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IP 電話って
by Akira Kato
January 5, 2004
そもそも、IPって何ですか？ IPとはインターネット・プロトコルの略で、インターネット回線での通信規格のことです。 つまり、ひと口で言えば、インターネットを利用した電話のことです。 インターネット回線を使うということが、音声をそのまま電話回線で送る従来の固定電話や携帯電話との大きな違いです。 IP電話、つまり「インターネット電話」は、音声をパケットという小さなデータに分割してインターネット回線などで送受信する仕組みの電話です。 かつてのIP電話は通話音声が遅れたり途切れることもありましたが、最近は音声データを優先的に送る技術の開発などで改善されています。 IP電話にはパソコンからパソコンにかけるタイプ、パソコンから電話機にかけるタイプ、電話機から電話機にかけるタイプなどがあります。 中でも電話機から電話機にかけるタイプは従来の電話機にアダプタを取り付けるだけで手軽に使えるので、家庭にも広がりつつあります。さらに、 企業での導入例も増えています。
IP 電話のどこがそんなにいいの？ IP電話の最大のメリットは通話料金です。常時接続のインターネットの料金が定額であるのと同様に、ブロードバンド回線を利用するIP電話も、 ほとんどが通話時間や相手の距離にかかわらず料金が一定です。 また、IP電話ユーザ同士の通話は無料であることも多いのです。 従来の電話がユーザごとに電話回線が割り当てられていたのに対し、IP電話は多人数でひとつの通信回線を利用できるなど通信回線の利用効率が高いので、 低コストで運営できるというわけです。 また、IP電話は各地の通信拠点をインターネットで結んでいるので、長距離通話になるほど割安感が得られます。
どうすればIP 電話使えるの？ 最近、街頭でもIP電話加入のキャンペーンが行われていますから、あなたも、そのような電話を扱っている会社があることをご存知でしょう。 あたりまえのことですが、まず「インターネット電話」を扱っている会社に申し込みます。 契約を交わすと、通話音声をパケットデータに変換するアダプターが渡されます。 回線工事終了後に、これを電話機に接続すればIP電話を使えるようになります。 プロバイダ各社が続々とIP電話に参入してきているので、今後はさらに加入しやすくなるでしょう。ただし、 IP電話を利用するにはADSLや光ファイバーなどの高速回線に接続していることが条件となります。 使い方は従来の電話と同じで、相手の電話番号をダイヤルすれば通話できます。
安子の電話
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