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レンゲ物語
 

 

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愛が乏しい
無責任大国日本
2006年11月18日

愛が私を・・・

愛が私を絶望させる
致命傷かもしれない

盲目な私に
美しい花を見せないで

愛の前に私は沈黙する
あまりにも無力で
私はただ沈黙する

 

by レンゲ


『極私的詩集 (その2)』より

僕はこのレンゲさんの詩を読んでね、美香さんも“愛”を探していたのではないか、と思い当たったのですよ。

つまり、美香さんは2度の結婚を通しても、内縁の夫との関係を通しても探し続けていた愛にめぐり会えなかったのだと。。。?

そうですよ。

それで、さらに出会い系雑誌で愛を探し求めるために畠山容疑者と知り合った。。。デンマンさんは、そう考えているのですか?

そうですよ。つまり自立心のない美香さんは“幻の愛”を探し求めていたんですよ。心のよりどころと思えるパートナーを探し求めていた。

実らなかった消防士さんとの関係を含めると、畠山容疑者は5人目の男性ですよね?

そういうことになりますよね。でも、畠山容疑者との関係でも、結局、美香さんは求める愛は見つけることができなかったようですよ。

どうしてでしょうか?

僕はレンゲさんが書いた次の手記を思い出すんですよ。

わたしの胸には、愛情はない。

だって教わってないから。

2005-08-13

わたしは生まれた時から、
必要な愛情をあたえられなかった。
両親ともに、
こんなめんどくさい生き物の
ニーズなんて考えもしない。

わたしはいつも見捨てられてきた。
わたしの胸には、愛情はない。
だって教わってないから。

わたしは、親を憎んでいました。
今は“血のつながった
やっかいな他人”だと思っています。

これからどうなるか分かりませんが、
今の私には親との和解は無理です。

ウチの親を客観的に見れば、
社会性が欠如していたんです。
ふたりともボンボンとお嬢だから世間知らずだし。

で、わたし親から最後の一撃食らわされて、
自分は将来利用するために育てられてきたことがわかっちゃって。
親はわたしに向かって確かにそう言ったのです。
それで、わたしは親から離れたのです。

by レンゲ


『デンマンさんが私のことを
グロリア・スタイナムに似ていると』
より

美香さんは、あたしのように崩壊家庭に育ったのですか?

そうではないらしいのですよ。でも、美香さんも、レンゲさんのように愛を求め続けている。残念ながら、いまだにその“愛”を見つけていない。その見つける過程でわが子を殺してしまった。

どうしてでしょうか。。。?

そのことをレンゲさんと考えてみたいのですよ。

4歳長男を殺害した母親を逮捕

2006年11月14日午前8時00分 (スポーツ報知)

秋田県大仙市の農業用水路で、保育園児の進藤諒介ちゃん(4つ)が遺体で見つかった事件で、県警捜査1課と大仙署は13日、殺人の疑いで母親の無職・進藤美香(31)と交際相手で県立大館高校非常勤講師・畠山博(43)の両容疑者を逮捕した。
両容疑者とも容疑を大筋で認めており、動機について「子どもがうるさかったから」などと供述。
事件前から、諒介ちゃんに対する虐待があったとみられる。

進藤容疑者は、事件後に県警の事情聴取を受けて以降入院していたが、13日朝退院したため、取り調べて逮捕した。
美香容疑者は、事件後も“悲劇の母親”を演じていた。
行方不明になった諒介ちゃんを、泣きながら懸命に捜索。
諒介ちゃんが用水路で発見されたときも「諒介!」と泣き叫んでいた。火葬でも、ふさぎ込んだ様子を見せていた。
虐待の末の凶行だった。

調べでは、美香容疑者らは10月23日午後4時すぎ、大仙市内の道の駅「かみおか」に駐車中の車内で、諒介ちゃんの頭や顔を素手で殴打。
口をふさぐなどして瀕死(ひんし)の重傷を負わせ、午後5時すぎに自宅から約400メートル離れた用水路に放置、窒息により死亡させて殺害した疑い。
暴行は両容疑者とも行い、暴行後は用水路まで美香容疑者が車で運んだという。

美香容疑者は動機について「子どもがうるさかったから」「言うことを聞かなかったから」と供述している。
近所の住民からは「諒介ちゃんの体はあざだらけだった」との声も出ており、虐待が日常化していた可能性が高い。

2004年7月には、美香容疑者が諒介ちゃんを虐待しているという通報があり、県中央児童相談所も虐待を把握していた。
しかし、母子が今年1月に転居した大仙市の福祉事務所は
「過去は『要保護児童』だったが、解消していると申し送りを受けた。虐待はないと思っていた」としている。

美香容疑者は当初、県警に対し23日午後5時ごろに外出先から帰宅したと説明していた。
周囲には、夕食の準備をしていた同5時半ごろに諒介ちゃんがいなくなったと連絡。
同7時ごろ、近くの住民が用水路で諒介ちゃんを見つけた。

県警は、事件事故の両面で捜査を始めたが、死因は窒息死の疑いが強く、頭部のこぶや、遺体に不自然な皮下出血があることを重視。
用水路の水深は数センチと浅かった上に、日没後に幼児が用水路まで歩くのは不自然として、捜査線上に両容疑者が浮かんだ。

両容疑者は数年前からの知り合いで、交際していた。
美香容疑者には同居している内縁の夫(51)もいるが、事件当時は建設作業の仕事で新潟県におり、諒介ちゃんと2人暮らし。
この男性によると、美香容疑者は今月7日、「ごめんなさい。諒介を殺してしまった」と土下座し、泣きながら殺害を告白したという。


『母親を逮捕 (スポーツ報知)』より

4才の諒介君を殺害した進藤美香容疑者とあたしとの間に共通点がある、とデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよ。僕はね、レンゲさんの心と愛の問題を理解する上で、美香容疑者の事件は大変参考になると思うんですよ。

デンマンさんは美香容疑者の家庭が崩壊していなかった、と考えているのですか?

そうですよ。なぜならね、美香さんの最初の結婚で産んだ娘を両親が育てているという次の記事を読んだんですよ。

過去には虐待の影、家族間トラブルも

2006年11月13日15時54分

秋田県大仙市で進藤諒介ちゃん(4)が遺体で見つかった事件で、県警が13日、殺人容疑で逮捕したのは母親とその交際相手の男だった。
犬を連れて毎日散歩する姿が目撃されるなど、近所の人の目には仲のよい母子に映っていた2人に何があったのか。
秋田県内では今春、藤里町で2人の児童が相次いで殺害される事件があったばかりで、それを思い起こさせるような展開となった。

調べなどによると、逮捕された進藤美香容疑者(31)は、同市内に住む内縁の夫(50)と暮らしていたが、数年前から同容疑で逮捕された同県大館市の県立高校非常勤技師畠山博容疑者(43)と交際していたらしい。

関係者の話だと、美香容疑者は県立高校を卒業後、同県潟上市にある実家近くの縫製工場に勤務したが、間もなく退職。
もともと体が丈夫ではなく、短期間のパートなどに出るなどしていたという。

美香容疑者が2度の離婚を経て、内縁の夫のもとで暮らすようになったのは2005年末。
諒介ちゃんは2番目の夫との間にできた子だった。

最初の結婚でもうけた女児は、美香容疑者の両親が面倒をみていたという。

大仙市では当初、母子と夫、夫の両親などと暮らしていたが、7月ごろ両親らと別居。
夫との不和にも悩んでいたようだという。

過去に美香容疑者が諒介ちゃんを虐待していた疑いがあることは、行政も把握。
2度目の離婚後、美香容疑者が諒介ちゃんと2人で暮らしていた時期に、諒介ちゃんに暴力をふるうことがあったといい、児童相談所が相談を受けていた。

美香容疑者が実家に戻ったこともあり、虐待は収まったとされるが、実家のある市や、移り住んだ大仙市では「注意の必要な母子」として引き継がれていたという。

大仙市では、諒介ちゃんが入所した保育所などは、虐待の兆候は見られなかったという。
一方、内縁の夫との仲がうまくいかないなど家庭の問題について相談を受けていた。

近所の人によれば、美香容疑者はおとなしく無口な性格だったらしい。
中学、高校時代を知る人は、「暗い感じで、人と協調できないタイプだった」と話す。
「いじめがあったらしい」と話す同級生もいる。
無口でおとなしい性格の半面、感情を抑えきれない激しい一面もあったようだと、捜査幹部はみている。


『ASAHI.COM 社会記事』より

美香さんのご両親が最初の結婚で生まれた美香さんの娘を引き取って育てている。それで、デンマンさんは美香さんとご両親の間がうまくいっていると考えているのですか?

そうですよ。それが上の記事を読んだ時の僕の第一印象だったんですよ。つまりね、美香さんは崩壊した家庭に育ったのではない、と感じたわけですよ。

デンマンさんは、どうしてそのように感じたのですか?

レンゲさんは、いまだにお母さんと和解していない。かれこれ7年近くもお母さんと会ってもいないし、電話で話したこともない。上で引用した手記の中でレンゲさん自身が社会性に欠けた両親だと認めている。家庭が崩壊していたとレンゲさん自身が認めている。要するにレンゲさんに対して愛情の点で関心がなかった。少なくともレンゲさんはそう思い込んでいる。もし美香さんの両親がそのように愛情の薄い社会性に乏しい夫婦であったなら、美香さんが最初の結婚で産んだ娘を引き取って育てなかったのではないか。。。僕はそう考えたわけですよ。

そうかもしれませんわ。あたしにもデンマンさんのおっしゃることが分かるような気がします。

でもね、娘の幸せを願わない親というのは居ませんよ。中には鬼のような親が居るかもしれません。でもね、ワンちゃんやニャンニャンの世界。。。動物の世界を見てくださいよ。わが子を殺す親という生物は居ません。これは本能的にそのような思考パターンがオツムの中に出来上がっている。種の保存。。。これこそ何億年と続く生物界の鉄則ですよ。子供の命が危険にさらされると親は自分の命を犠牲にしてまで我が子を救おうとする。これが本能であり、生物界の鉄則ですよ。

分かりますわ。

でもね、美香容疑者にはその本能的な思考パターンが欠如している。つまり、心が病んでいる。だから、本能的な思考パターンまでが狂ってしまっている。言わば、オツムの中の本能的な思考パターンが“精神の癌”によって蝕(むしばま)れてしまった結果ですよ。

やっぱり、心が病んでいるのですか?

僕は美香さんの心の病についてもっと調べてみたいと思ってネットで関連記事を探してみました。そうやって探し出したのが次の記事ですよ。

進藤美香容疑者の怖さ

2006年11月17日 1:25

進藤美香(31)容疑者は、「神経たかり」と呼ばれていたという。
とってもなつかしい響きの言葉。
あんまり、細かいことにあれこれ気にしていたりすると、
よく「おめ、なんぼまた、神経たかりだな!」
(訳:あんたは、本当に神経が細かいね)
と、あきれられたものだ。

この「神経たかり」という方言を出して、美香の事を説明してくれたのは、彼女の一度めの入籍・男性Cさんの母親。

「美香さんが来たのは、日中は毎日屋根の雪降ろしをしなければならない季節でした。
私の夫は出稼ぎ中で、息子は勤めに出ていたから、昼間は美香さんと二人。
でも、あまり私のそばには寄ってきませんでした。
美香さんはこちらで言う『神経たかり』でした。
ストレスが溜まると、カ-ッと爆発するという意味です。

それを発散させるためか、美香さんはフラッといなくなることがよくありました。
何キロも離れた二つ下の集落まで缶ジュースを買いに歩いていったり、気がついたら産婦人科の病院に入院していたということも二度ありました」

しかし、息子の嫁が知らないうちにフラッといなくなって、気がついたら産婦人科に入院していたというのは、心配どころではないだろう。
家に爆弾を抱えているようなものである。
美香を案じたCさんの母親が車の鍵を隠したら、こんな出来事がおこったという。

「美香さんが二階の部屋で、箪笥に向かって延々と話しかけていたんです。
『オレなんか死んでしまえばいいんだ』と・・・・・・。
実に4時間に及びました。
心配で部屋の外で見張っていました。
この時、初めて息子が美香さんを叱ったんです。」

箪笥に向かって延々と4時間話しかける嫁・・・それも「死」という単語が話しの中に入っている。
これはホラー映画より怖い。

今から十年前に進藤美香が起こした事件も怖い。
1996年の5月15日の朝。交際相手から別れ話を切り出された美香は、その日、立て続けに五箇所に火を放ち逮捕されている。
20歳の時のこと。
「火をつければ相手の気が引けると思った」
「焼身自殺を図って相手を振り向かせるつもりだった」
犯行の動機をこう語ったという。


『4歳児殺害の進藤美香の怖さ』より

この放火事件については、僕はおとといの記事(『愛と無責任大国日本 (2006年11月16日)』)でも書きました。上で引用したエピソードを読むと、美香さんが心を病んでいる、と強烈に感じますよ。

たとえば、どういうところですか?

箪笥に向かって延々と4時間も話しかけている。しかも放火の動機が常識では考えられないですよ。普通の人は放火する事を考えるかもしれない。でも、行動に移すことは極めて稀ですよ。その極めて稀な事を実際にやってしまう事が心の病にかかっている何よりの証拠ですよ。このような危険な人物を周りの者が見て見ぬ振りをしていた。その事も日本に住んでいる日本人の無責任体質ですよね。

触らぬ神に祟り無し。

臭いモノには蓋。

見ざる聞かざる言わざる。

このような風潮が日本の社会にはある。

欧米には、このような考え方はないのですか?

全く無いとは言いませんよ。でもね、欧米の人は現代の日本人と比べると宗教心が強い。たとえば、人が見ていなければ日本人は公園や歩道で紙くずを捨てたり、タバコをすって吸殻をポイと捨てたり、人が見ていなければ夜中に信号を無視をする人が居る。

欧米ではそのようなことは無いのですか?

いや、ありますよ。僕はカナダのバンクーバーで暮らすことが多いのだけれど、真夜中に信号機が赤ならば、まずお巡りさんの姿を探しますよ。それで、お巡りさんが居なくて監視カメラも無く、人も車も居なければ僕は赤信号を無視します。

それは悪いことでしょう?

そういうことになっていますよね、交通法規を無視するのだから。。。法治国家に住んでいる以上、法律は守ることになっている。しかし、真夜中の交差点に僕以外に人も車も猫一匹居ない。そこで、じっと信号機の信号が変わるのを待っている自分の姿を高みから見ていると馬鹿ばかしくなってきますよ。だから、そういう時僕は信号を無視しますよ。誰にも危害を加えるわけじゃない。わずかな時間だけれども、待っているだけ時間の無駄ですよ。真夜中の誰も居ない信号機で赤信号から青信号に変わる自分の姿を高みから見ることは実に馬鹿ばかしくて滑稽に思えてくる。だから時間を無駄にしないために、そのような状況では、僕は赤信号を無視する。無視しても、誰も困るわけでもなく、誰も死なない。誰も腹を立てるわけでもない。要は、そのような状況下でも僕が交通法規を守るべきかどうか?という事ですよ。

でも、守るべきでしょう?

そうですよね。法治国家に住んでいるのだから。。。でも、誰も見ていない。僕が赤信号を無視したとて、監視カメラも無い。だから、証拠は何一つ残らない。その事で迷惑をかける人も居ない。もちろん、死ぬ人も居ない。

つまり、デンマンさんの心の問題だとおっしゃるのですか?

そうですよ。ところが多くのカナダ人は交通法規を守って真夜中の誰も居ない信号機でも赤信号が青信号に変わるのを待つ。

そうなのですか?

もちろん、すべてのカナダ人がそうするわけじゃない。しかし、宗教心のある人は必ず赤信号が青信号に変わるまで待ちます。レンゲさん、なぜだか分かりますか?

ゥ~ン。。。なぜですの?

誰も見ていなくても神様が見ているからですよ。

つまり、デンマンさんにはその神様が居ないということですね?

そうです。神様が居たとしても、その神様に迷惑をかけるわけじゃない。なぜなら、そのような事を迷惑と思う神様が居ると僕は信じてないから。。。うへへへへ。。。

デンマンさん。。。このお話ってマジですの?

もちろんマジですよ。僕は冗談で言っているわけじゃありませんよ。一つ、面白いエピソードを紹介しますよ。僕は10年ほど前にバンクーバーの郊外にあるノース・デルタという町のショッピングモールで公衆電話を使って電話したことがあるんですよ。その時、財布を電話機の上に載せて手帳の電話番号を調べた。でも、あせっていたと言うか、うっかりしていて電話をかけてから、電話機の上の財布を懐にしまわずに、電話ボックスを出てしまった。

それで。。。?

もう現金を含めて、財布は戻ってこないものと諦めましたよ。日本円にして2万円ほど入っていた。大金が入っていたわけじゃないけれど、カードが20枚近く入っていた。これがすべて無くなってしまうのかと思うと、カード会社に連絡することを考えて全く自分の不注意というか、うかつさを嘆きましたよ。これを教訓として2度と財布を置き忘れないようにしよう、と肝に銘じましたね。

それで、どうなったのですか?

すっかり諦めていたにもかかわらず、警察から電話がかかってきた。

マジで。。。?

そうなんですよ。僕はビックリしましたよ。警察にお世話になるほどの悪事を働いた覚えが無い。しかし、一瞬の事だったけれど、ウーン。。。僕が真夜中に交通信号を無視したことが監視カメラに写っていたのだろうか。。。?そう考えて、ちょっと冷やりとしましたよ。そうしたら、僕の財布が届いているから取りに来いと言うんですよね。

マジですの?

もちろんですよ。レンゲさんは僕の言うことを常に疑ってかかるのですね?

デンマンさんが、そうしなさいとおっしゃったからですわ。

僕がそんなことを言いましたか?。。。とにかく、そのとき僕は宗教心の事を改めて考えさせられたものですよ。僕の財布を電話機の上に見つけた人は、しめしめと思って現金をポケットに入れて、残った財布を屑篭(くずかご)に捨ててしまえば、誰にも分からずに現金を自分のものにすることができる。しかし、その人は、そのようにはしなかった。

神様が見ているからですか?

そうですよ。誰も見ていなくても神様は見ている。だから、欧米の宗教心の篤(あつ)い人は決して人が見ていないからといって信号を無視したりしないものですよ。

でも、宗教心が無い人だって財布を警察に届ける人は居ると思いますわ。

そうですよ。僕なら現金を拾ったら、そのままポケットに入れて自分のものにしてしまうでしょうね。でもね、正直に警察に届ける人が居ることを僕は知っていますよ。

本当に知っているのですか?

実は、僕がまだ小学生だった頃、弟が1000円札を学校の帰り道に道端で拾ったんですよ。僕が一緒に居たら、多分500円づつ分かて知らぬ顔を決め込んでいたと思うんですよ。

デンマンさんの弟さんは警察に届けたのですか?

そうなんですよ。僕の弟は、その1000円札を正直に警察に届けたんですよ。その当時の1000円札は今なら1万円の値打ちがありましたよ。子供には大金でしたよ。僕は後でその話を聞いて心の半分で、弟は馬鹿だと思いましたよ。どうして黙って自分のものにしてしまわなかったのか!でも、もう半分で弟が正直者だということを改めて知って感動しましたね。

つまり、宗教心が無くても良心に従って行動する人も居る、とおっしゃるのですか?

そうですよ。その良心が極めて大きな人と、ほとんど無い人が居る。僕の弟は良心が大きいのですよ。僕の良心はおそらく弟の半分ぐらいでしょうね。

つまり、デンマンさんは美香容疑者の良心の問題を話そうとしているのですね?

さすが、知能指数140のレンゲさんですね。僕がツーと言えば、カーと答えてくれる。これでこそレンゲさんと僕とはツーカーの仲ですよ。心の恋人同士ですよねぇ~。。。ボカぁ~、うれしいなあああ。。。

デンマンさん。。。、この記事を読んでいる人が白けますから、そのような事は書かない方が良いと思いますわ。

。。。うん。。。なるほどォ~。。。さすが知能指数140のレンゲさんですね。

んも~。。。IQ140の事は、もう言わないでくださいなぁ~。デンマンさんはくどいのですわぁ~

分かりましたよ。とにかくね。僕が言いたいことは、美香さんの良心が病的に低いと言うことですよ。つまりね、どのように考えても心を病んでいるんですよ。その心の病を知って居て、見て見ぬ振りをしていた人たちこそ責任があるんですよ。

まず児童相談所の専門家ですか?

そうですよ。しかも、美香さんはイジメられていたと言う。ここでもイジメの問題がかかわっている。

中学、高校時代を知る人は、「暗い感じで、人と協調できないタイプだった」と話す。
「いじめがあったらしい」と話す同級生もいる。

同級生がこのように話している。僕は小学校時代にイジメをやっていたから分かるのですが、美香さんのようなタイプはイジメられ易い。

どうしてですか?

女の子がイジメられる場合、その対象者には二通りある。可愛い女の子と憎たらしい女の子なんですよ。可愛い女の子と言うのは“好きの裏返し”としてイジメられやすい。説明しにくいのだけれど、僕は幼馴染(おさななじみ)で可愛くて好きな女の子を良くイジメたものですよ。その女の子のおじいさんが見かねたのか僕の担任の先生に、何とかして欲しいと学校まで言いに来ましたよ。

それで、担任の先生はデンマンさんに何とおっしゃったのですか?

何も言わなかった。多分、先生は、もうしばらく様子を見ようと思ったのでしょうね。僕も、その子のおじいさんが学校までやって来たので、それからはその子をイジメなくなった。他にもいろいろな事情があったのだけれど、わき道にそれすぎるから、ここでは書きません。でも、僕はその女の子が好きだった。決してイジメる事が面白いからイジメめたわけじゃない。実際、高校生になって僕はその子に愛の告白をしたほどですよ。うへへへへ。。。。

マジですか?

これは真面目な話ですよ。ちょっと気恥ずかしいから僕は薄笑いを浮かべましたけれどね。。。うししし。。。

それで、美香さんのようなタイプは憎たらしいからイジメに遭(あ)うのですか?

そうですよ。これは僕の個人的な好みにかかわってくるのですけれどね、美香さんの表情ですよ。結果論になるかもしれないけれど、無口で小憎らしい表情をしているでしょう?美香さんの写真を初めて見た時、男だと思ってしまった人が多い。僕も、実は、美香さんの写真を初めてテレビニュースで見た時に男だと思ってしまいましたよ。そのような事がイジメを誘発してしまう。からかい易い、いじめ易い種になる。

そのようなイジメが美香さんの表情をさらに暗くしたと。。。?

そういう事が十分に考えられるでしょうね?

つまり、周りの人が見て見ぬ振りをしていたと。。。?

学校にまかせっきりにしていたのか。。。家族がイジメに気づかなかったのか、あるいは、美香さんは黙っていたのか。。。僕の場合には、イジメられていた女の子のおじいさんが僕の担任の先生に苦情を言いに来た。担任の先生は僕には何も言わなかったけれど、僕がイジメた女の子のおじいさんが学校にやって来たのを僕は見ている。これ以上イジメては大事になると僕にも分かりましたからね。。。だから、それ以上のイジメを僕は止めましたよ。

大事になる前にそれを何とかしようとする人が現れないことに問題があるのですか?

そうですよ。無責任体質が蔓延(まんえん)している。見て見ぬ振りをする人、臭いモノに蓋をする人が多くなったのでしょうね。結局、何もしないで傍観者になって、事態はさらに悪化してゆく。イジメも、官製談合も、教育基本法の改正を強行に成立させる事も、そういう構図になっているのだと思いますよ。

ちょっと最後で飛躍しましたけれど、デンマンさんのおっしゃることは良く分かりましたわ。。。それであたしの愛の問題と美香さんの事件とどのようにかかわっているとおっしゃるのですか?

僕はこのページの上のレンゲさんの詩を読んでね、美香さんも“愛”を探していたのではないかとね。。。

つまり、美香さんは2度の結婚を通しても、内縁の夫との関係を通しても探し続けていた愛にめぐり会えなかったのだと。。。?

そうですよ。

それで、さらに出会い系雑誌で愛を探し求めるために畠山容疑者と知り合った。。。デンマンさんは、そう考えているのですか?

そうですよ。つまり自立心のない美香さんは“幻の愛”を探し求めていたんですよ。心のよりどころと思えるパートナーを探し求めていた。

実らなかった消防士さんとの関係を含めると、畠山容疑者は5人目の男性ですよね?

そういうことになりますね。でも、畠山容疑者との関係でも、結局、美香さんは求める愛は見つけることができなかったようですよね。

どうしてでしょうか?

美香さんも、レンゲさんのように愛を求め続けている。残念ながら、いまだにその“愛”を見つけていない。その見つける過程でわが子を殺してしまった。

どうして。。。?

そのことをレンゲさんと考えてみたかったのですが、ちょっとこの記事が、また長くなりすぎましたよ。また、あさってですね。

【ここだけの話ですけれどね、あなたにも、4才の諒介君を殺害した進藤美香容疑者とレンゲさんとの間の共通点が見えてきたでしょう?。。。ええっ?。。。まだ見えてこないの?。。。分かりました。あさって、じっくりと話しますよ。。。とにかく、レンゲさんの話の続きは、ますます複雑に面白くなってゆきますよ。。。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
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■ 『悩み多い、でも面白くて楽しいレンゲ物語』

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こんにちは。ジューンです。

「成りすまし」には罪のない悪戯から

悪質な犯罪にいたるまで

実にさまざまなものがあります。

「煎餅」さんに成りすまして

めれんげさんのサイトにコメントを書くことは

犯罪にはなりませんが

デンマンさんが「成りすまし馬鹿」という

レッテルを貼り付けたように、

社会的に褒(ほ)められるような事ではありません。

欧米では「成りすまし」は

Identity theftと呼ばれます。

簡単に言うと、他人の個人情報を利用して

その人物になりすまし、貯金を引き出したり、

商品を購入したりする犯罪のことです。

アメリカでは1990年代半ばから盛んになりました。

当初は郵便物などからクレジットカード番号や

小切手を盗み取る手口が主だったのですが、

2003年頃からはパソコンやインターネットを

悪用する例が急増しています。

一般消費者が巻き込まれる犯罪の中では

被害が最大であるとも言われています。

特に問題なのは、

被害者がその被害を完全に立証するまで、

銀行ローンやクレジットカードの利用ができなくなるため、

信用上大きな損害を被ることであります。

日本語では、「なりすまし犯罪」、個人情報泥棒、

個人情報の盗難、身元詐称(みもとさしょう)などと呼ばれます。

ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

卑弥子さんには、ちょっと信じがたいような

恋物語がありますわ。

関心があったらぜひ次のリンクをクリックして

じっくりと読んでみてくださいね。

■ 『平助さんが卑弥子さんに恋をしたのがウンのつき』
  (2005年5月3日)

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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