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性的表現とロマン
by デンマン & 卑弥子
2010年8月25日
件名:小百合さん、おはよう!
胸の痛みは取れましたか?
きゃはははは。。。 Date: 22/08/2010 2:07:54 PM
なんだか初恋に胸を痛めている乙女のような事を言っていたけれど、もう元気が出ましたか? 相変わらず介護に追われていますか?
デンマンさん、やっぱり来てくれたのね
もちろんですよう。 どうして私がここに来たことが分かるの? ジューンさんが言った事を読んでないのですか? ええっ。。。ジューンさんが言ったこと? そうですよう。ジューンさんは次のように言ったのですよう。
Distance between two hearts is 愛し合う二人がどれほど離れていても、
ジューンさんが、このように言ったのですよう。
つまり、太平洋はデンマンさんと私の愛の絆の妨げにはならないと、夢のようなことをデンマンさんは信じているのですか? うへへへへへ。。。「信じるものは救われる」と、昔の人は言ったでしょう? そのような甘い言葉は初恋に胸を痛めている乙女に言ってくださいな。 小百合さんにも初恋に胸を痛めた乙女の心が、まだあるでしょう? 介護に胸を痛めている中年のおばさんの心だけですわ。 小百合さん。。。そのような夢も希望もないことを言わないでね。小百合さんは軽井沢タリアセン夫人なんですからね。 デンマンさんだけがそう思っているのですわ。 違いますよ。。。ウソだと思ったらGOOGLEで検索してください。軽井沢タリアセン夫人は、すでにネットでは有名になっているのですよう。だから、小百合さんも軽井沢タリアセン夫人の心を持って夢とロマンと愛を忘れずに前向きに生きるのですよう。 そのような夢のようなことばかり考えている訳にはゆかないのですわ。
だから、こうして大長寺の白いテーブルに座って、目を瞑るのですよう。。。ほらっ。。。軽井沢タリアセン夫人になれるでしょう?
そういうわけだから、小百合さんも元気を出してルンルン気分で過ごしてね。
デンマンさん。。。、いつまでも夢のようなことを言わないでくださいな。
あのねぇ~、人間はワンちゃんやニャンニャンと違って夢とロマンを持つことができるのですよう。。。介護に追われ、子供の世話に追われ、日常茶飯事に追いまくられて、ただ食べては、寝て、起きては食べて、また、犬のように、猫のように、その日、その日を繰り返してゆく。。。それでは、ワンちゃんやニャンニャンと変わりがないのですよう。 でも、デンマンさんのように夢とロマンだけを食べては生きてゆけませんわ。。。やっぱり、現実と向き合わなければ。。。 そうですよう。。。でもねぇ、どんなに忙しくても、人間として心にゆとりと、夢と、ロマンを持ちたいですね。。。そう思いませんか? 持ちたいですわ。。。でも、介護に追われ、子供の世話に追われ、日常茶飯事に追いまくられていると、もうクタクタになってしまって、夢やロマンどころではありませんわ。 でも、こうして僕のブログを読む時間があるではありませんか? せめて、ブログを読む時間ぐらいは。。。ところで、どうしてやらしいタイトルにしたのですか? 。。。ん? やらしい。。。? そうですわ。。。どうして急に“性的表現”などを持ち出してきたのですか? あのねぇ~、たまたまジューンさんが書いた文章が目に留まったのですよう。小百合さんも読んでみてください。 こんにちは。ジューンです。
そうですよね。
今日の“コーヒー”のお話は、
品がありませんよね。
でも、こういうお話って、けっこう
世界には転がっているものですわ。
たとえば、フランス語で“コン”は
女性器を表す俗語です。
かなり昔の作家に
「今東光」というお坊さんが居ました。
フランス人の前でフランス語で今さんが
自己紹介したとしたら、
まず間違いなく子供たちは
クスクス笑うと思います。
うふふふふふ。。。
日本語に訳すと、
かなりショッキングな響きになりますよね。
日本では女性器にあたる日本語はタブーです。
あなたが男性なら、女性の前では、
まず口にしないと思います。
日本人の女性なら、公衆の面前では
絶対に口にしない言葉ですよね。
でも、フランスでは、「コン」は
“アホ”、“バカ”、“のろま”と言うような意味で、
けっこう日常会話の中で使われるのです。
そういうわけで、日本人が考えるほど
ショッキングな響きはありません。
日本語の名称とは
ずいぶんとニュアンスが違います。
デンマンさんに伺ったら、
タイ人の女性の前で何度も
“コーヒー”と言ったらしいのです。
でも、全く嫌な表情を
浮かべなかったと言うのです。
「デンマンさんはナンパするつもりで言ったの?」
「いや。。。その時、僕は“ヒー”の意味を
知らなかったよ」
「それなのに、嫌な顔をしなかったの?」
「多分、僕に対して良い印象を持っていたから、
気にしなかったんだよ。うしししし…」
デンマンさんは、そう答えたものでした。
でも、今のわたしには分かりますわ。
つまり、デンマンさんを
“外人”だと思っていたから、
気にならなかったのだと思います。
ジューンさんが書いた上の文章を読んだので“性的表現”を持ち出してきたのですか?
もちろん、それだけではないのですよう。実は、「自壊する帝国」という本をバンクーバー市立図書館から借りてきてあるのですよう。
でも、借り出し期限が過ぎていますわね。8月3日までに返さねばならなかったのでしょう?
そうです。。。で、また更新したのですよう。2回まで更新できるのです。
今度は8月24日が返却日ですわね。もう返したのですか?
実は、この記事を書いているのは8月23日なのです。 つまり、明日、返さねばならないのですね? そうです。。。それで、僕はこれまで気になっていた性的表現について書こうと思ったわけですよ。 要するに「自壊する帝国」という本の中にデンマンさんが気になる性的表現が使われているのですか? そうなのですよう。 でも、タイトルからはポルノの本とは見えませんわ。 やだなあああァ~。。。「自壊する帝国」という本はメチャ真面目な本なのですよう。僕は「ソ連崩壊」のことで記事を書いたのだけれど、その時、この本から引用したのですよう。真面目な本だと言う事を知ってもらうために、ここに書き出しますから読んでみてください。
海外を巻き込んだ独立戦略
アメリカは、モロトフ・リッベントロップ秘密議定書に基づくソ連の沿バルト三国併合を認めていない。 1988年から沿バルト三国で独立機運が強まるにつれて、アメリカは工作活動を強化した。 (中略) アメリカにはラトビアの亡命政府が存在し、ワシントンに「大使館」もあったが、これまでは年金生活に入ったラトビア系移民の「お達者クラブ」のような状態だった。 アメリカ本国では平凡な若者たちがリガでは民族英雄になり、人民戦線顧問として破格の扱いを受ける。 アメリカはこの件で人民戦線を支援している。 日本だって南クリル(北方領土)返還をソ連に対して要求しているだろう。 (中略) 西ドイツは沿バルト三国の独立に関しては慎重というよりも冷淡だ。 西ドイツにとってはゴルバチョフがすべてだ。 (中略) 半年の間にこのアジトには西ドイツ製のコンピューターやコピー機、ファックス機が運び込まれ、椅子やテーブルも新品に買い換えられ、アジトというよりも事務所のようになって来た。 156-158、180-181ページ
あらっ。。。ずいぶんとお堅い本ですわね。1年前に書いた記事に引用したのですか?
そうです。。。上の引用された部分を読んだだけでもポルノの本ではない、と分かるでしょう。。。「ソ連崩壊」について書いている極めて真面目な本なのですよう。 つまり、デンマンさんは去年読んだ本をまた借りてきたのですか? そうですよう。 どうして。。。? 旧ソ連を崩壊させた人たちのことが書いてあるのですよう。。。登場人物がなかなか面白いのですよう。 。。。で、その本の中に性的表現が出てくるのですか? そうなのですよう。その箇所を読んでみてください。
欲望の塊
サーシャは三名の反体制活動家に目をつけた。 (中略) 二人目がビクトル・アクシューチツである。この人物は大学を中退し、税関に勤めていたが、そのときに検閲を担当し反ソ文献に触れ、ソ連体制が嘘で塗り固められていることを知って、反体制的心情を抱くようになった。 (中略) アクシューチツがロシア人民代議員に当選した後で、サーシャの仲介により私たち三人で昼食をとった。クレムリンのすぐ横にあるロシア・ホテルの一部が当時、議員宿舎になっていた。巨大なホテルで五千人くらいが宿泊できる。 (中略) ウオトカがますます進んで、お互いの人生観について話が及ぶと、もはやアクシューチツの独断場だった。 第二はキリスト教だ。人間は宗教なくして生きることができない。自覚しているかどうかは別として、みんな宗教を持っている。共産主義だって宗教だ。資本主義だって宗教だ。ファシズムだって宗教だ。歴史とは宗教と宗教の戦いだ。 「マサル、サーシャ、わかるか。三番目の価値が。女だよ、女。特に若いのがいい。オ○○コは政治にエネルギーを与える。キリスト教がダメなのは一夫一婦制をとっていることだ。旧約聖書を見てみろ。一夫多妻制じゃないか。これこそが神の秩序だ。俺にも議員のバッジがついたら、若い女がうようよ寄って来るようになった。女にとって男の精液は命の泉だ。わかるか」 その週末、サーシャから電話がかかってきたので、静かに話ができるクロポトキンスカヤの共同組合カフェで落ち合うことにした。 212-215ページ
あらっ。。。いやですわ。。。伏字にしてあっても、すぐに分かりますわよう。
あのねぇ~、本の中では伏字は使われてないのですよう。 あらっ。。。マジで。。。マジで。。。そのものズバリ!が印刷されているのですか? そうなのですよう。。。だから、初めて読んだ時はすっご~く衝撃的でしたよう。 デンマンさんは、どうして伏字にしたのですか? あのねぇ~、かつて「フルーツブログ」では“セックス”が禁止用語だったのですよう。記事の中に“セックス”という言葉が使われていると投稿できなかった。。。結局、僕のブログは削除されてしまった。 「フルーツブログ」とは、そういう所です。。。馬鹿馬鹿しい話だけれど事実です。 だから、女性器の俗語をズバリ!書き出すと、僕のブログが削除されるかもしれないと思って真ん中の2文字だけ伏字にしたのですよう。 出版業界では禁止用語になっていると思っていたのですけれど、そうではないのですわね。 僕も禁止用語になっていると思っていたのですよう。だから、上の本の中で初めて目にした時にはギョッとしましたよう。かなり衝撃的でした。でもねぇ、ヨーロッパや、ロシアや、アメリカ、カナダを旅行した人ならば。。。、また、現地の俗語が使用されているなら、まったく気にならないと思うのですよう。 ヨーロッパや、ロシアや、アメリカ、カナダでは、女性器や男性器の俗語がそれほど頻繁に使われるのですか? ジューンさんが書いている通りですよう。 フランスでは、(女性器の)「コン」は “アホ”、“バカ”、“のろま”と言うような意味で、 けっこう日常会話の中で使われるのです。 そういうわけで、日本人が考えるほど ショッキングな響きはありません。 日本語の名称とは ずいぶんとニュアンスが違います。
でも、性的表現とロマンが、いったいどのように関係しているのですか?
旧ソ連を崩壊させた男の中に、ビクトル・アクシューチツのような男が居たと言うのは実に面白いと思いましたよう。この男にとってのロマンとは次の言葉で言い表されていると思うのですよう。 俺にも議員のバッジがついたら、
若い女がうようよ寄って来るようになった。
女にとって男の精液は命の泉だ。わかるか でも、このロマンはビクトル・アクシューチツさんの独断と偏見ですわ。 そうですよう。。。その通りですよう。。。でもねぇ、歴史的なソ連崩壊の裏に、こういう男が居たというのも事実なのですよう。そして、歴史上の大事件には、往々にしてこういう馬鹿馬鹿しい男のエネルギーの爆発が垣間見えることがある。たとえば、日本にもビクトル・アクシューチツのような男が居た。 マジで。。。? 江戸幕府が倒されて明治政府が立ち上がった頃、世良修蔵(せらしゅうぞう)という人物が居たのですよう。徳富蘇峰、大仏次郎、司馬遼太郎、早乙女貢といった作家が小説に書いている。世良は悪人扱いされているのです。 ちょうどビクトル・アクシューチツさんのように描かれることが多い。 なぜ。。。? 世良さんは奥羽鎮撫総督府の参謀となり、仙台より福島に入ったのです。会津藩主の松平容保さんは穏便に事を運んでくださいという嘆願書を出した。でも、世良さんは嘆願書を拒否した。世良さんの強硬な態度に会津藩士や仙台藩士は当然ムカついたのですよう。それで、明治元年閏四月二十日、福島の宿舎で暗殺されてしまった。その晩、泊まった旅籠(はたご)の金沢屋は、小説では遊女屋と書かれていることが多い。実際、世良さんは部屋で遊女と寝ていた。 つまり、小説ではビクトル・アクシューチツさんのような事を言ったことになっているのですか? そうなのですよう。白虎隊が神話化されている会津若松地方では、世良さんは今もなお大悪人とされているのですよう。でもねぇ、最近、新しい史料などによって世良さんは見直されているらしい。『ウィキペディア』には次のように書いてあります。
世良 修蔵(せら しゅうぞう)
天保6年7月14日(1835年8月8日)生まれ。 戊辰戦争においては同年3月会津藩征伐の為に総督九条道孝以下570名と共に派遣された。 閏4月20日未明、仙台藩士瀬上主膳・姉歯武之進、福島藩士鈴木六太郎、目明かし浅草屋宇一郎ら十余名に襲われる。 創作作品では京都などで活動したいわゆる草莽の志士として描かれることが多いが、上述のごとくそのような事実は無い。 なお、妻・千恵との間に一女があったが幼くして死んでおり、直系の子孫は絶えている。 出典:
。。。で、結局、性的表現とロマンは、どうなるのですか?
あのねぇ、性的表現を使ってビクトル・アクシューチツさんのようなロマンを喋ると、あまりいい事はないとしみじみと分かりましたよう。 世良さんは、実際はどうだったのですか? ビクトル・アクシューチツさんのようなことを言ったのですか? 研究家の中には、世良さんが学者タイプの人だったと書いている人も居るのですよう。僕が思うに、世良さんはビクトル・アクシューチツさんのようなことを言ってないと思う。ただ、暗殺された日に遊女と寝ていたという事が尾びれ背びれが付いて悪者にされてしまったと思うのですよう。やっぱり、ロマンを語る時にはオシモの話はしない方が良さそうですね。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。 でも、あたくしがムカつくのは、フランスでは、女性器の俗語の「コン」が“アホ”、“バカ”、“のろま”と言う意味なのですわよ。 もし、日本語の女性器の俗語が“アホ”、“バカ”、“のろま”と言うような意味に使われるようになったら、あたくしは政府や、放送局や、文壇に抗議しようと思いますわ。 とにかく、あさっても興味深い話題が続きますう。
あなたが絶対、
見たいと思っていた
面白くて実にためになるリンク
■ 『きれいになったと感じさせる
下着・ランジェリーを見つけませんか?』
こんにちは。ジューンです。
旧ソ連崩壊のお話が出ましたが、
ロシア語で“女性器”は「エビ」
昔、海老原少尉は自己紹介の時に
困ったという話があります。
エビハラショー(ィ)
ハラショーは英語では nice とか
all right にあたります。
日本語では、「良い」、「素晴らしい」、
とか、「了解」という意味になります。
私は エビハラショー (ィ)です。
ロシア人の耳にはどう聞こえるのでしょうか?
うふふふふ。。。
ところで、卑弥子さんが面白いサイトを
やっています。
興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして
覗いてみてくださいね。
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ
YouTube 動画
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