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天高く馬肥ゆる秋
by デンマン & 卑弥子
2010年8月29日
Subj:小百合さん、おはよう!
秋晴れのバンクーバーは
爽やかで清々(すがすが)しい
ですよう!
きゃはははは。。。 Date: 24/08/2010 11:57:46 AM
雲一つない、どこまでも青い空が広がっていますよう。 “天高く馬肥ゆる秋” 昔の人は上のように言ったけれど、 馬を使って畑仕事をしたことのない僕には分からないけれど、 小さな子供の目には、とてつもなく大きな馬の姿は、まるで恐竜が目の前に現れたような驚きでした。
それでも興味があるから僕は馬をしみじみと眺めている。 母親の実家で馬を一番可愛がっていたのは祖父だったそうです。
やがて耕耘機(こううんき)が使われるようになって、 馬も可愛がってくれた人のことを覚えているのですよね。
バンクーバーの雲一つ無い空を見ていたら、なぜか急に、その馬の優しい目が思い出されてきました。 小百合さんも、子供の頃の懐かしい思い出を懐かしみながら軽井沢タリアセン夫人になりきって元気に楽しくルンルン気分で過ごしてね。 ん。。。? 何か面白い話が読みたいの?
■『愚かな愚か者』
(2010年8月24日) 笑って元気を出してね。 < “天高く馬肥ゆる秋”
デンマンさん。。。秋になると上の言葉をよく耳にしますけれど、「食欲の秋」になるので馬も太るという意味なのですか?
グルメの小百合さんは、やっぱり「食欲の秋」を思い浮かべるのですか? それが一番自然な解釈だと思って、私はこれまで辞書で調べた事など無いのですけれど、マジでどういう意味なのですか? 実は、僕も「食欲の秋」と関係している語句だと思っていたのですよう。実際、GOO の国語辞書で調べると次のように書いてあるのですよう。
でも、本当は「食欲の秋」と関係ないのですか?
現在では昔の意味が忘れられて、GOOの国語辞書に書いてあるように、空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋を言うようになったのですよう。 昔の意味は違ったのですか? 昔と言っても 2000年も前の中国の話なのですよう。中国の北方に匈奴(きょうど)と呼ばれた騎馬民族が居たのです。小百合さんも歴史の時間に勉強したでしょう? ええ。。。聞いたことがありますわ。中国の北方ってぇ万里の長城の向こう側ですか? そうです。 この騎馬民族が実りの秋になると南下して、せっかく漢民族が育てた農産物を奪いにやって来るのですよう。 その奪った農作物を食べて馬も肥える、と言う訳ですか? その通りですよう。漢民族にとっては、たまったものじゃない。それで、「今年も秋になったから警戒しよう」と言うのが、元々の意味だったらしい。 。。。で、その諺が日本にもたらされると、いつの頃からか最初の意味が忘れられて「食欲の秋」になったのですか?
まあ。。。そう言う事らしいですよう。 。。。で、デンマンさんは“食欲”ではなく、“優しい馬の目”を思い出したのですか? そうなのですよう。。。実は、最初に僕のオツムに思い浮かんだのは次の写真なのですよう。
(『ゴダイヴァ夫人のチョコ』より)
あらっ。。。私の顔写真を切り抜いてコラージュしたものですわね。うふふふふふ。。。
馬の表情を良く見てくださいよう。。。何と言うか。。。とってもおとなしくて優しそうでしょう?!。。。素直で何でも言うことを聞くような従順な馬だと一目見た時に僕は思いましたよう。。。こんな優しそうな馬を僕は見たことが無い。 そうでしょうか? 小百合さんには、そう見えないのですか? ごく普通の馬の表情に見えますわ。 あのねぇ、実際にゴダイヴァ夫人が乗った馬も、上の写真の馬のようにおとなしくて優しい白馬だったと僕は思うのですよう。 デンマンさんは、なぜそのように思えるのですか? それはゴダイヴァ夫人の伝説や史実を読むと、そう思えるのですよう。
ゴダイヴァ夫人
ゴダイヴァ夫人(Lady Godiva、990年頃 - 1067年9月10日?)は11世紀イギリスの女性。 【伝説】 イングランドに伝わる伝説によると、夫レオフリックの圧政に苦しむコヴェントリーの領民を哀れみ、彼女はことあるごとに夫を諌めたという。
領民たちは彼女を支持し、布告の通り屋内に引き籠った。 なお、この伝説にはいくつかの類型が存在し、それぞれで多少ことなった内容になっている。 【史実】 マーシア伯レオフリック(968年-1057年)の妻。 レオフリックもゴダイヴァも共に信仰活動に熱心で、Roger of Wendover によって書かれた12世紀の記録によると、1043年にレオフリックがコヴェントリーにベネディクト会修道院を建立した陰には、ゴダイヴァの強い影響があったとされる。 1057年にレオフリックと死別した後、未亡人としてノルマン・コンクエスト後まで生き延びた。 出典: 『ゴダイヴァ夫人と愛の手』に掲載
でも、ゴダイヴァ夫人が乗った白馬が優しかったなんて、どこにも書いてありませんわ。
もちろん書いてないのですよう。。。でもねぇ、ゴダイヴァ夫人が乗った白馬は優しい馬のはずです。 どうしてですか? 人になついていない暴れ馬だったら、伝説になりませんよう。。。それに、現在、コヴェントリーには、裸のゴダイヴァ夫人の騎馬像があるのですよう。
この騎馬像の馬の様子からも、なぜか優しさが感じ取れるのですよう。小百合さんだって、この像を見ただけでも優しそうな馬に見えるでしょう?
デンマンさんが勝手に、そう思い込もうとしているだけですわ。 あのねぇ~。。。イラクの戦争が終わった時、フセインの銅像は破壊されてしまったのですよう。ソ連が崩壊した時にも、スターリンの銅像は破壊されてしまったのですよう。。。でも、ゴダイヴァ夫人の騎馬像は今でもコヴェントリーにある。。。なぜだと思いますか? 重税に苦しむ領民を思うゴダイヴァ夫人の優しさですわ。 そうですよう。。。その優しさが上の写真の騎馬像にも込められている。。。だから、騎馬像の馬も優しく見える。 だからといってゴダイヴァ夫人がまたがった白馬が優しかったということにはならないと思いますわ。 あのねぇ、それだけ優しいゴダイヴァ夫人が飼っていたのですよう。。。優しい白馬でないはずがない。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 とにかく、次回も興味深いお話が聞けそうですわ。
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
“天高く馬肥ゆる秋”
秋になると良く耳にする語句です。
さて、英語で何と言うのでしょうか?
次のように言うことができます。
Autumn with the sky clear and blue,
horses grow stout. また、次のように言うこともできます。
With the sky high and clear,
horses grow sturdy
in this good autumn season. では、馬が含まれている
古いイギリスの諺をお目にかけます。
A horse, a wife, and a sword
may be shewed, but not lent. どのような意味だか分かりますか?
shew は show の古語です。
意味は次のようになります。
馬と妻と刀は、人に見せびらかしてもよいが、
貸すことはできない。 ところで、英語の面白い話をまとめました。
興味があったら、
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読んでください。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。
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