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パリからさようなら
by デンマン & 小百合
2010年12月9日
Subj:小百合さん、おはよう!
シャンソン『枯葉』を聴いて、
『パリの空の下』を聴いて、
パリに行った気分になりましたか?
きゃはははは…
From: denman@coolmail.jp 小百合さんとパリで楽しい毎日を過ごしましたが イヴ・モンタンが歌う『枯葉』を聴きながら、パリの右岸を小百合さんとそぞろ歩きました。
ニンニクの入ったアイオリソースを自分の好みで味付けをし、カリカリのバゲットをスープに浸してじっくりと味わいました。
「今度来るときには子供を連れてきますわ。きっと喜んで楽しみながら食べると思います」 ところが、そろそろ食べ終わる頃になると、また旗を振っている添乗員の後からゾロゾロと団体さんが入ってきたのですよう。 もちろん、僕だって分かりませんよう。 小百合さんにも分からないよね? とにかく、レストランを出てからタクシーでブローニャの森へ行ったのでした。
「デンマンさん。。。一体何をなさろうとするのですか?」 そう言う訳で、僕はフランス映画「幸福(しあわせ)」の真似をして、枝っぷりの良い一本を見定めて、それに紐を結んで西洋蚊帳を吊るしたのでした。 「デンマンさん。。。気は確かですか?」
「小百合さん。。。ここまで来て山梨県の団体さんの事を心配しないでくださいよう。。。せっかく日本から離れてパリに来ているのだから。。。日本のことは、すっかり忘れましょうね。。。だから、早くおばさんパンツ姿になってね」
「私はパリに、お昼寝に来たわけではないのですわ」 そう言う訳で、今日は馬鹿馬鹿しいメールになってしまいました。
デンマンさん。。。結局、私は「ヤダ~~わ」と言ってデンマンさんの求めを拒絶してしまったのですか? うふふふふ。。。
確かに、小百合さんはそう言ったのですよう。 やっぱり、山梨県の団体さんはブローニュの森にもやって来たのですか? 小百合さんが心配した通りでしたよう。 んもお~~。 やって来たのですよう!
とにかく奇妙な団体さんで、ブローニュの森でコスプレやって、はしゃいでいたのですよう。
それで、デンマンさんは結局、西洋蚊帳を吊る事を諦めてしまったのですか? いや。。。僕は諦めませんでしたよう。 山梨県の団体さんが2時間ぐらいコスプレして遊んでから、着替えてエッフェル塔に向かって出発していったのですよう。 うへへへへへ。。。 。。。で、デンマンさんは諦めずに、またしつこく私を説得したのですか? もちろんですよう。 せっかく、夢とロマンのブローニュの森にやって来たのですよう。 山梨県の団体さんだって、さんざコスプレして楽しんでいったのですよう。。。僕だけ、つまらなそうにしてトボトボとホテルに戻るなんて、考えただけでも馬鹿らしいですよ。 いったい何のためにブローニュの森にやって来たのか? 僕は、改めて考えさせられたのですよう。 それで。。。? 当然、僕は小百合さんにフランス映画「幸福(しあわせ)」のロマンチックな場面を語って聞かせたのですよう。
。。。で、私は、デンマンさんのお話を聞いてロマンチックな気分にでもなったのですか?
その通りですよう。 僕の熱意に小百合さんの心は動かされたのです。 「山形県の団体さんは、もうエッフェル塔に向かったようですし、野次馬のように覗きに来ることもないと思いますわ」 小百合さんは、そう言ったのですよう。 。。。で、私は、デンマンさんのおっしゃるように、おばさんパンツ姿になったのですか? そうですよう。
ブローニュの森で小百合さんのおばさんパンツ姿を見て、僕はまるでカバネルの『ヴィーナスの誕生』を見たときのような感動に浸ったのですよう。
デンマンさんは過剰に反応しているのではありませんか?
いや。。。僕は、やっぱりパリにやって来て正解だと思ったのですよう。 それで、デンマンさんは西洋蚊帳を吊ったのですか? そうですよう。 ついに小百合さんもロマンチックな気分に浸って、その蚊帳の中に入って満ち足りたようにニッコリと微笑んだのですよう。
僕は、もう感動しましたよう。
デンマンさんの願望が夢になっただけのことですわ。 小百合さんは、感動しませんね。 夢の話に付き合わされて感動などできませんわ。 それで、その後どうなったのですか? マジで、夢のような時間が過ぎてゆきました。 昼寝から覚めると、小百合さんも幸せそうに僕の目を見つめてニッコリと笑うのですよう。 それで。。。? 「小百合さん、今日でパリは最後だけれど、いっそのこと、これから二人でバンクーバーに行きませんか? 人生は一度きりですからね。 せっかくパリまでやって来たのだから、このまま日本へ戻るのはもったいないですよう。 大西洋を横断すればアメリカ大陸は、すぐそこです」 僕は、このように言ったのですよう。 デンマンさんは、そのような分かりきったことを言ったのですか? そうです。。。でもねぇ、やっぱり思っていることは言ってみるべきですよう。。。小百合さんは、しばらく考えてから言ったものです。 「そうですわね。。。人生は一度だけですわ。 せっかくパリまでやってきたのですから、世界一周するつもりで西回りで日本へ帰るのも、悪くはありませんわ」 こう言ったのですよう。 マジで。。。? やっぱり、ブローニュの森は人の気持ちを大きくして、ロマンに旅立たせるのですよう。 それで、私はパリからバンクーバーに向かう直行便に、デンマンさんとご一緒に乗ったのですか? その通りですよう。 ところが、「好事魔多し!」と言うけれど、まさにその通りですよう。 いい事ばかりは続かないものです。 何が起こったのですか? 飛行機がハイジャックされたのですよう。
パリを飛び立ってバンクーバーに向かうはずだったエアフランスのボーイング747は、飛び立つとしばらくしてから方向を南に下げてニューヨークに向かったのですよう。
マジで。。。? それで、犯人はテロリストですか? いや。。。それが機内にはテロリストは居なかった。 では、変質者の犯行ですか? それが、犯人は機内に居ないのですよう。 でも。。。でも。。。ハイジャックされたのでしょう? そうですよう。。。でもねぇ、アフガニスタンで行われているアメリカの戦争のように、ハイジャックはリモートコントロールで行われたのですよう。 アフガニスタンでアメリカがやっている戦争は、リモートコントロールで行われているのですか? そうですよう。。。ロボット飛行機のパイロットは何千キロも離れたアメリカのワシントンからリモートコントロールで爆撃している。 マジで。。。? 本当の話です。 NHKの特集番組で見ましたよう。 僕が日本に帰省していた時に放映していました。
貧者の兵器とロボット兵器
~自爆将軍ハッカーニの戦争~ 2010年10月17日(日) 9.11同時多発テロから9年、米軍とタリバンの泥沼の戦闘が続くアフガニスタン。 知られざるその実像をとらえた膨大な映像記録をNHKは入手した。 だが、ソビエトがアフガンに侵攻した80年代、首領のハッカーニは反ソ勢力として最も頼りになる米国の友人だった。 今、米国はハッカーニらのゲリラ戦から自国兵士を守るため、ロボット兵器を次々と開発し、米本土から遠隔操作で攻撃を行う。 SOURCE:
僕は10月19日の午前0時15分から午前1時5分までの再放送で見たのですよう。
その事とハイジャックが関係あるのですか? だから、ハイジャックも、リモートコントロールで行われるようになったのですよう。 まさかァ~? とにかく、僕はフライトアテンダントのチーフに呼び出されて、ジャンボジェット機のコックピットに案内されたのですよ。
ジャンボジェットの運転席ですか?
僕がコックピットに案内されて入った時には、機長と副操縦士の上の二人は昏睡状態になっていた。 ナビゲーターと他のスタッフも昏睡状態で意識は全くない。 でも。。。でも。。。飛行機は飛んでいたのでしょう? オートパイロットに設定されてブルックリンに向かって自動航行していたのですよう。 乗客はハイジャックされたことを知らされたのですか? いや、まだ知らされていなかった。 知っているのは僕とフライトアテンダントのチーフだけ。。。「極秘です」と耳元でささやかれた。 でも。。。でも。。。、どうしてデンマンさんが呼び出されたのですか? だから、僕もフライトアテンダントのチーフに、そう尋ねたのですよう。 そしたら。。。? FBIの国際航空担当者からの直々の指名だ、とチーフは言う。 でも、なぜ。。? 「無線がつながっているから、直接、FBIの担当官に尋ねてくれ」 チーフはそう言って僕にヘッドセットを渡したのですよう。 以下は、FBI 担当官との交信です。 デンマンかね?
は。。。は。。。はい、そうですが。。。これはマジでハイジャックですか? 訓練でも、冗談でもない。 マジで新しい手口のハイジャックだよ。 しかし、何で僕が指名されなければならないのですか? あのなァ~、搭乗者名簿を調べたら、現在、何らかの飛行機の免許を持っているのが5名居る。 オマエは、その中の一人と言う訳さ。 誰かがジャンボを操縦してブルックリン飛行場に着陸させなければならないんだよ。 つまり、僕がこのジャンボを操縦すると言う事ですか? そうだよ。 お言葉ですが、僕の免許というのはセスナの免許ですよう。 こんなでっかい飛行機を僕が操縦できるはずがないじゃないですか! しかも、僕はこの5年間、セスナを操縦していないのですよう。 分かってる。。。でも、英語を20年以上もしゃばってぇ、セスナで宙返りをするような飛行技術を持っている奴は、他に居ないのだよう。 うししししし。。。 ん。。。? 宙返り。。。? どうして、そんな事まで知っているのですか? オマエさんはネットで、その事を自慢してたじゃないか!?
あなたも知らない日本の悲劇
定慧は白雉4年(653)5月に出家し、遣唐使に従って入唐します。 この時、まだ鎌足の次男、不比等は生まれていません。 ご存知のように、この当時の唐への船旅は死を覚悟しなければなりません。
ロンドンからパリ行き、あるいは、ロスアンジェルスからニューヨーク行きの飛行機に乗ってハイジャックされ、エッフェル塔やエンパイア・ステートビルディングに突っ込まれて、全員が命を落とすことは、ないとはいえません。 しかし、もし、この当時僕が生きていたとして、一ヶ月後に、舟で唐に渡ってくださいと言われれば、真剣になって考え込んでしまうでしょう。 要するに、10円硬貨を上に放り投げて手のひらで受け取った時の裏が出る確率にほぼ近い。 実際、遣唐使が船出するシーンなどを映画で見ても分かるとおり、もう涙の別れです。 僕は、すでに20年以上をカナダで暮らしています。
しかも、僕は馬鹿だから、女の子を3人乗せて宙返りをするという馬鹿げた事をしてしまったことがあります。 馬鹿は死ななきゃ治らない! とにかく、このことを当時の船旅に置き換えてみれば、僕は500回命を落としていることになります。 当時の船旅が、いかに危険と隣り合わせていたかということは、以上述べたことでお分かりいただけたと思います。
『藤原鎌足と長男・定慧』より 『愛の花咲くバンクーバー』にも掲載
こんな記事まで良く突き止めましたね?
突き止めるのが商売だからな。 ところで、機長や、副操縦士はどうしてぐっすりと寝てるんですか? あのなァ~、ここだけの話だけれど、機長たちは自宅で眠っている間に誘拐されて、脳に精巧な思考コントロール装置をインプラントされたのさ。 つまり、ハイジャッカーの司令室からリモートコントロールされていたんだよ。 その司令室を突き止めてコンピューターの機能を麻痺させたと言う訳ですか? そう言う事さ。 でも、僕には、このジャンボを操縦するのは無理ですよう。 あのなァ、女の子を3人乗せて宙返りをやらかす技術と馬鹿度胸があるならば、ジャンボを操縦することは、それ程難しくないよ。 言われた通りやればいいだけのことさ。
。。。で、デンマンさんは言われたとおりにジャンボを操(あやつ)ったのですか?
それしかなかった。 あれっ。。。バンクーバーのライオンズゲートブリッジが見えてきたじゃないか!
マジで。。。?
よく見たらブルックリンブリッジでしたよ。
。。。で、私とデンマンさんはブルックリンに無事に到着したのですか?
そうなのですよう。 驚いたことにマリアさんが迎えに来ていたのですよう。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 とにかく、次回も面白い話題になるはずですわ。
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
セーヌ河です。
きれいですよね。
当然セーヌ河にも右岸と左岸があります。
この上の写真では右岸も左岸も、
はっきりと区別できませんが、
右岸はお金持ちが住む地区で、
左岸は労働者がたくさん住んでいる地区だと
言われています。
デンマンさんは次のように語っていました。
僕は完全にマリアさんの体の下敷きになって倒れてしまったのですよ。 今から思えば、あの香水はイヴ・サンローラン(Yves Saint LAURENT)の「リヴ・ゴーシュ(rive gauche)」だったと思うのです。
このリヴ・ゴーシュという名前は「左岸」という意味なのです。
マリアさんもそのような庶民的な香水のイメージが気に入ったのでしょう。 あなたが女性ならば、多分
お気に入りの香水があるだろうと思います。
「リヴ・ゴーシュ(rive gauche)」を
試してみたことがありますか?
次のようなパッケージに入っています。
現在使っている香水に退屈したら
試してみたらよいと思います。
わたしも使っています。
爽やかな甘さの中に
キリッとした青葉の香りが漂い
気持をリフレッシュしてくれます。
ところで、英語の面白いお話をまとめました。
興味があったら、
次のリンクをクリックして
読んでくださいね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。
YouTube 動画
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