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こんにちは
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『肥後ズイキ』って
どんな形してるの? by Akira Kato
February 29, 2004
一口に『肥後ズイキ』と言っても
肥後ズイキは別名、ハス芋と呼ばれるのですが、これは元々食用として栽培されたものです。しかし、『肥後ズイキ』という言葉を耳にすると、 たいていの人が女性用性具を連想するのではないでしょうか?それほどこの言葉は江戸時代の頃から広まっています。 肥後というのは現在の熊本県のことですが、 『肥後』が日本のどこに当たるのかはっきり分かっていない人でも『肥後ズイキ』がどのようなものなのか、よく知っている人は意外にも多いのです。 最も一般的に知られているのが右の写真に示すようなこけし型のものです。落語などに出てくるものはこの形のものを指すようです。 つまりこれは女性が主に使うわけです。どのように使うかは、この形から明らかだと思うので、特に説明の必要はないと思います。ただし、これをそのまま使うのではありません。 もちろんそのままでもかまいませんが、ぬるま湯に浸したほうが女性自身に優しくフィットすると思います。 この形の他にもいろいろとあって、かんぴょうのように紐のままなのもあります。これは、ぬるま湯に浸したあとで、男性の一物に巻きつけて使うわけです。 つまり一物が大きくなるわけで、女性の性器に挿入した時に『締まり感』がグッと良くなるというわけです。
あと、圧倒的に多いのはリング状のものです。左上の写真に示すのがそのうちの一つです。輪の中に舌のような物がありますが、これがこのリングのミソです。 つまり、このリングは女性ではなく男性が装着します。この輪を、一物の根元のほうへ押しやってつけるわけです。この時に、 舌のような物が上方についていることを確認する必要があります。舌だからといって下では駄目です。 なぜかというと、男性がピストン運動を始めると、 この舌のような突起が女性のクリトリスに当たるわけですね。普通の状態では、体位を工夫しないと、 ピストン運動の最中にクリトリスを愛撫するという事はなかなか出来ないものです。このリングを装着することによって、それが可能になるというのが、このズイキのミソです。 注意することは、この場合は特に、ぬるま湯に浸すことが肝心です。そうでないと、女性の敏感な花芯を傷つけることになりかねません。 このサイトはアダルトサイトではありませんから、これ以上さまざまなものを紹介できません。とにかく、さまざまなものがありますが、こけし型、リング型、紐型が主流です。
「ずいき有ります」なんて看板は熊本でしか見られない。 昭和40年代には、熊本へ行くと、たいていの薬局で「肥後ずいき」を売っていたものです。「ずいき有ります」なんて看板が出ていました。 駅のプラットフォームで立ち売りさえしていたものです。それが、いつのまにか売らなくなってしまったようですね。「駅弁当」には肥後ズイキが入っているのですから、 性具としての肥後ズイキを売っていてもおかしくないと思うのです。実際、熊本を訪れる観光客の中には、どっさりと買ってゆく人が結構いるということを聞きました。 ずいきの生産は、熊本の隠れた重要産業の一つだとも聞いています。 子供の教育上よろしくないということなのでしょうが、個人的には、そうは思いませんね。 最近は性教育について昭和40年代とは比べものにならないほど関心が高まっています。 もちろん、エイズが広まったと言うことがあげられます。性教育の一環としてエイズについて教えなければならなくなったと言うことが性教育を考える大きな要因になったようです。 性的なことは、子供は早くから関心を持つもので、私は小学6年生の頃には肥後ズイキという言葉を知っていました。上級生からそういう話を聞かされたのです。 つまり、どうせ知るのだから、ちゃんと学校で、性教育という形で、正しい知識を生徒に教えるべきだと思いますね。
肥後ズイキの人気の秘密は? 性具を好まないと言う人は好む人と同じ程度には居るのではないかと私は思っていますね。個人的には、こういう道具を使って快感を高めるというのは、好みません。 女性の中にも、このような性具を好まないと言う人は結構います。しかし、実際には、アダルトショップでバイブレーターとか、この種の性具が売れているのですから、 性具を使っている女性も確かに居るのでしょう。 肥後ズイキが江戸の大奥で使われ始めたという事は、このことを考える上で、いろいろと示唆に富んでいると思いますね。 大奥はいわば特殊な社会です。つまり、女ばかりの生活集団ですから、一般の社会と同じに論ずることは出来ないでしょう。 肥後ズイキが大奥で使われたエピソードを前のページ(肥後ズイキが性具になったきっかけは?)で紹介しましたが、性生活を経た30代の女性がそのような状態に置かれたら、 肥後ズイキを愛好する気持ちもうなずけます。 それにしても、肥後ズイキというのはかなり原始的な性具です。あまり長持ちしないらしいのです。この点が、 牛や鹿の角を加工して作った張形(はりがた)とは根本的に違っているわけです。しかもアレルギー体質の人は肥後ズイキを使うとかぶれや湿疹などを起こすこともあるそうです。 また、ちょっと手間がかかりますね。人肌ほどのぬるま湯を用意して、それに肥後ズイキを2~3分浸けます。表面が柔らかくなるまで待って、やっと準備が完了します。 それなのに、結構人気があるのはどうしてだろうという疑問を持ちました。 私なりに得た結論というのは次のようなものです。 肥後ズイキで張り形を作った場合、牛や鹿の角を加工して作った張形(はりがた)とは決定的に違うことが一つだけあります。それは何かというと、 ズイキの葉柄(はへい)からは少量の粘液が出て、この粘液の中には、モホゲンチジン酸という水溶性の柱状結晶が含まれているのですね。 (サポニンとも呼ばれるようです。)それが女性のセックスを刺激するのです。その感じは、かゆいようなムズムズするような微妙なもので、それがたまらないという女性が居るのです。 熱い感じでムズムズしてくるようで気分的にも高揚する、と言う女性も居ます。 あなた、山芋食べたことありますか?あの山芋、口の周りなどにつくと、痒いことありますよね。あのかゆみだそうです。 山芋も、肥後ズイキも同じ仲間ですから、同じような成分を持っているのに違いありません。 ところで、人間が一番耐えられないのは何だか知っていますか?痛みでも熱さでも無いんですね。 何と、痒さなんです。肥後ズイキはその痒さが滲み出てくるわけです。 SM(サディズム・マゾヒズム)趣味のある人は、好んで肥後ズイキを使うそうです。私はどうも、こういうのは趣味ではありませんが、 何となく分かるような気もします。つまり、サディスティックな男が、女性の両手を背中に回してその手首を縛ってから、あそこに肥後ズイキを挿入してあげるのだそうです。 女性は、ズイキを取り出すことが出来ないことになります。マゾヒスティックな女性は、こうされることにたまらない快感を得るのだそうですが、 こうまでして快感に浸るのは、異常とは言いませんが、どちらかと言えば変態がかっているような気がします。 この肥後ズイキの粘液から女性用の媚薬も作られていて、江戸時代から愛用する人がいたと言います。今でも作っているところがあります。 『瑞喜の華(ずいきのはな)』なんて呼ばれています。もちろんこの他にもいろいろな名前で売っていますが。。。
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