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オンライン自動翻訳利用法
自動翻訳マシーンは
こうして文脈を読んでいる。 by Akira Kato
October 18, 2003
【原文】 Perseus was the son of Zeus and Danae. With the help of Athena, he beheaded Medusa and brought the head to Polydectes. On his journey he had adventures with the Stygian nymphs, the Graeae, and Atlas. He also rescued Andromeda and became father of Perses. 【訳文 Systranによる】 Perseus はZeus 及びDanae の息子だった。Athena の助けによって、彼はクラゲを斬首し、Polydectes に頭部を持って来た。 彼の旅行で彼はStygian ニンフ、Graeae 、および地図書との冒険を有した。彼はまたAndromeda を救助し、Perses の父になった。
Translated by AltaVista 【訳文 AMiKAiによる】 ペルセウスはゼウスとダナエーの息子でした。アテーナーの支援によって、彼はメドゥーサの首を切り、Polydectesに頭を連れて来ました。彼の旅行においては、 彼が、真っ暗闇のニンフ、グライアイおよびアトラスと冒険を行っていま?オた。さらに、彼はアンドロメダを救出し、ペルスの父親になりました。
Translated by @nifty翻訳 “Medusa” より抜粋。 全文をどのように機械翻訳したかを見るには次のリンクをクリックしてください。(新しいウィンドーが開きます。) 上の訳文を見て分かるように、自動翻訳といってもサイトによって文脈を考えて訳すところと、杓子定規に画一的に訳すところがあります。 Systranでは、少なくとも英和翻訳に関する限り、どうも文脈を無視しているようです。AMiKAiでは、不完全ながらも、文脈を考慮に入れて訳しています。 では、一体どのように文脈をチェックしているのでしょうか?次の翻訳例を見ると、どのようにして文脈を捉(とら)えているのかが、おおよそ分かります。 上の表示はこのページにフィットするように変えてあります。 An atlas is a collection of maps in book form. 例文中の2番目の分は本来、上のように不定冠詞(an)が必要ですが、条件を同じにするために、故意に取り除いてあります。 文脈チェック・アルゴリズム 上の翻訳例から、次のようなアルゴリズム(問題解決方法・手順)を使っていることが分かります。
Atlas is one of Titans. 上の翻訳例の間違いを見てすぐに気づくことは、冠詞の有無を見れば「地図書」か「アトラス」かをすぐに判別できるのです。 つまり、冠詞(a, an, the)が付いていれば、例外を除いて、普通名詞ですから、「地図書」と訳すわけです。 冠詞が付いていない場合は、固有名詞ですから「アトラス」と訳すわけです。 これが上のアルゴリズムの中には組み込まれていないようです。 どのように処理しているかというと、atlasが文頭に来た場合には、冠詞の有無を考えずに無条件に「地図」と訳しています。 いずれにしても、文脈を考慮して翻訳することは、非常に難しいだろうと思います。しかし、自動翻訳に携わっている研究者やプログラマーの人たちには、ぜひ、 もっと頑張って今のものよりも、もっと良い翻訳のアルゴリズムを考えて欲しいものです。
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