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原人ブームと
漢字馬鹿
2009年6月5日

Subj:バンクーバー市立図書館から

本を6冊借りてきました。

きゃはははは。。。

Date: 20/05/2009 5:37:06 PM
Pacific Daylight Time
(日本時間:5月21日 木曜日 午前9時37分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com

午前中は曇り空だってけれど、お昼を過ぎてから晴れ上がり
ほぼ快晴になりました。
僕の気分も快晴で~♪~す。

\(*^_^*)/ キャハハハ。。。

最近、ダウンタウンの中心で工事中のところが多いのですよう。
ロブソン・スクエアには UBC(ブリテッシュ・コロンビア州立大学)のダウンタウンキャンパスができるようですゥ。
社会人教育のセンターになるようです。

デパートのイートンの前のグランヴィル・ストリートは、かれこれ半年も通行止めで工事をしていますよう。
大掛かりな工事です。
地下鉄はできているし、
地下のショッピング・モールはできているのに、
他に何を作ろうとしているのか?
何ができるのか?さっぱり分かりませんが、大掛かりな工事に変わりはありません。

昔の裁判所が美術館に改造されて、
その前の広場ではニューヨークのタイムズスクエアを真似て、
大晦日には、たくさんの人が集まって、
NEW YEARのカウントダウンが行われるのだけれど、
今日、美術館とイートン・デパートの間の通りを歩いてTD銀行へ行く途中で美術館の裏を見たら、カフェテラスになっているのですよう。
ストリートから階段で二回へ上がれるようになっていて、そのテラスが青空喫茶になっているのです。
美術館の裏ですからね。格調高い雰囲気がありますよう。

あのテラスからは、ロブソンスクエアが見渡せる位置にあるから、
テラスに座ってべーグルを食べながらヴィエンナコーヒーを飲んだら、
さぞかしルンルン気分になれるだろうと思いましたよう。
小百合さんがバンクーバーにやって来たら、ぜひあのテラスで、のんびりとコーヒーでも飲みながらダベリたいと思いました。

小百合さんは、いつ頃バンクーバーへやって来るのだろうか?
そんなことを思いながら銀行のロビーに入ってゆきました。

珍しく、この前と同じ、かわゆいお姉ちゃんでした。
プエルトリコから移住した来たキャッシーちゃんがニコニコと迎えてくれました。
黒人だけれど、黒い肌というよりもアメ色の肌をしています。
髪は茶色混じりのちじれ毛です。

アメリカの黒人と白人のハーフの人気女優ハリ・ベリー(Halle Berry)に似ているのですよう。
「ハリ・ベリーに似ているね?!」と僕が言ったら、
うれしそうにニターとして、「銀行辞めて女優になろうかしらァ~」って、冗談言ってました。
「その時には、僕にマネージャーやらせてねぇ~、うしししし。。。」

こんなことでも言わないと、銀行って所はつまらないところですよう!

/( ̄Д ̄;)\ うへへへへ。。。

ブルックリンのマリアさんのことが思い出されてきました。
彼女も黒人と白人のハーフです。
今頃、どうしているのかなあああァ~?

■ 『ブルックリンと小百合さん』
  (2008年1月23日)

■ 『かみに祈りを込めて』
  (2008年1月25日)

■ 『虹の女 (2008年1月29日)』

■ 『浮世絵の女 (2008年1月31日)』

軽井沢はどうですか?
快晴ですか?
きっと、涼しすぎるだろうね?
あの室生犀星の文学碑のあたりは、夏は、本当に涼しいだろうねぇ~。

夏に日本へ行くことは無いけれど、
夏、あの文学碑を訪ねたら、全く別な印象を持つかもしれない!
でも、あの文学碑は秋か冬に見るのがいいよね。
室生犀星は、軽井沢の秋と冬が似合いますよう。

夏ならば、小百合さんと一緒にサイクリングして防人の歌碑を訪れたいですよう。
小百合さんがルンルン気分でサイクリングした小道を一緒に走りたいね。

\(^_^)/ うしししし。。。

バンクーバー市立図書館では日本語の本を6冊借りてきました。
ジェームズ・ヘリオットさんの英語の本を探したら、すべて借り出されて1冊も無かった。
漱石の孫(夏目房之介)が書いた『漱石の孫』を読むのが楽しみです。

角川書店編 ビギナーズクラシックス 『源氏物語』も借りてきました。
この本は2001(平成13)年に出版されたのだけれど、
「はじめに」を読んだら、“現在、一大『源氏物語』ブームです”、と書いてある。
日本では2001年頃から源氏物語のブームだったのかな?
知らなかった。

去年の11月に日本へ帰省した時には源氏物語完成1000周年特集をNHKでやっていたのを見たけれど、それ以前には、テレビで取り上げられていなかったよう。
きっと隠れたブームだったのだろうね。
また、本のことで記事を書きますよう。

ところで、帰りにデンマン・モールのスーパーに寄って食料品を買い出してきました。
札幌ラーメンの棚を良く見たら、札幌ラーメンの焼きそばがありましたよう!!
作っているのはカリフォルニア州の Garden Grove という町ですう。
あとで地図で調べてみます。

袋を見ると、どこにも日本語は書いてない!
すべてローマ字です。
カナダだから、公用語の英語とフランス語で書いてある。

sapporo ichiban

Chow Mein
(つまり、チャウメン、焼きそばのことです)

Nouilles Japonaises (フランス語)
Japanese style noodles (英語)

Yaki Soba 100g

Made in USA
Printed in Japan

この上の写真の焼きそばはアメリカで売られているもの。
カナダで売られているものには日本語が書いてない。
カナダでは1個が69セント
日本円にして55円ほど。

製品はアメリカで作られているけれど、袋は日本で印刷されているのですよう。
しかも、カナダに輸出するために英語とフランス語で書いてある。
札幌ラーメンも国際化したわけですよう!
今夜、早々に作って食べてみますう。

\(@_@)/ キャハハハ。。。  

では、小百合さんも軽井沢でルンルン気分になってエンジョイしてね。

♪┌(・。・)┘♪ ルンルンル~♪~ン。。。

ランランラ~♪~ン

そして、ランラン気分で梅雨の前に十分に羽を伸ばしてね。
じゃあね。

(\__/)
(+'.'+)
(")_(")


『梅雨の前に…(2009年5月31日)』より

デンマンさん。。。原人ブームと漢字馬鹿さんが関係あるのですか?

大いに関係あるのですよう。

でも、どうして急に原人ブームなのですか?

あのねぇ、小百合さんに書いた上のメールにあるように5月20日、図書館に行った時に6冊ばかり日本語の本を借りてきたのですよう。

これはデンマンさんの図書館のアカウントですか?

そうですよう。

現在、図書館から20冊借りているのですね。

そうです。以前、借りたものを更新したので20冊だけれど、5月20日に借りたのは上のリストのうちの6冊なのですよう。

そのうちのどれが原人ブームについて書いてあるのですか?

6番目の『発掘捏造』という本ですよう。レンゲさんも原人ブームって知っているでしょう?

かなり以前の話ですけれど知っていますわ。原人ラーメンだとか、原人まんじゅうだとか、原人パン、。。。すごかったですよね。

そうなのですよう。僕の実家は埼玉県だけれど、2000年2月に秩父で考古学上の大発見があった。そのときのニュースをちょっと読んでみてください。

秩父原人祭り

発掘されたのは前期旧石器時代の小鹿坂遺跡。
そこには建造物跡とみられる規則的に並んだ柱の穴や石器が発掘されました。
これがおよそ50万年前と推定されることから大きなニュースとなったのです。
見学会も大勢の人でにぎわいました。(いまは遺跡は埋め戻されていますが)
そして今年(2000年)7月には近くにあるおよそ35万年前と見られる長尾根遺跡で、人の墓の跡かも知れない穴も見つかっています。
そこで秩父市では原人にちなんだイベントやお菓子などが登場してちょっとした「原人ブーム」なのです。

(2000年)9月の16日には「ミューズパーク」という公園で「秩父原人祭り」が行われ、およそ1万人の参加者でにぎわいました。
この祭りには市役所の職員や青年会議所のメンバーが原人に扮して登場、「原人太鼓」が披露されました。
猪や鹿を使った「原人鍋」がふるまわれたり、原人の体験をしようと火をおこすコーナーもあって子供達にも人気でした。
祭は最後に原人を先頭にたいまつで照らされた道を歩く「原人パレード」でしめくくられました。
11月にはドイツから考古学者を呼んで「旧石器フォーラム」も開かれます。

地元商店街も動いています。「木村屋」では「原人パン」だけでなく「原人クッキー」も売っています。
好評のため、秩父鉄道秩父駅前の地場産センターでも売られています。
また西武秩父駅から秩父駅に向かって歩きますと、原人大福や原人サブレなどを売っているのもみかけます。
地元の酒造会社は「原人ワイン」や「秩父原人酒」を売り出しました。
秩父ではすでにかなりの原人ブーム。駅などで売られることで、観光客にも存在を知られ始めました。


『現場にアタック (2000年9月21日)』より

すごかったのですわねぇ~。。。、原人パン、原人クッキー、原人ワイン、原人パレード、。。。もう、何から何まで原人だらけですわねぇ~。うふふふふ。。。

そうなのですよう。発見当時は「北京原人よりさらに昔の世界最古の原人で、洞窟で生活していたという定説を覆す人類史上の大発見だ」と大騒ぎだった。ところがこの大発見は、藤村新一氏の捏造であることが発覚してしまった。

『発掘捏造』というのは、そのことが書いてある本なのですか?

そうなのですよう。実は、2000年の11月僕は埼玉県の実家に帰省したのだけれど、ちょうどその時テレビのニュースでこの捏造事件の記者会見をやっていましたよう。

藤村さんがうつむいて無言で座っていた映像をデンマンさんもご覧になったのですか?

見たのですよう。呆れましたよう。僕は歴史馬鹿・歴史オタクだから、この原人ブームには大いに関心を持っていた。でも、僕でさえ不思議で仕方がなかった。

どうして。。。?

藤村さんは“神の手”と言われて、かなりの発見をしたのだけれど、いくらなんでも、発見のやりすぎでしたよう。

それで、小百合さんの“愛の手”が『発掘捏造』の本をデンマンさんに取らせたのですか?うふふふふふ。。。

あのォ~。。。レンゲさんは、僕をおちょくっているつもりなのですかァ?

いえ。。。別に。。。どうぞ、お話をお続けくださいな。

旧石器捏造事件

事件はアマチュア考古学研究家の藤村新一が次々に発掘していた、日本の前期・中期旧石器時代の遺物や遺跡だとされていたものが、全て捏造だったと発覚した事件である。
日本の考古学界最大のスキャンダルとされ、2000年11月5日の毎日新聞朝刊で報じられたスクープによって発覚した。

なお、縄文時代以降では、明確な遺構が地下を掘削して造られているため、土の性格から直ちに真偽が判断可能なので、捏造は不可能である。
火山灰層の年代にのみ頼りがちであったことなど日本の旧石器研究の未熟さが露呈された事件であった。

事件の経緯

「捏造」を行なっていた藤村新一は、2000年11月の発覚当時、東北旧石器文化研究所という民間研究団体の副理事長になっていたが、彼が捏造を開始したのは1970年代にアマチュアとして、宮城県の旧石器研究グループに近づいた時からだった。
彼は、周囲の研究者が期待するような石器を、期待されるような古い年代の地層(ローム層)から次々に掘り出して見せ、その事によってグループにとって欠くべからざる人物として評価され、後に「神の手」と呼ばれる迄になった。
実際「発見」された遺物の殆ど9割方は、まさに彼自身の手によって表面採集されたり発掘されたものであり、他人の手によって発掘されたものは、彼があらかじめ仕込んで置いたものだとされている。
彼が掘り出して見せたり、埋められていた石器は、自らが事前に別の遺跡の踏査を行なって集めた縄文時代の石器が殆どであると考えられている。
但し、それらの遺跡は東北地方のどこかのはずだが、完全に追跡され、突き止められるには至っていない。
捏造された「偽遺跡」は、宮城県を中心とし、一部北海道や南関東にまで及んでいる。

毎日新聞のスクープで指摘されたのは、宮城県の上高森遺跡、及び北海道の総進不動坂遺跡だったが、彼の関わった全ての遺跡について再点検が行われ、彼の関わった「石器」の多くに「発掘時のがじり」ではありえない傷や複数回にわたって鉄と擦過した痕跡である「鉄線状痕」などが認められた。
また一部の遺跡について再発掘が行われ、掘り残されていた捏造石器が発見されるに及び、捏造が確定するに至った。

事件の影響

日本列島の「前・中期旧石器」研究は、そのような古い時代の石器は日本にはないだろうという批判を当初は浴びていたが、藤村の発掘成果によって強力な裏づけを得て、1980年代初頭には確立したと宣言されていた。
捏造発覚前は日本の旧石器時代の始まりはアジアでも最も古い部類に入る70万年前までに遡っていたが、捏造発覚により藤村の成果をもとに築かれた日本の前・中期旧石器研究は全て瓦解し、東北旧石器文化研究所は「学説の根幹が崩れた」と解散に至っている。
さらに捏造遺跡が学会から抹消されるのみならず日本史の教科書の石器に関する記述さえも消されるに及んだ。

また、中国、韓国、北朝鮮といった歴史教科書問題で日本と対立している国々は、国内のマスコミで本事件を大々的に報道し、「日本人が歴史を歪曲しているのが証明された」として、一研究家の問題ではなく日本人の歴史認識そのものに原因があるとの見方を示している。

なぜ事件は起こったのか

一部の強力な批判にも関わらず、なぜかくも長期間、謬説がまかり通ったのかについて、深刻な批判と反省が叫ばれた。
日本考古学協会は、事件発覚後直ちに特別委員会を構成して事件の調査にあたり、捏造の断定と2003年5月の報告書刊行をもって特別委の幕を閉じた。

落ち着いてそれらの「石器」や出土状況を観察してみると、火砕流の中から出土するなど、不可解で不自然な遺物や遺跡であった事が理解されるのだが、当の研究グループはそれを無視し続けた。
中には数十キロも離れた遺跡から発見された石器の切断面が偶然一致した、というような信じがたい発見もあった。

また、彼らの目覚しい成果に対して、国指定史跡を認定したり、文化庁主催の特別展に展示されるなど、間接的な応援団がいた事は事件を増幅させた役割としては非常に大きかった。
特に、遺跡の出た東北地方などの多くの自治体が「わが町の歴史は数十万年前にまで遡る悠久の歴史を持つ」として特産品や観光行事作りを進めるなど、町・村おこし運動における歴史的事物の安易な利用が、こういった事件の温床となっていることは否定できない。

本来、人類の普遍的価値遺産として共有されるべき歴史的事物について、その多くが観光資源の観点に偏るかたちで地域住民に認識され、取り扱われてきた現状が、今回の事件発覚によって図らずも明らかになった。

「前・中期旧石器」が隆盛であった当時は批判が難しく、1986年の批判論文以後、再び反論が開始されるのは1998年の1点、及び2000年発覚前の2点に限られる。
1998年以後の批判の要点は、問題の石器資料群が、本来あるべき前期や中期の石器として「おかしい」という批判である。
こうした正当な批判は、新聞社のスクープまで、学界として省みられる事はなかった。

なお、日本考古学協会前・中期旧石器問題調査特別委員会最終報告後に、藤村の捏造の範囲は旧石器時代を越え、縄文時代にも及ぶことが明らかにされた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この捏造騒ぎでは迷惑をこうむった人がたくさん出たと思うのですよう。

原人パンを作っていた秩父のパン屋さんや原人ワインを作っていた酒造会社は売れ行きがバタッと落ちてしまったでしょうね。

そうですよう。でも、迷惑をこうむったのは地元だけじゃないのですよう。上の説明にもあるように、日本国民すべてが国際的に迷惑をこうむってしまったのですよう。

どのようにですか。。。?

中国、韓国、北朝鮮といった歴史教科書問題で

日本と対立している国々は、国内のマスコミで

本事件を大々的に報道し、

「日本人が歴史を歪曲しているのが

証明された」として、

一研究家の問題ではなく

日本人の歴史認識そのものに

原因があるとの見方を示している。

藤村さんも本当に迷惑なことをしてくれたものですよう。

でも、どうして捏造の発見が遅れたのでしょうか?

『発掘捏造』の終わりの方で専門家が座談会をしているのですよう。興味深いことが書いてあるので引用します。

学問は、違う考え方を戦わせて前進する

聞き手:(橋本達明・毎日新聞東京本社編集局長) p.214
竹岡(俊樹)さんが1998年に上高森遺跡について否定的な論文を書いています。
1986年にも小田静夫さんが宮城県の前期旧石器時代の遺跡から出土した石器や年代について批判的な論文を書いていましたが、大きな論争にならなかったのはなぜですか?

佐原真氏:(国立歴史民俗博物館長)
学問は、違う考え方を戦わせて前進するものです。
どの時代のどの問題でも、違う意見だらけです。小田さんが反対していたのは僕も知っていました。
ただ、多くの旧石器の専門家が認めていて発見が重なっていけば重なっていくほど「おー、おー」と思っちゃったわけですよね。

竹岡俊樹氏:(共立女子大学非常勤講師)
若い研究者は特にね、ものを言えなくなるわけですよね。
権威のある方々が周りにいて、真ん中に藤村さんがいて、という構図ですよね。
どんどん発見されていくたびに、次々と承認されていく。
そういう状況で、いろいろとうわさ話はあっても、文章化されることはほとんどありませんよね、怖いから。

 。。。

馬場悠男氏:(国立科学博物館人類研究部長)
一般的には、ここのお二人は横文字の論文を読むのは得意ですが、ほとんどの考古学者は横文字の論文を読まないし、自分で書かない。国際化されていないことが一つの大問題ですね

馬場悠男氏:(シンポジウムから p.244)
考古学全体として、年功序列と慎み深い意見発表で、先輩の業績を批判しないことがあります。
批判すると、先輩から恨まれてしまうとか、お前が言っていることは生意気だとかになってしまうものですから、私たち人類学の分野でもなかなかできませんでした。
ところが、最近私も割とちゃんとした職を得たものですから、批判させてもらうこともあります。
うっかり若いうちに(批判を)やると、まともな職につけなくなる可能性は大いにあったわけです。

批判するかしないかは自由ですが、今までの常識とは整合しない「大発見」によって、列車「前・中期旧石器号」が断崖絶壁に向かってばく進している場合には、手をこまねいてよいのだろうか。(デンマン注: いや、批判すべきだ!
少なくとも列車から降りて大声で叫ぶ必要があろうし、できればポイントを切り替えるなり、前に出て止める工夫をすべきでしょう。
しかし、そういうことをした考古学者はほとんどいなかった。
格好よさそうだから列車に乗ってしまったと言うのは、節操がないと批判されてもやむを得ないでしょう。
一番ひどいのは、列車に乗って騒いでいたのに、乗っていなかったような知らん顔をしている。
これは恥を知るべきだと思います。

断崖絶壁に向かっていたのに気づかなかったのはなぜなのか。
まず、考古学発掘調査研究の二重構造性です。
警察組織でキャリア組みと現場とでやっていることがぜんぜん違うのと同じで、偉い先生方は普通、研究室にいらっしゃって、現場で一生懸命発掘を担当している人たちのよい業績だけをちょっと取って、自分の研究論文もしくは概説を書く。
そういうことによっていわばオピニオンリーダーになってる方がいらっしゃる。
そういう方は、実は現場をご存じない。
若い時はもちろん現場に行っていたのでしょうけれど。
現場のにおいみたいなものを感じられないから、今回みたいなとんでもないことが起きた時に気づかなかったのでしょう。

pp.214-245 『発掘捏造』より
毎日新聞・旧石器遺跡取材班
2001年6月20日発行

どうして、デンマンさんはこの座談を取り上げたのですか?

要するに批判することは大切だと言うことですよね。批判しないと、いつの間にか無理が通ってしまう。

どのように。。。?

竹岡氏が次のように言ってますよう。

権威のある方々が周りにいて、

真ん中に藤村さんがいて、

という構図ですよね。

どんどん発見されていくたびに、

次々と承認されていく。

そういう状況で、

いろいろとうわさ話はあっても、

文章化されることは

ほとんどありませんよね、怖いから。

つまり、

無理が通れば道理が引っ込む

だから、ますます批判する人がいなくなる。

批判のない所に進歩なし!

批判することは大切なことだとデンマンさんは強調したいのですか?

その通りですよう。。。でもね、批判と一口に言っても、まったく悪意の批判があるのですよう。

つまり、表面的には批判のようであって、実際には悪意のこもったイジメですか?

その通りですよう。

具体的には。。。?

漢字馬鹿が僕を批判した次のコメントを見ると良く分かりますよう。

めれんげさん、はじめまして。
気になることがあって、コメントいたします。

2月12日の記事(裏切りはやさしく)で、
(心の恋人)と名乗っておられる方のコメントに、
差別用語が含まれていることに、気づいていますか?
それは、障害を持つ方を、意味する言葉です。

インターネットを利用して、差別用語を書くことは、
テレビなどで、差別的発言をすることと同様です。
あのようなコメントを、放置しておくべきではないと思います。

発言された方は、ご年配の方なのでしょうか。
相当、古い感覚を、お持ちなのでしょうか。
現代的感覚と、知識を持っている人間ならば、
公共の場、不特定多数の相手の面前で、
あのような言葉を吐くことなど、ありえません。

言葉狩りをするつもりはありませんが、
他人(めれんげさん)のブログに、コメントするのであれば、
最低限のマナーと常識を持つのが当然だと考えます。

めれんげさんは、当該の発言者を野放しにせず、
アクセスを制限すべきではないでしょうか。

長文失礼いたしました。

なつみ

2009/04/14 3:56 PM


『即興の詩 青空』のコメント欄より

『デンマン批判 (2009年5月8日)』に掲載。

このコメントを書いた「なつみ」と言う女性に漢字馬鹿は成りすましている。やっていることは、僕のコメントをよく理解しないで、「言葉狩りをするつもりはありませんが」と書きながら言葉狩りをしている。

確かに、デンマンさんのコメントの内容を理解していないようですわ。

レンゲさんだって、そう思うでしょう!?

ええ。。。

しかも、漢字馬鹿は愚かにも、僕が気づかないだろうと思って、待ちきれずに「アザイゲ」と名乗って次のような破廉恥なコメントを書いた。

頭は固いがチ○コは柔い粘着自演ジジイなんか相手にするなよ。

言いたい事があるなら

レンゲのフォーラムに来るんだYO!!

って言われんぞ。

アザイゲ

2009/04/14 4:15 PM

『即興の詩 青空』のコメント欄より

『未熟な判断と稚拙な批判 (2009年4月22日)』に掲載。

女性のサイトに“頭は固いがチ○コは柔い”と言うようなことを平気で書いている。しかも、このコメントは、めれんげさんの『即興の詩』とはまったく関係のないコメント。僕に対する嫌がらせのコメントなのですよう。つまり、僕のサイトではアクセス解析されていて、すぐに漢字馬鹿だとバレてしまうので、わざわざ、めれんげさんのサイトまで行って僕に対する嫌がらせのコメントを書いている。めれんげさんにとっては、迷惑以外の何物でもない!だから、めれんげさんは無視している!

つまり、「成りすまし犯罪」を犯しながら、漢字馬鹿さんは正義の味方になったつもりで、デンマンさんを批判したのですか?

そのつもりなのですよう。でもねぇ、見る人が見れば、漢字馬鹿が「なつみ」と「アザイゲ」だと言うことがすぐに分かってしまう。

漢字馬鹿さんは分からないだろうと思って「なつみ」と「アザイゲ」を名乗ったのですか?

その通りですよう。漢字馬鹿は「批判」するとはどういうことなのか?まったく理解していない。

その証拠でもあるのですか?

ありますよう。漢字馬鹿は次のように書いたのです。

 

> 何を反省するのか?
> どう反省するのか?
> それを書くことが批判です。

批判を読み取れないのですか?
リンク先に書いてあることを理解して反省点をみつけだせないデンマンさんが未熟ですね。

リンク先には
「ネットでおかしな行為をする人は祭られる」といった趣旨の文章がかいてありますね。
ここから導き出される答えをデンマンさんにわかりやすく説明すると
「デンマンのブログは祭られるほどおかしい」です。

ここまでは理解できますか?
理解できたらコメントをください。
あと、私に連絡をとりたい場合もその旨をコメントください。

批判に「自分がない」とのことですが、「自分」の言いたいことはリンク先にありますね。
「自分」がなくともいいたいことが伝わるなら自分は必要ないでしょう。
あなたは他人意見に「自分」を求める必要がありません。

by 通りすがりのHクン (2006-01-02 16:23)


『小泉純一郎君からのコメント (2006年1月2日)』のコメント欄より

『社会的自我の欠如 (2009年5月30日)』に掲載。

この「通りすがりのHクン」が漢字馬鹿さんなのですか?

そうなのですよう。「小泉純一郎」と名乗って僕にコメントを書いた人物です。マジで上のように信じているのでしょうね。だからこそ、成りすますことが平気でできるのですよう。つまり、社会的自我に目覚めていないので、自分の意見が持てない。それで他人の名前や、他人のハンドル名を名乗って、都合の良い他人の意見をコメントに書く。

要するに、野次馬根性で野次を飛ばしているにすぎないのですか?

そうですよう。。。その通りですよう。。。だから、めれんげさんは、初めから漢字馬鹿が書いたコメントを無視し続けていましたよう。。。やっぱり、どことなく胡散臭いコメントだと言うのが分かったのでしょうね。

漢字馬鹿さんは、まだ大人になりきっていないのでしょうか?

漢字馬鹿は立派な社会人なんだけれど、社会生活に適応するには、あまりにも幼稚な自我だけしか持っていない。

。。。で、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

あのねぇ、批判は大切だけれど、「なつみ」に成りすまして書いた漢字馬鹿のコメントは批判のように見えて批判じゃない。ブログやホムペのURLを書かずに批判する者の中には、漢字馬鹿のように“野次”を飛ばして楽しんでいる愚か者が居るのですよう。だから、ネットでの批判は、まじめな批判かどうか相手を見極める必要がある。

それで、見極めたら。。。?

こうして批判するのですよう。うしししし。。。

相手が、もし専門家だったら。。。?

あのねぇ、たとえ、相手が専門家だとしても、なんら恐れることはありません。素人は専門家にはない視点を持っている。

どういう事ですか?

次の小文を読んでみてください。

踏みにじられた在野の功績

1975年、宮城県多賀城市の東北歴史資料館(現・東北歴史博物館)。
岩宿(いわじゅく)遺跡を発見した相沢忠洋(ただひろ)さんが「熱烈な考古学ファン」と紹介された青年と会った。

1949年の発掘調査で日本に旧石器時代があったと証明した岩宿遺跡。
「戦後の考古学史上最大の発見」と評されたその歴史的な石器を、相沢さんはそっと青年の手に置いた。
「青年が手を震わせ、石器を食い入るように見つめていた光景を覚えている」
1989年に亡くなった相沢さんに代わって妻千恵子さんが振り返る。
青年は、捏造発覚から25年前の藤村新一氏だった。

納豆の行商で生計を立てながら考古学研究に打ち込んだ相沢さん。
戦後まもない考古学界では、火山灰の赤土層より古い時代の日本列島には、火山活動が盛んで人は住めなかったというのが通説で、赤土層に達すると発掘作業は終わりだった。
世紀の大発見は、先入観念を持たない在野の相沢さんだからこそ可能だった。

相沢さんの発見に初めて注目したのが当時、明治大学大学院生の芹沢長介・東北大学名誉教授だ。
助教授だった故・杉原荘介氏を代表する明大グループは「岩宿遺跡が日本の旧石器時代の存在を初めて証明した」と発表したが、学界は黙殺した。
その後、後期旧石器時代の遺跡が次々と見つかり、岩宿遺跡の成果がようやく認められた。

ところが杉原氏の報告書は、相沢さんを「あっせんの労をとってくれた人物」と紹介し、発見者として扱わなかった。
遺跡の「価値を発見」した自分たちの功績の大きさを強調したのだ。
これに抗議して芹沢氏は明大を去り、1963年に東北大へ移った。

「相沢は深く傷つき、人間不信に陥った」
千恵子さんは振り返る。
ある講演で、相沢さんは無念さを語った。
「自分は岩宿遺跡と言う未熟児を産み落とした。未熟児だったから専門医に見せたら、専門医は『これは自分の子供だ』と言い出した」

学者と在野研究者との関係は現在も同じだ。
在野の功績が認められるには、遺跡を発見した上で学界の権威の「お墨付き」に頼らざるを得ない。
考古学で在野の功績は大きいが、相沢さんのように名前を残した人はほんの一握りだ。
大多数は生活を犠牲にして考古学に打ち込み、無名のまま埋もれていった。

pp.194-195 『発掘捏造』より
毎日新聞・旧石器遺跡取材班
2001年6月20日発行

相沢さんのことを持ち出してきて、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

世紀の大発見は、先入観念を持たない在野の相沢さんだからこそ可能だった、と書いてあるのですよう。

そうですわね。

藤村新一さんが「大発見」を次々と生み出していた。おそらく専門家の間にも「なんだか可笑しい?!」と思った人はたくさん居たと思うのですよう。僕だって、原人ブームを耳にして、どうして急に、こんなに原人があちらこちらに出現するのだろうかと不思議でならなかった。

それで。。。?

だから、考古学を担当していた新聞記者の中にも不思議に思った人が居たのですよう。その人たちは、ミーちゃんハーちゃんよりは考古学の知識はあったろうけれど、専門家から見れば素人と変わりがない。

つまり、相沢さんのように先入観念を持っていなかったから、不思議だと思う自分のカンを信じて、藤村さんが石器を埋めるのを毎日新聞の記者さんたちはビデオで撮ろうと決心したと。。。デンマンさんは、そう思うのですか?

その通りですよう。時には素人の方が専門家よりも真相を見極めることができる場合があると言うことですよう。

【レンゲの独り言】

そうですよね。
素人の方が専門家よりも真相を見極めることができる場合もあります。
確かに、先入観を持たずに事に当たることって難しいようです。

ネットでは、相手の顔が見えないから、女性だと思っていたら、男性だったり、
男性だと思っていたら女性だったり。。。
あなたもネットでは先入観を持たずに相手を見極めてくださいね。

とにかく、面白い話がまだ続きますう。
あなたもどうか、また、あさって読みに戻ってきてくださいね。
では。。。

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

1999年夏の「東芝事件」は

ネットでも画期的な事件でした。

東芝製ビデオデッキの修理に関し、

その対応に腹を立てた消費者が、

経緯をネットで公開したのです。

東芝側はホームページの一部削減をさせるため

「名誉権と営業権に基づく妨害排除の請求」の

仮処分を申請しました。

しかし、社会的な批判が高まり、

急遽謝罪を表明したのです。

仮処分の申し立ても取り下げました。

やはり、企業と言えども法の下には

個人と平等なのですよね。

「はてなダイアリー」のユーザーとして

デンマンさんが「はてなダイアリー」の問題点について

たくさん記事を書いています。

ユーザーと「はてなダイアリー」との関係も、

もちろん対等であるべきですよね。

ユーザーが不満を表明し、

釈明を求めているのであれば、

「はてなダイアリー」も誠実に対応すべきだと思います。

ネットの世界は単に現実世界の

向こうの虚像ではありません。

東芝事件のように、

ネット上で激しさを増したユーザーの声は、

間違いなく現実社会に戻ってくるからです。

デンマンさんが「はてなダイアリー」を批判しています。

興味があったら次の記事を読んでみてくださいね。

『はてな批判 (2009年5月24日)』

ところで、英語の面白い話をまとめました。

興味があったら、

次のリンクをクリックして

読んでください。

■ 『あなたのための 楽しい英語』

■ 『性の俗説 (2008年3月4日)』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。


 





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