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オンライン自動翻訳利用法
「野暮(やぼ)」と「粋(いき)」
by Akira Kato
September 14, 2003
カタカナで書くと訳してくれません。
【原文】 自分のスマートなおみ足がご自慢だった彼女は、 お上品ぶったご婦人たちの横ずわりというヤボな馬の乗り方にかわって、 『アマゾン式』という新しい乗り方を考え出したのです。左足を鐙にかけ、右足は折り曲げて鞍の前輪に乗せるという、 けっこうイキな乗り方でした。 【訳文】 She whose み足 was boast changed to how depending on which a YABO horse called the pompous women's horizontal ずわり rides, and themselves's being smart, in addition the new way of riding an "Amazon formula" were invented. Applying the left leg to the stirrup, the right leg was fairly IKI how [ say / bending and putting on the front wheel of a saddle ] to ride.
Translated by Nifty online translation (Nifty 翻訳)
http://www.nifty.com/globalgate/. “パンティーはいつ頃から穿くようになったの?” より抜粋。 ご覧のように全く訳してくれません。 念のために AltaVista でも訳してみました。次に示すのがその結果です。 上の表示はこのページにフィットするように変えてあります。 Niftyサイトではローマ字で表しましたが、AltaVistaはその手間まで省いて、カタカナのままに表示しています。 それほど難しい日本語とも思えないので、たぶんカタカナで書いたためだろうと思い、漢字に書き改めて再度トライしてみました。 その結果を次に示します。 Nifty翻訳サイトでも、漢字にして入れ直してみました。次にその結果を示します。 【原文】 自分のスマートなおみ足がご自慢だった彼女は、 お上品ぶったご婦人たちの横ずわりという野暮な馬の乗り方にかわって、 『アマゾン式』という新しい乗り方を考え出したのです。左足を鐙にかけ、右足は折り曲げて鞍の前輪に乗せるという、 けっこう粋な乗り方でした。 【訳文】 She whose み足 was boast changed to how depending on which a boorish horse called the pompous women's horizontal ずわり rides, and he being smart, in addition the new way of riding an "Amazon formula" were invented. Applying the left leg to the stirrup, the right leg was a fairly stylish way [ say / bending and putting on the front wheel of a saddle ] of riding. どちらのサイトも「野暮な馬」と受け取っているような印象を受けます。しかし、「野暮な」が「馬」にかかるのか、それとも「乗り方」にかかるのかは、 おそらく考えて訳していないでしょう。それを確かめるために、「馬」を削除してもう一度試してみました。 【原文】 自分のスマートなおみ足がご自慢だった彼女は、 お上品ぶったご婦人たちの横ずわりという野暮な乗り方にかわって、 『アマゾン式』という新しい乗り方を考え出したのです。 【訳文】 She whose み足 was boast changed to the boorish way of riding called the pompous women's horizontal ずわり, and he being smart, in addition the new way of riding an "Amazon formula" were invented. やはり、修飾される言葉によって訳語を変えていません。まだ、そこまで肌理(きめ)の細かいことはできないようです。 「野暮な」という単語に出くわしたら、“boorish”と決めて翻訳しているようです。 念のためにAltaVistaでも同じように「馬」を削除してもう一度翻訳してみました。結果は次のようになりました。 やはり、AltaVistaでも、被修飾語によって訳語を変えるというような、肌理の細かい芸当はやっていませんでした。 こちらの方は、「野暮な」を“uncouth”と決めて訳しています。
「野暮な」の訳語は“uncouth”? 「粋な」の訳語としては“stylish”でも“refined”でも、大きな違いはないと思うのですが、 上に示した「野暮な」の訳語は2つの間にかなりの違いがあるように思います。 “英辞郎 on the Web” で調べてみました。 上の表示はこのページにフィットするように変えてあります。 “Boorish”という単語は、元々“boor”という名詞から派生した語で、次のような意味があります。
従って、形容詞になると、次のような意味も含んでいます。
“Boorish” は “contemptible” (卑しむべき、軽蔑すべき)というような意味合いで使われることが圧倒的に多いような気がします。 つまり、人に対して用いられることが多いのではないかと思います。ここでは、馬の乗り方を話題にしているわけですから、“boorish” はふさわしくないような気がします。 そんなわけで、私は“uncouth”を「野暮な」の意味に使い、次のように訳しました。 Proud of her shapely legs, she came up with a new way of riding called “Amazon style” in place of the uncouth sidesaddling that the pompous ladies preferred. With her left foot on the stirrup and her right folded leg placed on the front of the saddle, she rode a horse in a more stylish way.
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