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ズロースから
乱歩
2009年4月26日

ズロースおばさん

小百合さんも、おばさんパンツを穿く年頃だけれど、でもねぇ、町子さんとは、やっぱり世代が違うおばさんですよう。
町子さんの世代は、おばさんは、おばさんでも“ズロースおばさん”ですよう!

このような事を言ったら、町子さんはムカつくかな?うしししし。。。

小百合さんは、“夢とロマンのおばさん”になってね。
絶対に“ズロースおばさん”にだけはならないようにね。
うしししし。。。

“夢とロマンのおばさん”は、「軽井沢タリアセン夫人」のようなナウいおばさんですよう。

ん?“ズロースおばさん”ってどういうおばさんのこと?

あのねぇ、ネットでメールを書くことができないおばさんですよう。

では、小百合さんといつまでもメールのやり取りができる事を祈りながら。。。
今夜も夢で会いましょうね。。。

『町子さんと土産話 (2009年4月11日)』より

今日は、なんだかシモいお話のようですわね?

シモい話は好きな人が多いのだけれど。。。うしししし。。。

嫌いな人の方が多いと思いますわ。

あのねぇ~、建前ではシモい話が嫌いでも、本音では好きな人が多いのですよう。

デンマンさんらしい思い込みですわ。。。それで、タイトルの中の乱歩というのは江戸川乱歩ですか?

そうですよう。

■ 『ズロースおばさん (2009年4月25日)』

実は、『小百合物語』のために昨日、上の記事を書いたのですよう。ちょと気になっていたのでネットで“ズロース”と“ドロワーズ”を調べてみたのですよう。ウィキペディアには、次のように書いてありました。

ズロース

ズロース(drawers)とは下着の一種。
ドロワーズ、ドロワース、ドロワとも呼ばれる。

誤ってかぼちゃパンツと呼ばれることもあるが別物。
かぼちゃパンツはズボンの一種である。

比較的ルーズフィットで横サイドが長めであり、穿き込みが非常に深いものを指し、フイット性が高く横サイドが短めであるパンティーと区別される。
また、かぼちゃパンツ同様ブルマーとも混同されがちだが、ブルマーとはイギリスの貴婦人が考案したトルコ風ズボンを元にした丈の短いものであり、ズロースとは別物である。

パンティーとズロースの中間的なものとしてショートズロース(カットズロース)といったバリエーションもある。

戦後、綿のメリヤス製のズロースが最高級品として日本国中を席巻し、スタンダードな下着として国民に普及した。
ズロース以外のデザインが無かった頃は年代を問わず女児用や幼児用でも見られたが、現在では婦人用のみである。
一部の中高年の世代が着用するに過ぎない状況がみられ、衰退しつつある。
しかし、ロリータファッションを好む人々にはファンシーアイテムのひとつとして認識され支持されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

かぼちゃパンツは“ズボンの一種である”と書いてあるけれど、下着にだって“かぼちゃパンツ”はあると思うのですよう。レンゲさんだって、女性が下着として穿く“かぼちゃパンツ”を見たことがあるでしょう?

上のズロースの写真が“かぼちゃパンツ”というのなら、見たことがありますわ。でも、“かぼちゃパンツ”ってブルマーですよね?

僕も、そう思っていたのですよう。でも、ウィキペディアの説明では、ブルマーもズロースとは別物であると書いてあるのですよう。でもねぇ、僕はブルマーもズロースの一種だと思うのですよう。それで、“ドロワーズ”と入れて更に調べたら Yahoo!知恵袋に出くわしました。次のような回答がベストアンサーに選ばれていたのです。

ゴスロリのお姉さんやメイドさんがスカートの下に履くちょっと長めのかぼちゃパンツの事です。

Yahoo! 知恵袋 『ドロワーズって何ですか?』より

言い方は違うけれど、“ズロース”も“ドロワーズ”も同じものです。上の説明だと、“ズロース”とは、ちょっと長めのかぼちゃパンツと書いてある。僕もイメージとして、かぼちゃパンツを思い浮かべていたのですよう。

。。。で、デンマンさんは“ズロース”の定義をはっきりとさせたいのですか?

いや、ズロースの定義など、僕にとってはどうでもよいことなんですよう。

それなのに、どうしてズロースを話題として取り上げたのですか?

実は、「ゴスロリ」って僕は知らなかった。レンゲさんは知ってたぁ~?

知ってましたよ。デンマンさんはバンクーバーに居たので「ゴスロリ」を有名にした事件を知らなかったのだと思いますわ。

「ゴスロリ」を有名にした事件って、いったいどういう事件。。。?

次のような事件ですわ。

河内長野市家族殺傷事件

2003年11月1日夜、大阪府河内長野市内の会社員から119番通報があった。
救急隊が駆けつけると、会社員の妻は危篤で搬送先の病院で死亡、会社員と中学3年の次男も重症を負っていた。
犯行に関ったと見られる大学1年の長男は、会社員の車で逃走していた。

11月2日午前2時半ごろ、少年は恋人の高校一年の少女に一緒に逃げようとして連絡を取り、少女と合流した。
その後、現金の持ち合わせがなかったため、自宅へ引き返したところを発見され、3時過ぎに少年は殺人および殺人未遂容疑で逮捕された。
少女も「家族を殺そうと思い包丁を買った」と供述したため、殺人予備容疑で逮捕された。

11月3日、少女がホームページを開設していたことや自殺願望、少年との交際、ゴスロリ趣味、リストカット写真の存在がマスコミによって報道されだすと、「ゴスロリ」が一般に知られるようになった。

この事件なら、僕にも記憶がありますよう。テレビのニュースで見ましたよう。11月1日は、僕はたいてい日本の実家へ帰省している頃なのですよう。でも、「ゴスロリ」という言葉は記憶にないのですよう。多分、僕がバンクーバーに戻った12月以降に話題になったのじゃないかな。。。?

そうかもしれませんわ。

Yahoo!知恵袋で初めて目にしたとき、ロリコンと関係あるのだろうか?。。。そう思いながらウィキペディアで調べてみたのですよう。次のように書いてありました。

ゴスロリ (ゴシック・アンド・ロリータ)

ゴシック・アンド・ロリータ (Gothic & Lolita) は、本来異なるゴシックとロリータの要素を強引に結びつけた日本独自のファッションスタイル。 またそのようなサブカルチャーを指して言う語。
通称はゴスロリであるが、これを用いだしたのは、2000年にゴシック・アンド・ロリータに特化したムック誌として創刊されゴシック&ロリータが一般に広がる契機となった『ゴシック&ロリータバイブル』の読者たちであるという。
他にゴス&ロリ、ゴシックロリータとも呼ばれるが、ゴシックロリータはゴシックやロリータ関連の服装を差す語としても用いられる。
また、ゴシック・アンド・ロリータには色々なこだわりや切り口があるため、一言で説明するのは難しい。

概要

ゴシック・アンド・ロリータは、ロココスタイルのような中世の貴婦人を思わせる幻想的な装いを特徴としており、ストリート・ファッションでありながらも西欧貴族の伝統や文化を継承しようとする姿勢を持っている点が独特である。
しかし、一般には不気味なイメージで認識されており、職場や学校へ着ていくことはできないと考えられている。

また、一般的にはロリータ・ファッションの総称ととらえられているが、本来はロリータ・ファッションというカテゴリーの中のジャンルの一つである。
また、ロリータをターゲットとしたブランドが大小問わず増えているのに対して、ゴシック・アンド・ロリータをメインターゲットとしたブランドはほとんどなく、ゴシックとロリータが重なり合う部分にいるゴシック・アンド・ロリータの人口も減っているとも言われている。

年齢層

ゴシック・アンド・ロリータは20代、30代になると着られないと考える者が多いため愛好者は20代までの若い層が主であるが、中には20代以上の社会人として働いていて、自身の所得で洋服を買える愛好者もおり、そういった愛好者は、しばしば所得のかなりの割合を洋服につぎ込み、膨大な洋服を所有するコレクターとなるという。
この「いつやめるか」という問題は愛好者の間では常に熱い話題となっているという。
またゴシック・アンド・ロリータと同年代の女性をターゲットとするギャルブランドやカジュアルブランドが売上げ増のために市場の変動に合わせた新しいトレンドを追い求めているのに比べ、ゴシック・アンド・ロリータ・ブランドは一箇所に留まり一つのテーマを表現している。
なお、年齢について大槻ケンヂは、「ゴシック・アンド・ロリータ」に含まれる「ロリータ」という言葉の持つ少女性が、もう少女でない者が着る時にコンプレックスを感じさせ、着る者に精神性を主張せざるを得なくなったと指摘している。
しかしゴシック・アンド・ロリータは、肌の露出が少なく体型を隠せることや、大きなリボンなどが目を引くことから着る人を選ばない、という指摘もある。

精神性

ゴシック・アンド・ロリータは精神性を大事にするといわれている。
その精神については様々な意見があり例えば、嶽本野ばらは、mana、三原ミツカズとの対談の中で、自身はゴシック・アンド・ロリータではなくロリータであると断った上で「ゴス・ロリっていうのは精神論なので、そのお洋服を着たら、そのお洋服に、にあう女の子になるっていうのかな。
そのお洋服に合わせられる自分であってほしいです。
言葉使いひとつにしてもそうだし、たちいふるまいにしてもそうですよね。
生活全てがゴス・ロリじゃないと。
服だけゴス・ロリしていても、何か違うなってきがしますよね。」と述べており、三原もこれに同意した。
また大槻ケンヂは「心に着る」、「気合で着る」ヤンキーの特攻服にも似た精神性と表現しており、そのように精神性を重要視するようになった背景には、「気合いを入れないと街を歩いてて後ろ指差されるファッションだから」と指摘している。

なおゴシック・アンド・ロリータは、少女の夢やそこに潜む心の闇、自己表現するファッションともいわれているが、ロココ調の装いに暗い死の影が浸透しており、それゆえに可憐さが際立っているようなスタイルであるという意見もある。
しかし、奥底に流れる社会に対する冷ややかな眼差しを感じ取らせてしまうため一般の人々に嫌悪されやすいという指摘もあり、ゴシック・アンド・ロリータのように感情を全身にまとい町を歩く者を受け入れることができないのだろうとも言われている。

また、ゴシック・アンド・ロリータを着る者だけでなく、服自体の精神性の指摘もあり、生死を意識する精神が必ず含まれているともいわれている。
それは「闇を想わせる漆黒」、「血液を想わせる深紅」、「精神の色とされるどこまでも深い青」、「天界を想わせる純白」などである。

種類

アトリエサードの出版するクロスカルチャーマガジン『トーキングヘッズ叢書』No.33では「ゴシック・ロリータの種類」として嗜好するもので分けられた、以下の類型が挙げられている。

1) 【V系】 バンドの追っかけギャル、バンギャ。
2) 【澁澤乙女系】 澁澤、三島由紀夫、谷崎、寺山、江戸川乱歩、荒俣。球体関節人形が好き。クラシック音楽好き、古典美術好き、お針子見習い等。
3) 【A系】 アニメや漫画、声優に詳しい、元レイヤーだったり。スーパードルフィーなども数体持っていたりする。
4) 【イベント・クラブ系】 ゴシックイベントやクラブに出没する人達。
5) 【90年代的ロリータ】 昔の「CUTIE」「Zipper」に影響された年季の入ったロリータ。
6) 【無所属】 「下妻物語」を観てからなど、まだ正体不明。

江戸川乱歩(左)と三島由紀夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

驚いた事に、江戸川乱歩が説明に出てきたのですよう。

それで、今日のタイトルを付けたのですね?

そうですよう。ズロースを調べていたら江戸川乱歩が出てきた。。。。それで、『ズロースから乱歩』ですよう。うしししし。。。面白いでしょう?

あまり面白くありませんわ。

■ 『ひょうたんから駒』
    (2007年5月28日)

かつてジューンさんと上の諺について話した事があったのだけれど、まさに瓢箪(ひょうたん)から駒が出てきたような気がしたのですよう。

それ程、意外でしたぁ~?

だってねぇ~。。。ズロースと江戸川乱歩が結びつくとは、ちょっと考えられなかった。でも、ズロースから「ゴスロリ」を調べて、その説明を読むと、なるほどォ~。。。と納得がゆきましたよう。

デンマンさんは、どういうところで納得したのですか?

ジューンさんが次のように書いていたのですよう。

ゴシックの世界

こんにちは。ジューンです。

「ゴシック」(Gothic)とは、「ゴート族風の」という意味で、

「野蛮・残酷」を意味する言葉でした。

ゴシックは、建築の世界でも尖塔アーチを利用した

石造りの高い柱を持つ複雑華麗な建築、

つまり、ゴシック建築として存在しますが、

それはルネッサンス期の人々が

野蛮と捉えたからと言われています。

また建築に限らず、美術の世界にも

ゴシック美術と言うものがあるため、

ゴシックは「中世風の意匠」とも考えられています。

さらにゴシックは、文学の世界でも

ゴシック・ロマンスとして存在しています。

ゴシック・ロマンスの中でも

マシュー・グレゴリー・ルイスの『マンク』(1796年)、

メアリ・ウルストンクラフト・シェリーの

『フランケンシュタイン』(1818年)、

ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)などが

「ゴシック世界」を形作っていったのです。

特に、『フランケンシュタイン』と『吸血鬼ドラキュラ』は

何度も映画化され、吸血鬼やモンスターのイメージは

ゴシック・ファッションの原型となったのです。

ゴシック・アンド・ロリータは、ゴシックとロリータの要素を

結びつけたものですが、

ゴシックな要素とは次のようなものです。

色ならば黒。時間なら夜か夕暮れ。

場所は文字通りゴシック建築の中か、

それに準ずるような荒涼感と薄暗さをもつ

廃墟や古い建築物のあるところ。

現代より過去。ヨーロッパの中世。古めかしい装い。

温かみより冷たさ。

怪物・異形・異端・悪・苦痛・死の表現。

損なわれたものや損なわれた身体。

身体の改変・変容。

物語として描かれる場合には暴力と惨劇。

怪奇と恐怖。猟奇的なもの。頽廃的なもの。

あるいは一転して無垢なものへの憧憬。

その表現としての人形。少女趣味。様式美の尊重。

両性具有、天使、悪魔など、西洋由来の神秘的イメージ。

驚異。崇高さへの傾倒。終末観。

装飾的・儀式的・呪術的なしぐさや振る舞い。

夢と幻想への耽溺。別世界への夢想。

アンチ・キリスト。アンチ・ヒューマン。

こうした要素を内包していなければ

ゴシック・アンド・ロリータとは呼ばないそうです。

ところで、卑弥子さんにもちょっと信じがたいような

恋物語がありますわ。

関心があったらぜひ次のリンクをクリックして

じっくりと読んでみてくださいね。

■ 『平助さんが卑弥子さんに恋をしたのがウンのつき』
  (2005年5月3日)

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


『ズロースおばさん (2009年4月25日)』より

つまり、江戸川乱歩の世界はゴシック・ロマンスなんですよう。

そうでしょうか?

レンゲさんだって、江戸川乱歩の「ゴシックの世界」に惹かれたんでしょう?

デンマンさんは、どうして、そう思われるのですか?

だってぇ、レンゲさんはかつて次のような事を書いていましたよう。覚えているでしょう?

「エログロナンセンス」の時代特有の、

妖しげな表現に魅せられました。

2007-04-13 13:53

デンマンさん
わたしの言う「エロい」は、
やはり少々お下品だったかな?
この表現って、
わたしにとっては「ギャグ」に近いんですよ
わたしは関西人のなかでも特に?
ウケをねらう傾向が強すぎるものでして、
必要以上に自分をコミカルにデフォルメするという、わるーい癖があるんですよね

で、回答へとまいりますね。。。

江戸川乱歩全集に関してですが、
とにかく横尾氏のイラストが、
エロチックだったのです。
幼いころから、女性の肉体の美しさに
強烈に魅了されていたわたしは、
偉大な画家たちの描く裸婦や、
女性のヌード写真を見て
「わたしも早くこんな風にキレイになりたいなあ!」
と、成熟へのあこがれを強く感じていました。

乱歩の作品自体については、
「エログロナンセンス」の時代特有の、
妖しげな表現に魅せられました。

「人間椅子」での、愛する女性のソファに、
自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、
「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、
それはむしろ、純粋なものすら感じました。

そういえば…
乱歩の時代のことが知りたくて、
おばあちゃんに
(今は亡き愛するおばあちゃんです!)
「見世物小屋行ったことある?」
「衛生博覧会って、どんなんやった?」
などと、聞きまくっていたものです

「チャタレイ夫人の恋人」ですが…
ぶっちゃけエロい箇所の拾い読み、
というのが事実です!
だってねえ…あの小説の大半は、
ロレンスの思想の
展開だと思いませんか?

小学生のわたしに、そんなものを理解できるような
知性も理解力もなかったっす…
で、大人になってから読み返したのですが、
森の番人の野卑でありながらも、
深い洞察力に満ちた性格に、
恋愛感情にも似た気持ちを感じました。
おまけに、セックスは上手ですしね(キャー!)

女性が自らの性欲を恥じる必要など
ないということを、
わたしは少女時代に、
あの小説によって知ったのかもしれませんね。

フロイトも、ヒステリーの原因は、
性的欲求不満であると、言ってましたよね?
セックスとは、
愛を基盤とした自由なものであるべきだと、
わたしはずーっと信じてます!

by レンゲ


『おばさんパンツ (2007年10月6日)』より

デンマンさんは、あたしの書いたものは何でも保存しておくのですか?

そうですよう。だから以前にも言ったでしょう!。。。僕にとってレンゲさんの書いたものは、レンゲさんを愛(いと)しく思うように愛しいものだと。。。うしししし。。。

でも、そのように軽々しく言われると、あまり感激しないものですわ。

こう言う事は、真面目な顔をして言えないものですよう。僕にも日本男児の恥じらいというものがあるのですよう。うへへへへ。。。

分かりましたわ。。。それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

あのねぇ~、偶然にも僕はバンクーバー図書館から乱歩の本を借りてきて読んでいたのですよう。

Subj:小百合さんの“愛の手”が

取らせた本を読んでます。

682ページを今夜中に

読みきるつもりです。

きゃはははは。。。

Date: 16/04/2009 1:05:49 AM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間: 4月16日 火曜日 午後5時5分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com

今日は鼻炎で くしゃみがひどい。
では またね。

さゆりより

風邪っ子の小百合さんらしいですよね。
僕の愛のマッサージで体質改善すれば、鼻炎でハクションする事もないですよう!
うしししし。。。マジで。。。

明日(4月16日)の3時に町子さんがやってきます。
小百合さんの話で盛り上がるだろうと思いますよう。
うれしい。。。!

TD銀行に行ったついでに、中央図書館へ行って日本語の本を8冊借りてきました。
今日は短い記事を3つライブドアに予約投稿した後、
『江戸川乱歩全集 第25巻 鬼の言葉』を午後3時50分から読み始めました。
この本も小百合さんの“愛の手”が取らせたのでした。
銀行に行かなかったら、この本も読むことはなかったでしょう!

5時50分から遅いランチを食べました。
今日は炒めたナスをたくさん入れたオムレツを作りました。旨かった。
そのあと続きを読み始めて夜中の0時半まで
夕食を作っている時間がないので
ヴィエンナ・コーヒーを入れて玉子焼き、食パン、オレンジとバナナで軽く済ませました。
小百合さんのメールが来ているだろうと思ってチェックしたら、ありました。

この返信を送信したら、また続きを読みます。

今夜中に682ページを読みきる予定です。
読後感想を記事に書くつもりですよう。
小百合さんも期待していてね。

じゃあね。

鼻炎をこじらせないようにね。


『食べて治す (2009年4月23日)』より

ネットで僕のバンクーバー図書館のアカウントを開くと、現在、借りている本が次のように表示されるのですよう。

乱歩の本はどれですか?

8番ですよう。

『江戸川乱歩全集 第25巻 鬼の言葉』

著者: 江戸川乱歩
監修: 新保博久・山前譲
2005年2月20日 初版1刷発行
発行所: 株式会社 光文社

。。。で、面白い事でも発見したのですか?

そうなんですよう。レンゲさんは小学生の頃、すでに「エログロナンセンス」の時代特有の、妖しげな表現に魅せられていたのですよう。

こういう箇所は、デンマンさんは特に印象深く覚えているのですわね?

そうですよう。レンゲさんの早熟なところが文章にありありと表れていますからね。特に印象深いですよう。

それで。。。?

実は、レンゲさんのような小学生が乱歩の書いた「エログロ」な部分を読むだろうとは考えなかったらしい。でも、乱歩のエログロな世界に、いい印象を持たなかった人がその点に関して乱歩を批判したらしい。

それで、乱歩先生はどうなさったのですか?

だから、次のような文章を書いているのですよう。

戦争前「エロ・グロ」という言葉が流行し、私の探偵小説もその代表的なるものの一つとして、心ある向きより非難攻撃を浴びせられていた。
私は必ずしも態(わざ)と時流に迎合(げいごう)した訳ではないが、少なくとも、子供なども読む程度の低い大衆娯楽雑誌にセンジュアル(sensual)かつグルーサム(gruesome)な探偵小説を書いたことは非常にいけなかったと悔(く)やんでいる
今後はそういうあやまちを再び繰り返さないつもりである。

エロティシズム、グロテスクの両語は夫々(それぞれ)古い歴史を持ち、本来は品格のある言葉であって、「エロ・グロ」などというものとは意味も違うし、そういう使い方をしては言葉そのものにも相済(あいす)まぬわけで、むしろセンジュアリズムといいグルーサムというのが当たっていると思うが、エロティシズムにせよ、或(あるい)はグルーサムにせよセンジュアリティにせよ、文芸的な意味で必然的に生まれ来るものについては、強(し)いてこれを避けるべきではない。
問題はそれが本質的なりや迎合的なりや、高度のものなりや低度のものなりやにかかっていると思う。

探偵小説にグルーサムとセンジュアリティを取り入れ、これを流行せしめ、その追随者を生じ、日本の探偵小説を毒したものは私であり、これは日本だけの流行であって、外国探偵小説にはそんなものは少しも取り入れられていないというのが、戦前探偵評論界の定説の如くなっていた。
そして、それはある意味では間違っていないのであって、私の前記の反省も幾分(いくぶん)これに影響されているのであるが、しかし、少なくとも最近十年間の実例においては、外国にはそういうものは無いということは、もう云えなくなっている。

 (中略)

1943年の(クレイグ・ライス夫人が書いた)「すばらしき犯罪」では一人の女が豪華なホテルのベッドで首と胴とを完全に切り離されて殺されている。
その女はホテルの泊り客ではなく、そのベッドは別の新婚夫婦のものである。
女の身元は小説の終わりまで分からない。
結末を言うと、被害者は一人ではなく、実は二人なのである。
ある人物が花嫁の首を切断して持ち去り、代わりに携えてきた別の女の首を、今殺したばかりの胴体にくっつけておいたという、ファス(fuss)でなくては取り扱えないような突飛(とっぴ)千万なトリックである。

又この小説にはニューヨークの様々のナイト・クラブが描かれている。
ニューヨークには一人旅の夫人などを護衛して市内の案内を承(うけたまわ)るエスコート・ビュウロウという商売がある。
それには健全なのも不健全なのもいろいろあるが、この小説に出てくるのはあまり質(たち)の良くない方で、往年の銀座のステッキ・ボーイに属する若い男が婦人の案内役をする。

道化三人組の一人、若くて美しい素人女探偵は、夜更けにそういう若い案内人と自動車に同乗して、いくつものナイト・クラブを次々と飲み廻る。
泥酔するにつれて美人が可愛らしい巻き舌になるところが巧みに描かれている。
そして、案内青年の肩にしなだれかかり、「もっと強い刺激を、もっと強い刺激を」と要求する。
案内人は最後に彼女を禁制のナイト・クラブに連れ込む。
そこの舞台では、酒盃(しゅはい)をあげながら見物する男女の客の前で、裸体の男女のアダムとイヴの極めてセンジュアルなショウが演じられる。
そのクライマックスに至っては、そんな場所へ足踏みするほどの夫人たちすら、耐え難くなって悲鳴を上げるというあたり、甚(はなは)だきわどい場面である。

以上戦後私の読んだ英米の探偵小説からグルーサムとセンジュアリティの部分を、思い出すまま拾ってみたのであるが、繰り返して言う、これは単なる事実の報告であって、私は決して日本の探偵小説がこの方向に進む事を望むものではない。
無論我々も西洋探偵小説の影響を受けていい。
むしろ受けなければならぬ。
しかし、それは日本にも英米の如き考え抜いた謎と推理の長編探偵小説が生まれなければならぬという意味に於(おい)てであって、我々の進むべき道はポー、ドイルの直系のフィルポッツ、ヴァン・ダイン、バーナビー・ロス(エラリイ・クィーンの別名)、クロフツなどの方向にある。
カーも亦(また)学ぶべき作家の一人ではあるが、その学ぶべき部分は、如上(にょじょう)の装飾的要素に非(あら)ずして、彼の探偵小説の本質、巧みなる謎と推理の構成についてである。

(「赤と黒」昭和21年9月創刊号) 


pp.408-409, pp.418-419
『江戸川乱歩全集 第25巻 鬼の言葉』

【デンマン注】

読み易いように改行をくわえました。
英語は僕が書き加えました。
振り仮名をつけた部分もあります。
写真やイラストも僕が加えたものです。

乱歩先生は子供なども読む程度の低い大衆娯楽雑誌にセンジュアル(sensual)かつグルーサム(gruesome)な探偵小説を書いたことは非常にいけなかったと悔(く)やんでいるのですよう。

つまり、あたしは程度の低い大衆娯楽雑誌を読んでいたとデンマンさんはおっしゃるのですか?

いや。。。乱歩先生がそう書いていたから僕は引用したまでで、レンゲさんは、僕と同じように乱歩先生の全集を読んだのですよう。そうでしょう?

そうですわ。

だから、僕はレンゲさんが程度が低い、と言うつもりはないのですよう。程度が低いミーちゃんハーちゃんには、上のようなレンゲさんの知的な手記は書けないものですよう。レンゲさんの文章を読むと、乱歩先生の「ゴシックの世界」をレンゲさんが幼いなりに理解していた事が良く分かるのですよう。

どういうところで。。。?

次のような箇所ですよう。

「人間椅子」での、愛する女性のソファに、
自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、
「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、
それはむしろ、純粋なものすら感じました。

もちろん、レンゲさんが小学生の時には、上のような文章は書けなかったでしょう。でも、あとで「家畜人ヤプー」を読んで次のような手記も書いていたのですよう。

そこまで人を駆り立てる物って

何なんだろう?

2005/01/08 01:28

わたしは「家畜人ヤプー」の
沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。

彼は夜な夜な
そのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。

表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、
仮想ユートピアも、あざやかに、
現実のものとなっただろう。

それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。

ユートピアといえば、トマス・モアを思い出すが、
彼は自分のおかれている現実にたいして
多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、あの作品を書いた。

人の欲望、不平、不満は、時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。
それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、
本人の死後、評価が決まるかもしれない。

by レンゲ  


『性と愛と負の感情 (2006年7月2日)』より

この本を読んでみたい人は次のリンクをクリックすると紹介サイトへアクセスできます。
■ 『「家畜人ヤプー」紹介ページ』

こういうレンゲさんの手記を合わせて読むと、レンゲさんが極めて早熟で、小学生の頃から読書にふけり、「ゴシックの世界」に魅力を感じ、やがて活字の世界だけでは満足できずに、夢とロマンを求めて、恋愛の世界にのめりこんでゆく姿が見えてくるのですよう。そして、レンゲさんは16才で処女の花びらを散らすのですよう。うしししし。。。

【レンゲの独り言】

ですってぇ~。。。
それこそデンマンさんが、ご自分の「ゴシックの世界」を夢想して、「人間椅子」の主人公のように、その世界の中に埋没してゆく姿なのですわ。
あたしは、デンマンさんが考えているほど夢とロマンを求めていた訳ではありません。
16才で処女の花を散らしたのは、いわば若気(わかげ)の至りでした。
今の私は、ちょっぴり反省しています。
ちょうど乱歩先生が子供なども読む大衆娯楽雑誌にエログロを書いたことを悔やんだように。。。

とにかく、面白い話がまだ続きますう。
あなたもどうか、また、あさって読みに戻ってきてくださいね。
では。。。

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

推理小説「すばらしき犯罪」を書いた作家として

知られているクレイグ・ライス (Craig Rice)は

酔いどれ弁護士J・J・マローンの生みの親です。

ユーモラスな語り口が日本でも人気のある女流作家です。

ライス夫人は1908年シカゴに生まれました。

不幸にも両親とは一緒に生活する事ができず、

叔父夫婦に預けられて育ちました。

学校を卒業後、様々な職業につき、

30歳にして作家の道を歩み始めます。

しかし彼女は既にその時アルコール依存症にかかっており、

50歳を目前に亡くなってしまうのです。

私生活は波乱に富んでおり、

結婚、離婚を何度となく繰り返しながらも、

作家としては成就します。

ミステリー作家として

1946年1月28日号の「タイム・マガジン」の

表紙にも載っています。

自身の子供をモデルとした

『スイート・ホーム殺人事件』では

家庭的な面をみせたり、

ストリップの女王ジプシー・ローズ・リーの

マネージャーの経験を活かした

『Gストリング殺人事件』を発表したりと、

その作風は多岐にわたっています。

あなたも退屈していたら、

ライス夫人の推理小説を

読んでみてはいかがでしょうか?

ところで、英語の面白い話をまとめました。

興味があったら、

次のリンクをクリックして

読んでください。

■ 『あなたのための 楽しい英語』

■ 『性の俗説 (2008年3月4日)』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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