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「濊」をどうしても辞書に加えたい
Akira Kato
October 1, 2003
『今昔文字鏡』で部首表の中から「さんずい」をクリックすると、右枠の中に上で示すように「濊」の字が現れます。 『今昔文字鏡』は、文字鏡研究会が(株)エーアイ・ネットと協力して開発した文字入力システムです。無料なのが良いところです。 収録文字数は約12万字です。諸橋轍次著『大漢和辞典』(大修館書店刊)に収録される約5万の見出し漢字がすべて収録されています。 また、Unicodeとして知られる日本・中国・韓国の文字を一括で扱うための規格ISO/IEC 10646のCJK漢字も収録されています。 更に、甲骨文字、西夏文字(上に示した文字はその一部です)、現代中国で使われている簡体字、変体仮名まで、多種多様な文字が収録されています。 どのように入手してインストールするかは、このページ (数十万語の漢字を使うには どうすればいいの?) を見てください。   どのようにして『今昔文字鏡』の文字を、IMEの辞書に加えるの? 画面右枠に「さんずい」を含んでいる文字が表示されますが、色分けがされています。それぞれの色は次のような意味です。
スクロールバーを下げながら、初めから順に見てゆくと、少し時間がかかりますが見つけることができます。 この「濊」は青色で表示されていますから、ユニコードで規定されています。つまり、Windows XP の IME (Input Method Editor) の辞書に加えることができます。加えるためには、先ずクリップボードにコピーします。
文字の上にマウスを移して右ボタンをクリックします。すると、上に示すようなメニューが飛び出します。 Select format and copy をクリックすると、さらにメニューが現れます。 その中から Unicode Text をクリックすると、クリップボードへ所望の文字をコピーしてくれます。
IMEの辞書に『今昔文字鏡』の文字を加える IME のラングエージ・バーのツール・アイコンをクリックして、その中から「新しい言葉を加える」項をクリックすると、下に示すようなダイアログ・ボックスが現れます。 クリップボードにコピーした文字がすでに自動的に書き込まれています。
読み方を書き加えて ボタンをクリックすると辞書に加えることができます。 「濊」と同様に、普通のワープロには、「悰」の字もありません。それで多くのウェブページの作者はこの文字でいろいろと頭を悩ませています。 このページ (コンピューターにない文字を どうやって表すか?) を見るとその涙ぐましい様子がよく見て取れます。
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