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日系カナダ人
と中国人 by デンマン
2007年8月22日
マサオ君は9月から高校2年生になりますが僕が12年前に会った時には父親のマサに手を引かれて歩いていたものです。
マサオ君がヨチヨチ歩きの頃、マサの家族と行ったのがリッチモンドにあるチャイニーズ・レストランです。
上の地図で見ると一番下がリッチモンド(Richmond)です。 うまくて安いと定評のあるレストランだったので40分ぐらい待たなければなりませんでした。
すぐ上の点心は、あまり見た目は良くないんですよ。 こらはなんと、鶏の足ですよ。
上の写真は僕の好物のえびの餃子です。
栗子排骨糯米包(栗と豚リブのもち米包み蒸し) ワゴンの上には、このように蓮の葉で包んで現れます。
この中に排骨(豚のリブ)、栗、生姜、葱、香菇(椎茸)、黒木耳、娃娃菜(ミニ白菜)、猪肉(豚肉)などの具が入っています。 飲茶(ヤムチャ)の事については詳しくおとといの記事に書きました。 ■ 『遠方より友来る、また楽しからずや』 ところで僕は移住ビザでカナダに滞在していますから、“日系カナダ人”なのかもしれません。 面白いのはマサオ君が日本語検定試験を受けたと言うのですよね。 でも、マサオ君は海外で生まれたのだから、両親が日本人でも検定を受ける意味があるのかもしれません。 日本で生まれて育った日本人でも一級の試験を受けたとしたら、合格する人は30パーセントも居ないのではないかと僕は思うのですが。。。 4年ほど前に日本語を使ってサイトを構築し始めた頃、 実際、誤字脱字の多い文章を書いていましたから今から思い返せば、そう言われても不思議ではなかったですよね。 ところで日系カナダ人は、カナダにどれくらい居るのか? 飲茶(ヤムチャ)に行って、いつも驚くのは中国人は多いなぁ~、という事です。 とにかく地球上では中国人が一番多いのですからね。
SOURCE: http://www.infoplease.com/ipa/A0004391.html 僕はこれまでに30カ国近い国を旅行しましたが、中国レストランがなかったことってありませんでしたね。 中国レストランで出るご飯は日本米ではありませんが、 中国レストランはどこの国へ行ってもありました。 ところが、海外の日本食レストランの場合には高くてまずい店はありましたが、安くてうまい店はあまりないのですよね。(苦笑) そう言う訳で海外を旅行する時、僕はまず安くてうまい中国レストランを探すのが癖になってしまいました。 僕はカナダの北にあるノースウェスト準州(Northwest Territories)政府の財務省でコンピューター関連の仕事をしていた事があります。
これは僕がイエローナイフ(州都)で働いていた頃の地図です。 やっぱりカナダという国は若いのでしょうね。 カナダにニューファウンドランド・ラブラドル州(Province of Newfoundland and Labrador)という州がありますが、この州はそれまで独立国だったものが1949年にカナダの州の仲間に加わったのです。
僕が働いていた当時、上の写真の州都、イエローナイフの人口は約1万人でした。 でも、中国人は居ましたよ。 ご飯が無くてもいいという人も居るかもしれませんが、僕はやっぱりご飯が食べたいですね。 イエローナイフの町はグレートスレーブ湖(Great Slave Lake)の北岸にあります。 最近ではオーロラ観光で日本人の観光客がやって来るそうです。 オーロラと北極の原野の事では、かつてレンゲさんと次のような対話をした事があります。
北極の原野での孤独
本当に孤独になって寂しくなると、死ぬなんてことは全く頭から消えうせてしまうものですよ。むしろ本能的に生きようとするすさまじいまでの生に対する執着にとらわれるものですよ。 どういうことですか? 北極の原野に一人で置き去りにされた事を考えてみてくださいよ。寂しいなんて言っているどころじゃない。その瞬間から生きなければならない。腹をすかせたハスキー犬が牙をむいて襲い掛かる。グリスリー・ベアに出会えば、命はないと思わなければならない。 デンマンさんは、北極の原野に放り出された事でもあるのですか? もちろん、ありませんよ。でも、僕の宿舎から5分も歩くと人の姿は見えませんでした。30分も歩いたら、そこは上の写真のような原野ですよ。野生化したハスキー犬が獲物を狙い、牙をむいて近づいてきますよ。 ハスキー犬って何ですか? 狼と犬の混血だと言われています。だから野生化したハスキー犬は人も襲いますよ。 怖いでしょう? 怖いなんてものじゃない。ハスキー犬の群れに襲われたら命がありませんよ。 それでハスキー犬に出会ったことでもあるのですか? ありますよ。僕は2週間ほど休みをとって夏、北極の原野を歩きましたよ。せっかくイエローナイフに行ったのですからね。もう2度とそういう経験は出来ないと思いましたからね。 それで怖い思いをなさったのですか? “怖い思い”と言っているうちは本当に怖くはないんですよ。 どういうことですか? 僕は“野生化する”という意味が初めて分かりましたよ。野生化するということは一口で言ってしまえば“死と隣り合わせ”で生きるということなんですよ。常にビクビクしていなければならない。感覚が研ぎ澄まされている。ライフルを背負っていないと安心していられない。 ライフルって、。。あの~。銃、。。。鉄砲のことですかあああ? そうですよ。カップヌードルじゃないですよ。常に身を守る事を考えていますよ。ハスキー犬でもただの野犬でも、飛びかかって来る前にライフルを構えなければならないから、つねに辺りに気を配っていますよ。あんなに音に敏感になれるとは思ってもみませんでしたよ。葉っぱが擦れ合う音にさへ最初のうちはビクッとしましたよ。 それでどのような怖い思いをしたのですか? 夜でも横になっては寝られなかったですよ。 どのようにして眠るのですか? 座って寝るんです。とても横になって寝る気になれませんでしたよ。リュックを背にしてライフルを抱くようにしながら眠るんですよ。熟睡できない。1時間半から2時間おきに目が覚めますね。 それで。。。? 遠吠(とおぼ)えなんかが聞こえると実に嫌なものですよ。“お~い、獲物が居たぞォ~、みんなで襲おうじゃないかァ~~”そう仲間に呼びかけているように聞こえてくるんですよ。 それで。。。 よく西部劇で獣を寄せ付けないために一晩中火をたきながら眠るシーンがありました。でもね、あんな事は出来ませんでしたよ。 どうしてですか? 燃やす薪(たきぎ)がすぐになくなってしまうんですよ。上の写真で見るように森なんてありませんからね、潅木がチラホラ程度ですよ。燃やすものがなくなって火が消えて真っ暗になります。そういう時にオーロラが頭上を神秘的に踊っている。まさに踊っているようにサラサラ動いている。ゾォ~~とするような美しさですよ。でも、いつまでもボケーと見上げているわけにはゆかない。コソッとでも物音がしようものならすぐにライフルを引き寄せて構えますよ。最初のうちは、珍しいから撃ちたくってバンバン引き金を引きましたが、そのうち弾(たま)が減ってくるから、そうやたらに撃てなくなる。弾が無くなった時が僕の命が無くなる時ですよ。 それで。。。 最初の夜などは、かなりぶっ放しましたが5日ぐらい経つとライフルを撃つ事も面白くなくなる。それよりも弾の数が減ってくる事の方が心配になりますよ。 それで。。。 とにかく、近くにセブンイレブンはないんですよ。自動販売機もないんですよ。公衆電話もないんですよ。人っ子一人居ないんですよ。短波放送を聞く気になれば聞く事が出来ますが、ラジオなんかかけていたら、獣の物音が聞こえなくなる。ハスキーの群れに襲われたら、命は無いんですよ。耳を澄まして物音だけに神経を集中しますよ。そういう時には寂しいなんて気持ちにはならないものですよ。早く夜が終わってくれないか。そればかりを考えている。気を紛らせることができるのはオーロラを見上げる時ぐらいです。 それでどういう怖い事があったのですか? 1週間ぐらい経った頃ですかねぇ~。僕はもうやたらにライフルを撃たなくなりました。ある程度物音にも慣れてきました。“殺気”という言葉を聞いた事があるでしょう? 僕は初めてそういう経験をしましたよ。あれは、野生化した僕が本能的に感じたものだと思うんですよ。理屈ではどうにも説明できないんです。確かに物音を感じた。でも、それが獣だか潅木の葉っぱが擦れ合う音なのか?あまりはっきりしなかった。 とにかく“やばい”という胸騒(むなさわ)ぎがして僕はライフルを引き寄せてテントの入り口から外をソッとうかがった。 何が居たのですか? 目が2つ光って僕を見ているんですよ。ゾォ~としましたね。僕は引き金に手をかけていましたが撃つ気になれない。 それは何だったのですか? おそらくハスキー犬か野犬でしょうね。瞬(まばた)きもせずに僕の方をジィ~と見ているんですよ。最初の夜だったら、僕は間違いなく、すぐにぶっ放していましたよ。でも、“殺気”はそれまでなんですよ。僕はもう怖さはない。すぐ撃てるからですよ。僕はブルックリンで人間の返り血を浴びた事があるから、結構そのような度胸はついている。“かかってくるなら来い、ぶっ放してやるだけだ!” そう思いながら僕も睨(にら)みつけましたよ。僕の目もおそらくオーロラの光を受けて光っていたでしょうね。僕には5分ぐらいに感じられたけれど、それ程長い間のことじゃなかったでしょう。とにかく、にらみ合いの挙句、その獣は諦めたようにクルッと身を翻(ひるがえ)すと帰っていきましたよ。 デンマンさんは撃たなかったのですか? “殺気”が消えていたんですよ。喧嘩した後、さっぱりした気持ちになるでしょう。あの気持ちなんですよ。動物同士だって勝ち負けがついたら相手を殺さないものですよ。 それで、その夜はそれ以外には何もなかったのですか? 何もなかった。もうその獣はやって来ませんでしたよ。 それで、デンマンさんの寂しさって何ですか? つまり、人間が野生に返って生きるなら、寂しさを感じている暇がないんですよ。僕はしみじみとそう感じたものですよ。そしてあの朝を迎えた時のなんとも言えない幸せな気分。僕はお日様に向かって感謝し、祈るような気分になりましたよ。“あああ。。。お日様さん、ありがとうございます。夕べも無事で命に別状はありませんでした。今夜もよろしくお願いします。どうか僕をお守りください” 朝日を浴びながら、実際そう思ったものですよ。レンゲさんに、この僕の伝えようとしている気持ちが分かりますかあああ?
バンクーバーはありふれた観光スポットになってしまいました。 ええっ、今でも生きている事が素晴しいと思っているの? ここまで読んでくれてありがとうございました。 では。。。
ィ~ハァ~♪~! メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
1999年夏の「東芝事件」は
ネットでも画期的な事件でした。
東芝製ビデオデッキの修理に関し、
その対応に腹を立てた消費者が、
経緯をネットで公開したのです。
東芝側はホームページの一部削減をさせるため
「名誉権と営業権に基づく妨害排除の請求」の
仮処分を申請しました。
しかし、社会的な批判が高まり、
急遽謝罪を表明したのです。
仮処分の申し立ても取り下げました。
やはり、企業と言えども法の下には
個人と平等なのですよね。
「はてなダイアリー」のユーザーとして
デンマンさんが「はてなダイアリー」の問題点について
たくさん記事を書いています。
ユーザーと「はてなダイアリー」との関係も、
もちろん対等であるべきですよね。
ユーザーが不満を表明し、
釈明を求めているのであれば、
「はてなダイアリー」も誠実に対応すべきだと思います。
ネットの世界は単に現実世界の
向こうの虚像ではありません。
東芝事件のように、
ネット上で激しさを増したユーザーの声は、
間違いなく現実社会に戻ってくるからです。
デンマンさんが「はてなダイアリー」を批判しています。
興味があったら次の記事を読んでみてくださいね。
ところで、英語の面白い話をまとめました。
興味があったら、
次のリンクをクリックして
読んでください。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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