた。
一方、自ら作った細川政権が、1年足らずで崩壊してしまった小沢一郎。
今度は野党を結集して「新進党」を結成。
二大政党制、そして政権交代を目指した。

戦後システムの制度疲労、押し寄せるグローバル化の波。
日本社会が激震に見舞われる中、過半数の安定政権は生まれず、自民党と小沢の対決は〝数を巡る攻防〟になっていった。

自民党で先陣に立ったのは、かつて小沢がいた「経世会」の、新たな実力者・野中広務。
数の確保を狙う「引き抜き工作」。
互いに思惑を秘めた「自自連立」。
攻守様々に入れ替わる駆け引きは、激しさを増していった。
混迷する政局の果て、自民党で起きたのは「五人組の密室劇」、そして「加藤の乱」。いま証言で初めて明かされるその内実と秘話とは?

閉塞感が日本を覆っていた90年代後半、水面下で繰り広げられていた知られざる攻防に迫る。

出典:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091102.html


第3回 2001~2009

小泉 そして 小沢

“民意”をめぐる攻防

2009年11月3日(火) 午後10時00分~10時58分 総合テレビ

「失われた10年」と呼ばれる長い停滞。〝一流国〟からの転落。そして〝政治の漂流〟…。
閉塞感を打ち破るように登場したのが、自民党の異端・小泉純一郎だった。国民の熱狂的支持を背に〝古い自民党〟を次々と壊していった。

一方、細川政権の崩壊、新進党の分裂を経て、30名に満たない自由党を率いるようになっていた小沢。
小泉旋風の凄まじさを前に、三度目の大勝負-民主党との合併に出る。
そこには、政権交代を目指す小沢のしたたかな戦略があった。

熱狂に支えられた小泉が真に壊したものとは何か?
瀬戸際から政権交代の実現にまで持ち込んだ小沢の政治決断とは?
稀代の二人の政治家の深層に迫る。

日本政治16年を証言で綴るシリーズ最終回。
55年体制終焉(えん)後の16年とは何だったのか?
今回の政権交代とは何なのか?
小選挙区制で変質した永田町政治の攻防とは?

出典:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091103.html

このテレビ番組と黒澤明監督の映画の『乱』のポスターと羅生門の写真が、どのように関係しているのでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、民主党の幹事長の小沢さんは次のように言ったのですよう。

国民のためという目的を持って

政権を変える…それ自体が

権力闘争であり政局だ――」

この言葉が、どうだとデンマンさんはおっしゃるのでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、“国民のため”と言う政治家がたくさん居るけれど、建前で言っている人がほとんどなのですよう。

実際には、自分が選挙で勝つ事だけを考えているとデンマンさんは信じているのでござ~♪~ますか?

そうですよう。

。。。んで、小沢幹事長が“国民のため”と言った事がデンマンさんにとって、とっても印象的だったのでござ~♪~ますか?

小沢さんが“国民のため”と言った時に、これほど白々しく響いた言葉も無かった。

どうして。。。?

小沢さんの政治目標は次のスローガンで言い切れる。

1に選挙! 2に選挙! 3に選挙!

上のテレビ番組を見終わって僕は小沢さんという人の本質を見たと思ったのですよう。

その本質とは。。。?

小沢さんにとって政治とは。。。

それは、どういうものでござ~♪~ますか?

政治家による政治家のための政治家の政治

つまり、国民不在の政治でござ~♪~ますか?

そうですよう。一言で言えば、小沢さんがやっている政治と言うのは国民不在の政治です。平安時代の庶民不在の政治とそれ程変わりが無いのですよう。

平安時代は、

決して平安ではなかった

New Rashomon (rashomon12.jpg)

黒澤明監督の、『羅生門』という映画を見たことがあるでしょうか?
原作は芥川龍之介の短編小説「藪の中」です。
戦禍に荒れ果て、疫病が流行し、天災が続いた平安時代の話しです。
先ず画面に現れるのは、激しい夕立の中、壊れかけた羅生門の下で杣売りと旅法師が雨宿りをしながら考え込んでいます。
羅生門というのは、都の正門ですから、完成したときの姿は上の写真に見るような豪華なものだったはずです。
しかし、今、言ったように、「平安」時代でありながら、現実は、庶民にとって、ずいぶんときびしい時代だったようです。
というのは、映画の中では、羅生門が、下に示すような無残な姿で現れるからです。

The ruined Rashomon (rashomon42.gif)

破れ羅生門の下で雨宿りしている二人のところへ、みすぼらしい浮浪者みたいな男が駆け込んできます。押し黙る二人、どうかしたのかと、その訳を聞きます。
二人は三日前におきた恐ろしくも不思議な話を語り始めるのです。

都のはずれで起きた殺人事件について、犯人の男、犯された女、殺された男(霊媒を通して語る)、事件を目撃した木樵がそれぞれ証言するのですが、どの話もすべて食い違うというミステリーです。
最後の最後まで事件の真相が明らかにならないことが、当時の観客や批評家には難解でした。
製作した映画会社内でも不評で、担当者は更迭されたということです。

黒澤明監督は苦境に立たされたわけですが、ヴェネチア映画祭グランプリ受賞で大逆転。
今では戦後日本映画史を代表する作品のひとつになっているわけです。
面白く(もちろん、ゲラゲラと笑うような面白さではありません)、しかも見ごたえのある映画です。見たことのない人には、ぜひ見ることを薦めます。

話がちょっとばかり、横道へそれました。
なぜ羅生門を持ち出したのか?
それは、この当時の庶民の生活と、藤原氏の生活を比べるためです。
庶民は、といえば、こういう破れ羅生門と隣りあわせに生活していたわけです。
しかし、よーく考えてみてください。
この羅生門というのは都の正門ですよ。
今なら、さしずめ東京駅か、成田国際空港でしょう。
それがもう、上の写真で見るようにボロボロです。
もちろん藤原氏が政権を握っています。
これは、戦国時代の話ではありません。
この当時、誰が政権を握っていたかというと、藤原道長の息子である藤原頼道(よりみち)です。

ところが、夜盗が、昼間から横行し、人殺し、追いはぎ、そういったものは、もう日常茶飯事です。
そこで、問題になるのが、藤原氏はどんな生活を送っていたのかということです。
この時代には、末法(まっぽう)思想が、流行歌のようにはやっていました。
要するに、この世が終わりに近づいているという考えです。
その終わりが1052年(永承7)となっていました。
そこで、藤原頼道(よりみち)は次に示すような別荘を作りました。

Byoudoin Phoenix Hall (byoudoin.jpg)

どこかで見たことがあるでしょう?
そうです。10円玉の裏に描かれている。
平等院鳳凰堂です。
要するに、世界の終わりが近づいてきたものだから、敷地内に阿弥陀(あみだ)堂を造ります。

阿弥陀堂とは何か?
それは阿弥陀如来(あみだにょらい)を奉るお堂ということです。
阿弥陀さんは、西方の極楽浄土に住んでいる教主です。
建物の形が鳳凰、つまり不死鳥(Phoenix)に似ているところから、そう呼ばれますが正式には平等院阿弥陀堂と呼ぶそうです。

つまり、都の正門がボロボロだろうが、火事で燃えて無くなろうが,そんな事は藤原氏にとっては、どうでもいいわけです。
自分だけが阿弥陀さんのそばにいれば、庶民がどうなろうと知った事ではないと思っていたわけです。

この当時は検非違使(けびいし)という現在の警察にあたるものはありましたが、正式には、法律に定められていない組織でした。
それで、都といえども、警察などあってもないようなもので、無政府状態だったわけです。
そんなわけで、人殺し、盗みはしたい放題といった状態です。
今の感覚からすれば、もうむちゃくちゃです。

これが、藤原政権のやっていることです。
要するに、庶民の事など、虫けらも同然のように考えているわけで、まともな政治なんてやっていません
平安時代というと、いかにも優雅で、雅やかな、なんとなく源氏物語絵巻などが、イメージとして浮かんできますが、とんでもない話です。
おそらくそれは、藤原氏の、ごく一部の生活模様だったでしょう。


『平安時代は決して平安ではなかった』より

これは歴史馬鹿のデンマンさんが書いたのでござ~♪~ますか?

そうですよう。良く書けているでしょう?うへへへへ。。。

でも、現在の政治は、これほどひどくは無いと思いますわ。

しかし、本質は国民不在の政治なのですよう。平安時代の庶民不在の政治と、それ程変わりがないのですよう。

その根拠でもあるのでござ~♪~ますか?

ありますよう。鳩山内閣がスタートした頃の鳩山さんの所信表明を読んでみてください。

“国敗れて山河あり!”

富士山はいいね。
やっぱり日本の自然は素晴らしい。
日本の政治が駄目でも、日本は僕のふるさとですからね。
ふるさとは、やっぱり素晴らしい。
この素晴らしさだけは、政治が駄目でも存続してほしい。

残念ながら、現在の日本は歪(ゆが)められ、病(や)んでいる。
テレビを見ていても悲惨なニュースは後を絶ってないよね!

自殺者は1年に3万人以上!

平成20年の自殺者は、

3万2249人と11年連続で

3万人を超えた。

10月19日には、18歳の少女がヨットスクールの屋上から飛び降り自殺した。
派遣切りに合い、仕事がなくなって、生活保護も受けられず
30代の男が一人さびしく餓死をした。

この男のことを10月8日にNHKの「クローズアップ現代」が取り上げていましたよう。
「“助けて”と言えない~いま30代に何が」
見ていて本当に悲惨な事件だと思いましたね。
働き盛りの30代が餓死している現状。

昨日(10月26日)の鳩山首相の所信表明演説の中でも、若者の自殺について触れていた。
首相が8月に衆院選の応援演説で青森県を訪問した時、職に就けずに息子が自殺した老母から
「毎年3万人以上の命が絶たれているのに政治には実感が乏しい」
と訴えられたエピソードを鳩山さんは紹介していました。

所信表明演説の中で鳩山さんは次のように言ったのでした。

おばあさんのその手の感触。
その目の中の悲しみ。
私には忘れることができないし、
断じて忘れてはならない。

(中略)

『最も大切なこと』を
おろそかにし続けた政治と
行政への痛烈な批判。
その声に謙虚に耳を傾ける」

うん、うん、うん。。。
鳩山さんの所信表明演説は実に素晴らしかった。マジで。。。
友愛政治。
弱い者・少数派のための政治。
人間のための経済。
政治主導。
国民が主役の政治。

確かに鳩山さんが言う政治理念は素晴らしい!
よい事尽くし!
もし実現したら素晴らしい日本が出来上がるでしょう!

でもねぇ、現在、それは絵に描いたモチでしかない!
実績が出ていない事を紙の上で作文して読み上げているに過ぎない!
誰にだって同じような事を言うことができる。

“政治は可能性のアート”だとビスマルクは言ったらしい。
つまり、“絵に描いたモチ”だけを並べても駄目だと言う事ですよう。
何をどのようにするのか?
具体的な政策は何なのか?
そこまで突っ込んで話せば、説得力があった。

でも、現在の民主党政権は理念に先走って、現実の政策が地に着いてない。
浮き足立っている。

“無血の平成維新”    

鳩山さんは、そう言ったけれど、やっていることを見ると“無血の平成維新”から程遠い!

なぜ?

亀井人事を見ればすぐ分かる!
民主党は『官僚の天下り・渡り禁止』と常々言っていた。
それなのに元大蔵官僚の斉藤氏を日本郵政新社長に起用したのですよう
確かに斎藤氏は官僚出身でも、民間で14年間働いていた事になっている。
しかし、今回の選挙で民主党が選ばれたのは、自民党の愚かな政治のやり方にうんざりしたから国民は民主党に期待した。
もともと亀井さんは新政府にお呼びではない人なのですよう。

どうして?

国民は民主党に期待を寄せたのです。
国民新党など“屁のツッパリにもならない”と国民は判断したのですよう。
要するに、日本国民は亀井さんの入閣などまったく期待もしていない。望んでもいないのですよう!

国民が主役の政治になってない!

亀井さんが入閣したことは日本の政治が国民の総意ではなく民主党のエゴに基づいて行われている事の証拠なんですよう。
つまり、民主党に“無血の平成維新”を決行する人が居ないことの証拠ですよう。

民主党に人が居ないから亀井さんを民主党のエゴで担(かつ)ぎ出す。
国民から期待されたわけでもない。
もともと素晴らしいビジョンを持っていない亀井さんだから、人材を発掘しようともしなければ、そのような素晴らしい民間の人材とのつながりも持っていない。
それで、旧官僚の斉藤さんを選んだ。

民主党のエゴです。

(小沢さんのエゴです!)

国民の総意を無視した人事に

なってしまっているのですよう。

2009年衆議院選挙結果

自民党があまりにも馬鹿な事をやり過ぎたから、日本国民は頭に来て反対党の筆頭である民主党に票を入れた。
このことを謙虚に受け止めている民主党議員がほとんど居ない!
それで、国民新党から国民がまったく期待もしていない亀井さんを民主党政府に大臣として迎える。

国民の気持ちを

無視したやり方ですよう。

つまり、民主党の体質は

自民党と大きく変わってない!

このままのやり方を続けていたら、

また国民は民主党政権に頭にきて、

絶望的に政治から

離れてゆくかもしれない。

いづれにしても、日本の政治は暗い。民主党にも人が居ないのですよう。
この事実を明確に曝(さら)け出したのが今回の亀井人事です。

民主党政権は“コンクリートから人へ”と言っているけれど、
言っているだけ!
日本の未来を本当に素晴らしい国にしようとするビジョンを持った政治家が居ない!

ビジョンを持たないグータラな世襲の政治屋のために貴重な小百合さんの人生、家族の生活を無駄にすることはないのですよう。
いつまでも日本の駄目な政治家が国民のためではなく自分たち(政治家)のための政治をしているならば、日本に留まることはないのですよう。
世界に羽ばたく。
そういう選択もあるのです。
そして海外から日本を良くする選択だってある!

戦後の復興を立ち上げた政治家が今は居ない!
ビジョンを持たず日本を悪くする政治屋だけが馬鹿なことをやっている。
しみじみと、そう感じるこの頃です。

でも、今日もウィンナコーヒーを飲みながら
のんびりと楽しんで書いていますよう。

小百合さんと再会して幸せを噛み締めています。

ヽ(´ー`)ノ きゃはははは。。。

ありがとう。

じゃあね。

(V__/)
(+'.'+)
(")_(")


『久下橋からの富士山(2009年10月29日)』より

これが証拠なのでござ~♪~ますか?

あのねぇ~、国民の意思を無視したやり方は、すでに去年の10月頃から明るみに出ていた。

具体的には。。。?

だいたい、亀井さんを大臣として招いたあたりは、国民の意思を無視している。国民新党の党首は落選しているのですよう。その党から内閣の大臣として亀井さんを引っ張り出すというのは、全く国民の意思を無視したやり方ですよう。

なぜそのような愚かな事をするのでござ~♪~ますか?

小沢さんの権力闘争のための政略なのですよう。国民の事など考えた人事じゃない!民主党のための人事ですよう。

マジで。。。?

だから、その反動はすでに出ている。

何ですか?。。。その反動と言うのは。。。?

国民の期待を民主党は裏切ったのですよう。

だから。。。?

だから民主党の支持率が急激に下がっている!

マジで。。。?

次の記事を読んでみてください。

支持率の急降下止まらぬ鳩山内閣

国民が望むのは

「小沢幹事長の辞職」か?

2010年01月21日

1月18日、通常国会が開会したが、それに臨む鳩山由紀夫内閣の支持率の急降下は止まらない。

16、17日の朝日新聞の調査では、支持率42%、不支持率41%とほぼ並んでいる。
しかし、同時期の共同通信の調査では、支持率(41.5%)を不支持率(44.1%)がついに逆転した

下落の速度は麻生太郎内閣とそれほど違わない。

注意しなければならないのは、麻生内閣と鳩山内閣の違いである。

麻生内閣は、総選挙によって有権者の信託を受けたわけではない。
安倍晋三、福田康夫両内閣と同じように、“郵政選挙”の大勝を政権基盤としてきたから、有権者の側からすれば「自分で選んだ政権」という実感は乏しい。

ところが、有権者は、総選挙で民主党が勝てば、鳩山内閣が成立することを承知していた。
言わば、「自分が選んだ政権」「自分が選んだ首相」という気持ちが強いのだ。

だから多くの有権者は、現内閣について「自分が選んだ責任」を感じてしまう。
そうすると内閣を見限ることに慎重になり、ひたすら我慢をして好転することを期待する傾向がある。

こんな事情を差し引いて考えると、内閣支持率の急落は、麻生内閣の場合よりももっと激しいのではないか

不支持率の理由は重層的だ。

(1)鳩山首相の失言と不決断、
(2)鳩山首相と小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題、
(3)重要公約(特に官僚改革)の不履行、
(4)政治と経済が目指す方向のあいまいさ、などが指摘できる。

出典: ダイヤモンド・オンライン

日本国民は、愚かな政治家たちが思っているほど愚かではないと言うことでござ~♪~ますか?

その通りですよう。日本の現在の庶民は平安時代の愚民ではありません。

【卑弥子の独り言】

ですってぇ~♪~。。。
そうでござ~♪~ますわよねぇ。

あたくしたち日本国民を平安時代のような何も知らない庶民だと思って見下していると、その仕打ちが次の選挙に出てくるのですわ。
でも、民主党が駄目で、自民党がダメだとなると、いったいどこの政党に票を入れれば良いのでござ~♪~ましょうか?

まったく、日本の将来が不安で、心配になってきますわ。
源氏物語の研究どころではないですわよう。んもお~~。

とにかく、あさっては、もう少し突っ込んだお話をしようと思いますわ。
だから、あなたも、また明日読みに戻ってきてくださいねぇ。
では。。。

メチャ面白い、

ためになる関連記事

■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』

■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に別荘を持つことを

夢見る小百合さんの物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』

『デンマン批判 (2009年5月8日)』

『好ましい批判 (2009年5月12日)』

『立派な反面教師 (2009年5月29日)』

『社会的自我の欠如 (2009年5月30日)』

『原人ブームと漢字馬鹿 (2009年6月5日)』

『また、オマエか! (2009年7月3日)』

『成りすまし馬鹿 (2009年7月5日)』

『バンクーバーの寒中水泳』

『大阪の歴史馬鹿(2009年9月22日)』

『「蒲団」と「田舎教師」(2009年9月24日)』

『卑弥子さんの存在感(2009年9月26日)』

『ロマンとデジャヴ(2009年9月28日)』

『夫婦風呂(2009年9月30日)』

『露悪趣味(2009年10月2日)』

『カプリ島と香水(2009年10月10日)』

『小百合さんの香水10月14日)』

『プッタネスカ(2009年10月18日)』

『国敗れて山河あり(2009年10月22日)』

『鰻重と阿波踊り(2009年10月26日)』

『人のための医療(2009年10月30日)』

『病める日本(2009年11月5日)』

『住めば都(2009年11月15日)』

『猫ちゃんの出迎え(2009年11月17日)』

『名物先生(2009年11月19日)』

『ぶんぶく茶釜(2009年11月21日)』

こんにちは。ジューンです。

証言ドキュメント

永田町・権力の興亡

第1回 1993~1995

“政権交代” 誕生と崩壊の舞台裏

実は、わたしも上の番組を

デンマンさんが録画したDVDで観たのですわ。

日本語がネイティブではないわたしには

内容が難しすぎて

よく理解できなかったのですけれど、

印象に残ったのは

細川・元首相がロクロを回しながら

茶器を作っていたのです。

やはり日本的だと思いました。

アメリカの大統領やカナダの首相には

引退したあとでロクロを回すなんて

とても考える事などできないと思います。

「枯淡の境地」

ロクロを回して茶器を作っている

細川・元首相の姿を見ながら

そのような日本的な境地を

感じたものでした。

ところで、英語の面白い話をまとめました。

興味があったら、

次のリンクをクリックして

読んでください。

■ 『あなたのための 楽しい英語』

 『あなたもワクワクする新世代のブログ』

■ 『性の俗説 (2008年3月4日)』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





御意見・御感想
とても良い 良い まあまあ 良くない 最低

お名前:
Email アドレス:
御感想を書いて下さい。



Amazon Electronics Bargain Corner (amazbagn.gif--550x280)

Denman Blog
Re-Discover JAPAN
inserted by FC2 system